土佐豊、史上最速タイ関取…再生目指す時津風部屋に希望の星

大相撲春場所（３月９日初日、大阪府立体育会館）の番付編成会議が３０日、両国国技館で開かれ、東幕下４枚目・土佐豊（２２）＝時津風＝と西幕下３枚目・北勝国（２２）＝八角＝の新十両昇進が決定した。土佐豊は初土俵から所要６場所で、７９年秋昇進の高鉄山（元小結・板井）と並ぶ史上最速記録。力士死亡問題で揺れる時津風部屋にとっては再生への大きな希望となった。再十両は東幕下筆頭の旭南海（３０）＝大島＝と同２枚目の磋牙司（２６）＝入間川＝。

　逆風を力に　貴乃花も朝青龍も１０場所を要した。平成の大横綱を上回るスピード出世を果たした土佐豊は、両国の時津風部屋で行われた昇進会見に水色の着物で臨み「うれしい気持ちでいっぱいです」と興奮で声を震わせながら切れ長の目を細めた。

　名古屋で序二段、秋に三段目、九州で幕下を制した。勝負の初場所では、７９年に高鉄山が樹立した所要６場所の十両昇進最速タイ記録に挑み、一番相撲から５連勝。史上最高を更新する序ノ口から３０連勝を果たした。

　だが、その後は２連敗。「もうダメだと思ってずっと眠れなかった」。あきらめかけたからこそ、喜びは大きかった。電話で吉報を受けると、師匠の時津風親方（元幕内・時津海）の部屋のドアを力いっぱい叩いた。「いきなりドンドン鳴るからびっくりだよ」と親方。師匠への礼儀を忘れるほどの興奮だった。

　逆風をバネにした。昨年名古屋場所前に、兄弟子らによる暴行で序ノ口力士が死亡。前師匠は解雇され、大問題に発展した。心労から夏には体重も７キロ落ちた。捜査の心労で九州から休場する兄弟子３人のためにも白星を重ねた。「少しでも部屋が明るくなれば」。ひたむきな思いが２９年ぶりの大記録を導いた。

　得意は四つ相撲。特に強烈なつり技に個性が光る。会見後にはふるさとの高知へ帰郷。相撲を始めたのは昨年２月３日に８４歳で亡くなった祖父・森下隆治さんの影響が大きい。しこ名の「豊」は戒名からもらった。「おじいちゃんにいい報告ができます。春場所は勝ち越したい」。外国人パワーが席巻する土俵で、楽しみな星が誕生した。

　◆土佐豊　祐哉（とさゆたか・ゆうや）本名・森下祐哉。１９８５年３月１０日、高知県土佐市生まれ。２２歳。高知工高で高校横綱。東農大で４冠を獲得も、全日本選手権など主要大会を制覇できず幕下付け出しの資格を得られなかった。昨年春場所初土俵。同名古屋で序二段を制し、秋で三段目、九州で幕下と３場所連続で各段優勝。１７８センチ、１３４キロ。得意は右四つ、投げ。

参照元：スポーツ報知

白鵬と同期の北勝国も新十両

北勝国（２２）＝八角＝は初土俵が０１年春場所で白鵬と同期。初めて番付に載った同年夏場所では５番相撲で、現横綱と対戦し黒星。「立ち合いで変化され、前に突っ込み手をついたら、右の人さし指と中指を骨折した」。肩も脱臼していたため、休場に追い込まれた。その後も右手首、胸骨の骨折などけがに悩まされたが克服しての新十両。垣添（２９）＝武蔵川＝に似ており、ファンに間違えられることも。「早くファンに北勝国と認識されるようになりたい」と話した。

　◆北勝国　英明（ほくとくに・ひであき）本名・林英明。１９８５年６月７日、山形・鶴岡市生まれ。２２歳。小２のときに鶴岡少年教室で相撲を始める。鶴岡四中２年で全国中学大会団体戦ベスト１６。０１年春場所初土俵。得意は右四つ、寄り。趣味はスポーツ観戦。１７８センチ、１３３キロ。家族は両親、兄２人と妹。

参照元：スポーツ報知

遼バーディー王だ！今季１Ｒ平均４個目標

【シドニー（オーストラリア）３０日】２月５日の全英オープン予選でプロゴルファー初戦を迎える石川遼（１６）＝パナソニック＝が３０日、今季の目標に“バーディー王”を掲げた。予選会場のザ・レイクスＧＣ（パー７３）で２回目の練習ラウンドを行い、後半のアウトで人生２度目のハーフ２イーグルを決めるなど１アンダー７２。手応えをつかむと、今季は１ラウンドで４バーディー以上をノルマに課した。

　プロ元年に高い目標を設定した。石川は練習後「ノルマとして、どういうコースでもバーディーを平均で４個を目指していきたい。去年も（バーディー率）４点台という選手はいない」と口元を引き締めた。

　「バーディー率」とは１ラウンドあたりのバーディー獲得率で、昨年の日本ツアー１位はブレンダン・ジョーンズの３・７５。４点代なら“バーディー王”の座に就くことも可能だ。公約通り、この日は４つのバーディーに加え、昨年８月のポロジャパンジュニアクラシック関東予選以来、人生２度目となるハーフ２イーグルを達成した。

　後半の２番パー５。６アイアンで２オンに成功し、ピン奥６メートルのフックラインを読み切りプロ初イーグル。さらに５番パー４でも、左ラフから残り７５ヤードの第２打をサンドウエッジで直接ねじ込んだ。「うれしいですね。少しずつ良くなってきた感じ」一方で、５ボギー、１ダブルボギーという激しい出入りを反省。「まだまだです」というグリーンの感触をつかむべくアプローチ練習を繰り返した。

　今予選は１日３６ホールで争われ、上位４人が全英切符を得る。同ＧＣで行われた昨年のトップ選手は合計１１アンダー。２位が８アンダーで、残り２人が５アンダーだった。その結果に照らせば、現在のスコアでは本戦出場は難しい。だが１６歳の驚くべき吸収力と高い目標設定が、ハイスコアを生む可能性はある。

　◆バーディー率　バーディー以上のホール数÷総ラウンド数で算出。昨季の１位はジョーンズ、２位は小田孔明の３・７０、賞金王の谷口徹は３・６６の３位だった。石川はプロツアー８戦でバーディー以上のホールは９３（うち１イーグル）。バーディー率は３・４４で８位相当だった。

参照元：スポーツ報知

興毅「学ぶ」軽量級最強王者

プロボクシング亀田３兄弟の長男・興毅（２１）＝協栄＝が３０日、メキシコへ出発。３月２２日の再起戦（千葉・幕張メッセ国際展示場第２ホール）へ向け、現地でＷＢＣ世界スーパーフライ級王者、クリスチャン・ミハレス（２６）＝メキシコ＝と約１週間のスパーリング合宿を行うことを成田空港で明かした＝写真＝。

　８か月間のブランクで薄れた勝負勘を取り戻す。興毅は「ミハレスとやるで。ビッグネームやな。こっちもスパーリングをやりたいし“合体”ってとこやな」と息巻いた。軽量級の最強王者が、２月中旬の防衛戦へサウスポーとのスパーを希望。興毅の「強い相手とやりたい」との思惑と一致した。約１週間、３０ラウンドをこなす予定だ。

　フライ級王座を目指す興毅の１階級上。絶好の腕試しに「学ぶことはあるやろな。めったにない機会だがら楽しみ」と目を輝かせた。２月中旬までの武者修行では、ほかの強豪とのスパーも予定。ホセ・ロペス・ブエノ（スペイン）との再起戦はもちろん、年内目標２階級制覇への礎を築く。

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男子も負けた！結婚公表の宮崎涙「絶対五輪切符を取る」

◆ハンドボール北京五輪やり直し男子アジア予選　日本２５（１１―１４、１４―１４）２８韓国（３０日・国立代々木競技場）　北京切符をかけた日韓一騎打ちによる“やり直し”予選の男子で、２０年ぶりの五輪出場を目指した日本は、韓国に２５―２８で惜敗した。２９日の女子に続き、ホームで北京五輪出場権の獲得に失敗。だが「中東の笛」を乗り越え、日本中の期待を背負い、１８年間白星を奪えなかった韓国に大善戦。マイナー競技の魅力と感動を存分に伝えたエース宮崎大輔（２６）＝大崎電気＝は「絶対五輪切符を取る」と最後のチャンスとなる世界最終予選（５月３０日～６月１日・開催国未定）に向けて涙の決意を固めた。

　ミスターハンドボールの目から本物の悔し涙があふれ出た。１万２５７人に膨れ上がった大観衆を見回し「これだけの会場で、ウソ、偽りのない試合がやれた。本当に声援がうれしかった」。“中東の笛”を排除したガチンコ勝負で惜敗。ハンドボールの魅力と感動を伝え切った宮崎は、目を真っ赤にして感涙。会場で波打つジャパンブルーとコリアンレッドに「鳥肌が立った。熱いものがこみ上げた」。経験したことのない会場との一体感を宮崎は全身に感じた。

　大接戦だった。１９９０年以降１８年間も勝っていない強敵に３点差まで詰め寄って負けた。結成１か月の急造チーム。一致した決意は「絶対に後には引かない」。ゴール前で火花散る激しい肉弾戦を展開、気迫は連鎖して、前回の対戦で単独で１３点を奪われた身長２０３センチの欧州得点王、尹京信をわずか２点に抑えた。

　ハンド界で唯一ＤＶＤを出し、多くの女性ファンに支えられている宮崎。だが、この日朝には結婚していた事実をテレビで公表して自らを追い込んだ。「スカイ・ハイ」と呼ばれる宮崎の“ムササビシュート”は初めからマークされた。自らおとりになって韓国ＤＦを引きつけ、空いたスペースに、左右の位置からシュート力を持つ末松、門山が得点。闘志むき出しのプレーにＧＫ坪根もスーパーセーブを連発。宮崎も前半１０分過ぎには顔面をはたかれながら得点を決めた。

　写真集の出版、飲料水など３社からＣＭのオファーも届く人気者の目指す「ハンドボールのメジャー化」に大きく近づいた。「これで結果を出したらもっとメジャーになれた」試合後に漏らした言葉に悔しさをにじませた。身長１７３センチと小柄ながら抜群の身体能力でＴＢＳの特番「スポーツマン・ナンバーワン決定戦」で２度総合優勝。個人ブログのアクセス数は、いまや６倍の約４万７０００件に達し、近日中には結婚に関する詳細をブログ内でファンに伝えるという。

　２月７日からは、ナショナルトレーニングセンター（東京・北区）で合宿に参加。４月のアジア選手権（熊本）を経て、６月の世界最終予選に向ける。「これからが日本のスタート。絶対、切符つかむ」。ハンドボールの真の人気定着と、悲願の五輪出場という重大な使命。バブル人気で終わらせはしない。

　◆宮崎　大輔（みやざき・だいすけ）１９８１年６月６日、大分県生まれ。２６歳。姉の影響で小学３年からハンドボールを始める。大分国際情報高２、３年とインターハイ得点王。日体大在学中にスペインへ２年間留学。帰国後の０３年に日体大を退学し、大崎電気とプロ契約。０４年度の日本リーグ優勝。０５年世界選手権出場。垂直跳び９０センチ以上の運動能力で０６、０８年にＴＢＳ系のスポーツマンＮｏ．１決定戦で優勝。代表通算６３戦２８０得点。１７４センチ、７３キロ。血液型Ａ。

　◆世界最終予選　男子は５月３０日から６月１日に開催予定（開催地は未定）。１２チームが参加し、４チームずつ３組に分かれて各組上位２チーム、計６チームが北京五輪出場権を獲得する。日本のほかには、昨年の世界選手権２位のポーランド、４位フランス、５位クロアチアや各大陸代表のアルゼンチン、チュニジアなどが参加。日本はクロアチア、ロシア、アルジェリアと同組となる。

参照元：スポーツ報知

Ｋ―１日本人最強決定へ…６月にも武蔵ＶＳ沢屋敷

Ｋ―１を主催するＦＥＧは３０日、東京のフジテレビで記者会見を開き、今年度のワールドＧＰ年間日程を別表の通り発表した。６月下旬には、ワールドＧＰ日本代表を決めるジャパンＧＰを３年ぶりに開催することも決定。谷川貞治イベントプロデューサー（４６）は、武蔵（３５）＝正道会館＝と沢屋敷純一（２３）＝チームドラゴン＝の日本人頂上対決を年内に組むことを確約した。

　会見で並んだ武蔵と沢屋敷は、互いを意識して視線を合わせなかった。やや緊迫した空気の中、谷川ＥＰはあえて言った。「やらなくてはいけないし、早いうちにやった方がいい。温めておくようなカードではない」。ファンが望む日本の新旧エース対決は、今年中に実現する。

　実現の最有力候補は６月下旬の日本ＧＰだ。ワールドＧＰ常連だった武蔵は、昨年は結果が出ずに落選。日本ＧＰで一から出直す。昨年のワールドＧＰ８強の沢屋敷は、すでに今年の開幕戦の出場権を得ているが、谷川ＥＰは「経験を積ませた方がいい」と日本ＧＰに出場させる考え。トーナメント初戦であえて直接対決を組むことも考えている。

　武蔵は「彼なりに頑張っているし、頑張ってほしい」と若きライバルにエールを送り、沢屋敷は「ディフェンスの技術とポイントの取り方は誰よりうまいと思う」と歴戦の先輩を立てた。グローバル化を目指すＫ―１を、日本のエースとホープが盛り上げていく。

　◆欧州、中東に“拠点”設立へ　ＦＥＧは０８年のＫ―１のコンセプトとして「グローバル化とローカル化の推進」「日本人ファイター新世代育成」の２点を掲げた。２０１１年の開催を目標とするＫ―１Ｗ杯構想の一環で、本年中に欧州、中東に現地法人を設立する予定。谷川ＥＰは「アラブの王様からもぜひＫ―１を開催してほしい、と言われた。サッカーに負けない組織力を目指していきたい」と話した。

参照元：スポーツ報知

岡田監督、２・６タイ戦は俊輔断念

◆キリンチャレンジ杯２００８第２戦　日本―ボスニア・ヘルツェゴビナ（３０日・国立競技場）　日本代表の岡田武史監督（５１）が２９日、ＭＦ中村俊輔（２９）＝セルティック＝のＷ杯３次予選タイ戦（２月６日・埼玉）の招集を見送った。日本協会の小野剛技術委員長（４５）がこの日明かした。３０日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は俊輔抜きのタイ戦へ向けた大事なテストとなる。

　俊輔合流は消滅した。この日、セルティックからレターが届いた。日本協会側は２月２日に決まったスコットランド杯５回戦キルマーノック戦に俊輔を出場させず、３０日のマザーウェル戦終了後の帰国が可能なら招集したい意向をセルティック側に示していた。

　しかしセルティック側から送られてきた回答は、キルマーノック戦後の帰国を希望。小野委員長は「長いけがから回復してきたばかりなので、彼のコンディションを考え、招集を見送りたいと返答した。双方が納得の上のこと」と語った。

　タイ戦はボスニア戦と同じメンバーで臨むことに決まった。指揮官はこれまでにない強い決意を語った。「攻撃面でチリ戦は言い訳ができる条件があったかもしれない。久々のゲームであったり、あれだけプレッシャーをかけてくるチームはないだろう。今度は言い訳が許されない。ミスを減らしてシュートまでどれくらい持っていけるか、そういうところは楽しみにしている」強い口調で話した。

　まだ１試合しかしていないが「言い訳できない」と岡田監督が言うのは、タイ戦がオシム監督時代も決定的な仕事をしてきた俊輔抜きでも勝たなければいけない試合だからだ。俊輔が合流できなくなったからこそ、ボスニア戦の重要度はさらに増したといえる。

　チリ戦後、選手にミスの多さを指摘した。予想以上のプレッシャーや初戦で動きが固かったためと分析するが、今回は内容で前進がなければタイ戦に不安を残す。だがどんな相手にも「我々の素早さ、忍耐力がどこまで通じるか試してみたい」と結果、内容を求めるつもりだ。

参照元：スポーツ報知

小野「契約しました」…ボーフム移籍が決定

【ボーフム（ドイツ）】Ｊ１浦和の元日本代表ＭＦ小野伸二（２８）がドイツ１部リーグのボーフムに移籍することが２９日、決まった。フェイエノールト（オランダ）を２００５―０６シーズン途中に退団した小野が欧州でプレーするのは２季ぶり。

　クラブ間では条件面などで基本合意しており、この日の身体検査でも問題がなかった。チームの練習に参加後、代理人と事務所から出てきた小野は「契約しました」と話した。３０日に記者会見する。

　小野は１月初めにボーフムの練習に参加した際は、左足首のけがの影響で契約には至らなかったが、治療と調整で回復。ボーフムからあらためて獲得の申し入れを受け、２８日にドイツ入りしていた。

参照元：スポーツ報知

ハンド男子は決める！「許せない」モードで決戦へ

◆ハンドボール北京五輪やり直し男子アジア予選　日本―韓国（３０日・国立代々木競技場）　女子の敗戦を目の当たりにした男子代表は３０日、日本中の期待を背負い、女子のリベンジと２０年ぶりとなる北京五輪切符獲得の大一番に出撃する。

　男子が「許せない」モードで２０年ぶりの五輪切符に挑む。ハンドボール男子日本代表は２９日、会場で最終調整。キャプテンの中川善雄（大崎電気）は、妨害工作を繰り返すＡＨＦへの怒りもパワーに変えてコートに立つ。

　「東京都の２０１６年夏季五輪招致」にまで“脅し”をかけきたＡＨＦに対し、中川は「許せませんね」と拳を握った。無効となった昨年９月のアジア予選で敗退後、選手たちは屈辱を忘れないために、胸に「忘れない」と書かれたＴシャツを製作、その後の大会などで着用してきた。その発起人は「“許せないＴシャツ”もいいですね」とニヤリ。

　この日夜は女子を応援し、会場の雰囲気もつかんだ。「緊張しないで自分たちのプレーをしないと」理不尽な笛のないガチンコ勝負。女子の敵を討つ準備は整った。

参照元：スポーツ報知

朝青龍Ｖ逸「今でもショック」細木数子さんに激白

初場所で３場所ぶりに復帰した横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が２９日、謹慎明け後初となるテレビ番組「ズバリ言うわよ！」（ＴＢＳ系）に出演した。「解離性障害」治療中のモンゴルを訪れるなど親交ある細木数子さん（６９）が出演する番組ということもあり、夕方に収録し、午後９時からの緊急放送となった。

　横綱・白鵬（２２）＝宮城野＝に優勝を奪われた１５日間については「今場所は勝ちにこだわりたかった。弱いところを見せたくなかった。今でもショック」と振り返った。巻き返しを図る春場所に向けては「筋トレをもっとやっていきたいと思う。場所が終わっても気持ちは燃えてます」と闘志満々。白鵬を破っての２２回目の優勝に意欲をみせた。

参照元：スポーツ報知

横峯さくら、古閑美保ら推薦出場…米女子ゴルフ第２戦

米女子ゴルフツアー第２戦のフィールズ・オープン（２月２１―２３日・米ハワイ州コオリナＧＣ）の大会事務局は２９日、横峯さくら、古閑美保らが主催者推薦で出場すると発表した。

　佐伯三貴、飯島茜、茂木宏美、アマチュアの森田理香子（京都・京都学園高）のほか、米国からはミシェル・ウィーが推薦枠で出場。ツアー参加資格を持つ宮里藍や今季から米ツアー挑戦の上田桃子も出場を予定している。

参照元：スポーツ報知

桃子１３位、藍１８位で変わりなし…女子ゴルフ世界ランク

女子ゴルフの最新の世界ランキングが２９日に発表になり、上田桃子が１３位、横峯さくらが１７位、宮里藍が１８位、不動裕理が２０位、大山志保が２２位で前週と変動はなかった。１位のロレーナ・オチョア（メキシコ）らトップ１０も変わらなかった。（共同）

参照元：スポーツ報知

石川遼、練習で池ポチャも在豪邦人１００人が味方

　【シドニー２９日】気温３０度。快晴、常夏の大地でプロ初戦を迎える石川に頼もしい援軍が現れた。午前１０時過ぎにシドニー空港到着ロビーに姿を見せた石川は、３時間後に決戦の舞台、ザ・レイクスＧＣで練習を開始した。

　原則としてクラブメンバーの同伴が義務づけられているため、日本人会員の鴨粕幹夫さん（５４）とラウンド。１番ホールの第１打をいきなりフェアウエー左の池に打ち込んだ石川は、オーストラリアで英語学校を経営しハンデ８の腕前を持つ鴨粕さんから、全ホールの攻略法を丁寧に伝授された。

　ゴルフ人口急増中の同国では近年は会員になるのが困難で、同ＧＣの在豪邦人会員も現在はわずか５人。関係者のツテをたどって願ってもない実地“授業”がかなった。バーディー３つと出来には不本意な石川も「本当に助かりました。一人で回るよりも３倍も４倍もためになった。グリーンの速さも目で見るだけではわからなかった」と充実の表情。予選までの６日間で８ラウンドを希望しているが、会員たちが可能な限り応えてくれる方向だ。

　鴨粕さんは「シドニーにはゴルフが好きな日本人のコミュニティーが多くある」と１００人規模の在留邦人が応援に訪れる可能性も浮上。予選に出場する５４人のうち、日本人は石川だけ。「サポートしてくれる人たちのためにも予選を通過したい」“完全アウェー”の戦況を温かいバックアップで乗り越える。

参照元：スポーツ報知

興毅“夕方から”出直し！元ＷＢＯ王者ブエノ戦決定

プロボクシング亀田家長男・興毅（２１）が３月２２日に千葉・幕張メッセ国際展示場第２ホールで、元ＷＢＯ世界フライ級王者、ホセ・ロペス・ブエノ（３３）＝スペイン＝とノンタイトル戦を行うことが２９日、協栄ジムから発表された。再起戦を生中継するＴＢＳは世間の逆風を受け、放送時間をここ７試合続けていたゴールデンタイムではなく、０５年１１月以来となる午後４時からへと“後退”。昨年、世間を騒がせた亀田家を代表し、興毅が一からの出直しを図る。

　興毅が夕方から出直しを図る。亀田家と“セット”だったゴールデンタイム放送からＴＢＳが撤退。昨年１０月の二男・大毅（１９）の世界戦反則騒動の余波を受けてのものだった。ＴＢＳ関係者は「一連の騒動を真摯（しんし）に受け止めて、再出発をきちっとやるということです」と説明。夕方の放送は０５年４月のアランブレッド戦以来８試合ぶりだ。

　そんな逆風も力に変える勇気をもらった。故郷・大阪の府知事に弁護士でタレントの橋下徹氏（３８）が初当選。世間のバッシングにさらされた時期に擁護してくれた一人だった。５兆円の負債を抱え船出する新府知事に「頑張ってほしいな。（借金を）返したらすごい。俺も“浪速の闘拳”やし頑張らんと。（今後）大阪で試合もしたいし、その時は応援してほしいな」と“共闘”を誓った。

　ジムからの３か月の試合自粛処分もあり、リングは約８か月ぶり。興毅自身も「ブランクがどれだけ影響するかは俺自身にも分からん」と不安ものぞかせたが、年内にも挑戦を目指す２階級制覇のためにも負けられない。

　だからこそ最善を尽くす。プロデビュー以来、最長ブランクを埋めるため「いつもより早くスパーリングを始めたい」と３０日にメキシコに渡ることを急きょ決めた。「試合でしか結果は出されへんからな」。０７年に背負った負のイメージはリングで払しょくする。

参照元：スポーツ報知

“お宝遼品”限定発売！製造中止の愛用アイアン１０００セット

石川遼（１６）＝パナソニック＝がクラブ契約を結んだヨネックス社が、石川の使用するアイアンセットを３月に復刻、限定１０００セット販売することが２９日、分かった。すでに製造中止となっていたお宝アイアンが手に入る。石川は２月５日の全英オープン・オーストラリア予選出場のためシドニー入り。さっそく決戦の舞台であるザ・レイクスＧＣで練習ラウンドを行ったが、本番には１００人の大応援団の後押しも検討されていることが分かった。

　石川の人気に契約メーカー・ヨネックスの対応は早かった。契約発表から５日。その追い風に乗って、石川が愛用しているアイアンセット「サイバースターフォージドＣＢ」が限定発売されることになった。

　５年ほど前に発売された「サイバースター―」は、「軟鉄構造でヘッドの厚みを持たせたことで、打感がよくなった」（山本企画宣伝部長）と評判だったクラブで、石川も使用当初から「いいボールが打てる」と好感触を得ていた。ただ、０５年に販売を終えていたため、一般ゴルファーやファンは新品の入手はできなかった。しかし、今回、石川との契約を記念して、同社が男子ツアー開幕直前の３月末から４月ごろをメドに限定１０００セット（８本セット、１６万８０００円）を復刻販売することになった。

　ドライバーは新たに石川モデルが誕生する。現在石川が使用する「ニューナノブイ４５０Ｄ」は、一般に販売されているのはヘッドのロフトが１０、１１度のものだけ。石川のは９度で、シャフトも同社製のナノハイスピード０５０ではなく、グラファイトデザイン社のシャフト「ＴｏｕｒＡＤクワトロテックＭＤ―７ＴＸ」となっている。

　そのため、「石川と同クラブを使いたい」という要望には応えられない恐れがあった。しかし、ヨネックスではロフト９度のヘッドに、一般ゴルファーでも打ちやすいようにと「ＴｏｕｒＡＤクワトロテックＭＤ―７」のシャフトをつけて販売することを決めた。すでに契約発表会見で石川が身につけていた同社製のサンバイザー、キャディーバックなどは在庫がなくなる人気ぶり。遼モデルのクラブも注文が殺到することは必至だ。

参照元：スポーツ報知

日本ハンド女子、五輪へ出直し…３月最終予選に全力投球

◆ハンドボール北京五輪やり直し女子アジア予選　日本２１―３４韓国（２９日・国立代々木競技場）　「中東の笛」といわれる不可解判定が原因で、五輪予選史上初のやり直しとなったハンドボールのアジア予選は、日本と韓国の一騎打ちで開催され、日本の先陣を切った女子代表は２１―３４の大差で敗れた。３２年ぶり２度目の五輪出場は世界最終予選（３月）に持ち越しとなったが、中東の不正審判を初めて排除する歴史的一戦を実現した。

　スポーツの尊厳を勝ち取った歴史的試合だ。日韓が２０年以上も苦しめられてきた中東を排除して実現した再試合。本当の真剣勝負の舞台で、日本女子は１３点差で惨敗した。しかし、ベルト・バウワー監督（５６）は「この状況でプレーできる貴重な経験を積めた」。そう言い切った。

　五輪に６度の出場経験があり、金２個、銀３個の相手に、前回は「中東の笛」で勝った。だが、公平なデンマーク人審判のもと、明らかな実力差を見せつけられた。体の大きさを生かす韓国に、前半ですでに６点差をつけられ、後半は速攻からの得点で突き放された。慣れない大会場で若手もミスを連発。「自分たちのやりたいことができなかったが、これが私たちの実力」とエースの田中は振り返った。

　負けはしたが、やり直しに持ち込めたこと自体が“勝利”だ。ホームでの大会場開催を実現させ、マイナー競技への関心の目を向けさせた。満員にはならなかったが、４２０６人の観衆を集めた。会場には、１９７６年モントリオール五輪に出場した久保徳子さん（５５）＝旧姓・楠山＝ら３人の姿も。当時のアジア予選はイスラエル戦を日本で行ったが、中東情勢の不安から無観客で、場所すら非公表で行われた。アジア正常化への第一歩となった歴史的一戦を見届けた久保さんは「何だか感慨深いです」と語った。

　負けた日本女子は、３月の世界最終予選に回る。格上の欧州勢と同組で生き残るのは厳しいが、女子の奮闘は３０日に試合を行う男子を奮い立たせた。エースの宮崎大輔は「ファンの声を聞いて、熱いものがこみ上がった。感動して涙が出そうになったが、ヒントは確かにもらった」。男子に託した日本協会の市原則之副会長は「技術、体力ではなく、心の勝負。どっちが勝っても２、３点差で勝負はつく」。日本中の注目を浴びて、男子が日本の意地を爆発させる。

　◆世界最終予選　女子は３月２８日から行われる予定（開催地未定）。１２チームが参加し、４チームずつ３組に分かれて各組上位２チーム、計６チームが出場権を獲得する。日本のほかには昨年の世界選手権の３位ドイツ、４位ルーマニア、５位フランス、８位ハンガリー、９位クロアチア、１０位スペインが出場。それに加えて、スウェーデン、ポーランド、キューバ、コートジボワール、ＩＨＦが推薦する１チームが参加。日本はルーマニア、クロアチア、ポーランドとの対戦が決まった。

参照元：スポーツ報知

岡田監督、浦和にＮＯ！高原離さん！！

　◆キリンチャレンジ杯２００８第２戦　日本―ボスニア・ヘルツェゴビナ（３０日・国立競技場）　日本代表の岡田武史監督（５１）が、浦和が東アジア選手権（２月１７日～２３日）への参加辞退を申し入れたＦＷ高原直泰（２８）について、当初の予定通り招集する意向を持っていることが２８日、明らかになった。日本代表はこの日、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦（国立）へ向け都内で調整を行い、大久保嘉人（２５）＝神戸＝が先発組に入った。

　初タイトルへ、やはりエースを必要とした。近い関係者によると、岡田監督は、浦和が高原の東アジア選手権参加辞退を日本サッカー協会へ打診したにもかかわらず、中国へ連れて行く意向を明かしたという。

　岡田監督は当初から、東アジア選手権にベストメンバーで臨むつもりだった。日本代表は６日のタイ戦後、一時解散し１２日に再集合予定。だが、浦和は２月４日に始動し、１１日からグアム・キャンプを張る。高原が代表の全日程に参加し、２月の１か月間で新天地に５日間しか合流できない事態は避けたかった。

　例外も認めたくなかったようだ。指揮官は高原だけ辞退を認めてしまうと、他の移籍組についてもクラブに返さなければならないと考えており、チーム構想が崩れるのと同時に、公平な視点からも招集したいようだ。

　高原はフォーメーション練習で、右からのクロスを右足アウトサイドで直接合わせる２０メートル弾を披露。ヘディングでもゴールを決めた。「コンディションはだいぶよくなっている。後は、ボールと芝生に慣れないと」欧州では芝生に水をまくためボールが走るが、日本は乾燥したまま。感覚的にまだフィットしていないことを漏らした。

　岡田監督は、さらなる活躍を求めている。元帝京高監督の古沼貞雄さん（６８＝現東京Ｖアドバイザー）によると、指揮官は「高原はずっと試合に出ていなくて、試合勘ももどっていないし、もう少し時間がかかる」と話していたという。

　高原本人は３０日のボスニア戦へ集中。「連係で若干、硬さがある。次の試合でどういうサッカーができるかが大事」エースは、自分に求められているのが、ゴールということを知っている。

参照元：スポーツ報知