箱根初４年連続区間新ピンチ！東海大エース佐藤が欠場も

来年１月２、３日に行う「第８５回東京箱根間往復大学駅伝競走」（報知新聞社後援）で、２年ぶりのシード復帰を目指す東海大の主力２０選手と新居利広駅伝監督（５６）が３日、神奈川・平塚市内の湘南キャンパスで会見を開き、エースの佐藤悠基（４年）が右ふくらはぎ痛のため、欠場の危険性もあることが発覚した。箱根史上初の４年連続で区間記録更新を狙う佐藤は、症状が回復すればエース区間の「花の２区」に初登場する見込みだが、予断を許さない状況だ。

　今季、故障に苦しむ学生長距離界のエースが、ラストランとなる箱根を前にピンチに陥った。佐藤は２８分３０秒を狙った１１月３０日の一万メートルで後半失速し、２９分３秒５４に終わった。その後、右ふくらはぎ痛が発生。この日、「走れないほどではないが練習で支障がある」と明かした。現在は練習の質、量とも抑えて調整中。「状態は５０％ぐらい。箱根はどうなるか分からない。もし悪化したら欠場もあるかもしれない」と悲壮感を漂わせた。

　競技人生最悪のシーズンだった。春には感染症、右ふくらはぎ肉離れ。夏には右股（こ）関節痛…。故障や体調不良が続くなど「自信を持ってスタートラインに立つことができなかった」。継続した練習が積めず、トラックでは自身初めて自己ベストを１種目も更新できず、８月の北京五輪出場も逃した。１０月の出雲駅伝６区４位。箱根予選会も１５キロ過ぎに両ふくらはぎがけいれん。１１２位に沈んだ。

　来年で８５回を数える箱根駅伝の歴史上、初となる大記録が期待される。佐藤は過去３区、１区、７区と３年連続で区間記録を更新。４年連続での区間記録更新となれば、史上初の快挙だが「記録には興味は全くない。どの区間を言われても走れるように準備はしたい」と話すにとどまった。

　東海大は前回、１０区でまさかの途中棄権。今大会の目標は２年ぶりのシード権奪回だ。新居監督は「万全ならばエース区間を走ってもらう。集中力も修正能力もある選手。合わせてくれると思う」と佐藤の２区起用案を披露した。「ベストの状態で臨めれば、４年連続区間新も不可能じゃない。調子を合わせる自信はある」と佐藤。２区での大偉業達成ならば、チームの上位入賞も見えてくる。残り１か月。プライドにかけて、心身ともに最高の状態に仕上げる。

参照元：スポーツ報知

ゴルフ日本シリーズが開幕！

　◆報知新聞社主催　男子プロゴルフツアー今季最終戦　日本シリーズＪＴカップ第１日（４日、東京よみうりＣＣ、パー７０）　今季のツアー優勝者と賞金ランキング２５位までの２６選手が賞金総額１億円（優勝賞金３０００万円）をかけて争う第４５回大会が開幕した。

　第１ラウンドは、Ｊ･Ｍ･シン（アクシネット）、谷口拓也（さだ企画）、藤島豊和（フリー）の第１組からスタート。日本のプロスポーツ史上最年少の１億円プレーヤーとなった注目の石川遼（１７）＝パナソニック＝は、Ｐ･マークセン（キャロウェイゴルフ）と同組で、谷原秀人（フリー）、矢野東（フリー）、片山晋呉（神奈川クリニック）らの最終組の１つ前で午前１１時１０分にスタートする。

　韓国のＳ・Ｋ・ホ（３５）＝フリー＝は、母親の体調悪化の知らせを受けて緊急帰国したため、欠場した。

参照元：スポーツ報知

遼豪語！魔の１８番「嫌いじゃない」…日本シリーズ

◆報知新聞社主催　男子プロゴルフツアー今季最終戦　日本シリーズＪＴカップ（４日開幕、東京よみうりＣＣ、パー７０）　４日間の熱戦の火ぶたが切って落とされる。石川遼（１７）＝パナソニック＝は開幕前日の３日、プロアマ戦に出場。名物ホールの１８番（パー３、２２７ヤード）攻略に意欲をみなぎらせた。さらに中継する日テレが１８番に“新兵器”となる弾道測定器を設置することが分かった。見せ場の１８番で勝負強さを発揮し、日本一をつかむ。

　過去、数々のドラマを生んできたパー３の難関ホール。その１８番攻略に石川が目を輝かせた。「苦手なイメージもないし嫌いじゃない。（去年は）初日がダボだったけど、最後にバーディーが取れたので、いいイメージ。今年もいい形で終われれば？　そうですね」最終日に、ただ一人バーディーフィニッシュを決めたことは、１年たった今も鮮明に覚えている。

　１８番と言えば、今年の「ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ」（報知新聞社後援）で、福嶋晃子と韓国の申智愛が５度にわたるプレーオフの激闘を繰り広げたことが記憶に新しいが、過去、様々なドラマを演出してきた東京よみうりＣＣの名物ホールだ。中継する日本テレビも１８番を含めたティーグラウンドで「プロトレーサー」という弾道解析ＣＧシステムを設置することを決めた。

　この日の朝にスウェーデンから空輸されてきた“新兵器”は、日本のゴルフ中継で使用されるのは２度目。テレビ中継で使われる場合、基本的にはドライバーの弾道をＣＧ解析することに使用されることが大半なため、ショートホールに設置されるのは異例。日本のゴルフ中継史上では初の試み。さらに日テレは、石川を３台のカメラで徹底密着マークする。

「勝負のカギとなるホール。ピンを直接狙う選手もいれば安全策を取る選手もいる。勝負のアヤを見ていただきたい」と日テレ関係者。１８番ホール脇にある、リーダーズボードでも解析弾道が映し出され、ギャラリーも別の“視点”からプロの駆け引きを楽しむことができるという。

　この日、プロアマ戦に出場した石川。「フック（ライン）で出だしから左に行って外していた」の悩みを解消するため、ラウンド終了後の練習グリーンで試したヘッド形状などは同モデルで、ライ角を１・５度フラットにしたニューパターの投入を決断した。

　「調子がいいだけに、気持ちも落ち着いているし、集中してできると思う。今週もうまくなるようにできると思うし、そのためにも初日から上で戦って、すごい緊張感のなかでいいスイングができるかに挑戦したい」１８番を制せば、国内メジャー初制覇も見えてくる。

　◆弾道解析ＣＧシステム　今回日テレが導入した「プロトレーサー」は、今季の米ツアー９試合で使用された実績を持つ。４大メジャー大会でもマスターズ、全米オープン、全米プロで導入された。海外ツアーを通じても、ショートホールに設置されるのは異例。レンタル料は５００万円前後と見られている。スウェーデン出身のシステム担当者であるダニエル・フォルスクレン氏によれば、今後は日本でも野球の弾道解析などにも使用される可能性があるという。

参照元：スポーツ報知

３８歳アーツ“アラフォーＶ”誓う…６日Ｋ―１ＷＧＰ決勝大会

Ｋ―１ワールドＧＰ決勝大会（６日・横浜アリーナ）で、元王者ピーター・アーツ（３８）＝オランダ＝が３日、“アラフォー優勝”を誓った。参加選手中、最年長の３８歳で迎える１６度目の決勝大会に向け、都内で練習を公開。若手が台頭する中、「アラウンド４０戦士」の経験を生かし、１０年ぶり４度目の王座を手にすることを宣言した。

　若いモンには負けられん―とばかりに叫びをあげ、ミットにパンチとキックを次々ぶち込んだ。都内の桜庭和志（３９）のジム「ラフター７」で練習したアーツは、気合の入った動きを披露した。

　「準備はできている。運を手にして優勝したい」９３年の第１回から１６年連続で決勝大会に臨む大ベテラン。今回はトーナメント初戦で対戦するバダ・ハリ（２３）＝モロッコ＝を筆頭に、若手が顔をそろえるが「自分は経験があるから、試合で当たったら彼らを受け止めてやるよ」と余裕をのぞかせる。キャリアを武器に頂点まで駆け上がるつもりだ。

　日本では流行語大賞にもなった「アラウンド４０世代」。この日は練習場を提供してくれた同世代の桜庭が「絶対優勝できる」と太鼓判を押した。「そう言ってくれるのはうれしい」と笑顔のアーツ。“アラフォー仲間”の後押しは心強い限りだ。

　シカティック（クロアチア）が３８歳６か月で９３年大会を制したのが、ＧＰ最年長Ｖ記録。３８歳１か月のアーツは５か月及ばないが、４度目のＶとなればホースト（オランダ）に並ぶ大記録。「意気込みでは若い選手には負けないよ」２０世紀最強のキックボクサーは、２１世紀初となる１０年ぶりのＧＰ制覇に突き進む。

参照元：スポーツ報知

内海「上原の後継者」へ３つの誓い…１億円プレーヤー仲間入り

巨人・内海哲也投手（２６）が２日、東京・大手町の球団事務所で契約更改し、３６００万円増の１億２０００万円（推定）で一発サインした。自身初の大台突破に「満足です」と笑顔の左腕。ファンからも、チームメートからも認められるエースとなることを宣言。２年ぶりの開幕投手に名乗りを上げ、チーム１０年ぶりの２０勝投手を目指すことも宣言した。さらに、原監督が指揮を執るワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表入りも熱望。シーズンを通して活躍するつもりだ。

　自然と笑みがこぼれた。内海は満足そうな表情で会見の席に着いた。「後半戦は四球が多くて自分の中でイメージが悪かったけど、評価していただけました。夢の大台にいきました」今季１２勝８敗、防御率も自己最高の２・７３という成績を残したが、夏場以降、制球に苦しんだことが不安材料と考えていた。しかし、３年連続の２ケタ勝利、「メーク・レジェンド」の原動力となった対阪神戦４勝（１敗）を高評価され、迷うことなく判を押した。

　１億円プレーヤーの仲間入りを果たし、自覚と責任感が一層、強くなった。「僕が試合に出たら、ファンのみなさんが安心感を持てるというか、『こいつなら勝てる』という投手になりたい。エースとしての存在感を出していきたいです」ＦＡ移籍でチームを去る上原の後継者となる強い決意を口にした。

　チームメートからも認めてもらうために、当然、数字にもこだわる。「２０勝したいです。勝てる投手になりたい」ここ３年、１２勝、１４勝、１２勝と安定した白星を挙げてきた。しかし、１９９９年に当時ルーキーの上原が到達した大台をマークしてこそ、胸を張って、エースと名乗ることができると考えている。

　そのためにも、首脳陣の信頼を勝ち取り、２年ぶりの大役―開幕投手をつかみたい。前回は横浜相手に勝利投手になった。「開幕投手というのは狙っていきたいと思います。生え抜きの投手が少ないので、グライシンガーに頼るのではなく、僕が（投手陣の）先頭を切ってやっていきたい」前日（１日）に来季に向けての自主トレを開始したばかり。今季、最多勝のタイトルを獲得した助っ人右腕との争いを想定し、早めに仕上げ、２月１日のキャンプインから猛アピールしていく。

　原監督が指揮を執る侍ジャパン入りも熱望している。「大舞台で自分の力を試してみたいというのはあります。ＷＢＣには出たいです。出していただけるなら、ボールボーイでも何でもいいです」ジョーク交じりに話したが、内に秘める思いは真剣そのもの。名実ともに巨人のエースになれるかどうか、内海にとって勝負の１年になる。

　◆最近のＧ２０勝投手　７０年代以降、巨人で２０勝以上をマークしたのは、１９７２年に堀内恒夫が２６勝（９敗）、翌７３年に高橋一三が２３勝（１３敗）を挙げ、それぞれ優勝に貢献。Ｖ９を牽引（けんいん）した。その後は８１年に江川卓が２０勝（６敗）、８９年、９０年には斎藤雅樹が２年連続でマークしている（８９年２０勝７敗、９０年２０勝５敗）。チーム最後の２０勝は９９年、ルーキーの上原浩治が記録（２０勝４敗）しており、来季、内海は巨人の左腕では３６年ぶりの大台を目指すことになる。

参照元：スポーツ報知

石井一、ダル超えも来季引退示唆！？「正直もういいかな」…西武

西武・石井一久投手（３５）が２日、埼玉・所沢の球団事務所で契約更改し、２億８０００万円プラス出来高でサインした。昨オフに２年契約を結んだため、年俸は昨年から決まっていた額に落ち着き、この日は出来高条項に関して話し合った。１日に２億７０００万円で更改した日本ハム・ダルビッシュを１日で超え、パ・リーグ投手の年俸トップに立ったベテラン。なんと来季での現役引退も示唆した。

　いつも通り淡々とした口調だった。「２年契約ですから（サインは）しますよ」ＦＡ（フリーエージェント）移籍１年目で１１勝１０敗の数字を残し、４年ぶりのリーグ優勝に貢献。クライマックスシリーズでも勝利、日本シリーズでは先発、中継ぎのフル回転でチームを１３度目の日本一に導き、現段階でパの投手最高年俸を勝ち取った。

　本当に欲のない男だ。来季で２年契約が切れるが、その後は「正直『もういいかな』とも思っている。おなかがいっぱいになったら、やんないかも」と現役を退く考えを示した。「家族は僕の人生に興味がないし『どっちでもいい』って言っている。どうしようかな。タイミングもあるし…こんないい商売もないから」と石井節を爆発させた。

　今オフのテレビ出演時、将来の夢として「放送作家」を挙げるなど、引退後の活動は考えている。「風任せですけど、景気も悪いし、よくなるまで野球界にいても…野球だけでいいのかとも思っている」と胸の内を明かした。

　だが、やるからには今年の自分を超える覚悟だ。「辞めるにしても、やるにしても成績を落としたくはない。１２勝８敗ぐらいでいきたい」と今年を上回る数字を目標に掲げ、「今年は後半がダメだったんで、１年通して活躍したい。優勝しなくちゃ面白くないし、来年は優勝旅行でラスベガスに行きたい」と早くも来年のＶ旅行先を指定した。

　「西武以外？　それはないです。僕のことなのにみんな応援してくれますし」らしさ満載の会見だったが、最後は西武に骨をうずめる考えに変わりがないことを強調した。

参照元：スポーツ報知

俊輔獲得先送り…横浜Ｍ資金難認める

横浜Ｍが目指していた来年１月のＭＦ中村俊輔（３０）＝セルティック＝の獲得が消滅したことを受け、同クラブの斎藤正治社長は２日、資金繰りが厳しい現状であることを認めた。同社長は１月の獲得に関して年内に結論を出すことを強調したが、すでに中村には１月の獲得が見送られた事実が伝えられており、同選手と契約するロベルト佃代理人も本人と再会談を行った上でこの日、英グラスゴーから帰国。中村自身もすでに気持ちを切り替えており、横浜Ｍは来年６月の獲得に向け再スタートを切ることになりそうだ。

　横浜Ｍの斎藤社長はこの日、横浜・みなとみらいのクラブハウスで、中村獲得についての現状を淡々と説明した。「まだ最終的な結論には至っていない。遅くても年内にはクラブとしての最終結論を出さなければいけない。先方の意向、条件などをきちんと考慮する必要がある」コメントが具体性を欠く一方、水面下では１月の獲得の可能性はすでに消滅。方向転換を余儀なくされる状況に陥っていた。

　同社長は「代理人が向こう（グラスゴー）に行って帰ってきたところで、きちんと話してみないと分からない」と話したが、実際は中村と契約するロベルト佃代理人がこの日、英グラスゴーから帰国。すでに１１月中に俊輔本人には来年１月の獲得が絶望的となった状況が伝わっており、今回の渡英は俊輔と再会談を持つことが目的だった。現状を把握した俊輔自身もすでにセルティック残留を決意しており、気持ちを切り替えている。

　獲得が見送られた最大の原因は４００万ユーロ（約４億７６００万円）とみられる移籍金の準備が困難となったことだ。斎藤社長は「あくまでマリノス、クラブとして来年度の予算をどう成立させるかの問題。クラブ経営の環境が苦しい中で、予算が立てられていない」と説明するが、米サブプライムローン問題に始まった世界的金融危機の影響で、親会社である日産自動車の業績が急激に悪化したことも痛手となった。

　今後は中村がセルティックとの契約を満了し、フリーとなる来年６月の獲得に向け、再スタートを切る見通し。当初今年６月の獲得を目指していた横浜Ｍは、仕切り直したはずの今回のタイミングでも、厳しい現状を突きつけられた。

参照元：スポーツ報知

ヒデ復帰！為末が予言「すると思う」…ＴＶ番組で対談

　陸上男子四百メートル障害の為末大（３０）＝ＡＰＦ＝が２日、サッカー元日本代表の中田英寿氏（３１）の「現役復帰」について、「（復帰）すると思う」と語った。ＢＳ民放５局共同による特別番組で中田氏と対談した為末は、都内で行われた番組の制作発表会見で「サッカーをやる姿を見てみたい」と同じマネジメント会社所属でもある中田氏の復帰を熱望。「今やれと言われてもいけるような感じはある」と同じアスリートとしての“勘”も披露した。

　会見最後の質問だった。「中田氏は現役復帰すると思うか？」というストレートな質問に、為末は「予想ではなく願望に近い」とした上で、「すると思います」と“ファイナルアンサー”。北京五輪後、悩んだ末に現役続行を決断した侍ハードラーは、中田氏の電撃復帰を“大”予言した。

　中田氏は２００６年ドイツＷ杯を最後に引退。その後は「旅人」となり、サッカー界から姿を消した。為末はその中田氏と約１か月前にベトナム北部のサパで対談。「なぜ競技を続けるのか、なぜ辞めるのか。面と向かって初めて聞いた」という。

　同じアスリートとして、「目を見ていて『アスリートっぽいな』というのもあったし、現役時代のとげとげしさが丸くなって『もうサッカーに未練がないのかな』という感じもあった」と中田氏の“オーラ”を分析。復帰の可能性について「どっちに振れるか分からない感じはあった」としたものの、「個人的な願望としては、やってほしい。ランクが落ちたリーグだと本人がどう思うか分からないが、どんな状況でもサッカーをやる姿を見てみたい」と切望した。

　中田氏がピッチを去って２年。それでも為末は「今やれと言われてもいけるような感じはあった。天才なんで、できそうな気がする」と指摘した。２人が対談したのは、年末年始に５夜（１２月２８～３０日、１月１、２日）放送されるＢＳ民放５局の共同特番「ＬＡＮＤＳＣＡＰＥ（ランドスケープ）」。為末のほか、競泳の北島康介、ゴルフの上田桃子らトップアスリートが世界各地を旅し、中田氏と対談する。

　◇中田氏の引退後　中田氏はドイツＷ杯後の０６年７月、現役引退を表明し、世界各地を「旅人」として訪れた。同年１２月、ＡＦＣアジア杯の組み合わせ抽選会にドロワーとして出席。０７年１２月には世界で１６人目となるＦＩＦＡ親善大使に就任した。今年６月には、環境問題をテーマにしたキャンペーン企画の一つとして、海外スター選手を招いての親善マッチを開催。日産スタジアムに６万３０００人超の観衆を集めた。

参照元：スポーツ報知

福原らが代表確実に…世界卓球選手権

来年の卓球の世界選手権（４月２８日―５月５日・横浜アリーナ）のシングルス代表に、女子の福原愛（ＡＮＡ）と、男子の水谷隼（明大）韓陽（東京アート）吉田海偉（グランプリ大阪）が選出されることが２日、確実となった。シングルス代表は男女各７人で、全日本選手権（来年１月１３―１８日）の優勝者を含め、来年１月下旬に発表する予定。

　日本協会は、ことし１年間の主要国際大会で男子は世界ランク３０位以内、女子は２０位以内の外国選手を３人以上破った選手から最大４人を同選手権代表に選出すると選考基準で定めており、福原らは基準を満たした。

参照元：スポーツ報知

白鵬 不知火の墓前で土俵入り

白鵬が２日、熊本県宇土市の宇土市民体育館でスタートした冬巡業に参加した。

　熊本県宇土市は、横綱土俵入りの型の一つ「不知火型」の創始者とされる８人目の横綱、不知火の出身地。不知火型の白鵬は、墓前で土俵入りを行った。

　白鵬は九州場所で、不知火型の横綱では明治から大正にかけて活躍した太刀山と並んで最多の９度目の優勝。偉大な先人が眠る前での記念の土俵入りに「特別な場所でした」と感慨深げだった。

参照元：スポーツ報知

石川遼がアジア代表！１月に欧州と団体対抗戦

日本ゴルフツアー機構は２日、日本を含むアジアと欧州の団体対抗戦、ザ・ロイヤル・トロフィー（来年１月９―１１日・タイ）のアジア選抜チームに、史上最年少１７歳で今季の獲得賞金１億円を突破した石川遼が出場すると発表した。石川は「力を集結させて、アジアチームの初勝利に向けて戦いたい」とコメントした。

　尾崎直道が主将を務め、谷原秀人と谷口徹も出場する。

参照元：スポーツ報知

遼、日本一でマスターズ決める！世界５０位以内ラストチャンス…日本シリーズ

　男子プロゴルフツアーの今季最終戦、日本シリーズＪＴカップ（報知新聞社主催）は４日から４日間、東京よみうりＣＣ（７０１６ヤード、パー７０）で開催される。注目の石川遼（１７）＝パナソニック＝は２日、練習ラウンドをこなしたが、今大会で優勝すれば、年末の世界ランクが５０位以内に入る可能性が出てきたことが判明。自力でのマスターズ出場が見えてきた。

　消えたはずの夢への切符が見えてきた。来年、マスターズに自力で出場するためのラストチャンスが残されていても、１７歳は冷静だった。「マスターズとか、全英のこととかを考えるのは１０％ぐらい。残り９０％は自分のゴルフの上達を考えたい。うまくなるために戦う」まずは今大会に全力を尽くすことを誓った。

　「狙いたい」という言葉が出ないのも無理はない。１日発表の世界ランクは６６位。年末の世界ランク５０位以内の選手は、自動的に来年のマスターズ出場資格を獲得できるが、６７位だった前週カシオワールドオープン時点での試算では、残り２試合で優勝と４位が必要だった。だが、世界ランキングに詳しいツアー関係者は「今週、優勝すれば滑り込む可能性が出てきた」と明かした。

　２週前から前週終了後までの世界ランク５０位のポイントは０・０３下降。昨年も５０位のポイントはダンロップフェニックス後から１２月最終週までの５週間で２・３８から２・２９と０・０９も下降した。オーストラリア、アジアツアーなど終了していない地域で５０位前後の選手が活躍すればラインが上がる可能性もあるが、今週優勝してポイントを加算すれば、“無条件”で夢の舞台に立てる５０位以内に入る可能性が出てくる。

　また、全英オープン出場も圏内だ。現時点の石川の獲得賞金は１億２４１万８１６６円。全英には国内ツアーの賞金ランク上位２人（有資格者を除く）が出場できるが、１位の片山はすでに日本オープン優勝で資格を得ているため、今季の賞金ランク３位までが出場。１億２４１万８１６６円の石川と、１億２３３９万７４９２円の３位マークセンとの差は約２０９８万円。石川が優勝し、マークセンが３位以下に沈めば、全英出場が当確となる。

　石川はこの日、アウト９ホールだけの練習ラウンドをこなしたが、出場人数が少ないとあって思い通りに調整。ドライバーも引き続き好調だ。「３日目までは（優勝を）意識せず淡々とプレーして、最終日に意識できる位置で戦いたい」とＶへの予想図を思い描いた石川。国内メジャー初制覇を果たせば、海外メジャー出場への扉も開く。

　◆世界ランク算出方法　過去２年間の獲得ポイント（点）を出場試合数（最低４０）で割り、数字の多い選手が上位。優勝者には４大メジャー１００点、米ツアー２４点、日本ツアー１６点（最新結果を反映させるため、得点は獲得試合の１３週後から徐々に減少）が与えられる。出場者に世界ランク上位者が多く含まれる場合は、点が割り増しになる。石川は現時点で３１試合しか出場していないことから、好成績を出せば、ほかの選手より点が上がりやすくなる。

　◆マスターズ出場条件　〈１〉歴代優勝者〈２〉前年大会から大会前週までの米ツアー優勝者〈３〉年末の世界ランク５０位以内〈４〉大会前週の世界ランク５０位以内など１８のカテゴリーのほか、〈５〉マスターズ委員会からの特別推薦がある。石川が出場する可能性があるのは、現時点で〈３〉、〈４〉、〈５〉になる。

参照元：スポーツ報知

ラドクリフがロンドン出場

ロンドン・マラソンの主催者は２日、女子世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ（英国）が来年４月２６日の同マラソンに出場すると発表した。４年ぶりの出場となるラドクリフは、イングリッド・クリスチャンセン（ノルウェー）に並ぶ４度目の優勝を目指す。（共同）

参照元：スポーツ報知

カラエフ宣言「ＫＯで締める！」…６日Ｋ―１ＷＧＰ決勝

Ｋ―１ワールドＧＰ決勝大会（６日、横浜アリーナ）に出場するルスラン・カラエフ（２５）＝ロシア＝が２日、都内で公開練習を行った。今年は４試合戦い、すべてＫＯ勝ち。「ＧＰも勝って、１年全部、ＫＯで終わりたいね」と気合が入っていた。大会では初戦の準々決勝でグーカン・サキ（トルコ）と対戦する。

参照元：スポーツ報知

ダル、記録記録記録ラッシュ！２億７０００万円！

日本ハム・ダルビッシュ有投手（２２）が１日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、７０００万円増の２億７０００万円プラス出来高で一発サインした。３億円の大台には届かなかったが、プロ５年目の年俸としては、ヤクルト・青木の２億２０００万円を抜いて史上最高額。チーム、更にはパ・リーグ投手としても年俸でトップに立ったエースは、今季「１０」の完投数を更に増やす決意も見せた。

　潔く球団の提示額を受け入れた。昨オフは、７２００万円から２億円と１億２８００万円も昇給したダルビッシュの契約更改だが、今年は７０００万円アップ止まり。それでも「チームも勝てなかったし、自分もタイトルを取れなかったので」と淡々と一発でサインした。

　Ｖ逸査定はエースも例外ではなかった。球団内には「３億円？　それぐらい上がってもおかしくないのでは」と大台到達をほのめかす声もあったが、結果はシビアだった。今季は北京五輪に出場しながら、自己最多の１６勝と強気を貫ける材料もあったが「納得？　はい。それくらいだと思っていた」。代理人の布施裕弁護士（５６）は「去年は優勝してかなり主張を押しましたけど、今年は無理でした」と代弁した。

　とはいえ、シーズン中同様、オフも“記録ラッシュ”となった。プロ５年目での２億７０００万円はヤクルト・青木の２億２０００万円を抜き、史上最高額。５年目で２億円以上に達した選手は、巨人・上原、高橋由ら過去に５人いるが、いずれも大卒選手。同級生がまだ大学４年生のダルビッシュが、いかに抜けているかが分かる。

　更に、先月５日に２年総額６億円で更改した稲葉の年俸が２億５０００万円と判明し、チームでトップに立った。更には、ソフトバンク・斉藤（今季年俸２億５０００万円）を抑え、パ・リーグの投手ＮＯ１にも躍り出た。

ダルビッシュはその斉藤の復帰を待ち望んでいる。今季もエース級との投げ合いが多かったが「個人的に楽しい試合がそれほどなかった」という。それだけに、沢村賞を２度受賞した斉藤は一目置く存在で「絶対に負けないようにしたいです」とニヤリと笑った。

　今季まで不動の守護神だったＭ・中村（マイケル）が巨人にトレード移籍し、来季はより完投を求められそうだが「（完投数が）増えてもいいように、しっかり練習しているので大丈夫です」と断言。また、二岡、林ら新戦力に対して期待を寄せ「チームは良い方向に行くと思う」と明るい展望を口にした。エースがフル回転してＶ奪回を果たすつもりだ。

参照元：スポーツ報知

ボストン地元紙「田沢合意」

　レッドソックスへの入団を決めた新日本石油ＥＮＥＯＳの田沢純一投手（２２）が１日、シカゴ経由ボストン行きのアメリカン航空機で渡米した。

　一緒に米国へ向かう両親と弟を引き連れ、出発ゲートに姿を現した田沢。報道陣からボストンへ行く現在の心境、渡米の目的や期間についてなど約１０項目の質問が飛んだが、いっさい応じることなく、最後まで無言を貫いた。ボストン到着後は、メディカルチェックを受け、問題がなければ契約書にサイン。入団発表となる見込みだ。

　レ軍の地元紙、ボストン・グローブ電子版も３０日付で合意した契約内容を報道。同紙によると、メジャー契約で３年総額約３００万ドル（約２億８５００万円）。日本のプロ野球からメジャー入りする選手と異なり、他の米国選手と同じように６年たたないとフリーエージェント申請はできない契約になっており、経験を積むために、マイナーリーグからスタートするのは間違いなさそうだ。

　また、日本では最速１５６キロを投げる本格派といわれる田沢についての関係者評として、速球とともに、切れのあるチェンジアップとカーブも持ち球と紹介。マリナーズなどで活躍し、通算５１７試合登板、４５勝４３敗３３セーブを挙げた長谷川滋利氏のようなタイプの投手としている。

参照元：スポーツ報知

俊輔、１月横浜Ｍ復帰消滅

横浜Ｍが水面下で動いていた来年１月の日本代表ＭＦ中村俊輔（３０）＝セルティック＝の獲得が完全消滅したことが１日、明らかになった。横浜Ｍの親会社、日産自動車が４００万ユーロ（約４億７６００万円）の移籍金の捻出（ねんしゅつ）が困難となり、俊輔がセルティックと契約満了となる来年６月獲得に方針転換することになった。俊輔にも１月消滅の事実は伝えられており、今季セルティック残留が確定。俊輔自身もリーグ４連覇に全力を尽くす決意を固めた。

参照元：スポーツ報知