松坂４位、岡島６位で新人王ならず

米大リーグの新人王が１２日発表され、ア・リーグはダスティン・ペドロイア内野手（レッドソックス）が選出された。松坂大輔投手（レッドソックス）は４位、岡島秀樹投手（レッドソックス）は６位だった。ナ・リーグはライアン・ブラウン内野手（ブルワーズ）が受賞した。

　ペドロイアは１位票２４（満票２８）を集め、計１３２点と圧倒的な評価を受けた。主に１、２番を打ち、打率３割１分７厘。思い切りのいい打撃と二塁守備で地区優勝に貢献した。松坂は２位２票、３位６票の１２点。岡島は３位３票の３点だった。

　打率３割２分４厘、９７打点、３４本塁打を記録したブラウンは１位１７票、２位１４票、３位１票の計１２８点で、２位のトロイ・トゥロウィッキー内野手（ロッキーズ）をわずか２点上回った。

　新人王は全米野球記者協会会員のうち６０人が投票。３名連記で１、２、３位（５、３、１点）の合計点で決める。

　このほかの各賞発表は、アのサイ・ヤング賞が１３日、両リーグの最優秀監督賞が１４日、ナのサイ・ヤング賞が１５日、アのＭＶＰが１９日、ナのＭＶＰが２０日。

　レッドソックス・ペドロイア内野手「新人王受賞はすごくうれしい。調子が悪くても起用し続けてくれた首脳陣に感謝している。メジャーで活躍し、ワールドシリーズに勝てて、一気に夢がかなった１年だった」

参照元：スポーツ報知

反町ＪＡＰＡＮ意識改革 とにかく打て！ブラジル人になれ！

【ハノイ】北京五輪アジア最終予選を戦うＵ―２２（２２歳以下）日本代表は１２日、第５戦・同ベトナム代表戦（１７日・ハノイ）に向け、日航機で当地へ出発した。Ｃ組２位の日本は本大会出場へ、勝利はもちろん得失点差での勝負を考え、大量得点が求められる。最終予選４試合を通していまだ３ゴールと得点力不足に悩む反町康治監督（４２）は、５人を招集したＦＷ陣に“ブラジル人ストライカー模範指令”を出した。また、ＭＦ本田拓也（２２）＝法大が＝負傷のため離脱した。

　敵地へ飛び立った１２日午前、フライト前に鹿嶋市内で行われた約１時間のトレーニング。その締めくくりにＦＷ李、カレン、岡崎を集め居残りシュート練習を敢行した反町監督が、ＦＷ陣の意識改革を訴えた。

　「日本人によくあるが（チャンスでも）ＤＦを前にしたらシュートを打たない。エジミウソン（新潟）、ワシントン（浦和）、ジュニーニョ（川崎）は打っている。この辺を少し変えていかないといけない」。今季だけで３選手合計５２得点を挙げているＪのブラジル人の名前を羅列。シュートは打たなければ入らない。ゴール前での“変化”を強く要求した。

　Ｃ組２位の日本は最終予選４試合を終えて、勝ち点７でカタールと並ぶものの、得失点差１で首位の座を明け渡している。最終戦（２１日、東京・国立競技場）に強豪サウジアラビアとの一戦が控えているだけに、最下位ベトナムを相手に大量得点での白星が欲しい。７日に行われた順大との練習試合では無得点。ベトナムはホームでカタール、サウジともにドローに持ち込んでおり難敵だが、この１試合に５人のＦＷを招集し攻める姿勢を貫く。

　「日本の課題であり、若い世代から意識してやっていかないといけない」。決定率が上がらないなら分母を増やせ―。“勝ち点３＋α”が求められる敵地決戦。北京への道、さらには日本サッカーの永遠の課題の解決の糸口を見つけることはできるか。

　◆カレン、居残りアピール　カレンはＦＷ李、岡崎と居残りでシュート練習。“追試”と見られた７日の順大戦で無得点に終わったが、大一番で招集され気合十分。それでも「まだテストが終わった感じはしない。ベンチに入って、スタメンで出て初めて終わったと思える。あとは連係の部分」と、敵地でのトレーニングでもアピールを続ける。

参照元：スポーツ報知

“フェラーリの頭脳”がホンダ移籍

“フェラーリの頭脳”がホンダに加入―。Ｆ１のホンダは１２日、前フェラーリのテクニカルディレクター、ロス・ブロウン氏（５２）がチームプリンシパル（代表）に就任すると発表した。

　ブロウン氏はベネトン、フェラーリでチーフデザイナーのロリー・バーン氏とともに皇帝ミハエル・シューマッハ氏の黄金時代を築き上げた名参謀役。特に的確なピット作戦では、並ぶ者のないうまさを誇る。フェラーリには昨年まで１０年在籍し、６度の車両製造者部門、５度のドライバー部門王座獲得に貢献した。

　ブロウン氏は車両開発、レース戦略などホンダＦ１の現場総責任者となる。「ホンダはＦ１において、誇るべき歴史を持っている。私にとっては新しい、そしてすばらしい挑戦」超大物の起用で、ホンダは今季の不振から巻き返しを図る。

参照元：スポーツ報知

琴光喜 場所後に胆石手術…九州場所２日目

◆大相撲九州場所２日目　○琴光喜（寄り切り）稀勢の里（１２日、福岡国際センター）　大関・琴光喜（３１）＝佐渡ケ嶽＝が今場所後に、胆石の手術を行うことが１２日、分かった。１０月に腹部に激痛を覚え、胆石と判明。現在は小康状態を保っているため、今場所は強行出場。だが、痛みが再発すれば、休場の危険をはらんでおり手術を決断した。この日は東前頭２枚目の稀勢の里（２１）＝鳴戸＝を寄り切りで破り初白星。満身創痍（そうい）の場所を気力で乗り切る。進退がかかる大関・魁皇（３５）＝友綱＝は元大関の雅山（３０）＝武蔵川＝を破り１勝１敗の五分とした。

　琴光喜が、手術を決断した。場所前に胆石が発覚。「今は痛みがないけど手術をするしかない」。いつ出るか分からない痛みの恐怖から解放されることを望み、除去する。当初は場所後の２６日に入院、２７日に腹腔鏡（内視鏡の一種）を使った手術を行う予定だったが「もう一度、話し合うことになる」と、現在は手術日程の最終調整に入っている。

　師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）は「食事制限されてしまうので（胆石を）取らないと」と、話した。胆石は、油を使った料理と酒は厳禁。だが、力士にとって食事は重要な“けいこ”。大好きな空揚げが制限され、１５４キロの体重が減ってしまっては相撲に影響が出るため、早期の手術を選択した。開腹ではなく、腹腔鏡が使われるため、数日で退院が可能。１週間ほどで日常生活に戻ることができ、来年の初場所（１月１３日初日）には影響はない。

　「夜も眠れなかった」激痛に襲われたのは１０月３日。翌４日になっても痛みが治まらなかったため、千葉・松戸市の病院に緊急入院した。一時は急性虫垂炎とされたが、その後の精密検査で、胆石との診断を受けた。その時点で、医師からは手術を勧められたが、九州場所が近づいていたこともあり、投薬で痛みを抑え強行出場した。

　さらに場所前には、右足首を負傷。満足にけいこできないまま場所入りし、初日は黒星発進となった。だが、この日は稀勢の里をもろ差しから寄り切り。「一番も勝てないと思っていた。これで少しは楽になる」表情にも明るさが戻ってきた。現在、痛みは消えているが、いつ再発するか分からない状況。満身創痍で土俵に立ち続ける。

　◆胆石　胆のうにできる結石（石のようなもの）。肝臓から分泌される、胆汁の成分が固まったことが原因となる。みぞおちや右脇腹に激しい痛みが出る。以前は、開腹手術が主流だったが、現在は、腹腔鏡といわれる内視鏡の一種を使い、腹に小さな穴を空けるだけで手術が可能。体へのダメージも少なく、数日で退院ができる。

参照元：スポーツ報知

遼、夢叶う！“恋人”とラウンド実現

遼が“恋人”と夢のラウンド実現だ。男子プロゴルフのダンロップフェニックス（宮崎・フェニックスＣＣ）が１５日から４日間行われる。アマチュアとして同大会初出場する石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝は１２日、宮崎入りし、９ホールのラウンドで軽めの調整。グッズやファッションまでまねてきた、あこがれの英国人プロ、イアン・ポールター（３１）もこの日来日し、一緒に練習ラウンドしようという“ビッグプレゼント”を提案した。

　アマチュアとして初出場する遼にプレゼントが届く。これまで石川は、ファッションやプレー面まで常にポールターを目標にしてきた。そのあこがれの人が来日直後に「彼も英語が出来れば会話が出来る。数ホールでも一緒に回れたらいい」。１３日午後に予定されている石川と中嶋常幸とのラウンドに急きょ“乱入”する夢のプランを提案した。

　これまでピンクのパンツなど奇抜なスタイルの３１歳を、石川はファッション面でも参考にしてきた。ドライバーのヘッドカバーもポールターの顔がモデルとなっているものを使っている。それだけに「大好き。（大会で）同じ服を着てもいいか聞いてみたい」と言うほどに恋いこがれる存在だ。

　一方、ポールターも石川から手紙をもらったり、逆に優勝祝いのメッセージを入れたキャディーバッグ、サンバイザーを贈るなど関係者を通じてやりとりをしていて、１６歳の天才少年の存在をしっかり感じている。「（今大会で）直接会えてうれしい」と顔をほころばせた。自らデザインするウエアを「石川のサイズを測ってイギリスから送りたい」とも話した。

　この日の朝、一足先に宮崎入りした石川はコースへ。成功はしなかったが、１３番パー４（３３２ヤード）では果敢に１オンに挑戦した。「疲れはあるけど、午後休めば取れる」と連戦の心配はない。まずは昨年の大会で５位に入った“恋人”から技を学んで、気持ちよく本番に備える。

参照元：スポーツ報知

虎３度目の正直！福留争奪戦Ｇに負けない…４年２０億円条件同等に

中日・福留孝介外野手（３０）が、１２日にフリーエージェント（ＦＡ）宣言する。福留は１１日、球団側に権利行使の意向を伝えたもので、１２日に名古屋市内で会見を行い、正式表明する。ＦＡ権行使でいよいよ争奪戦が幕を開けるが、最低４年２０億円を用意すると見られる巨人に対し、阪神も同等の条件を準備することがこの日、判明。過去のＦＡ選手の獲得合戦では西武・清原、広島・江藤を奪われているだけに、福留獲得レースではライバルに譲らない構えだ。

　清原の恨みは福留で晴らす。福留獲得を目指す阪神が、過去にＦＡ選手争奪戦で敗れ続けてきた巨人に、今度は敢然と挑戦状をたたきつける。「巨人と同等の条件を出すつもり」と球団首脳がマネーゲームへの意気込みを明かした。

　巨人は福留に対し、最低でも４年２０億円の条件を提示するとみられている。阪神は提示金額を検討中。沼沢球団本部長は「あらゆる可能性を探って準備しています」と慎重に話したが、水面下では巨人の動向を詳細に調査。福留に熱意を訴えるためにも、巨人に劣らない好条件を提示する方針を固めた。

　同条件ならば勝算が高まる。中日時代の恩師である星野仙一オーナー付シニアディレクター（ＳＤ）の存在が、福留にとって頼もしいはず。ＰＬ学園、日本生命出身であり、関西は地縁もある。まずは条件面をイーブンに持ち込めば、福留が選択するうえでの様々な要素を、阪神に有利に働かせることができるという読みだ。

　巨人には煮え湯をのまされてきた。９６年オフには、西武からＦＡした清原に、当時の吉田監督が「タテジマをヨコジマに変えてでも」と猛烈ラブコールを送ったが、結局巨人に持っていかれた。９９年オフも広島からＦＡした江藤争奪戦でライバルに敗れた。

　阪神は今オフ、広島からＦＡした新井の獲得を決定的にしたが、福留が巨人入りすれば、今季リーグ優勝の巨人と３位・阪神の力関係を逆転させることはできない。南信男球団社長は「今までの例から、メジャーとのマネーゲームにはついていけない」と米大リーグ相手では“白旗”を示唆している。だが、国内争奪戦は簡単には譲るわけにはいかない。ノーモア清原、巨人には負けるな、を合言葉に番外での伝統の一戦に挑む。

参照元：スポーツ報知

松坂、新人王は微妙…１２日からメジャー各賞発表

　全米野球記者協会（ＢＢＷＡＡ）による米大リーグの各賞発表が、１２日（日本時間１３日）の両リーグ新人王から別表のように順次発表される。

　日本人１年目投手では最多の１５勝をマークしたレッドソックスの松坂大輔投手（２７）が、９５年野茂英雄投手（ドジャース）、００年佐々木主浩投手（マリナーズ）、０１年イチロー外野手（マリナーズ）に次いで日本人４人目の新人王誕生なるかに注目が集まる。

　１５勝はリーグ１０位、２０６奪三振は同６位で全３０球団の新人投手では最高だったが、防御率４．４０がマイナスポイント。

　米メディアで有力視されているのは、チームメートのペドロイア二塁手だ。４月こそ打率１割８分２厘も５月以降、３割３分３厘をマークし、シーズン３割１分７厘はリーグ１０位。８本塁打だったが二塁打３９本。守備面でも何度も松坂を救う好守を見せた。

　過去、３人の日本人受賞者は野茂が奪三振王と防御率でリーグ２位、佐々木は同３位のセーブ数を挙げた。そして、イチローは首位打者、盗塁王と米国記者を納得させる数字を残した（０３年ヤンキースの松井秀はリーグ１０位の１０６打点も投票２位に終わった）だけに、松坂には厳しいかもしれない。

　ナ・リーグでは規定打席不足ながら打率３割２分４厘、３４本塁打のブルワーズのブラウン三塁手、３２本塁打、２７盗塁のＤバックスのヤング外野手、リーグ新人遊撃手新の２４本塁打に１０４得点のロッキーズ・トゥロウィッキーの三つどもえ。守備面を考えると、攻守でプレーオフ進出に貢献したトゥロウィッキーか。

参照元：スポーツ報知

ア・リーグは松坂ら候補そろう…１３日に新人王発表

米大リーグ、ア、ナ両リーグの新人王が１２日午後（日本時間１３日早朝）に発表され、有力候補がそろうア・リーグで松坂大輔投手が選出されるかどうか注目される。

　松坂は１５勝１２敗、防御率４・４０、投球回数２０４回２／３、２０１奪三振の成績を残した。しかし、打率３割１分７厘のペドロイア内野手（レッドソックス）と、フル出場で打率２割８分８厘、９３打点のヤング外野手（レイズ）の野手２人が有力候補に挙げられている。ナ・リーグはトゥロウィッキー内野手（ロッキーズ）の選出が確実視されている。

　松坂が受賞すれば、日本選手では２００１年のイチロー外野手（マリナーズ）以来、６年ぶり４人目となる。

参照元：スポーツ報知

浦和、１４日にＡＣＬ第２戦

サッカーのアジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）決勝第２戦は１４日、埼玉スタジアムで行われ、Ｊリーグ勢として初制覇を狙う浦和がセパハン（イラン）と対戦する。２試合の合計スコアで争われる第１戦は１―１で引き分けた。

　前日、川崎戦を終えた浦和の主力選手は１２日、さいたま市内の練習場で疲労回復を目的とした調整。腰を痛めているＤＦ阿部は治療に専念し「痛いがその中でやるのが自分なので」と決戦に向けた覚悟を口にした。ＦＷワシントン、平川も休養した。

　セパハンは１２日午後来日し、初練習。１３日は公式記者会見が行われる。

参照元：スポーツ報知

「朝青龍２６日再来日」高砂親方が初言及

　モンゴルに治療帰国中の横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝について師匠の高砂親方（元大関・朝潮）は「２６日に日本に戻るよう今週中に本人に伝える」と２６日の再来日に初めて言及した。到着日に開く謝罪会見に「当然、俺も同席する」と明言。さらに過去、何度も無断帰国を繰り返してきた横綱だが、協会が親方、力士ら全協会員に対し、日本から海外へ行く時には、これまであいまいだった渡航申請書の提出を義務づけることを決定。「これで朝青龍も無断で帰国することはありえない」と高砂親方はくぎを刺していた。

参照元：スポーツ報知

桃子、最年少賞金女王ほぼ“確”…伊藤園レディス最終日

◆女子プロゴルフツアー　伊藤園レディス最終日（１１日、千葉・グレートアイランドＣ、パー７２）　桃子が最年少賞金女王をほぼ手中に収めた。７月のスタンレーレディスからの連続トップ１０入り記録こそ、歴代２位の１２試合（１位は不動裕理の１６試合）で途切れたが、１５位に入りさくらとの差を広げた。さくらが連勝したとしても、２試合で１０００万円を稼げば女王の座は揺るがない。

　それでも来季の米ツアー参戦を視野に入れる２１歳は「ふがいない成績。最後まで何も良くなかったですね」と笑顔はない。前半のチャンスを決めきれず、優勝争いに加われなかったことが許せないのだ。

　当初、次戦の会場へは１３日に入る予定だったが、疲労を考え１４日入りに変更する予定。「来週はもう１回優勝争いをしたい。残り２つ、どっちも勝ちたいです」女王襲名だけではもう、物足りない。

　◇賞金女王の行方　上田、横峯、全の３人に可能性がある。次戦で上田の賞金女王は〈１〉優勝〈２〉横峯が３位以下で全が優勝以外〈３〉２位との差が７０４万７３４２円以上縮まらない場合（例＝横峯２位＆全Ｖ以外＆上田２１位以上。最終戦のリコーカップの優勝賞金は２５００万円のため）で決まる。

参照元：スポーツ報知

父離れ完“遼” １１月１１日１人立ち決意…太平洋マスターズ最終日

◆三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ最終日（１１日・静岡県太平洋クラブ御殿場＝７２４６ヤード、パー７２）　遼が独り立ちだ。３６位から出た石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝が３バーディー、３ボギーの７２で回り、通算２アンダーの３８位で終えた。優勝後のプロツアーとしては５戦目で初のアンダー。父・勝美さん（５０）も１人でも課題を克服しながらラウンドできるまでに成長したことを実感。これまで親子二人三脚だったが、次戦は１人でツアーに挑ませることを明言した。優勝は通算１４アンダーのブレンダン・ジョーンズ（３２）＝オーストラリア＝。

　石川の成長に父も太鼓判を押した。ツアー屈指の高速グリーンと呼ばれる難コースで最終日にイーブンパー。スタート前に中嶋常幸と約束した６８はクリアできなかったが、プロツアーで２度目のアンダーパーで４日間を終え「目先のショットにこだわらなくなった。スイングも乱れなかったし、信念を貫けた。満足している」と笑った。

　ショットは安定感を欠いたが、その分パットでしのいだ。パーオンを逃した場面で３メートル前後のパーパットをねじ込み、ピンチを回避。すると１６番では６メートル、１８番では１メートル半を決め、少ないチャンスを確実にものにした。１３歳でインドツアーを制したジーブ・ミルカ・シン（３５）＝インド＝と同組で展開した「最年少Ｖ対決」はシンが３オーバーで石川が勝った。同組の細川和彦からは「いろんな技がある。日本のタイガー（ウッズ）になれるし、ジャンボ（尾崎将司）さんもワイドスタンスが若い時のオレに似ていると言っていた」と絶賛された。

　次戦のダンロップフェニックス（１５～１８日、フェニックスＣＣ）に向け、１２日に宮崎入り。これまで練習ラウンドはほとんど勝美さんが同行したが、今回は息子より仕事を優先させ、早くても試合前日の１４日の夜に現地入りする予定だ。勝美さんは「今日みたいだったらパープレーで回れる。後から褒められた方がいいし、練習法も分かっている」と独り立ちさせる考えだ。

　宮崎では、石川が一番会いたかった米ツアー選手、イアン・ポールターとの対面が待っている。「大好きです。同じメーカーのウエアを着させてくださいと言いたい」と心待ちにしている。「力を最大限に出したい」。父から本当の意味で認められるためにも、この試合での経験を生かして見せる。

参照元：スポーツ報知

遼、最年少Ｖの地岡山に思い出グッズ寄贈へ…１２月１５日に訪問

石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝が思い出の地にメモリアルグッズを届ける。ツアー史上最年少優勝を果たしたマンシングウェアＫＳＢカップが行われた岡山・東児が丘マリンヒルズＧＣに石川が優勝した時のクラブと最終日に着ていたウエアを寄贈することが１１日、分かった。父・勝美さんが明らかにしたもので、１２月１５、１６日に石川が当地を訪問する。

　石川にとっても忘れられない場所ということもあって、クラブなどをプレゼントすることを石川側が提案。コース側も貴重な品だけに展示などを含めて、どのように対応するかを検討している。また優勝以来の同コース訪問となるが、ラウンドも予定。「コースの方からは最終日と同じピン位置にしておきますと言われてます」（勝美さん）と、約７か月ぶりに感動の余韻に浸りながらプレーすることになる。

参照元：スポーツ報知

柔道の谷に世界選手権優勝で福岡県が子育て金メダル

男を２００５年に出産し、育児をしながら今年９月の世界柔道選手権で７度目の優勝を果たした谷亮子選手（３２）が１２日、出身地の福岡県から「子育て金メダル栄誉賞」を贈られた。

　特産の久留米絣（がすり）で作られた子ども用ちゃんちゃんこや甚平を贈られた谷選手は「かわいい」と大喜び。「柔道と子育ての両立に悩んだ時期もあったが、周りのサポートでがんばれた。子育て中のお母さんたちの力になれたらうれしい」と笑顔で話した。

　福岡県は谷選手の世界選手権連覇やシドニー、アテネ五輪での金メダルで、既に県民栄誉賞や県民スポーツ栄誉賞を贈っている。今回の賞は、子育てをしながら厳しい練習を重ねた上での快挙をたたえ創設した。
参照元：スポーツ報知

初Ｖ＆４冠へ佑ちゃん闘志…明治神宮大会

宮球場で開幕する予定だった「第３８回明治神宮大会」は１０日、大学の部、高校の部計６試合が雨のため中止。１１日に順延された。１１日に予定されていた２回戦（大経大と九州産大の勝者）が、１日スライドとなった早大の斎藤佑樹投手（１年）は、チーム初となる神宮大会制覇と同時に、春秋のリーグ戦、全日本大学選手権と合わせ、大学４冠を誓った。

　佑ちゃんが、ワセダの悲願達成に闘志を燃やした。早大はこの日、東京・東伏見の早大グラウンド室内練習場で約３時間の調整。「初優勝なので、勝ちたいです。春はそんなに自分の実力がなかったけど、今回は楽しみですね」

　６月の全日本大学選手権を制し、今大会も優勝候補筆頭の早大。だが、神宮大会は昨年を含め過去８度の出場で３度の準優勝が最高。また、０２年の亜大以来となる大学４冠のグランドスラムにも王手をかけている。どうしても勝ちたい重要な大会だ。

　春に続き優勝投手となった今秋の早慶３回戦（１０月３０日）では、１５Ｋ完封の快投を見せた。「調子はキープできてます。今大会は三振をたくさん取りたい」と奪三振ショーで４冠達成に花を添える。

参照元：スポーツ報知

オレ竜、決勝へ ７回一挙６点！…アジアシリーズ

◆ＫＯＮＡＭＩ　ＣＵＰ　アジアシリーズ２００７第３日　▽予選リーグ　中日９―１中国選抜（１０日、東京ドーム）　中日が終盤の集中打で、中国選抜を圧倒した。６回に荒木の本塁打などで２点を勝ち越すと、７回に７長短打で一挙６点を奪って試合を決めた。第２試合で統一を破ったＳＫと、１１日の決勝戦に挑む。中日が勝てば２００５年のロッテ、０６年の日本ハムに続き、３年連続で日本勢がアジアＮＯ１に輝く。

　一度火のついた打線の勢いは、止まることを知らなかった。２点リードの７回だ。１死から７番・中村公が左翼線への二塁打で口火を切ると、そこから２番の井端まで炎の５連打。日本ハムとの日本シリーズ第３戦（１０月３０日＝ナゴヤドーム）の初回、シリーズ記録の７打数連続安打を樹立した恐竜打線の勢いがよみがえった。この回、中国選抜の３投手から７安打を放ち一挙６点。“逆転優勝”への道を切り開く猛打ショーだった。

　楽な試合ではなかった。初回に１点を失い、予選リーグ３試合連続で先制を許した。打線も中国選抜の先発・呂建剛に５回１死までノーヒットに抑え込まれた。１９９８年に練習生として中日に入団し、９９年から２００２年まで支配下登録されていた元同僚右腕。この日、本塁打を含む２安打２打点の活躍を見せた荒木も「昔はストレートとカーブしかなかったのにね」と成長ぶりに舌を巻いた。

　お立ち台に立った落合監督も、ほっとした表情を浮かべていた。終盤一気の大勝劇を問われ、約１０秒間沈黙。「なんて言えばいいんでしょうね。一番疲れたゲームだった」と苦笑いした。

　何とか決勝進出も決定。８日の初戦で完敗を喫したＳＫに、大一番でリベンジを狙う。「打ち合いか、投手戦か。この３試合では見当がつかない」と指揮官。３月３０日のレギュラーシーズン開幕から７か月あまり。長かった戦いの日々を、笑顔で締めくくる。

参照元：スポーツ報知

松井に恩師がＤＨの勧め…ドジャース・トーレ監督「いいことかも」

　ドジャースのジョー・トーレ新監督（６７）が９日、来季ＤＨでの起用が検討されているヤンキースの松井秀喜外野手（３３）にエールを送った。

　この日、トーレ監督はニューヨーク市内でチャリティーイベントを主催。特別ゲストとして古巣、ヤ軍の関係者も招待した。その中にはもちろん、お気に入りの松井も含まれていた。「彼は決して休もうとしなかった選手だった。教えて得られるものではない、勝利への熱意を持っている。プロ意識のある彼と一緒にいられないのは、寂しいよ」と、ともに戦った５年間を振り返った。ジラルディ新監督の下、松井は来季、左翼とＤＨの併用で起用される予定。トーレ監督は「彼はＤＨの役目を好んでいると思う。足のことも考えれば、ＤＨは彼にとってもいいことかもしれない」と肯定的に受け取っていた。

　来週中に痛めている右ひざの手術を受ける松井は元気な姿を見せたものの、コメントしなかった。ただ、慕う恩師の“ＤＨの勧め”にただうなずくつもりはない。守備も含めて試合のリズムをつかむ松井。左翼レギュラー奪取に向けて、まずは治療に専念する。

参照元：スポーツ報知