遼、夢叶う！“恋人”とラウンド実現

遼が“恋人”と夢のラウンド実現だ。男子プロゴルフのダンロップフェニックス（宮崎・フェニックスＣＣ）が１５日から４日間行われる。アマチュアとして同大会初出場する石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝は１２日、宮崎入りし、９ホールのラウンドで軽めの調整。グッズやファッションまでまねてきた、あこがれの英国人プロ、イアン・ポールター（３１）もこの日来日し、一緒に練習ラウンドしようという“ビッグプレゼント”を提案した。

　アマチュアとして初出場する遼にプレゼントが届く。これまで石川は、ファッションやプレー面まで常にポールターを目標にしてきた。そのあこがれの人が来日直後に「彼も英語が出来れば会話が出来る。数ホールでも一緒に回れたらいい」。１３日午後に予定されている石川と中嶋常幸とのラウンドに急きょ“乱入”する夢のプランを提案した。

　これまでピンクのパンツなど奇抜なスタイルの３１歳を、石川はファッション面でも参考にしてきた。ドライバーのヘッドカバーもポールターの顔がモデルとなっているものを使っている。それだけに「大好き。（大会で）同じ服を着てもいいか聞いてみたい」と言うほどに恋いこがれる存在だ。

　一方、ポールターも石川から手紙をもらったり、逆に優勝祝いのメッセージを入れたキャディーバッグ、サンバイザーを贈るなど関係者を通じてやりとりをしていて、１６歳の天才少年の存在をしっかり感じている。「（今大会で）直接会えてうれしい」と顔をほころばせた。自らデザインするウエアを「石川のサイズを測ってイギリスから送りたい」とも話した。

　この日の朝、一足先に宮崎入りした石川はコースへ。成功はしなかったが、１３番パー４（３３２ヤード）では果敢に１オンに挑戦した。「疲れはあるけど、午後休めば取れる」と連戦の心配はない。まずは昨年の大会で５位に入った“恋人”から技を学んで、気持ちよく本番に備える。

参照元：スポーツ報知