桃子、軽め調整…１４日から米ツアー開幕戦

【ホノルル（米ハワイ州）６日】女子プロゴルフの昨年の賞金女王、上田桃子（２１）＝ソニー＝が６日朝、米ツアー開幕戦のＳＢＳオープン（１４～１６日、ハワイ州タートルベイ・リゾート）に向け当地入り。ワイキキビーチでランニングを行うなど、時差調整を兼ねた軽めの調整を行った。マネジメント契約を結ぶサニーサイドアップは、かつてサッカー元日本代表・中田英寿氏のＡＳローマ移籍にも立ち会った敏腕マネジャーを投入。万全のサポートで初戦に備える。

参照元：スポーツ報知

石川、プロ２戦目で抱負「昨年上回る成績を」

男子ゴルフの石川遼がプロ２戦目となるハワイ・パール・オープンの開幕を翌日に控えた７日、米ハワイ州パールシティーのパールＣＣで記者会見し、「（去年の）１３位以上を出せるかと自分に聞いたら、いけると確信できた。２日目までの成績によっては優勝を目指せるかもしれない」と抱負を語った。

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宮里藍は前半イーブンパー…ＡＮＺレディース

◆女子ゴルフ　ＡＮＺレディース・マスターズ（８日、オーストラリア・ゴールドコースト　ロイヤル・パインズ・リゾート＝パー７２）　第１ラウンドを行い、今年の公式戦初戦となった宮里藍は前半９ホールを１バーディー、１ボギーのイーブンパーで折り返した。

　昨年後半の不振から、仕上がりが注目された宮里はティーショットの状態がもうひとつ。インスタートの１１番（パー３）をボギーとしたが、１６番（パー３）のバーディーでスコアを戻した。

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清原、今日は減量編！１枚２枚肉つまんで“衣服５枚”

２軍キャンプ地の高知市東部球場でリハビリ中のオリックス・清原和博内野手（４０）が６日、またも爆笑パフォーマンスをさく裂させた。この日もウエート室に報道陣を招き入れ、ボクサー流の減量風景を公開した。

　目の前に石油ストーブ２台を並べ、その上に置かれたヤカンからは湯気がモウモウ。頭にタオルをほっかむりし、自転車型マシンをキコキコ。「今日は『減量編』や。原始的やろ。着てる枚数？　１枚、２枚…、（自分の脇腹の肉をつまんで）５枚や！」“即席サウナ”を披露してご機嫌だ。

　現在の体重は１０５キロ前後だが、目標の１００キロに向けてダイエット中。前日（５日）は米映画の「ロッキー」を意識して「卵白１０個分イッキ飲み」を披露したが、今度は往年の人気漫画「あしたのジョー」に出てきそうなシーンを公開した。この日は緩いボールながら、手術後初となるフリー打撃も行った。順調なリハビリにハイテンションの番長から、当分は目が離せそうにない。

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星野監督決断！「日本の上原」も先発復帰！

　日本代表・星野仙一監督（６１）が６日、巨人の宮崎キャンプを視察。昨年のアジア予選でストッパーを務めた上原浩治投手（３２）を星野ＪＡＰＡＮのエースに指名した。北京五輪の先発ローテーション入り“第１号”となった右腕は今キャンプ初めて捕手を座らせ、１０４球のピッチングを披露。「代表に選ばれたらどこでもやります」と、力強い言葉で金メダル獲得に全力を注ぐことを誓った。

　アップを終えた直後だった。一塁ベンチに戻ってきた上原を、視察に訪れていた星野監督が満面の笑みで出迎えた。「おう、久しぶりやな」昨年のアジア予選で北京五輪の出場を決めた台湾戦以来となる握手は、星野ＪＡＰＡＮのエース就任への儀式だった。

　初日のソフトバンク、西武に続き、視察に訪れた巨人・宮崎キャンプ。お目当ては２年ぶりに先発へ復帰するプロ１０年生だった。１０４球を投げ込んだブルペンでの投球練習は見られなかったが、投内連係で大きな声を張り上げながら機敏な動きを見せる姿に目を細めた。

　「上原は本当にスゴイね。あんな投手、見たことがない。元気だったらいい」すでに主将の宮本（ヤクルト）とともに日本代表入りを断言している闘将は、本大会での上原の起用法について言及。「ケース・バイ・ケースだが、日本代表では先発で行ってもらうことになる」と、北京五輪での先発ローテーション入りを明言した。

　アジア予選でのエース格はダルビッシュ（日本ハム）。上原は韓国、台湾戦に守護神として登板し、チームの勝利に貢献してきた。国際大会の経験が豊富とはいえ、昨年一度も先発のマウンドを踏んでいない。それでも指揮官は「抑えから先発に変わっても、全然心配ない。センスがあるから大丈夫。今は先発のスタミナをつけるために、考えて投げ込んでいるのだろう」と説明。ダルビッシュ、成瀬（ロッテ）らの実力を認めながらも、星野監督は上原を日本のエースに指名した。

　本番は予選７試合、決勝リーグ２試合の計９試合。金メダル獲得には、上原の活躍は絶対に欠かせない。「試合の流れで（リリーフで）１イニングぐらいの登板があるかも知れないが、先発でやってもらう」スクランブル登板の可能性を示しながらも、闘将の構想はあくまで大体大時代から国際大会で無傷の１２勝と絶対的な強さを誇るスターター。「キングオブ守護神」から「星野ＪＡＰＡＮのエース」へ。闘将は雑草魂とのタッグで、頂点を目指す。

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大久保Ｖ弾！岡田日本４発勝ち点３…Ｗ杯アジア３次予選

◆２０１０年南アフリカＷ杯アジア３次予選　日本４―１タイ（６日・埼玉スタジアム）岡田ジャパンが苦しみながら南アフリカへ一歩を踏み出した。日本は前半２１分にＭＦ遠藤保仁（２８）＝Ｇ大阪＝が直接ＦＫを決め先制。１分後にはまさかの失点でタイに追いつかれたが後半９分、初めてＦＷで先発起用した大久保嘉人（２５）＝神戸＝が右足で決勝ゴール。さらに２ゴールを奪い４―１で初戦を白星で飾った。岡田武史監督（５１）は、非公開練習で徹底的に練習したセットプレーから３点を奪うなど、苦戦必至のＷ杯予選初戦を見事乗りきった。

　セットプレー３点　小さく拳を握った。後半ロスタイムの左ＣＫ。巻が頭で決めた。３点リードし、すでに試合は決まっていた。岡田監督はそれでもゴールを要求した。「予選は厳しくなると分かっていた。セットプレーはポイントだった」３日間の非公開練習で精度を高めてきたセットプレーから、３ゴールが生まれた。

　Ｗ杯予選の初戦は、歴代の代表チーム同様、やはり苦戦した。「先制点を取れば楽になると思ったが自分自身、甘かった」前半２１分に遠藤の直接ＦＫで先制したが、その１分後に追いつかれた。気温２度、雪が降り、凍（い）てつくような寒さの中、前半を同点で終え、スタジアムは重苦しい空気に包まれた。

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日本が２組首位…Ｗ杯アジア３次予選

◆２０１０年南アフリカＷ杯アジア３次予選（６日）　日本と同じ２組のバーレーンはオマーンを１―０で下した。同組は４―１でタイを下した日本が得失点差で首位に立った。

　３組は北朝鮮がヨルダンを１―０で退けた。同組は北朝鮮と韓国が勝ち点３で並んだが、得失点差で韓国が首位。

　４組はサウジアラビアがシンガポールに２―０で快勝。ウズベキスタンはレバノンを１―０で破った。５組はアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）がクウェートを２―０で下して首位に立った。

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「康生よ、妻のために がむしゃらに勝て」

　柔道全日本男子の斉藤仁監督（４７）がフランス国際（９、１０日・パリ）視察のため６日、成田空港から出発。同大会に北京五輪１００キロ超級代表の座をかけて臨む井上康生（２９）＝綜合警備保障＝に、初の妻同伴効果による復活Ｖを期待した。

　井上は１月にタレントの東原亜希（２５）と結婚。世界王者リネール（フランス）ら強豪が出場する今大会には、新妻も応援に駆けつける。同監督は「（奥さんが）来ることで負けられない重圧がある。きれいな柔道ではなく、泥臭くてもいいから、がむしゃらに勝ってくれたら」と“変身”を求めた。

　１００キロ超級は国内最激戦区。０６年全日本選手権覇者の石井慧（国士大）、１月のグルジア国際を制した高井洋平（旭化成）、０７年世界選手権無差別級王者の棟田康幸（警視庁）。そこに井上を加えた４人で１枚の切符を争う。斉藤監督は「勝つことがポイント」と、康生の北京行きへ１年ぶりの復活Ｖを課した。

　◆現地で２時間汗　〇…フランス国際に出場する井上は６日、パリの柔道場で現地入り後初の練習を約２時間にわたって行った。朝から早速、得意の内またの打ち込みや、自分より大きな相手を崩すための足技や組み手の研究を入念にこなした。フランス国際は昨年も優勝しており、１０日の試合に向けて「気持ちは盛り上がっている。やるしかないですから」と気合の入った表情で話した。

　◆外食徹底禁止　柔道男子代表は選手村“缶詰め”　○…北京五輪の柔道男子代表は選手村に“缶詰め”！？　中国製ギョーザ中毒事件などで、北京五輪期間中の選手の食事への不安が高まる中、斉藤監督は「選手村での食事を徹底することが必要」と外食を禁じる案を示した。男子代表は試合数日前に選手村に入る予定で、「選手村の食事で体調を崩すなら仕方ない」と同監督。また、並行して、日本製のレトルトおかゆなどを大量に持ち込むことなども検討するという。

参照元：スポーツ報知

白鵬は優等生…朝青尻目に健康診断

　大相撲初場所で３連覇を達成した横綱・白鵬（２２）＝宮城野＝が６日、ライバル横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝とは正反対の“優等生”ぶりを見せた。東京・両国国技館で健康診断が行われ、受診しない関取もいる中「なかなか病院に行く機会がないから」と採血や身体測定などを受けた。診断は８日まで行われるが、モンゴルに帰国している朝青龍はもちろん不参加だ。

　当初は白鵬も朝青龍と同様に里帰りを検討していたが、９日にはＮＨＫ福祉大相撲がある。「福祉相撲は（相撲協会として）団体で行うもの。天気が悪くなって戻ってこれなかったら大変。それにこれ（健康診断）も大切ですし」と協会行事の重要性を考え断念した。白鵬は朝青龍が再来日する８日、春場所（３月９日初日・大阪府立体育会館）へ向けて始動する。

参照元：スポーツ報知

遼、ハニカミ世代でハワイ席巻だ

【シドニー（オーストラリア）６日】男子ゴルフの石川遼（１６）＝パナソニック＝は６日、米ハワイで行われるパールオープン（８～１０日、パールＣＣ）に出場のため、シドニーからホノルルへ航空機で出発した。プロ転向初戦となった５日の全英オープンオーストラリア予選は４１位で落選という厳しい結果に終わったが、“ハニカミ世代”のライバルと相まみえるハワイでの戦いへ気持ちを切り替えた。

　プロ初戦から一夜明け、石川の頭は次戦に切り替わっていた。６日付の当地朝刊紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」で「和製タイガー・ウッズ」と紹介され、屈辱の落選となった全英予選の結果よりも大きく「シドニーにはスーパースターが来ていた」と報じられたが、当の本人の視線はすでにハワイ。１３位に終わった昨年に続き、今年も出場するパールオープンに向けシドニーを飛び立った。

　「疲れはほとんどないですね。きょうもラウンドできるくらい」。終盤でスタミナが切れた５日の３６ホールのプレー後、ふくらはぎと太ももに軽い痛みを覚えて足がつりかけたが、１６歳の体は回復している。

　ハワイでの最初の課題は、不調に陥ったドライバーの修正。だが、それよりも今回の大会自体に魅力を感じている。パールオープンには、ジュニア時代でともに戦った杉並学院高の２年先輩で明大進学が決まっている薗田峻輔や、鹿島学園を２年で中退してプロに転向した世界ジュニア代表の同僚、前粟蔵俊太らも出場。「これからは、こういう機会は少なくなるかもしれない」と少し寂しげな表情を見せたが、だからこそ全力を傾ける覚悟を決めている。「いまのジュニアのメンバーで将来、賞金争いができることを願っているんです」。日本の将来を担う“ハニカミ世代”が力を見せつける。

参照元：スポーツ報知

藍ドライバー好調

【シドニー６日】宮里藍（２２）＝サントリー＝の今季の初戦となる欧州女子プロゴルフツアー、ＡＮＺレディースマスターズ（オーストラリア・ロイヤルパインズリゾートＣＣ）が、豪雨の影響で７日の第１ラウンドを取りやめることが６日、発表された。４日間７２ホールで実施予定だった大会は、８日からの３日間５４ホールに短縮される。宮里は６日、プロアマ戦に出場したが、途中で豪雨中止となった。日本勢は他に横峯さくら（２２）＝エプソン＝、桜井有希（１９）＝フリー＝、東尾理子（３２）＝リコー＝ら６人が参戦する。

　藍は課題のドライバーが好調だった。１４番終了時点でプロアマ戦が中止。大会も１日短縮され、文字通り水が差された形だが、昨年後半に不振に陥ったドライバーショットについては「すごく良かった」と話した。自分の感覚を大事にした練習で手応えを得たようで「今まで気付かなかったことが見えてきた」と目を輝かせる。今季初戦のテーマも、成績ではなくスイングの「一定のテンポ」。参戦３年目で初優勝を目指す米ツアー前哨戦へ、実に落ち着いていた。

参照元：スポーツ報知

桃子が盲導犬支援…１バーディーで３万円

女子プロゴルフの昨年の賞金女王、上田桃子（２１）＝ソニー＝が６日、盲導犬の普及・育成を支援する「桃犬（ももけん）プロジェクト」の発足会見を都内のホテルで開いた。今季の獲得バーディー１個に対し３万円の協賛金をスポンサーなどと積み立て、財団法人日本盲導犬協会へ寄付する。会見後は日本トーナメント振興協会の表彰式に出席し、ハード日程で米女子ツアー初戦のＳＢＳオープン（１４～１７日、タートルベイリゾート）が行われる米・ハワイへ旅立った。

　桃子が新たなチャレンジに動き出した。「プロになって稼げるようになったら、何かやりたかった」。前所属の加賀電子、今季から所属となるソニー、マネジメント契約を結ぶサニーサイドアップ、ウエア使用のサンエー・インターナショナル、用具使用のキャロウェイゴルフの各社の協賛を受け、ツアーの日米を問わず１バーディーにつき桃子と５社が各５０００円、計３万円を盲導犬支援金として寄付することを発表した。

　昨年の１ラウンド平均バーディー数は、部門別ランク１位となる３・４７。２５試合程度に出場してそのペースで獲得できれば約１０００万円を支援できるだけに「あとは私が頑張るだけ。１つでも多くバーディーを取りたい」と誓った。

　以前からボランティア活動に興味があった。０６年には、５歳上で足が不自由な姉・亜沙美さんが務める熊本市内の身体障害者通所授産施設「ライン工房」を訪れてパンの発酵機をプレゼント。昨年の米女子ツアー新人研修会でもボランティアをテーマにした講習があり、気持ちがより強まったという。さらにあるテレビ番組で、約７８００人のニーズに対し、盲導犬が１０００頭しかいない現状を知った。もともと好きな犬のために、一肌脱ぐことを決めた。

　この支援で育成された盲導犬には「桃」という文字を使った名前が付くことが決定。活躍に応じ、多くの“モモちゃん”が視覚障害者の元へ巣立っていくことになる。

　会見後は、新人賞を受賞した日本トーナメント振興協会の表彰式に出席。成田空港に移動し、ハワイに出発した。「気を引き締めていかないと。気持ちだけは負けないようにしたい」。リンクするプロジェクトの成功と米ツアーでの活躍へ、結果を残す構えだ。

　◆米ツアーへ出発初参戦不安なし　○…初参戦となる米ツアーにも、桃子は「（米国の）風と芝は初めてだけど、それ以外は変わらない。徐々に慣れていける」とキッパリ。オフの間に昨年まで米ツアーで戦った東尾理子に深いラフ対策のアドバイスを受けたほか、洋芝用に５８度のウエッジを３本持参。「優勝目指して頑張りたい。世界ランクの１３位を落としたくないし、トップ１０に入れたら最高」と飛躍を誓った。

参照元：スポーツ報知

“ＫＩＤの蹴り”反則逃れる

昨年大みそかの格闘技大会「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！」でＫＯ勝ちした山本ＫＩＤ徳郁（３０）＝ＫＲＡＺＹ　ＢＥＥ＝が、対戦相手のハニ・ヤヒーラ（２３）＝ブラジル＝から反則の疑いで抗議を受けている件について、大会実行委員会審判団は６日、ヤヒーラの訴えを棄却したことを発表した。

　ヤヒーラの主張は、試合を決定づけたＫＩＤの２発のキックが反則とされる「四点ポジションでの頭部への打撃」とするものだったが、審判団はビデオ映像での調査の結果、２発とも頭部ではなく左肩、右上腕などに当たっている、勝負はキックの前のＫＩＤの左フックで決定づけられたと判断した。審判団の裁定についてヤヒーラ側も納得しているという。

参照元：スポーツ報知

中田１５０メートル弾！場外に運んでも平然「何度もあるッス」

怪物がまた圧倒的なパワーで名護を沸かせた。日本ハムの高校生１巡目ルーキー・中田翔内野手（１８）＝大阪桐蔭＝が沖縄・名護キャンプ第２クール初日の５日、フリー打撃で今キャンプ最長飛距離の推定１５０メートル弾を放った。この日は雨の中、初の居残り特打など８時間の猛練習を敢行。また、中田の打撃練習を視察したマリナーズの山本泰・日本担当スカウト（６２）は「メジャーでも通用する」と高卒新人にメジャー級の高評価を与えた。

　モンスターの一撃が日の丸へ向かって加速した。中田がかっ飛ばした打球は、中堅後方にある高さ１５メートルのスコアボード頂上部に直撃。日本国旗を掲げたポールの左側に当たり、場外の砂浜へ消えた。キャンプ初日と３日目に放った１４０メートルを上回る推定飛距離１５０メートル弾。今キャンプ最高の放物線が名護の湿った空気を切り裂いた。

　「バックスクリーン越えは何度もあるッス。試合でも」規格外の怪物は平然と言ってのけた。フリー打撃は４３スイングで場外アーチ３本を含む７本のサク越え。７日の紅白戦に「４番・三塁」で出場予定のルーキーは、スコアボードの４番部分にも打球を直撃させた。

改めて怪力を証明したが、中田の声のトーンは上がらなかった。フリー打撃後には初の居残り特打に挑んだが、２０３スイングでサク越えは６本どまり。凡フライを連発し、「自分自身がっかり。しょうもなかったッス」と１５０メートル弾の余韻を忘れ、ため息をついた。

　午前中のシートノックでは２度のトンネル。「泣きそうになったッス」と落ち込んだのもつかの間、強い向上心で猛練習に励んだ。キャンプ最長の８時間練習。居残り特打中には左手中指のマメがつぶれたが、「アドレナリン出てたんで大丈夫ッス」と流血しながらバットを振った。特打の打撃投手を務めた吉井投手コーチは「スイングスピードと打球の角度にはやっぱり雰囲気がある」と存在感に舌を巻いていた。

　「結構疲れたッス。しんどかったッス」キャンプイン後、練習がハードになる一方、体重は１月からなぜか２キロ増えて１０５キロ。怪物ルーキーには底知れぬ大物感が漂っている。

　◆正露丸３社贈る　中田に医薬品メーカー３社から「正露丸」が贈られる。中田は２日の練習前に正露丸で腹痛を克服。「やっぱ効くッスね」と効果を絶賛した発言を受け、大幸薬品、キョクトウ、和泉薬品工業がプレゼントを決めた。大幸薬品は５日、「選手のみなさんに使っていただきたい」と正露丸など約１００箱を送付。この日も万全を期して正露丸を飲んだ中田にとってうれしい陣中見舞いとなりそうだ。

参照元：スポーツ報知

岡田ＪＡＰＡＮ初公式戦でケミストリー国家独唱

人気デュオ・ＣＨＥＭＩＳＴＲＹ（ケミストリー）が、６日に埼玉スタジアムで行われるサッカー・南アフリカＷ杯アジア３次予選の日本対タイ戦で、国歌独唱を務めることになった。

　０２年の日韓Ｗ杯では、「Ｖｏｉｃｅｓ　ｏｆ　ＫＯＲＥＡ／ＪＡＰＡＮ」のメンバーとして公式ソング「Ｌｅｔ’ｓ　Ｇｅｔ　Ｔｏｇｅｔｈｅｒ　Ｎｏｗ」を歌い、クラブＷ杯でも昨年まで３年連続公式ソングを担当するなど、サッカーとは縁深いケミストリー。国歌独唱は一昨年のアジアカップ予選の日本対サウジアラビア戦以来２度目で、この試合は３対１で日本が快勝している。１０年のＷ杯南アフリカ大会に向けて岡田ジャパンにとっては大切な初公式戦となるだけに、サッカーへの貢献実績を含め、日本代表に力強いエールを送るにふさわしいアーティストとして抜てきされた形だ。

　２人は大役に「Ｗ杯予選の初戦、そして岡田ジャパンの公式戦初戦、ぜひいい試合をして勝ってほしいです。そのためにも国歌を一生懸命歌いエールを送ります」と気合十分だ。

　ケミ自身、１月末にアルバム「Ｆａｃｅ　ｔｏ　Ｆａｃｅ」を発売したばかりで、３月からは全国ツアーも決定しており、スタジアムの熱気を受けてアーティスト活動にも力が入りそうだ。

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岡田監督、勝ち点３に自信…Ｗ杯アジア３次予選

◆２０１０年南アフリカＷ杯アジア３次予選　日本―タイ（６日・埼玉スタジアム）　岡田ジャパンのＷ杯への挑戦がいよいよ始まる。日本代表は６日、２０１０年南アフリカＷ杯アジア３次予選初戦のタイ戦を戦う。岡田武史監督（５１）は５日、公式会見でタイへの対策攻略に自信を見せた。

　公式会見を終えると、岡田監督は壇上で深く頭を下げた。表情は、親善試合２試合とは違い、硬さがあった。約１１年ぶりのＷ杯予選。身も心も今まで以上に引き締まっているに違いない。そして自信を持って言った。「プレッシャーをかけてきても、下がって（守ってきて）も、それなりに対応してきたから驚くことはない」相手の戦術に関係なく、勝ち点３を奪うことを誓った。

　これまでのタイの印象は、守りを固めてカウンター。一方、今月視察したスタッフの情報ではタイは前からプレッシャーをかけていた。偶然にも１月の親善試合の２試合の相手が、異なるタイプだった。初戦のチリは強いプレッシャーをかけ、ボスニア・ヘルツェゴビナは高さを生かし引き気味だった。ＭＦ中村憲は「２つ（のタイプを）テストできたのは大きい」と語った。

　さらにこの日までの非公開練習で、紅白戦などでもプレーごとに止めて細かい指示を出した。相手の対応に自信を増した様子でＦＷ高原は「高さで上回っているけど日本は高さを生かすサッカーをしていないから別の部分」と具体的な崩し方こそ語らなかったが自信を見せた。「戦術的にタイ相手にこうするというのをやってきたが、具体的に言おうとするとあまりに具体的過ぎるので避けたい」最後はけむに巻いた指揮官だが、勝利への采配はすでに構築されている。オシム監督から引き継いだ南アへの第一歩。絶対に勝ち点３をゲットする。

　◆南アＷ杯の出場チーム　３２チーム。南アフリカ（開催国枠）、欧州１３、アフリカ５（南ア除く）、北中米カリブ３．５、南米４．５、アジア４．５、オセアニア０．５。北中米と南米、アジアとオセアニアがプレーオフを行う。前回優勝チームも予選を戦う。

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日韓に警告と罰金１０００ドル…ハンドボール再予選で

アジア・ハンドボール連盟（ＡＨＦ）は五日、クウェート市で常任理事会を開き、ＡＨＦが認めていない北京五輪アジア予選やり直しに参加した日本と韓国に、警告処分と罰金千ドル（約１０万８０００円）を科すことを決めた。

　両国には罰金の支払いを条件に今月１７日に開幕する男子アジア選手権（イラン）出場を許すが、権限のより大きい理事会と総会で追加処分の検討を求めるとしている。同選手権の際に開かれる見通しの次回理事会で、再予選を開催した日本には罰金の増額などが科される可能性が高い。

　日本ハンドボール協会は罰金を支払えばＡＨＦの主張を認めることになるため、国際ハンドボール連盟（ＩＨＦ）や韓国協会と協議して対応を決める方針。ＩＨＦのムスタファ会長は「ＡＨＦより立場が上のＩＨＦがやり直しを決めた。ＡＨＦが（日韓両国を）処分することはできない」との見解を示している。

　ＡＨＦのアハマド会長は「日本がＡＨＦに従わず新たに予選を開催し、韓国とともに参加したことを残念に思う。だが処分は報復ではない」と述べた。

　昨年の予選で１位となった男子のクウェート、女子のカザフスタンの取り扱いについて、同会長はＩＨＦを相手に引き続きスポーツ仲裁裁判所（ＣＡＳ）で争う方針を示した。

　国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）委員でもあるアハマド会長は「常にルールを順守してきた日本が、今回はこれを破った」と述べ、東京都が目指す２０１６年夏季五輪招致は「強い味方を失った」と警告した。

　アハマド・アジア・ハンドボール連盟会長「常任理事会では規定に従い今回の２点を決めた。だが理事会と総会でさらに処分を検討するよう求める。日本と韓国は罰金を支払えば、アジア選手権には加われる。報復は考えていない。日本は信頼をなくした」（共同）

参照元：スポーツ報知