中嶋２回目に９位…Ｆ１モナコＧＰフリー走行

◆Ｆ１シリーズ第６戦モナコＧＰフリー走行（２２日、モンテカルロ市街地コース）　フリー走行２セッションを行い、ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴は１回目が計測１９台中１５位、２回目は２０台中９位だった。

　１回目はキミ・ライコネン（フィンランド、フェラーリ）、２回目はルイス・ハミルトン（英国、マクラーレン・メルセデス）がトップタイムをマークした。

　ホンダは１回目にルーベンス・バリチェロ（ブラジル）、２回目にジェンソン・バトン（英国）がともに８位。トヨタはティモ・グロック（ドイツ）が１回目に１１位。

　２３日は走行がなく、公式予選は２４日、決勝は２５日に行われる。

参照元：スポーツ報知

錦織“自力北京”絶望的…全仏テニス

◆全仏オープン男子シングルス予選（２２日、パリ）　全仏オープンテニスのシングルス予選は２２日、パリで男女２回戦が行われ、男子世界ランキング９９位で第５シードの錦織圭（１８）＝ソニー＝は、同１９３位のジーマン・グロイル（ドイツ）に２―６、５―７で敗れ、４大大会本戦初出場を逃した。これで世界ランキングによる北京五輪出場権獲得は絶望的となり、国際連盟（ＩＴＦ）による推薦での出場に懸ける。女子の米村明子（荏原製作所）も敗れ、予選の日本勢は姿を消した。

　攻略の糸口をつかめない焦りが錦織の顔に浮かんでいた。「どこに打っていいのか、わからなくなった」。２年前に世界ランキング７５位に入ったグロイルのうまさにやられ、全仏での４大大会デビューを逃した。

　広角に振っても１８５センチと長身で手足が長い相手に追いつかれ、深いボールを返された。「決まったと思っても返されて、ミスも少なかった。気持ちが守りに入ってしまった」。初めてブレークポイントを迎えたのは第２セットの第９ゲーム。５―５の第１１ゲームでも２度ブレークチャンスがあったが、この勝負どころで相手にキープを許し、いら立ちからラケットをコートにたたきつけるほど冷静さを失った。

　次の４大大会、ウィンブルドン（６月２３日開幕）は本戦からの出場が決まっているが、世界の層は分厚い。９９位といえども、予選を簡単には勝てない。発展途上の１８歳は「自分の思い描いていたプレーができなかった。本戦に出たかったのに…」と悔しさをかみしめた。

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朝青龍絶望的３敗目…夏場所１２日目

◆大相撲夏場所１２日目　●朝青龍（突き落とし）千代大海○（２２日・両国国技館）　全勝の大関・琴欧洲（２５）＝佐渡ケ嶽＝が横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝を破り自己最多タイの１２連勝を達成した。２敗の横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝と平幕の豊ノ島（２４）＝時津風＝はともに敗れ３敗となり、優勝の可能性が遠のいた。

　朝青龍は取組前から、リラックスしていた。支度部屋で、ダービー馬のアドマイヤベガなどで知られる有力馬主で親交のある近藤利一氏（６５）の訪問を受け、１０分以上、談笑していた。

　相手は負け越しが決まっている千代大海、余裕を持ちすぎたわけではないが、変化であっさり負けた。「変化はびっくりした」と悔しそうにつぶやいた。「（近藤氏の訪問は）逆に気合入ったんだけどな。合わせる顔ないよ」と、うなだれた。前日（２１日）の琴欧洲戦で痛めたという脇腹に加え、序盤から腰痛もあった。「多少影響があったと思う」と、振り返った。

　引き揚げる際、駐車場まで後を追った報道陣はわずか４人。普段は２０人以上を引き連れるが、主役の座を奪われた形。「帰ってゆっくり取組のビデオを見るよ。残り３日しっかり勝ちたい」。さびしそうに車に乗った。

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さくら姉妹、タッグで大会連覇狙う…女子ゴルフ

女子プロゴルフツアーの「中京テレビ・ブリヂストンレディス」は２３日から３日間、愛知・中京ＧＣ石野Ｃで行われる。大会連覇を狙う横峯さくら（２２）＝エプソン＝は、２つ年上の姉・彩花さんをキャディーに起用し、今季初優勝を狙っている。「（姉がキャディーだと）全部自分でやらないといけないけど、勉強のつもりでやりたい」今季の姉妹タッグは４月のフジサンケイレディス以来、２度目となるが、同大会は初日２位（結果は９位）と相性もいい。「大会連覇？　自分のプレーをしていればチャンスはあると思う」心が通じ合う姉の存在を追い風に、さくらが優勝をつかむ。

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白鵬吹っ飛ばした！！２横綱連覇！琴欧洲２３日にも初Ｖ…夏場所１２日目

◆大相撲夏場所１２日目　●白鵬（寄り切り）琴欧洲○（２２日・両国国技館）　全勝の大関・琴欧洲（２５）＝佐渡ケ嶽＝が横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝を破り自己最多タイの１２連勝を達成した。１３日目に対戦する西前頭４枚目の安美錦（２９）＝伊勢ケ浜＝を破り、２敗に後退した白鵬に土が付けば千秋楽を待たずに琴欧洲の初優勝が決定する。２敗の横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝と平幕の豊ノ島（２４）＝時津風＝はともに敗れ３敗となり、優勝の可能性が遠のいた。

　初優勝をグッと引き寄せた。運命の白鵬戦。勝負に徹した琴欧洲は、立ち合いで左に変化。左上手を取ると、休まず攻めて右四つ。土俵際で粘る白鵬を寄り切ると、土俵下まで吹き飛ばした。２日連続で横綱を撃破し無敗を死守。１３日目に白鵬が敗れ、自身が勝てば、欧州勢として初の賜杯を手にする。

　花道を引き揚げてくると“琴欧洲スマイル”が爆発。「自分の形になりました。２横綱を破ったのは初めて。すごくうれしい。言葉が出ません」０５年秋場所と並ぶ自己最多の１２連勝に、気持ちも乗ってきた。

　史上７人目のカド番Ｖは、“父”にささげる。昨年８月１４日に先代・佐渡ケ嶽親方（元横綱・琴桜、鎌谷紀雄さん）が６６歳で死去した。「信じられない」厳しかったが、相撲のイロハを教えてくれ、大関まで育ててくれた先代の死に、言葉を失った。だが、何よりも相撲好きだった鎌谷さん。「日本の父でした。報いるには勝つしかない」悲しみをこらえ、飛躍を心に誓った。右ひざのけがなどで低迷する時期はあったが、やっと強い姿を見せることができている。

　朝げいこ後と部屋に戻ってきた時には、仏壇に手を合わせるのが日課。その姿を見ている現佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）は「今は先代の写真が笑っているように見える」。２代にわたって弟子の快進撃を喜んでいる。

　１３日目は、過去５勝７敗と苦手としている安美錦戦。「まだまだあと３日。１日、１日、自分の相撲を取ります」と、気を引き締めた。８月２日には鎌谷さんの１周忌が都内のホテルで営まれる。今場所初優勝、そして名古屋（７月）で横綱に昇進すれば、天国の恩人に最高の報告ができる。

　◆琴欧洲効果１１年ぶり満員　○…琴欧洲の活躍でチケットの売り上げも好調だ。２２日は、夏場所１２日目としては９７年以来、１１年ぶりに満員御礼となった。北の湖理事長は「琴欧洲が勝っているのがいいんだろう」と、話した。４月に開設した公式ブログは、まだ書き込みがない状態にもかかわらず、今月だけで５０００ヒットを記録している。

参照元：スポーツ報知

浅尾組、敗者復活でも敗れ五輪ピンチ…ビーチバレー

◆ビーチバレー　ワールドツアー女子第４戦第２日（２２日、中之島公園）　本戦の１、２回戦などが行われ、浅尾美和（２２）、西堀健実（２６）＝エスワン＝組は、初戦で五輪ランキング２位のブラジル組に０―２で敗れた。敗者復活１回戦でも別のブラジル組に０―２で完敗し、２５位に終わった。地元開催でポイントを稼げず、北京五輪出場が大ピンチとなった。また、佐伯美香（３６）＝ダイキ＝、楠原千秋（３２）＝湘南ベルマーレ＝は２回戦で豪州組に０―２で敗れ、２３日の１７位決定戦に回った。

　最後は浅尾の強打がブロックされた。敗者復活１回戦で、五輪ランキング４２位のブラジルペアに完敗。オフィス街にこだました大歓声に応えられず、試合後はベンチからしばらく動けなかった。ワールドツアー本戦初勝利はならなかった。

　大会２日目で、早くも“ビーチの妖精”がコートを去った。「何回も同じミスをした。日本大会だったので、１勝したかった」涙こそ見せなかったが、砂まみれになった顔から、浅尾スマイルが消えた。

　開催国枠で予選免除となったものの、１回戦は五輪ランク２位のジュリアナ、ラリッサ組に敗れた。敗者復活戦でも相手のサーブで崩され、要所でミスも出た。「常にいいパフォーマンスをしないと…。（調子の）上下がある」と必死で悔しさを押し殺した。

　２５位でわずか６０ポイントの獲得。ツアー３０戦目で本戦出場は４度目となったが、３５０点止まり。五輪ランクは６１位からほとんど変化しない見込み。北京五輪出場へ、獲得ポイントが高いグランドスラム（ＧＳ）は４戦あるが、ランク上位５６組しか出場できない。「出られない可能性もある」関係者が漏らしたように、ＧＳへの自力出場の道が途絶えた。ポイントの低いオープンツアーの残り３戦で、優勝２回、もしくは３試合で４位以内に入らなければ五輪圏内に届かない公算が高い。

　がけっぷちに立たされたアイドル。浅尾は「まだチャンスはある。大会が続くので、次に向かって頑張る」と前だけを見据えた。２５日には次戦の地・スペインに向かう。奇跡を信じ、最後の力を振り絞る。

　◆「くいだおれ」応援むなし　○…「大阪名物くいだおれ」の看板人形「くいだおれ太郎」が、浅尾、西堀組を観客席から応援した。違和感たっぷりだったが、午前９時から午後４時前まで熱視線を送った。「浅尾さん？　なかなか美人です。胸がドキドキします」と山田昌平社長（７１）が、太郎の思いを代弁。自身の去就については「ノーコメント」だったが、「（７月の閉店までに）驚くようなことをします」と同社長はサプライズを予告した。

参照元：スポーツ報知

遼最悪、捜索１分でギブアップ早すぎるロスト申告

◆男子プロゴルフツアー　マンシングウェアＫＳＢカップ第１日（２２日、岡山・東児が丘マリンヒルズＧＣ、パー７２）　昨年大会で衝撃の優勝を飾った石川遼（１６）＝パナソニック＝が、早とちりが原因でスコアを乱した。出だしの１番で第１打を早々にＯＢと判断したが、第４打の直後にボールがセーフの状態で発見された。このホールを含め３ダブルボギーをたたくなど得意のドライバーが大荒れで６オーバー７８。首位に１３打も離される１３０位と大きく出遅れ、３週連続予選落ちが必至の状況に追い込まれた。

　スタート前の１番ティーグラウンド。「ディフェンディング・チャンピオン」と紹介された石川は、ギャラリーの拍手と歓声に笑顔で応えた。そのさわやかな表情は、直後に凍り付いた。

　「出だしのティーショットがすべて。想定外だった。あのスイングミスを修正することができなかった」

　４０２ヤードのパー４。ドライバーで放った第１打が大きく右へ消えた。ＯＢの恐れがあるため再度ティーグラウンドから暫定球として第３打を打ち、即座に競技委員やフォアキャディー（ボールの行方を確認するスタッフ）ら５人で捜索開始。だが約１分後、「これはもう無いな。暫定球でプレーします」と、早々に暫定球が飛んだ左のセミラフから第４打を放った。ところがその直後、フォアキャディーが捜索現場から約１５ヤード前方で第１打のナイキ製ボールを発見。既に第４打を終えていたため取り返しはつかず、結局ダブルボギーをたたいた。

　過去のケースでは、引き連れた大勢のギャラリーによって発見されることが多かった。しかし今回の落下地点付近はガケがあり、観客は進入禁止。フェアウエーを挟み反対側の観客から「ボールが見えるぞ！」の声も飛んだが、石川の耳には届かない不運もあった。

　とはいえ、納得のいかないショットに固執しなかったのか、あっさり引き下がったことはあまりにもったいない。規則ではボールを探す時間は５分間まで許されている。第１打落下地点はラフだが、残り約９０ヤードとまずまずの位置で、十分にパーオンを狙えた。加えて、１５歳８か月３日の史上最年少でデビュー戦優勝を果たしたアマ時代の昨年とは違い、賞金を稼ぐプロとして凱旋した試合。周囲の期待を集める中、２週連続予選落ちを喫しているだけに、一打への執着心、スコアという結果へのこだわりを見せても、決して誰も否定はしなかったはずだ。

このつまずきが尾を引き、４番では本当のＯＢをたたいた。１５、１８番をバーディーとしたが、今季最悪の７８で首位と１３打差。ボールが発見されたことを知らずに会場を離れた石川は「明日は今日とは別人の様なプレーをしたい」。ハニカミ王子生誕の地で、このまま終わらせるわけにはいかない。

　◆石川のトラブルめも
  ▽Ｇ―ＯＮＥトーナメント最終日（３月３０日）　第１打を左の林へ曲げた１４番で、素振り中に後方の木の枝を折り「スイング区域の改善」の規則違反。２打罰を受けた。
  ▽中日クラウンズ第１日（５月１日）　１５番での木の下からの第３打が、再び「スイング区域の改善」にあたる可能性が浮上。木からの落下物が自然物の「ルースインペディメント」と判断されて結果的に罰は受けなかったが、試合後に大会競技委員長が説明の会見を開く騒動に発展。
  ▽同大会第２日（同２日）　１８番パー４で５打を叩いた尾崎将司のスコアを勘違いして「４」と記入。尾崎は確認を怠って提出し、過少申告で失格となった。

　◆紛失球（ロストボール）　規則２７―１ｃにより、プレーヤーやキャディーは自分の球を５分間まで探すことができる。石川の捜索は５分未満だったが、暫定球をプレーしたため、規則２７―２ｂによりその時点で最初の球は紛失球扱いとなる。

参照元：スポーツ報知

Ｋ―１に６０キロ級新設！７・７開催へ

Ｋ―１に６０キロ以下級（仮称ライト級）が新設されることが２２日、都内で発表された。魔裟斗らミドル級（７０キロ以下）で競われるワールドＭＡＸ準々決勝が行われる７月７日の日本武道館で３試合が行われ、外国人選手を迎え撃つ大月晴明（３４）＝ＡＪＫＦ＝、大宮司進（３０）＝シルバーウルフ＝、上松大輔（２３）＝チームドラゴン＝が会見した。

　谷川貞治イベントプロデューサー（４６）は「アジアでは７０キロ以上に人材が豊富な階級。ＭＡＸよりスピード感のある試合になるし、個人的には来年にでもトーナメントを組みたい」と説明。同氏が絶賛するエース候補、大月はムエタイ世界王者などのタイトルを持つ未知の強豪だ。デビット・ドゥージャ（フランス）戦に向け「倒して盛り上げる自信があります。（体格が近い）山本“ＫＩＤ”徳郁選手とも戦ってみたい」と意気込んだ。

　◆イケメン上松、魔裟斗になる！　○…チームドラゴンの上松は、ファッション雑誌のモデルも務めるイケメン。谷川ＥＰも「セコンドについているだけで問い合わせがくる選手。強くなれば６０キロ級の魔裟斗になれます」と期待した。愛媛・松山東高卒業後、Ｋ―１にあこがれて上京。エディ・ユアザパビュチス（リトアニア）との対戦で夢がかなう。「強さを証明します。顔は殴らせません」。イケメンを守り、女性ファンも開拓する。

参照元：スポーツ報知

マンＵが９年ぶり欧州一！

◆欧州チャンピオンズリーグ　▽決勝　マンチェスターＵ１―１チェルシー＝ＰＫ６―５＝（２２日・モスクワ）　イングランド・プレミアリーグ覇者のマンチェスター・ユナイテッドが同２位のチェルシーを下し、１９９９年以来３度目の欧州制覇を遂げた。

　ロナルドは今大会８ゴールで得点王に輝いた。マンチェスターＵは１２月に日本で開催されるクラブワールドカップ（Ｗ杯）に出場する。

　マンチェスターＵは前半２６分、ロナルドが頭で決め先制。チェルシーは同４５分、ランパードが左足でけり込み追いついた。

　延長戦でも決着せず突入したＰＫ戦では、両チームとも５人目までに１人ずつ外した。後げりのチェルシーは、７人目のアネルカがＧＫファンデルサルにシュートを止められた。

　ファーガソン・マンチェスターＵ監督「とても誇り高い。思わずほおをつねってしまう。押された時間帯もあったが、王者には忍耐も大事。優勝は運命だと思う」

　グラント・チェルシー監督「試合を支配したと思う。ＰＫ戦も、あと一歩だったが…。ここまで勝ち上がったことと、この日のプレー内容を誇りに思う」

　◆マンチェスター・ユナイテッド　１８７８年創立。国内リーグは１８度優勝のリバプールに次いで、１７度の優勝を誇る。欧州チャンピオンズリーグでは、前身の欧州チャンピオンズカップ時代の１９６８年に初優勝、９９年にはベッカムらを擁して国内リーグとイングランド協会（ＦＡ）杯を合わせた３冠を達成した。

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五輪で初の卓球団体戦、日本男女に出場枠

国際卓球連盟は２０日、北京五輪で初めて実施する団体戦で出場枠を獲得した男女各１６か国・地域を発表し、日本は男女の出場が確定した。ダブルスに代わって導入された団体戦は１チーム３人で、シングルス４試合、ダブルス１試合の３戦先勝制で争う。（共同）

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杉山が準々決勝へ…女子テニス

女子テニスのストラスブール国際は２１日、フランスのストラスブールで行われ、シングルス２回戦で第７シードの杉山愛（ワコール）はペトラ・クビトバ（チェコ）を６―４、６―３で下して準々決勝に進んだ。（共同）

参照元：スポーツ報知

日本女子４連勝！北京王手…バレー五輪最終予選

◆バレーボール北京五輪女子世界最終予選第４日（２１日、東京体育館）　世界ランク８位の日本は、１４位のドミニカ共和国を３―１で破り、開幕４連勝で２大会連続の五輪出場に王手をかけた。センター荒木絵里香（２３）＝東レ＝の“顔面ブロック”など気迫プレーで全勝の２位をキープ。休養日をはさみ、２３日に世界１１位で、アジアのライバル・韓国との決戦に勝てば、北京切符が決まる。

　エリカ様が泣いた。第１セット、日本の１１点目のブロックポイント。顔面でスパイクを止め、相手コートに落とした。「痛かった～。涙止まらなかった」めげずに、さらに２連続でブロックを決めたのがスゴイところ。荒木の踏ん張りもあり、日本は五輪に王手をかけた。

　「粘り負けしないようにと思いました」身体能力で勝る相手の速攻と強打の前に、第２セットを大差で落とすなど、決して快勝ではなかった。だが、チームで３１本のスパイクレシーブを成功（相手は２２本）させるなど、全員がボールへ執念をむき出し、なりふり構わず勝ちをもぎ取った。

　韓国戦に五輪切符がかかる。対韓国は１０連勝中だが、アテネ五輪本番では屈辱のストレート負けを喫した。大一番の日本戦になると燃えて底力を出す相手。攻撃の中核・韓有美（２６）は「左ひざ故障」としてワンポイント出場だけになっているが、実は“温存”している可能性もあり油断はできない。

　同じく開幕４連勝で迎え、アテネ五輪を決めた４年前の予選の韓国戦。直前でメンバー落ちした荒木は会場で観戦した。「うらやましいというか、普通に感動しました。ずっとそういう場面にいる自分が目標だった」アテネ予選は４連勝中ストレート勝ちが３戦だったが、今回は１度だけ。今の全日本は、決してスパッと勝てるチームではないが、泥臭くても勝ちは勝ち。とにかく、あと一つだ。

参照元：スポーツ報知

白鵬１敗死守も左足「違和感」…夏場所１１日目

◆大相撲夏場所１１日目　○白鵬（寄り切り）千代大海●（２１日・両国国技館）　白鵬は前日痛めた左足首にサポーターを巻き、白い足袋をはいて土俵に上がった。千代大海の突っ張りを前に出てこらえ、もろ差しの体勢から寄り切った。

　前日、安馬の上手投げで土俵下に落ちたときに負傷。この日の朝げいこを今場所初めて回避した。「相撲を取ってるときは気にならなかった」と振り返ったが、支度部屋に戻ると両足を広げ、トレーナーからテーピングをしてもらいガッチリと固定した。駐車場まで約１００メートルの距離も、付け人の肩に右手を置いて、足を引きずりながら歩いた。「痛くはないが、違和感がある」という。

　１２日目は全勝の琴欧洲戦。「結びを見て（琴欧洲は）手足が長いなーと思った」と周囲を笑わせた。「土俵のけがは土俵で治すという言葉がある」痛くても横綱は強くなきゃいけないことは自覚している。

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朝青龍、自力Ｖ消え「失敗だな」…夏場所１１日目

◆大相撲夏場所１１日目　○琴欧洲（寄り切り）朝青龍●（２１日・両国国技館）　土俵で首をひねる姿に、優勝２２回のオーラは消えうせていた。朝青龍が琴欧洲の勢いに圧倒された。「失敗だな。頭から来るとは思ってなかった」約１０分間の長風呂の後、立ち合いの計算間違いを悔やんだ。

　１差で琴欧洲を追った。直接対決は単独トップの大関を引きずりおろす絶好の機会だった。大一番は優勝を争う誰よりも慣れているはずだったが「緊張した。楽しめなかった」。敗因は逆転Ｖへの重圧にのみこまれて生じた心の乱れだった。

　２敗目を喫し自力Ｖが消滅。加えて琴欧洲に左上手を引きつけられたときに、場所前に痛めた左腰の痛みが再発した。「まぁ頑張るわ」駐車場まで時折、記者の肩を借りながら歩く姿が、２３回目の賜杯が遠のいたことを感じさせた。

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「内容の濃い１週間にしたい」…プロアマ戦で抱負

男子プロゴルフツアー、マンシングウェアＫＳＢカップは２２日に岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズゴルフクラブで開幕する。アマチュアとして出場した昨年のこの大会で史上最年少ツアー優勝を飾った石川遼（１６）＝パナソニック＝が２１日、プロアマ戦に出場した。

　開幕戦で５位健闘したものの、ここ２戦は予選落ちと調子を落としていた。しかし、この日は絶好調で「ここに来たらパットも入り始めたし、開幕してから一番いい。こつをつかめてきた」とゲンのいいコースでの一戦に期待を寄せていた。

　予選ラウンドの同組選手は立山光広、久保谷健一で、昨年の最終ラウンドと同じ組み合わせ。石川は「去年ほどの緊張感はない。つぶされないように頑張る。ことしはことしの物語ができ上がればいい。去年を上回る内容の濃い１週間にしたい」と笑顔で抱負を語った。

参照元：スポーツ報知

遼ぶっつけ５Ｗ…ＫＳＢカップ２２日開幕

男子プロゴルフツアーのマンシングウェアＫＳＢカップは２２日から４日間、岡山・東児が丘マリンヒルズＧＣで行われる。昨年、史上最年少優勝を果たした石川遼（１６）＝パナソニック＝はプロ入り後初めて２アイアンに替えて５ウッドの投入を決断した。

　昨年度覇者として迎える大一番。プロアマ戦後の練習場で５ウッドを試し「使います」と明言。２アイアンの平均飛距離は２３５ヤードで「３ヤードぐらい」伸びるというが、打ち方は同じ。「ミスしてもミート率が良くなるので」と説明した。

　プロアマ戦では７番パー３で同組だったゴルフ用品販売の有賀園・有賀明社長がホールインワン達成。石川も「入れ～」と大声を出し、カップインの瞬間はジャンプして大喜びした。「絶対に何かが起こると思う。その何かが、いいのか悪いのかは僕次第です」と吉兆を信じて口元を引き締めた。チーム成績も１４アンダーで自己ベストの４位だ。

　「去年とは違った感動を与える方法は何億通りもあります」昨年の２万２７１４人の倍近い合計４万人以上が予想される大ギャラリーに、１年間の成長を見せる準備は整った。

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琴欧洲１１連勝！朝青龍に完勝…夏場所１１日目

◆大相撲夏場所１１日目　○琴欧洲（寄り切り）朝青龍●（２１日・両国国技館）　降り注ぐ座布団が、最高に気持ちいい。２０２センチの琴欧洲の体が輝いた。初優勝へのヤマ場・朝青龍戦。緊張感が漂う２度目の立ち合い。右上手を取ると、強烈なかいな力で振り回す。両上手を引くと、粘る横綱を寄り切り。全勝を死守し、０６年初場所の大関昇進後、自己最多の１１勝。史上７人目のカド番Ｖへ、勢いは止まらない。

　花道の奥で師匠・佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）と目が合うと、感情を抑えきれない。「相手は（先場所）優勝した人。思いきり当たった。こんな気持ちは久しぶりです。良かった」荒れる息も気にせず、今場所一番のスマイルで応えた。

　大関昇進前後に見せていたフィーバーの再燃だ。後援企業である明治乳業はこの日、場所中としては異例のアイスクリーム「スーパーカップ」約１２０個を佐渡ケ嶽部屋へ差し入れ。白星につながるようにと「バニラ」味が中心となった。同社とは場所前に広告出演契約を更新したばかり。現在、ＣＭは流されていないが、再度起用される可能性が大きくなった。

　欧州出身力士としての初優勝へ、駐日ブルガリア大使館も熱狂している。琴欧洲の取組になると全員がテレビにかじりつき、１２日目には職員が観戦。ブラゴヴェスト・センドフ全権大使は、千秋楽に来場予定で、ブルガリア共和国優勝杯を手渡すのを心待ちにしている。

　１２日目は、横綱・白鵬に挑む。対戦成績は５勝１１敗だが、もう過去の琴欧洲ではない。「毎日何も考えていない。自分の相撲を取りきればそれだけでいい」無欲で大きな壁をぶち破れば、初の賜杯が見えてくる。

参照元：スポーツ報知