佐藤はＦ１開幕参戦絶望的…トロロッソと契約できず

　自動車Ｆ１シリーズ、トロロッソ・フェラーリのテストに参加していた佐藤琢磨（３２）は６日、今季開幕戦からのＦ１参戦が絶望的となった。

　トロロッソが同日までにセバスチャン・ブールデ（フランス）とスイス出身のセバスチャン・ブエミを正ドライバーに起用することを発表した。

　佐藤は所属していたスーパーアグリ・ホンダが昨季途中でＦ１から撤退したため、正ドライバーとしての新たな契約先を探していた。佐藤は「可能性がある限り、Ｆ１への復帰を最優先して行動していく」とコメントした。（共同）

参照元：スポーツ報知

織田消化不良の６位 最終滑走「硬かった」…フィギュア四大陸選手権・男子ＳＰ

◆２０１０年バンクーバー五輪プレ大会　フィギュア四大陸選手権第２日（５日、カナダ・バンクーバー＝パシフィック・コロシアム）　男子ＳＰは小塚崇彦（１９）＝トヨタ自動車＝が３位につけ、織田信成（２１）＝関大＝は６位と出遅れた。

　信成が「ウ～ン」とうなった。最終滑走２６番で登場し結果は６位。「悔しいのが一番」とスッキリしない表情を見せた。２連続３回転ジャンプの２つ目でバランスを大きく崩し、これが演技後半にも影響。ステップも乱れて減点された。「最後に滑るということで緊張して。大きな試合も久しぶりだった」。酒気帯び運転の謹慎で昨季は大会出場を控え、海外での国際連盟公認の試合は０７年３月の世界選手権以来。さらに五輪会場での大トリとあって雰囲気にのまれた。吉岡伸彦強化部長も「織田くんはすごく硬かった。久しぶりで、最後まで出るのを待ってるとすごく緊張するから」と話した。

　スッキリできない出来事が、午前中に起きていた。空腹から練習用リンクで販売されるピザをパクついた。もちろん日本と違い特大サイズ。練習へのエネルギー源にしようとしたが、便秘になってしまい、練習でジャンプを跳ぶたびに「おなかが痛～い」ともん絶。困ってヨーグルトの助けも借りた。演技への直接的な影響はなかったというが「もうちょっとスッキリしたかった」と笑わせた。

　２日の練習ではアイススケート仕様のリンクで距離感が合わずフェンスに激突。ドタバタ続きだが表情は明るい。「今回滑って緊張も取れた。成績を出してスッキリしたい？　そうですね。４回転を成功させて、その後のすべての演技も成功させたい」と意気込んだ。７日のフリーも最終２４番で滑る。

参照元：スポーツ報知

亀田和毅がプロ４戦目 対戦相手変更も動じない

　６日（日本時間７日）にメキシコでプロ４戦目を戦う亀田３兄弟の三男・和毅（１７）＝亀田＝が５日（日本時間６日）、現地で計量を行い、一発パス。対戦相手が計量会場に現れず、急きょアルトゥーロ・デルガド（２９）＝メキシコ＝に変更されるハプニングがあったが、「相手が誰だろうと関係ない」と動じることはなかった。

　３月４日に世界前哨戦を控える長男の興毅（２２）、父・史郎氏（４３）も現地入り。メキシコで数多くのスパーリングをこなしてきた“亀田家の最終兵器”は「練習してきた成果を出すだけ」と自信を見せた。

参照元：スポーツ報知

辰吉、３・８タイで復帰第２戦 応援ツアーも企画

プロボクシング元ＷＢＣ世界バンタム級王者の辰吉丈一郎（３８）が６日、自身の公式ホームページ上で、復帰第２戦となるノンタイトル１０回戦（相手未定）を３月８日にタイ・バンコクで行うと発表。同時に、日本から応援ツアーが組まれることも判明した。

　ＪＴＢと企画するツアーは２泊４日で、料金は成田空港発が７万５０００円、関西空港発が５万４０００円（サーチャージ別）。１０月にバンコクで敢行した復帰第１戦では、旅行者含む約６００人の日本人が熱狂したという。ただ、相手は今回もタイ国内ランカークラスとみられ、どれだけのファンが集まるかは未知数だ。

　８日には大阪市内で行われる「ドラマチック・ボクシング」で解説者として半年ぶりに“復帰”。ＪＢＣ側と平行線のままの引退問題のほか、メーンで登場するタイのバンタム級王者へのコメントも注目される。

参照元：スポーツ報知

７日再起戦！肉体改造成功、河野ＫＯ宣言…ダイナミックグローブ

報知新聞社後援「ダイナミックグローブ」は７日、東京・後楽園ホールでゴング。今年中の世界再挑戦を狙うＷＢＡ世界スーパーフライ級６位・河野公平（２８）＝ワタナベ＝が、肉体改造の成果を披露する。

　河野は昨年末からジムが招へいしたフィジカルトレーナーに師事。股（こ）関節の可動域が広がり安定感が増したという。「パンチを打つときのバランスがよくなって威力も増した。今回はバッチリとＫＯで倒します」と自信をみせた。昨年９月、ＷＢＡ同級王者・名城信男（２７）＝六島＝との王座決定戦で１―２の小差判定負けを喫して以来となる再起戦。東洋太平洋同級１１位ヘンドリック・バロングサイ（２８）＝インドネシア＝に格の違いを見せつける。

参照元：スポーツ報知

藍５バーディー２０位浮上…欧州女子ゴルフ

◆欧州女子プロゴルフツアー　ＡＮＺ女子ゴルフ第２日（６日、ロイヤル・パインズ・リゾート＝パー７２）　３０位でスタートした宮里藍（２３）＝サントリー＝は、５バーディー、３ボギーの７０で回り、通算３アンダーの２０位に浮上。「上り調子。この流れでガンガン行きたい」と決勝ラウンドでの逆襲に自信を見せた。首位は１０アンダーのニッキ・キャンベル（オーストラリア）。桜井有希（２０）＝呉工業＝は３オーバー、有村智恵（２１）＝日本ヒューレット・パッカード＝は５オーバー、東尾理子（３３）＝リコー＝は８オーバーでいずれも予選落ちした。

　藍が１番でいきなりギャラリーを沸かせた。残り１２０ヤードから９アイアンで放った第２打がピン手前８０センチにピタリ。「朝イチから高い集中力でできた」の言葉通り、バーディー発進で勢いに乗った。

　１３、１４番では連続ボギーを叩くも「あそこで終わるわけじゃないし、距離が短い１７番で取り返そうと思った」と気持ちを入れ替えると、その１７番で５メートルのパットをねじ込み、この日５個目のバーディーを奪う。初日に続きティーショットの安定感は抜群で、フェアウエーを外したのは全ホール中わずかに２回。「気持ちよく自信を持ってドライバーを振れている」と笑みがこぼれた。

　クリスティー・スミス（オーストラリア）がコースレコードタイとなる６２をマークするなど上位がスコアを伸ばし、首位とは７打差と開いているが「バーディーを取ることに集中したい。特にパー５で取れているので（初日と合わせて８ホール中６ホール）、その流れでガンガン行きたい」と意欲的だ。

　ラウンド後はゴールドコースト市内の動物園へ出かけリフレッシュ。決勝ラウンドでの逆襲へ英気を養った。

参照元：スポーツ報知

直道、遼にマスターズ予選突破指令…男子ゴルフ

男子プロゴルフの尾崎直道（５２）が６日、石川遼（１７）＝パナソニック＝に対し、初出場となるマスターズ（４月９～１２日、米ジョージア州オーガスタナショナルＧＣ）での予選通過を期待した。尾崎直はこの日、横浜市内で行われた、放電加工機メーカー・ソディックとの所属契約会見に出席。１月のロイヤルトロフィー（タイ・バンコク）でともに戦った石川について「マスターズ前の数試合でどれくらい成績が出るかでオーガスタでの戦いが占える。４日間プレーしてもらいたい」。

　ソディック社と１年契約を結んだ今季も米シニアのチャンピオンズツアーを主戦場にし、７日に渡米する。「契約させて頂いて、やらなくちゃいけないなと思う」と自覚を促された様子だった。

参照元：スポーツ報知

真央、銅でもいい！“明日”のためにフリーは大幅難度下げ…フィギュア四大陸選手権

◆２０１０年バンクーバー五輪プレ大会　フィギュア四大陸選手権第２日（５日、カナダ・バンクーバー＝パシフィック・コロシアム）　【バンクーバー（カナダ）５日】居残り練習で“不調地獄”から脱出だ。４日の女子ショートプログラム（ＳＰ）で６位に終わり、逆転優勝が絶望的になった浅田真央（１８）＝中京大中京高＝は５日、市内のサブリンクで日本勢３人の中で１人だけ、２回に分けて練習に没頭した。６日のフリー演技では世界最高の難易度ジャンプを詰め込んだ構成を“脱スランプ・メニュー”へ大幅に変更する予定。復調イメージをつかみ、五輪枠を取りにいく世界選手権（３月２３～２９日、米ロサンゼルス）につなげる。

　引きずってなどいられない。真央が練習の鬼と化した。大会前の調整失敗で４日のＳＰはメロメロ。五輪本番の会場で、シニア転向後、２番目に悪い点数で６位発進し、ライバル・金妍兒（韓国）に１４・３８点もの大差をつけられた。復調のきっかけを見つけるために、サブリンクで一心不乱に滑った。

　大会期間中の公式練習は１日に２回。試合のない日は、メーン会場からバスで約１０分離れた練習用リンクで１回４０分、計８０分の時間が与えられる。午後２時３０分からの１回目から、２回目の開始時間・午後５時５０分までの空き時間は２時間半以上となったが、スタッフとともに残って練習に没頭。思い詰めたような表情は消えて、代わりに笑顔が出てきた。

　優勝が無理なら表彰台を狙うしかない。世界最高の難易度ジャンプを詰め込んだフリーのプログラムを持つ真央だが、リスクの高い構成を大幅に下げる試みを練習の端々で見せた。今季９試合連続で一度も成功していない２連続３回転は、３回転と２回転の組み合わせに。２度に分けて続けて組み入れるトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）は１つに減らした。昨年１２月のＧＰファイナルで女子の国際大会では史上初めて成功させた２連続の大技も欲張らない。３回転サルコーは一度も跳ばず、代わりにより基礎点の低い３回転トーループを繰り返した。「今できることをやりたい」と真央も話していたように、不調の中で現在できることを盛り込んだようだ。

　五輪会場での表彰台を不調脱出の“特効薬”にする。ＳＰダントツの金を逆転してのＶはほぼ不可能。２位で９・０４点差のロシェット（カナダ）も厳しいが、３・１２点差の３位ファヌフ（カナダ）は射程圏内。実力的には十分追いつける相手だ。吉岡伸彦強化部長も「（表彰台を）経験するのとしないのではまったく違う」と話した。日本の五輪枠を争う３月の世界選手権へ向け、真央は最後までベストを尽くす。

　◆強化部長が危機感　○…男女ともにＳＰが終了し、大きく出遅れた日本勢に日本連盟の吉岡強化部長が危機感を示した。「今のままではいけない。平常心を出し切れる方向にチーム全体で持っていかないと」と話した。昨季は浅田真央と高橋大輔でアベックＶ。今回は五輪枠のかかる３月の世界選手権に向け、日本勢の力を試す大会ともなっているが、男女ともに優勝は難しい状況だ。世界選手権には、四大陸選手権への参加資格のない欧州勢が出場。世界トップクラスの実力者が増え、全体のレベルがさらに上がる中で日本は五輪枠をつかみにいく。

参照元：スポーツ報知

アイスダンスは米国組が優勝…四大陸フィギュア選手権

　◆フィギュアスケート　四大陸選手権第３日（６日、バンクーバー）アイスダンスはオリジナルダンス（ＯＤ）まで２位のメリル・デービス、チャーリー・ホワイト組（米国）がフリーで逆転し、合計１９２・３９点で初優勝した。

　女子フリーは、ショートプログラム（ＳＰ）で６位と出遅れた浅田真央（愛知・中京大中京高）が、最終組トップの１９番、ＳＰ４位の村主章枝（ＡＫ）が２１番で滑る。首位の金妍兒（韓国）は最終の２４番。

参照元：スポーツ報知

山内一弘氏死去…ロッテ監督で２度前期Ｖ コーチとして原、掛布を育成

プロ野球初の通算３００本塁打を記録した往年の強打者、山内一弘氏が２日午後７時２６分、肝不全のため、都内の病院で死去していたことが５日、分かった。７６歳だった。自宅は非公表。近親者で密葬を済ませた。現役引退後はロッテ、中日の監督のほか、打撃コーチなどで各チームの後進を指導した山内氏の死去に、各キャンプ地も悲しみに包まれた。

　まさに「プロ野球人」にふさわしい一生だった。現役では３チームに所属し１９年プレーしたが、指導者としてはのべ９チーム。１９９８年には台湾プロ野球の和信でも後進を指導。この間、ユニホームから離れていたのは、５２年のプロ入りから４８年間でわずか６年間と現場にこだわった。

　愛知・起（おこし）工時代は投手だったが、川島紡績（現カワボウ）時代に限界を知って本格的に外野手に転向。そんな山内氏を大選手に導いたのは、「七色の変化球」として後に殿堂入りした、当時の若林忠志・毎日２軍監督からもらった「技術は人から盗め」「一人の目を大切にせよ」という２つの言葉だった。

　満足にコーチがいない時代に山内氏は、同じ右打ちのスラッガーで今年殿堂入りした青田昇さんの打撃を研究。内角へのシュートを腰の回転を軸としてフェアゾーンに打ち返す技術を身につけた。通算１６度出場した球宴でＭＶＰを３度受賞。「シュート打ちの名人」や「オールスター男」の異名をとった。

　さらに、「観客の中にお前一人を見に来ている人だっている。だから、どんな時でも力を抜くな」という教えを現役生活で守り続けた。６４年にはともにチームの中核だった小山正明投手との「世紀のトレード」で阪神移籍。７０年に広島で引退した時は試合出場、打数、得点、二塁打、塁打、犠飛と６項目で通算記録トップだった。

　卓越した打撃論を巨人・川上哲治監督に評価され、７１年から２軍打撃コーチに就任して、指導者人生スタート。自らが培ってきた技術を若手に仕込み、２度目の巨人コーチ時代には原辰徳・現巨人監督、阪神では掛布雅之（現スポーツ報知評論家）も指導した。

　２度の監督生活で８０、８１年とロッテに２度の前期優勝をもたらした。通算３３６勝３１３敗６３分け。２００２年の野球殿堂表彰式では、「我々は野球が大好きです。みなさん応援してください」とファンに応えた。また一人、昭和のプロ野球を彩った名選手が逝った。

　◆山内　一弘（やまうち・かずひろ）１９３２年５月１日、愛知・犬山市生まれ。起工から川島紡績を経て５２年に毎日（現ロッテ）に入団。３年目の５４年に外野でレギュラーとなる。６２年に和弘から改名。ベストナイン１０度。７０年に広島で現役引退。オールスター通算で打率３割１分４厘、８本塁打。外野からの送球で刺した通算１７５補殺は現在もプロ野球記録。現役引退後はロッテ（７９～８１年）、中日（８４～８６年）の監督を歴任。コーチとして巨人（７１～７４年、８７～８９年）、阪神（７５～７７年、９５年）、オリックス（９１～９３年）、ヤクルト（９６年）で指導した。

参照元：スポーツ報知

俊輔“教授”が秘策教えます…豪戦へ勝ち点３自信

１１日に南アＷ杯アジア最終予選、対オーストラリア戦（日産ス）を控える日本代表ＭＦ中村俊輔（３０）＝セルティック＝が５日、帰国した。岡田武史監督（５２）は６日の昼食までに千葉県内のホテルに入るよう指示していたが、俊輔はこの夜チェックイン。司令塔は強敵を徹底分析し、同僚に攻略法伝授を宣言。自らの著書「察知力」が大学入試に取り上げられた“俊輔教授”が勝ち点３奪取に教鞭（きょうべん）を執る。

　天王山必勝への気合がみなぎった。「泥臭いプレーでも何でもとにかく勝ち点３を取る」５日朝、グラスゴーから家族同伴で帰国した俊輔は、決然と語った。フィンランド戦を終えた岡田ジャパンはこの日はオフで６日の昼食までに千葉県内のホテルに再集合することになっている。司令塔も完全休暇を許されていたが、午後１０時頃、極秘裏にホテル入り。代表スタッフや岡崎ら一部選手と“合流”した。

　「帰国が一日でも早い方がいろいろなコミュニケーションが取れる。試合を想定して、細かい部分を話したい」予定より４日も早く凱旋した俊輔は即日合流の目的を語った。オーストラリア相手に、０６年ドイツＷ杯初戦の逆転負け（１―３）と０７年アジア杯準々決勝のＰＫ戦勝利を経験した男は独自に宿敵を分析。その『傾向と対策』を仲間に伝授するためだ。時間は１分でも多く欲しい。

　最大のテーマは０９年代表戦全３試合で失点し、不安を露呈した守備面だ。「相手が３トップでくると怖い。３人に対し４バックで数的有利と思ってもブレシアーノ（パレルモ）とケーヒル（エバートン）が中央に絞る。日本のサイドはそこまで絞ることはできない。どうするか」ロングボールが身長１９４センチのケネディ（カールスルーエ）の頭を経由し、２人のエースが接近する。「強烈なシュートを狙う。しかも、結構入る。相手はそこしか狙っていないから」Ｗ杯の逆転負けもケーヒルの一撃が発端だった。

　説得力がある。昨年発売し、２０万部を突破した自著「察知力」（幻冬舎）が昨年末の大阪産業大学の入試問題に採用されていた。人間環境学部スポーツ健康学科の公募推薦枠の小論文試験。選手の著書が大学入試に使われるのは異例で、未来のアスリートも俊輔の言葉を考察した。「スポーツ選手の著書が入試に使われるのは珍しい。中村選手の知名度やキャリアも影響した」と関係者。“俊輔教授”の分析力が勝ち点３奪取に道を示す。

参照元：スポーツ報知

野口が海外合宿辞退…左足付け根炎症

　女子マラソンのアテネ五輪金メダリスト・野口みずき（３０）＝シスメックス、写真＝が、６日からニュージーランドで行われる女子合同合宿の参加を辞退することが５日、分かった。北京五輪欠場の原因となった左太ももの肉離れは完治しているものの、左足付け根部分に炎症が確認されたという。

　陸連によると、野口は１月３０日の練習中、４００メートルインターバル走の１５本目で、突っ張ったような違和感を覚えたという。２日、主治医のもとで磁気共鳴画像（ＭＲＩ）による検査を受け、昨年１１月６日の検査時に見られた左足付け根炎症の再発が判明。主治医から「しばらく様子を見てください」との指示があり、合宿参加を断念した。ただ、４日には軽いジョギングを再開しているという。

　今回の合宿は北京五輪で惨敗した女子マラソン再建に向け、日本陸連の“肝いり”で企画された異例の合同合宿だった。しかし、参加を予定していた野口と福士加代子（２６）＝ワコール＝の目玉選手２人がドタキャン。トップ選手の参加は中村友梨香（２２）＝天満屋＝、尾崎好美（２７）＝第一生命＝の２人だけとなってしまった。

参照元：スポーツ報知

夢のヨナ世界新！ＳＰダントツ７２・２４…四大陸選手権第１日

◆フィギュア・スケート２０１０年バンクーバー五輪プレ大会　四大陸選手権第１日（４日、カナダ・バンクーバー、パシフィック・コロシアム）　女子ショートプログラム（ＳＰ）で、金妍兒（キム・ヨナ、１８）＝韓国＝が“世界新”発進した。２連続３回転など高難度のジャンプをすべて成功させ、７２・２４点をマーク。自身が持つＳＰの世界最高得点を更新し、２位以下に大差をつけて首位に立った。日本勢は村主章枝（２８）＝ＡＫ＝が６０・１８点で４位につけたのが最高。鈴木明子（２３）＝邦和スポーツランド＝は５５・４０点で９位。

　目を見開く挑発的なポーズでヨナがフィニッシュすると、会場は大歓声に包まれた。自身が０７年３月の世界選手権で出した女子ＳＰの世界最高得点（７１・９５点）を上回る“世界新”。「昨年から故障を抱えていたので、この大会はベストの状態で臨もうと思って準備した。自己最高点を出せてうれしい」と喜びを爆発させた。

　冒頭の３回転フリップ―３回転トーループを高く幅のあるジャンプで跳ぶと、３回転ルッツ、２回転半と３種類のジャンプを完ぺきに成功させた。ジャンプ以外のステップ、スピンでも最高のレベル４を４つも獲得。妖艶（ようえん）な表情で表現力を示す５項目もハイレベルな７点台をそろえ、ライバルの真央に１４点以上の差をつけた。

　昨年１２月に地元・韓国で行われたＧＰファイナルでは、ＳＰで首位に立ちながらフリーで真央に逆転を許した。今季２度目の直接対決に向け「韓国ではプレッシャーがあって考えすぎてしまった。今回は楽しく滑ることを心がけている」と“ガラスのハート”を返上。ブライアン・オーサー・コーチも「精神的な部分でひとつの壁を打ち破った感じがする」と成長を指摘した。

　１年後の五輪でベストの力を発揮するため、今季は２月に調子のピークを持っていく作戦を試すなど、本番に向けての準備もぬかりない。

　真央が５７点台に終わっても「自分のことに集中している。今季はまだフリーをミスなしで乗り切れていないので、きっちり準備をしたい」と気を引き締めた。五輪の舞台となるリンクでさらに自信を深めるつもりだ。

参照元：スポーツ報知
 

村主が日本勢最高４位…四大陸選手権第１日

◆フィギュア・スケート２０１０年バンクーバー五輪プレ大会　四大陸選手権第１日（４日、カナダ・バンクーバー、パシフィック・コロシアム）　女子ショートプログラム（ＳＰ）で、金妍兒（キム・ヨナ、１８）＝韓国＝が“世界新”発進した。２連続３回転など高難度のジャンプをすべて成功させ、７２・２４点をマーク。日本勢は村主章枝（２８）＝ＡＫ＝が６０・１８点で４位につけたのが最高。鈴木明子（２３）＝邦和スポーツランド＝は５５・４０点で９位。

　２８歳のベテラン・村主が日本勢最高の４位につけた。演技途中で髪飾りが落ちるハプニングがあったが、目立ったミスもなく今季自己最高の６０．１８点をマーク。「まずまずだった」と納得の表情で振り返った。

　今季は安藤美姫（トヨタ自動車）らを教えるニコライ・モロゾフ・コーチに師事。ＧＰシリーズはカナダ２位、ロシア３位で２戦とも表彰台に上がり、昨年末の全日本選手権で２位となって３季ぶりに世界選手権代表にも復帰するなど復調を印象づけている。

　四大陸は過去３回優勝と相性のいい大会。３位のファヌフ（カナダ）とは０．８０点差で、表彰台を狙える好位置につけた。フリーも好演技を見せて、強豪ぞろいの若手の中で存在感をアピールするつもりだ。

参照元：スポーツ報知
 

レラカムイ ８日王者と対決

ＪＢＬレラカムイ北海道は８日、広島グリーンアリーナでアイシンシーホースと対戦する。現在１０勝１７敗で７位。残り８試合、ＰＯ進出の目安となる勝率５割へ、後がない大一番。東野智弥ＨＣ（３８）は“思い出の地”での必勝を誓った。

　「自分にとって広島、そしてこの会場は特別な場所。チームも今季一番いい状態。一丸、一戦必勝体制で臨みたい」今季対戦１勝３敗の昨季王者打倒に闘志を見せた。

　同会場は、０６年に日本で開催された世界選手権の予選リーグＢ組を実施、当時、東野ＨＣがアシスタントコーチを務めていた日本代表で戦い、１勝４敗で敗退した。「折茂、桜井、山田も当時の代表メンバー。敗れはしたが、優勝したスペイン、グレツキー率いるドイツなどとの対戦は“しびれる”思いをした」

　広島は、今は亡き親友の古里でもある。９１年に喉頭がんで２１歳で亡くなった西俊明さん。北陸高時代の同級生、連日早朝５時から自主練をともにした。西さんは高校卒業後、米国コーチ留学、その途中で病気が発覚した。東野ＨＣはその後、西さんの遺志を継ぎ、米国へコーチ留学した。「我々のバスケットをやり抜き、天国の西にも勝利を報告したい」とクラッシャー。熱い決意を口にした。

参照元：スポーツ報知
 

マスターズ前に遼ＶＳウッズ！？

昨年手術を受けた左ひざの治療に専念している男子ゴルフのタイガー・ウッズ（米国）が、復帰戦でいきなり石川遼（１７）＝パナソニック＝と対戦する可能性が高まった。

　ＰＧＡツアーの公式ホームページが４日、ウッズの復帰戦をＣＡ選手権（３月１２～１５日、フロリダ州ドラルＧリゾート）か、石川が出場を決めているアーノルド・パーマー招待（３月２６～２９日、フロリダ州ベイヒルＧＣ）になりそうだと報じた。

　ウッズは４日朝のＥＳＰＮラジオにゲスト出演し「ひざの状態がすごくいい。こんな感覚は久しぶりだ。近いうちにツアーに戻れることを楽しみにしている」と話した。最近始めた本格的なトレーニングも順調に進んでいるようで、コーチを務めるハンク・ヘイニー氏は「タイガーはマスターズに出たがっている。その前にいくつかの大会に出る必要がある」と話している。

　また「わずかな可能性」として、アクセンチュア・マッチプレー（２５日～３月１日、アリゾナ州ザ・リッツカールトンＧＣ）も候補に挙がっていた。

参照元：スポーツ報知
 

０９年藍３０位発進…ＡＮＺレディースマスターズ第１日

◆欧州女子プロゴルフツアー　ＡＮＺレディースマスターズ第１日（５日、オーストラリア・ロイヤルパインズリゾート、６４４３ヤード、パー７２）　今季初戦となる宮里藍（２３）＝サントリー＝は４バーディー、３ボギーの７１で回り、首位に４打差の３０位で発進した。強風の中、持ち前の「耐えるゴルフ」を貫き、２日目での猛チャージ宣言も飛び出した。首位にはベッキー・ベルワートン（英国）ら４人が５アンダーで並んでいる。海外初参戦となる有村智恵（２１）＝日本ヒューレット・パッカード＝は１バーディー、６ボギーの７７で１１６位と苦しいスタートとなった。

　スタートの１０、１１番でバーディーパットがあと数センチのところでカップを外れ、１、８番ではバンカーに打ち込んだりとアンラッキーとピンチの連続にも藍は動じなかった。「平たんな気持ちで」首位に４打差に粘る１アンダーで初日を終えた。「パッティングはいまひとつ決まらない部分もあったけど、なんとか我慢できた。明日につながると思う」と前向きに話した。

　強風に見舞われた１８番、１番では痛恨の連続ボギー。しかし、このままズルズルといかないのが今年の藍だ。最終９番パー５では「色々なデータを取ってみると実質１０ヤード位伸びている。いい感触」と話す新ドライバーから絶妙ショットを放つ。フェアウエーセンターを捕らえ、残り２４０ヤードから３ウッドで２オンに成功すると、２０メートルのロングパットに果敢にトライ。カップ間際でわずかに右に切れる、初日をバーディーで締めた。

　「自分をうまくコントロールできた気がする」と振り返った初日。２年連続４度目の出場となる今大会は初出場の０５年が２位と相性もいい。「アンダーパーなら、明日爆発してトップグループに食い込むこともできる」と大きな目を輝かせた。４年目を迎える米ツアーは次週ＳＢＳオープン（１２～１４日、ハワイ州）で開幕する。賞金ランキング４６位に終わった昨年から真の復活へ、前哨戦でその第一歩を踏み出す。

参照元：スポーツ報知