Ｇ大阪５発！浦和粉砕…ナビスコ杯準々決勝

◆ナビスコ杯準々決勝第２戦　Ｇ大阪５―２浦和（１４日、万博）　オシム・ジャパンの“国内組”が躍動した。Ｇ大阪が５―２で宿敵・浦和に大勝し、２戦合計６―３で２年ぶりのベスト４進出を決めた。２―１の前半４１分、右太もも裏痛で日本代表から離脱したＦＷ播戸竜二（２７）が意地の一撃。横浜ＭはＦＷ大島の２得点などで２００４年の覇者、Ｆ東京を４―２で下し、２戦合計４―３とし、３年連続の４強入りを果たした。残り２試合は１５日に行われる。

　心は折れていなかった。台風４号の猛威もなんのそのだ。無念のリタイアから１０日超…。暴風雨の万博で、ＦＷ播戸が躍った。右太もも裏痛を押しての先発出場。「こういう状況でも成長したかった」。見せ場は前半４１分。ＭＦ家長の折り返しをゴール中央で合わせた。入魂の左足が生んだ。「また代表に呼んで、って言うといてや！」と、オシム監督への“逆ラブコール”も飛び出した。

　再浮上への思いは同じだ。アジア杯予備メンバーのＤＦ山口は勝ち越しゴール。落選した家長も、プロ初のヘッド弾を決めた。２年ぶりにベスト４へ進出。西野朗監督（５２）も「一人ひとりに力があるなと感じた」とうなった。ＭＦ遠藤ら代表組を抜きにしても、驚異的な強さを見せたＧ大阪。オシム・ジャパンとの相乗効果が、確かな力へと変わっている。

参照元：スポーツ報知