錦織、全快宣言「腹筋痛みない」…テニス男子

テニス男子の注目株、錦織圭（１８）＝ソニー＝が全快宣言だ。７日、選手村で会見を開き、６月のウィンブルドン選手権で痛めた腹筋が回復したことを明らかにした。

　「今は１００％に近いです。先週には痛みが引いて、もう大丈夫です」。４大大会デビューとなったウィンブルドンのシングルス１回戦で腹筋の肉離れを起こし、その後は試合に出ず治療に専念。五輪に間に合わせることができた。

　北京入り前日、家族との電話で小学校のころ「五輪に出たい」と作文を書いていたことを聞かされた。「それは覚えてないけど、特別な思いはあります」。日本代表のウエアを着て「誇らしいし、うれしいですね」気持ちを引き締めた。

　この日の抽選で、初戦の相手がシュットラー（ドイツ）に決まった。ウィンブルドン４強で世界ランク３４位と、同１２４位の錦織には高い壁だが、「チャンスは十分あると思う。勝ちたい」と、力を込めた。日本男子シングルスでは２４年パリ五輪（福田雅之助、原田武一）以来の勝ち星を目指し、全力で挑む。

参照元：スポーツ報知