さくらＪＡＰＡＮ収穫１敗…中国と練習試合

　“さくらＪＡＰＡＮ”が大量失点で目を覚ました。ホッケー女子でメダルを狙う世界ランキング５位の日本が７日、五輪スポーツセンターで同６位の中国と練習マッチを行い、０―４で完敗した。

　本番前のショッキングな大差だが、恩田昌史監督は「目的はゲーム感覚を呼び戻すことだった」と話した。万全の中国に対し、日本は６日に北京入りしたばかり。移動の連続で練習ができず、選手は体が重かった。

　１次リーグで別組となった中国との手合わせは、初戦のニュージーランド戦（１０日）も想定。２５分ハーフの前後半で控えＧＫ以外の全員がピッチに立ち、戦術を確認した。さらに本番会場と同じ人工芝の上でプレーし、感触も確かめた。

　「修正して頑張る」と短い一言に思いを込めたキャプテンのＦＢ加藤明美。大量失点はむしろ、選手の闘争本能を呼び起こした。“闘魂ビンタ”なみの刺激を受けた日本が、シャキッとしてメダルへのスタートを切る。

参照元：スポーツ報知