琴欧洲、白鵬に５連敗！綱取りへ横綱も心配！？

大相撲名古屋場所（１３日初日、愛知県体育館）で綱取りに挑む大関・琴欧洲（２５）＝佐渡ケ嶽＝に、“大きな壁”が立ちはだかった。愛知・一宮市の佐渡ケ嶽部屋に９日、横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝が出げいこ。横綱撃破で勢いをつけたかったが、５戦全敗。勝負の場所へ試練が訪れた。

　大関・琴光喜、関脇・琴奨菊（ともに佐渡ケ嶽）相手に１５戦全勝だった琴欧洲。満を持して白鵬に挑んだが、歯が立たない。右のがっぷり四つで攻めながらも腰が高く、豪快な上手投げで土俵に転がされるなど、横綱に力負けした感じだ。

　「ピークは超えたけど疲れています。疲れと湿気で（古傷の）右ひざが痛くなるときがある」表情こそ明るいが、本調子でないことを告白。白鵬からも「硬さがあるね。ひざが悪いのかな」と心配される始末だ。

　夏場所は１４勝１敗で初優勝したが、カド番だったため、名古屋で横綱昇進を決めるには高いレベルの成績が求められる。横綱を破っての優勝は絶対条件。７日には朝青龍（高砂）ともけいこを行い、３勝７敗と分は悪い。

　それでも大事な場所を前に、両横綱に胸を借りることができて「いろいろな力士とやって良かった。初日への緊張？　特にないです」けいこの結果は重視しない様子だが、初日まで残り４日。悲願達成への準備期間は少ない。

参照元：スポーツ報知