イワクマは「決勝」目標…女子軽量級ダブルスカル

ボート女子軽量級ダブルスカルの“イワクマ”こと岩本亜希子（２９）＝アイリスオーヤマ＝、熊倉美咲（２５）＝戸田中央総合病院＝組は９日、６位入賞となる決勝進出を目標に掲げた。早大の先輩・後輩コンビで「クマ」の愛称で呼ばれる熊倉は初五輪。３大会連続出場の岩本は「北京で私たちの競技をアピールしたい」と意気込んだ。

　女子の体重は１人が５９キロを超えてはならず、２人の合計体重は１１４キロ。過酷減量で４年前のアテネでは虫垂炎を起こした岩本は、問題根絶に昨年９月に手術まで敢行。ジャンニ・ポステリオーネ・コーチの鬼指導でいまや体脂肪率は驚異の４％に落ち、「お風呂で自分の体を見ると悲しいのかうれしいのか複雑な気分になる」とマッチョボディーに変身したことを明かした。

　今回のキーマンは「クマ」。「ど根性ガエル」の異名を持ち、男女４人の日本代表で一番のタフネスという。クマのゲン担ぎは、レースでもつける真珠ピアス。練習場にする埼玉・戸田ボートコースで試験的に養殖されている真珠が贈られた。「尊敬する先輩に負けじと頑張りたい」とクマ。北京までには岩本のピアスも届く予定。

参照元：スポーツ報知