松坂リーダーの自覚「次の世代に伝える」…ＷＢＣ代表候補３４人発表

来年３月に行われる野球の国・地域別対抗戦、第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の日本代表・原辰徳監督（５０）は１５日、都内のホテルで、第１次候補３４選手を発表した。席上、原監督はエース格であるレッドソックスの松坂大輔投手（２８）と電話で健闘を誓ったことを明かし、１試合に２人の先発投手を投入する構想も披露。松坂も投手のリーダー役に名乗りを上げ、国内外から集めた３４人とともに侍ジャパンが旗揚げした。

　松坂が、若手投手陣のリーダー役を自ら買って出た。「年上は俊介さん、黒田さんくらい（実際は斎藤も）。若いですね」発表されたばかりのメンバー表に目を落とし、自らに期待される役割を自覚した。「いろいろ国際試合を経験しているし、僕に伝えられることがあれば次の世代にしっかり伝えていかなきゃいけない」侍ジャパンのエースは力強く断言した。

　北京五輪で投手キャプテンを任された上原浩治（巨人からＦＡ）は代表から退いた。「上原さんとは性格が違う。まとめるという意識はないけど、年下の選手とはよくコミュニケーションを取っていきたい。聞きたいことがあれば、何でも答えます」海を渡って２年。メジャーで得た経験も惜しみなく伝授する。前回大会では大塚晶則（当時レンジャーズ）から相手打者の特徴を聞いた。「今回はその役割を自分がやらないといけない」縁の下の力持ちとしても、チームを支えていく。

　「受けて立つつもりはサラサラない。こっちから攻めていく」見つめる先は、ただひとつ。自らの経験を伝授したヤング投手陣で、世界の頂点を再び奪う。

　◆西武キャンプで世界一に備える
  ○…世界一への準備として、すでに遠投を始めている松坂は「これからは下半身と肩をしっかり仕上げていきたい」と抱負を語った。来年２月１５日に始まる日本代表合宿（宮崎）に万全の状態で参加するため、「一人では限界があるので一緒に練習できれば」と古巣・西武のキャンプで調整するプランを明かした。

参照元：スポーツ報知

Ｃロナウドが来たぁ～！マンＵ、ＶＩＰ来日…トヨタ・クラブＷ杯

　トヨタ・クラブＷ杯準決勝（１８日・横浜国際）のＧ大阪戦で初登場する欧州代表マンチェスターＵ（イングランド）が１５日に来日して早速、横浜市内のグラウンドで初練習を行った。ポルトガル代表ＭＦクリスチアーノ・ロナウド（２３）率いるチームは１３日のリーグ戦、トットナム戦後、オールナイトのクリスマスパーティーを行い、移動の機内で“爆睡”。時差ボケ対策は十分で、初栄冠へ支障はない。

　マンＵが本気モードに入った。成田空港に午後３時４０分に到着し、それから４時間２０分後の午後８時から約５０分間、早速調整を行った。報道陣に公開したのは冒頭の１５分だけ。Ｃ・ロナウドらが笑みをこぼして行った軽いボール回しとランニングしか見せず、取材対応は一切なし。雑音をシャットアウトして戦闘態勢に入った。

　見事な切り替えだった。ナイトゲームのトットナム戦（０―０引き分け）終了後、チームはロンドン市内で恒例行事のクリスマスパーティーを敢行。明け方の４時までどんちゃん騒ぎを繰り広げた。くたくたになった末に来日便に乗り込み、移動中の約１２時間はぐっすり夢の中。時差ボケ対策は万全だ。２年前のクリスマスパーティーはＤＦエバンスの暴行騒動が起き、昨年はファーガソン監督がパーティー禁止令を発令。大事なチーム恒例行事を復活させたのは、今年最後の大きな大会へ心をひとつにする結団式の意味もあった。

　どうりで成田空港ではスッキリした顔。報道陣約５０人を含む約５００人が待ちかまえ、北京五輪金メダルのソフトボールチーム凱旋並みの熱気の中で迎えられた。

　南米王者と欧州覇者が争う前身のトヨタカップは１９９９年大会に制しているが、クラブＷ杯は初出場。来日４時間後の初練習は昨年、欧州代表として初優勝を遂げたＡＣミラン（イタリア）と同じ必勝パターンだ。前回大会ＭＶＰのブラジル代表ＭＦカカは、バロンドール受賞直後の今大会で優勝。直後に発表されたＦＩＦＡ年間最優秀選手も獲得した。「世界一になるチャンスを生かしたい」というＣ・ロナウドも、その再現を狙っている。

　◆マンチェスター・ユナイテッド　マンチェスターの鉄道員を中心に１８７８年創立。スコットランド人のアレックス・ファーガソン監督は１９８６年から指揮を執る。欧州ＣＬは前身のチャンピオンズ杯時代の６８年に初優勝して９９、２００８年の３度制覇。獲得タイトルは国内リーグ１７度、ＦＡ杯１１度、トヨタ杯１度など。愛称は赤い悪魔。オーナーは米国人のジョエル＆アブラム・グレーザー兄弟。本拠地はオールド・トラフォード（７万６２１２人収容）。

　◆ベテランギグス人気！大声援　○…熱狂の成田空港でＣ・ロナウドに負けないぐらいの大声援を受けたのが３５歳のＭＦギグス。昨季は史上初の１０度目のリーグＶを果たし、クラブ新記録となる公式戦７５９試合出場も達成して記録を更新中。トヨタ杯での世界一メンバーで残ったのはＭＦスコールズとの２人だけ。ベテランが王座奪還に燃える。

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東京マラソン、１０年は２・２８開催

日本陸上競技連盟は１５日の理事会で、２００９年度の主要競技日程を承認。東京マラソン（報知新聞社後援）は１０年２月２８日に行われる。第２回までは２月第３週、第３回は来年３月２２日と、開催時期が異なることに理事から異論が出たが、沢木啓祐専務理事は「これで収まるようになれば」と、２月第４週での開催を継続させたい考えを明かした。１１月の第３０回大会が最後となった東京国際女子に代わる横浜国際女子マラソンは、来年１１月１５日に横浜で行われる。

　また、世界選手権（来年８月、ベルリン）の代表選考会となる日本選手権は６月２２～２５日に広島で開催。同大会には、外国人選手のオープン参加も検討されている。

参照元：スポーツ報知

長谷川、大阪で来春Ｖ８戦！…報知プロスポーツ大賞

３３回目を迎えた報知新聞社制定「２００８報知プロスポーツ大賞」の表彰式が１５日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われた。２年ぶり３度目の受賞となったプロボクシングの長谷川穂積（２８）＝真正＝は、来春に予定するＶ８戦の開催地が大阪に決定。今年１月のＶ５戦以来となる地元・関西開催で、３試合連続のＫＯ防衛を目指す。

　過去２度の表彰式とはオーラが違った。無敵の防衛ロードを続ける長谷川は閉会後、９歳年下の三浦から熱烈アプローチを受けて連絡先を交換。今や他競技のアスリートに影響を与える存在となり「他のスポーツに負けないように、いい試合をして盛り上げたい」と、エースらしい言葉で今年を締めた。

　この日、来春予定の同級１位のブシ・マリンガ（南アフリカ）とのＶ８戦の開催地が、大阪に絞られたことが明らかになった。同席した真正ジム・山下正人会長（４６）も希望していた地元興行で、今年１月に関西の“聖地”大阪府立体育会館で行って以来となる。来春は大相撲春場所のため同会場を使えないことを聞くと「譲ってくれたらいいのに！」と怒って見せた。そんな冗談が飛び出すのも、ボクシングのメジャー化を常に考えているからだ。

　すでに、具志堅用高氏の持つ日本人王者の世界王座防衛記録のＶ１３へ折り返した。１６日で２８歳になったが、長期政権の秘けつについて「普段からの節制」と話す。飲み会やバーの雰囲気が好きでよく足を運ぶが、酒は一口つける程度。「コーラで十分」と自宅でも一切飲まない徹底ぶりだ。

　Ｖ８戦後は、父親としての仕事が待っている。ジム近くのマンションへの引っ越しと、長男・大翔（ひろと）くんの小学校入学式。賞金の１００万円はマンションのリフォーム代に充てる予定で「いいカメラで撮ってあげたい」と一眼レフカメラ購入も。同級生がうらやむパパが狙うのは、もちろん３試合連続のＫＯ劇。心・技・体が充実した「長谷川時代」は、当分終わりそうもない。

　◆長谷川　穂積（はせがわ・ほづみ）１９８０年１２月１６日、兵庫県西脇市生まれ。２８歳。９９年１１月プロデビュー。東洋太平洋バンタム級王座を３度防衛後、０５年４月にウィラポン・ナコンルアンプロモーション（タイ）を破り、ＷＢＣ世界バンタム級王座獲得、７度防衛。１６７センチの左ボクサーファイター。戦績は２７戦２５勝（８ＫＯ）２敗。家族は泰子夫人と１男１女。

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丸ちゃん、遼のさらなる飛躍へ「壁になる」

男子プロゴルフの丸山茂樹（３９）＝トヨタ自動車＝が１５日、ＧＭＡプロアマチャリティーゴルフ（千葉・東千葉ＣＣ）に尾崎将司（６１）＝マックス・インターナショナル＝らと参加し、「遼くんの壁になる」と宣言した。真意は石川のさらなる飛躍のサポートで「僕らがデビューした頃はジャンボさんという大きな壁があって、そこに向かって頑張れた。僕がいいスパーリングパートナーになれれば」と話した。

　今後は米ツアー、ソニーオープン（１月１５～１８日、ハワイ州ワイアラエＣＣ）に出場後、３月末まで米国で出場機会をうかがう。日本開幕戦の東建ホームメイトカップ（４月１６～１９日、三重）は「いい形で迎えられるはず。もちろん優勝を狙う」と自信をのぞかせた。

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真央 瞬間最高４０・１％！視聴率もクイーン！！…ＧＰファイナル・フリー

フィギュアスケートの世界女王、浅田真央（１８）＝中京大中京高＝が逆転で３大会ぶりの優勝を決めたＧＰファイナル・フリー演技（１３日午後７～９時２４分、テレビ朝日系）の平均視聴率が２４・７％（関東地区）だったことが１５日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高で４０・１％で、いずれもフィギュアスケートのテレビ放送としては今季最高。真央は中部国際空港着の航空機で開催地の韓国から帰国した。

　冬の視聴率女王が笑顔で帰ってきた。空港の到着口付近は約１００人の報道陣を含む３００人以上の出迎えで大にぎわい。愛知県警も出動した。「真央ちゃん、おめでとう！」あちこちで響く声に手を振って返礼した真央は「たくさんの人たちでビックリ！」と、目をパチクリさせた。

　最強ライバル、金妍兒（キム・ヨナ、１８）＝韓国＝との対決で、代名詞のトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）を女子史上初めて２度成功し、逆転Ｖを決めた１３日。１８歳のミラクルジャンプに、テレビの視聴率もドカンと大ジャンプした。関東地区の平均は今季最高の２４・７％となり、真央の地元、東海地区では２９・７％に。瞬間最高は午後９時１７分の優勝インタビューで、４０・１％に達した。これには真央も「スゴイ！　試合前にそんな数字を聞いていたら緊張しちゃう」と、驚くばかりだ。

　８月の北京五輪後のスポーツ中継の平均視聴率では、１１月９日のプロ野球日本シリーズ第７戦・巨人×西武の２８・２％に次ぐ２位。１２月第２週では、１４日に最終回が放送されたＮＨＫの大河ドラマ「篤姫」の２８・７％に次いで、２位（１３日のフリー、２４・７％）と、３位（１２日のＳＰ、２２・４％）をフィギュアの舞姫が独占した。

　まさにテレビ局にとっては“氷上の篤姫”と言っても過言ではない。韓国では大好物のプルコギ石焼きビビンバを食べて充電も完了。次戦の全日本選手権（２５日・長野）に向けて「決められるように心がけて臨みたい」と、トリプルアクセル２連発を約束した。

　◆ヨナ、スポンサー・現代と２年契約　○…ＧＰファイナルで真央に敗れた金妍兒は、１５日に韓国の自動車最大手、現代自動車との２年間のスポンサー契約締結が発表された。金額は明らかになっていない。金は「現代自動車のように世界で自分の道を進み、最高のスケート選手になりたい」と話した。（聯合ニュース＝共同）

　◆小塚、４回転へ心肺能力上げる　○…初出場のＧＰファイナルで２位と健闘した男子の小塚崇彦（１９）＝トヨタ自動車＝も１５日、中部国際空港着の航空便で開催地の韓国から帰国した。到着ロビーに現れると、女性ファンが群がる騒ぎ。新エースの次戦は２０１０年バンクーバー五輪へつながる全日本選手権（２５日・長野）。今大会で失敗した４回転ジャンプを初成功させるために「陸上トレで肺活量を鍛える」と意気込んでいた。

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遼定期預金できる！…父勤める埼玉県信金で来春発売へ

男子プロゴルフの石川遼（１７）＝パナソニック＝のコーチで父の勝美さん（５２）が勤務する埼玉県信用金庫が、来春の“遼くん定期預金”の発売を検討していることが１５日、明らかになった。石川は１６日に行われる同金庫の創立６０周年記念チャリティーゴルフ決勝大会の前夜祭にゲストとして出席。地元・埼玉のさらなる応援を味方に今後の活躍を誓った。

　石川の快進撃が家計を助ける？　埼玉県信用金庫が発売を検討しているのは、いわゆる「応援預金」。野球界やサッカー界ではポピュラーで、各球団の成績などに従い利率が変動。同金庫でもＪリーグ・浦和の「浦和レッズ預金」を発売しており、今年は４月から２か月間で預金額が６１１億円にも上がった。浦和のロゴやキャラクターが入ったキャッシュカードや預金通帳も好評で、実は石川も利用してきた。

　しかし同様の商品はゴルフ界では異例で、同金庫は内容を検討中。石川の勝利数やスコアなどに応じた利率アップや、イベントへの招待、特製グッズのプレゼントなどが候補に挙がっている。石川は昨年から社団法人全国信用金庫協会と広告出演契約を結んでおり、ＣＭにも出演。「今年もアピールの機会があれば」と話す。

　前夜祭ではトークショーのほか、チャリティーオークションが開催され、使用済みキャディーバッグが４５万円で落札されるなど、全１３品で１１８万５０００円の値がつく盛況ぶり。今年優勝した関西オープン、マイナビＡＢＣ選手権で使用したサンバイザーやウエアも大放出し「ぼくが取っておきたいと思うのは（将来）マスターズで優勝した時のものだけです！」と宣言した。

　劇的なパットで男子チームの優勝を導いた「日立３ツアーズ選手権」最終日の平均視聴率は１０・７％（１３日、テレビ朝日系、ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録し、１１月の三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズから男子の試合は５週連続で２ケタの大台を突破。とどまることを知らない勢いに加えて故郷の支えも力に前進を続ける。

　◆その他の主な応援預金　プロ野球では尼崎信用金庫が阪神の、福岡銀行がソフトバンクの応援定期預金を販売するなど数々の例がある。Ｊリーグでも横浜信用金庫が横浜Ｍ、新潟信用金庫が新潟の応援商品を販売した。０７年には八千代銀行が東京ＶのＪ１昇格で金利を０・５％上乗せする定期預金を販売。石川については今年６月に岐阜信用金庫が応援定期預金を発売しツアー優勝で０・１％を加算した。

◆県民の鳥普及へ知事からお願い　○…石川は上田清司埼玉県知事から、県民の鳥「シラコバト」をモチーフにした県のマスコット「コバトン」の普及を要請された。「コバトンの形のキャディーバッグ、ヘッドカバー、洋服を入れるバッグでもいい。作りますのでぜひ（試合で）使って頂きたい」と同知事。石川も「来年は日本オープンも埼玉（１０月１５～１８日、武蔵ＣＣ豊岡Ｃ）でありますしね」と乗り気だった。

参照元：スポーツ報知

光岡ＶＳゴリアエフ…来年１月４日・戦極 追加カード発表

　来年１月４日の「戦極の乱２００９」の追加カードが１５日、発表された。光岡映二（３２）＝和術慧舟會ＲＪＷ＝が、セルゲイ・ゴリアエフ（２７）＝ロシア＝と対戦する。都内で会見した光岡は「元日が誕生日で、自分のことをアピールしたい」と意気込んだ。

参照元：スポーツ報知

北京五輪から世代交代！若侍、原ＪＡＰＡＮに集う…１５日ＷＢＣ代表候補４５人発表

来年３月に行われる野球の国・地域別対抗戦、第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の代表候補４５選手に、２０代の“新人選手”が大量選出されていることが１４日、分かった。１５日に発表される４５選手には、巨人から内海、山口、亀井、日本一に輝いた西武から岸、片岡らがメンバー入りした。最終的には２８人まで絞り込まれるが、侍ジャパンは、北京五輪のときよりも大幅に若返った陣容で世界の舞台に挑む。

　フレッシュ・ジャパンが産声を上げる。１５日、都内のホテルで発表される第２回ＷＢＣの代表候補４５選手。原監督は「かなり若返ったと考えてもらって、構いません」と話しており、投打ともに若い力を結集する。

　新顔が続々と加わる。巨人からは、内海、山口、亀井の初選出が確実だ。内海は３年連続２ケタ勝利をマーク。来季年俸も１億２０００万円と大台を突破し、チームの左のエースとして存在感が高まっている。セ・リーグ新人王に輝いた山口は、速球とスライダーを生かした左のワンポイントとしての起用が考えられる。自己最多９６試合に出場した亀井は強肩の守備力、俊足などが買われた。

　巨人からだけではない。若手の活躍で日本一をつかんだ西武からも、日本シリーズＭＶＰの岸、パ・リーグ盗塁王の片岡らが選ばれた。既に北京五輪でも主力として戦っている涌井、中島ら若獅子が顔をそろえる。また打率３割７分８厘でセ・リーグの首位打者に輝いた内川（横）もメンバー入りする予定だ。

　ＷＢＣはメジャーリーガーも参加するオールプロによる世界一決定戦だ。実力も実績も抜けているイチロー、松坂、城島ら日本人大リーガーのメンバーが大幅に入れ替わることはない。若返ったのは、日本のプロ野球所属選手たちだ。１２球団からは合わせて３５～４０選手が代表候補入りするとみられ、その８割前後が２０代の選手となりそうだ。

　これまで日本代表を引っ張ってきた宮本（ヤ）、上原（巨）らが北京五輪限りで代表チームを退く決意を固めた。また岩瀬（中）、里崎（ロ）ら体調面などの理由からジャパン入りは難しい選手もいる。こうした事情と、今季のペナントレースでの若手選手の台頭が重なったことで、日本代表に世代交代の波が大きなうねりとなった。

　原監督は既に選んだ４５人に対し手紙を送った。また第１ラウンドのライバルとなる韓国、台湾両チームの情報収集も進めている。大一番まであと２か月半。世界一連覇を目指す侍ジャパンは、着々と準備を進めている。

　◆第１回ＷＢＣ（０６年）　前年日本一のロッテから８選手が選出された。平均年齢は２８・４歳。１次リーグは２勝１敗で２位通過。２次リーグでは米国、韓国に敗れ、決勝トーナメント進出は絶望かと思われたが、失点率でわずかに米国を上回り、２位で通過。準決勝で韓国にリベンジし、決勝でキューバを破り世界一に。

　◆北京五輪（０８年）　前年１２月の五輪アジア予選の出場選手中心のメンバー構成。平均年齢は２８・７歳。初代表入りは田中（楽）、中島（西）、Ｇ・Ｇ・佐藤（西）ら。１次リーグは４勝３敗で４位通過。準決勝で韓国、３位決定戦で米国に敗れ、００年シドニー以来２大会ぶりにメダルなし。川崎、新井、稲葉ら故障者が続出した。

参照元：スポーツ報知

ナベＱ「若手出てこい」…ＷＢＣで主力居ぬ間に

西武・渡辺久信監督（４３）が１４日、ＷＢＣ合宿期間中の若手台頭を呼びかけた。来年２月中旬から宮崎で行われる日本代表合宿に中島、涌井ら５人以上が招集される可能性があり、主力が抜ける時期に新たな戦力を発掘する狙いだ。

　この日、長田の披露宴に出席した渡辺監督は「若い選手を見る機会が増えるし、どんどん出てきてほしいね」と早くも来年のキャンプ構想を口にした。投手では涌井、岸が、野手陣では細川、中島、片岡が代表入りする可能性が高く、西武の春季キャンプでは主力が抜けると同時に２軍から同数の選手を呼び寄せてチャンスを与える。「今年も中継ぎ、セットアッパーは苦しかった」と指揮官が説明する通り、今季は１０ホールド以上マークしたのは星野と岡本真のみ。来季は三井がメジャー挑戦するため、リリーフ陣が手薄になるのは間違いない。守護神・グラマンにつなげるまでの中継ぎは何人いてもいい。力があれば引き上げる―若手選手にはうれしい“ＷＢＣ余波”となりそうだ。

　◆長田が披露宴　○…長田が都内のホテルで披露宴を行った。西口、涌井、岸、中島、片岡ら同僚も多数出席、約１９０人に見守られた新郎は「よりいっそう、頑張ろうという気持ちになりました」と目を輝かせた。出席した渡辺監督は「長田の本来の力が出せるから、マウンドでもっと遊びがあってもいい。貴重な中継ぎ戦力だからね」と期待を寄せていた。

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松井は負傷交代、次戦出場ピンチ…フランス リーグ・アン

◆フランス　リーグ・アン第１８節　トゥールーズ３―１サンテティエンヌ（１３日・トゥールーズ）　【トゥールーズ（フランス）１３日】ＭＦ松井大輔（２７）が所属するサンテティエンヌはアウェーでトゥールーズと対戦し、１―３で敗れた。松井は攻撃的ＭＦで公式戦４試合連続で先発出場を果たした。０―１で迎えた前半３６分には自ら反則を受けＦＫをゲット、そのＦＫをマシャドが直接入れて同点とした。しかしその後、２失点で敗退。後半３３分に交代した。

　松井は相手から再三タックルを受けた。前半終了間際には１度ピッチに出て治療するほど。結局、後半３３分に交代。「左太ももを痛めた。次は出られるかどうか分からない」とＵＥＦＡ杯バレンシア戦（１７日、ホーム）は欠場する可能性も出てきた。それでも、就任後１か月が過ぎたペラン監督からは信頼も厚くなり、この日はトップ下でゲームメークを期待された。「監督からみんなにパスを出す感じでと言われた。でもポジショニングとか難しかった」と、反省していた。

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痛い勝利の代償！Ｇ大阪両翼もげた！二川、佐々木が次戦絶望…トヨタ・クラブＷ杯

◆トヨタ・クラブＷ杯第３日　▽準々決勝　Ｇ大阪１―０アデレード（１４日・豊田スタジアム）　Ｇ大阪に痛すぎるアクシデントが発生した。前半２０分にＭＦ佐々木勇人（２６）が右股（こ）関節と内転筋、後半３９分にＭＦ二川孝広（２８）が右ひざを負傷し途中交代。遠征メンバーからの一時離脱を余儀なくされた。欧州王者・マンチェスターＵへの挑戦権をつかんだのと引き換えに、攻撃の要となる両サイドの出場が絶望的になる大きな代償を負った。

　世界への第１関門を突破した代償は、あまりにも大きかった。「（佐々木と二川の）２人はおそらく、次には入れないと考えないと」会見で見せた西野監督の苦々しい表情が、チームに降りかかったダメージの大きさを物語っていた。

　幕開けは前半２０分、ＣＫの混戦からだった。こぼれ球に走り込んだ佐々木が右足でシュートを放つと、プレーが終わった瞬間、地面に崩れ落ちた。「打った瞬間にきついと思った。歩くのもダメです」右股関節と内転筋を痛め、担架に運ばれピッチを出る１６７センチの小兵ＭＦ。試合開始わずか２０分で、カードの１枚を切らざるを得なくなった。

　悲劇はまだ終わらない。後半３９分には、相手選手との接触から二川も右ひざを負傷した。「残念ですけど帰ります」先月半ばの練習中に右ひざ半月板を損傷。この大会に照準を合わせ、万全の状態で臨んだ復帰戦だった。試合中も攻撃の柱として好パスを連発。存在感を見せつけた中でのまさかの再負傷に、松葉づえ姿で現れた背番号１０は何度も唇をかみしめた。

　２人は１４日中に帰阪、１５日に病院で検査を受ける予定だ。岩城チーフトレーナーは「病状は検査してみないと…」と明言を避けたが、現状はあくまでも厳しい。指揮官も「今日の１勝をかみしめて（準決勝が行われる）横浜に入りたい。相手よりも自分たちの整備をいかにするか」と、新たな布陣で挑む決意を見せた。ヨーロッパ最強クラブとの大一番を前にしての悲痛なアクシデント。傷だらけのＧ大阪が、緊急事態に陥った。

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オグシオ、来年５月に“復縁”も…国際大会限定で再結成に応じる

今季限りでペアを解消する「オグシオ」が、来季の国際舞台で再出撃する。北京五輪バドミントン女子ダブルス代表の小椋久美子、潮田玲子（ともに２５、三洋電機）が１４日、日本リーグが行われた埼玉・久喜市総合体育館で会見。日本代表でのペア再結成指令に応じる考えを示した。

　新たなパートナー探しに動き出した２人だが、９日発表の来季代表チームにも引き続き名を連ね、国際大会のダブルスでは貴重な戦力として期待される。潮田は「２人で組んだ方がいいと判断されれば、力を合わせて頑張りたい」、小椋は「出て欲しいと言われれば日本のために戦いたい」と明言した。来年５月の国・地域別対抗戦「スディルマン杯（中国・広州）」、１２月の東アジア大会（香港）がオグシオ復活の有力候補だ。

　この日の日本リーグでは、三洋電機が２―１で北都銀行を下し、３連勝。史上最多の７連覇に前進した。潮田は開幕からペアを組む森かおり（２９）と第１ダブルスに出場し、三好奈緒（２８）、馬上愛実（２３）に苦戦しながらも２―０。小椋はチーム事情で温存された。

　「オグシオ」ではなくても、２６００人の超満員となった会場はコンサートのような盛り上がり。残る４戦も前売り券は「ほぼ完売」（関係者）となった。ファンの熱気を肌に感じ、ニッポン救済の使命を受け止めながら、オグシオは今季最後のタイトルに突き進む。

参照元：スポーツ報知

ＪＢＣ、年内にも辰吉に引退説得

１０月に約５年ぶりの復帰戦を戦ったプロボクシング元ＷＢＣ世界バンタム級王者の辰吉丈一郎（３８）の引退問題で、ＪＢＣ（日本ボクシングコミッション）が年内にも引退へ向けて説得に乗り出すことが１４日、分かった。辰吉については試合後に所属ジムの大阪帝拳・吉井寛会長が改めて引退勧告を行ったが辰吉側が拒否。健康面を懸念しているＪＢＣの安河内剛事務局長らが直接本人と話し合う予定だ。

参照元：スポーツ報知

谷亮子が来年２月にパリで復帰、ロンドンへ第一歩

柔道女子４８キロ級で五輪５大会連続メダルの谷亮子（３３）＝トヨタ自動車＝が、来年２月のフランス国際（２月７、８日・パリ）で復帰することが１４日、決まった。

　銅メダルに終わった北京五輪後、谷は現役続行を表明し、休養していたが、復帰時期については白紙だった。女子日本代表の園田隆二監督（３５）によると、１１月中旬に谷と話し合ったそうで、「ロンドン五輪まで続けると言っていた」と明かした。来年８月の世界選手権（オランダ）にも出場したい意向だという。

　国際柔道連盟（ＩＪＦ）は、来年１月からポイントによるランキング制度を導入。五輪出場資格は、このランキングによって決定される。中でも、フランス国際は世界選手権、マスターズに次ぐグランドスラム（４大会）に指定され、優勝すれば３００点が与えられる。谷はランキング制度について「出産もあって試合数が限られていた時期もあったけど、その前は五輪、世界選手権以外の国際大会にも出て勝っている。今まで通りでも変わらない」と話しており、ロンドンを目指すためにも重要な大会となる。

　また全柔連は、ロンドン五輪に向けた強化選手を決め、谷をこれまでのＡ指定にあたる「ナショナル」代表に選出した。園田監督は「五輪で負けたからと言って評価は下がっていない。４８キロ級は（谷、山岸、福見の）３人の争い」と指摘。年明けの全日本合宿に参加するかどうかは未定だが「何をしなければいけないか分かっている選手」と調整に心配はないとの見方を示した。

参照元：スポーツ報知

遼、究極柔軟性でギネス目指す？！古閑は絶叫、片山「これは出来ない」

　石川遼（１７）＝パナソニック＝がギネス級の柔軟性を目指す。１３日まで行われた男子、女子、シニアの対抗戦「日立３ツアーズ選手権」のジュニアイベントが１４日、千葉・キングフィールズＧＣで行われた。トークショー＆レッスン会で、石川は腰に当てた両腕を９０度前方に出す驚異の柔軟性を披露。肩の可動域が広いという飛ばしの秘けつを伝授しただけではなく、世界一の柔らかさまでトレーニングを続けると誓った。

　驚異の柔らかさに会場がどよめいた。雨のためラウンドレッスンが中止となり、代わりにクラブハウスで行われたトークショー＆レッスン会。「どんなストレッチをしてるんですか？」というジュニアの質問に、石川は両腕を腰に当て、そのまま腕を前方に９０度曲げた。石川の隣にいた古閑美保は絶叫。柔軟性では定評のある片山晋呉も「これは出来ないな」と驚いた。矢野東は「これ、やってみよう」と、自身の練習メニューに取り入れることを決めた。

　「ストレッチの中心は肩甲骨と肩の回りです。肩が柔らかいとスイングアークも大きくなるから、飛距離が出るようになりますよ」石川の飛ばしの原動力はどっしりした体幹、背筋力、そして肩回りの柔らかさ。父の勝美さん（５２）の勧めで、小学生のころから家とコースを往復する車の中で肩回りのストレッチを続けてきた。しかし、現状では満足していない。「ツアーで一番柔らかい選手になりたいし、ギネスブックに載っている人はもっとすごいですから」究極の目標は、曲芸師のように体を操れるギネス級の領域だというのだ。

　最終１８番で劇的バーディーを決め、男子ツアーの連覇を導いた日立３ツアーズ選手権で今季の全日程は終了。今オフはトレーニングを週に２回から４回に増やし、股（こ）関節回りを重点的に鍛える予定だ。「試合が終わってすごく寂しい。修学旅行が終わった気分ですね。オフの間も毎日ゴルフのことは考えて過ごします」尽きることのない向上心とゴルフへの愛情がある限り、石川の成長は止まらない。

　◆ジュニアも賞金王スイングに興味　小～高校生まで参加した４８人のジュニアからは、片山への質問が集中。スクエアに立つ方法や左打ちで素振りをする効果などを丁寧に教えていた。唯一、ミニスカートで登場した古閑は「勉強との両立は？」という質問をされた。「私はほとんど一夜漬け…」と照れながら答えると、中嶋から「聞く人を間違ったな」と、突っ込まれていた。

参照元：スポーツ報知

五輪用真央スペシャル！世界初「３回転半２回」＋「連続３回転も２回」

　【高陽（韓国）１４日】フィギュアスケートのＧＰファイナルを３大会ぶりに優勝した浅田真央（１８）＝中京大中京高＝が、１年２か月後に迫ったバンクーバー五輪用の「スペシャルメニュー」を明らかにした。女子で初めて国際大会で成功した３回転半ジャンプ２度に加え、２連続３回転ジャンプを２種類跳ぶ構成で、成功すれば世界初。来季もタチアナ・タラソワ・コーチ（６１）に師事する方向で、ライバルの金妍兒（１８）＝韓国＝に勝ち続けるため最高難度プログラムに挑む。

　３回転半２回は国際大会女子初の快挙だったが、２連続３回転ジャンプも難易度が高く、今大会の女子で成功したのは金しかいない。高難度のジャンプを連続で跳ぶのは相当な体力と技術が必要で、３回転半２回と２連続３回転を２種類組み込めるのは、男子でも上位選手に限られている。失敗すれば減点も大きいため、リスクの高いチャレンジとなる。

　真央が五輪へ、前人未到の“Ｅ難度メニュー”に挑戦する。激闘を制したフリーから一夜明け、真央はエキシビション出演前に会場で会見。「アクセル２回を今季初めて跳べたことは、今でもすごくうれしい」と笑顔で振り返るとともに、早くも最終目標の五輪金メダルへ向けた壮大な計画を明らかにした。

　「昨日失敗した３回転フリップ―３回転ループと、３回転フリップ―３回転トーループ、あと３回転ルッツを入れたら、一番高い得点が出ると思う」。３回転半２回と２連続３回転２回を成功すれば、もちろん女子で世界初。ルッツとサルコーが加われば、全６種類のジャンプを４分間のフリーですべて跳ぶことになる。体力の消耗も激しく、男子でも難しい“究極のプログラム”だ。

　ファイナルで金との差はわずか２・２０点。金がミスした２回のジャンプのうち、１回でも成功していれば、逆転できなかった可能性がある。真央が転倒した３回転フリップ―３回転ループ（基礎点１０・５点）と、新たに３回転フリップ―３回転トーループ（同９・５点）を跳べば、今回より基礎点の合計が１０点以上アップ。表現力で勝る金に大差をつけることができる。「今季はまだできるか分からないので、一つずつ大会で跳んでいけたらいい」まずは、今季まだ１度も完全に跳べていない２連続３回転の成功が目標だ。

　今回は金に届かなかった表現力も、タラソワ氏の指導で向上している。タラソワ氏との契約は来年３月の世界選手権（ロサンゼルス）までだが、「流れは悪くない」（関係者）と来季も師事する方向だ。

　来春から中京大に進む真央は「タチアナ先生と話すのに、ロシア語を覚えられたらいいなって思います」と笑顔。現在は通訳を挟んでの会話しかできないが、直接コミュニケーションが取れればタラソワ氏の指示を的確に聞くことができる。ファイナルも五輪への一つの通過点。ミラクル真央がさらに進化を続ける。

　◆「真央スペシャル」メモ　ファイナルのフリーの結果で、真央のジャンプなどの基礎点合計は５７・０７点。そこにＧＯＥ（実施点）がついて、技術点は６４・５７点だった。３回転半２度に加え、真央の目指す２種類の２連続３回転ジャンプが成功すれば、今回の基礎点との単純比較で１０点以上アップする。

　◆「真央」ＶＳ「ヨナ」視聴率驚異の４８％　○…真央と金妍兒のライバル対決は、韓国でも大きな注目を集めた。ＳＢＳが中継した大会視聴率がこの日発表され、１３日の女子フリーはソウル近郊の首都圏で２７．１％を記録。瞬間最高は金がフリーを終え、真央の優勝が決まった午後９時３分で、４８．０％という驚異的な数字をマークした。真央が演技した後の午後８時５４分から５５分にかけても、３９％台の高数字を推移した。

参照元：スポーツ報知