俊輔、サウジの急所見破った

　【ハノイ（ベトナム）２３日】日本代表ＭＦ中村俊輔（２９）＝セルティック＝が、２５日のアジア杯準決勝で対戦するサウジアラビアＤＦ陣の急所を見破り、ピンポイントクロスでの攻略作戦を提案した。２０００年アジア杯レバノン大会決勝（１―０勝利）で、同じサウジアラビア相手に優勝アシストを決めた黄金の左足が、オシム・ジャパンを３大会連続の決勝に導く。

　ファンタジスタの目に見通せないものは何もなかった。運命の準決勝を２日後に控え、俊輔がサウジアラビアの致命的な急所を指摘した。

　「右サイドでボールを持ってクロスを上げる時に、相手（サウジＤＦ陣）はファーサイドをあまり見ていない」

　２２日深夜、ハノイ市内の宿舎で録画放送されたサウジ―ウズベキスタン戦を細かく分析。２３日の夜間練習出発前には、和田一郎スカウト担当が編集した特別版も再度チェックした。

　ＦＷ佐藤も「ＤＦ陣が組織立った守備をしていない。集中を欠く場面も多い」と語るように、敵はスピードあふれる攻撃陣と対照的に、守備陣のぜい弱性を露呈。俊輔は右サイドから創造性あふれる必殺の左足クロスを集中力の欠けたファーサイドに送り込み、得点を生み出すつもりだ。

　サウジアラビアは強豪だが、縁起のいい相手でもある。アジア杯での前回対決は、００年１０月２９日のレバノン大会決勝。俊輔は前半３０分、ＭＦ望月重良（当時京都）の決勝弾を左からのＦＫで見事にアシスト。トルシエ・ジャパンに初の栄冠をもたらした。「記憶にないね」と笑ったが、サウジキラーの左足には確かな感触が残っている。

　「そろそろセットプレー（ＳＰ）でみんなを楽にしたいね」２１日のオーストラリア戦後半には右ＣＫで絶妙クロスを放ち、ＤＦ中沢が惜しいヘッド弾を放った。「ボンバーはＣＫでファーに流れてばかりだった。ニアに来いといった。その１本が形になればいい」７年前の再現へ、ホットラインの仕込みはすでに万全。俊輔が左足で中東の雄を粉砕する。

参照元：スポーツ報知

興毅 命懸け入場や！…２８日「夏祭り」は亀田の危機一髪！

絶体絶命や！？　プロボクシングの亀田兄弟（協栄）がそろって世界前哨戦を行う「亀田の夏祭り」（２８日・有明コロシアム）の緊急会見が２３日、都内で行われ、メーンを張る長男・興毅（２０）が「一歩間違えたら死ぬでぇ」という命がけの入場パフォーマンスを発表した。内容は試合当日まで極秘だが、前代未聞の１億円の生命保険を掛けて決行。浪速の闘拳は「題して亀田の危機一髪や」とほえた。

　祭りで死ぬなら本望とばかり、興毅が「命がけでド派手に盛り上げるで。『亀田の危機一髪』や！」と、決死の入場パフォーマンスを行うことを発表した。有明コロシアムに大規模な舞台装置を投入。１０００席以上の客席を外して大掛かりな仕掛けを作るというが、内容は極秘だ。

　夏祭りだけにイメージも膨らむ。空中浮揚みこし、巨大水風船、御法度の火薬を使用した人間打ち上げ花火…。危険極まりないのは間違いないらしく、興毅も「失敗したら、俺、この世におれへん。死んでるよ。俺のこと嫌いなヤツはそのまま死んでまえと思うよ」という。

　放送するＴＢＳテレビの反対も押し切った。事故が起きれば興行の開催自体も危機。このため協栄ジムでは、入場のみの最高補償額としては前代未聞の１億円という保険を掛ける。ＴＢＳの新名宏次プロデューサーも、「最大限の安全面を考慮してやるハメになった。前回（５月２３日・大阪）亀田家に依頼されて断った入場ですが、やはり１００％安全ではない」と放送事故が起こらないよう胸で十字を切った。

　危険入場後は、２階級制覇への世界前哨戦に臨む。同門のＷＢＡ世界フライ級王者・坂田健史（２７）への挑戦権を弟の大毅（１８）と争う。興毅専属のリングアナウンサーとして、アクション俳優の引退を表明したばかりの千葉真一（６８）の協力も決まった。興毅は「世界の千葉さんや。燃えるで。お客さんには入場でハラハラしてもらって試合でスカッとしてもらう。３ラウンドか７ラウンドでＫＯするよ。俺がおるところは常に盛り上がる」と気勢を上げた。

　◆大毅、夏イメージ歌う　兄に負けじと入場パフォーマンスを強化。武蔵坊弁慶をイメージしたコスチュームでの恒例入場に、５人の屈強な僧兵を従える。ＫＯ勝利後の歌謡ショーは「夏をイメージしたヤツや」と気合満点。大毅専属のリングアナを考えている亀父・史郎さん（４２）は「最強や。（歌手の）倖田來未級やな。（ジャーナリストの）幸田シャーミンちゃうで」とニヤリ。

　◆坂田、内藤戦に興味　亀田家とニアミスした。兄弟より先に協栄ジム入りし、２階で雑誌の取材を受けていたところへ、亀田家が到着。幸いにも？鉢合わせする危険な場面はなかった。Ｖ２防衛戦の相手については「だれでもいい」と繰り返したが、「個人的にはＷＢＣとの統一戦に興味がある」と、アンチ亀田王者の内藤大助との対決を口にした。

参照元：スポーツ報知

悩める琴光喜「口上どうしよう」…２５日昇進伝達式

　大関昇進の正式決定を前に琴光喜は２４日、地元・愛知県岡崎市であいさつ回りの後に報道陣に対応し「口上をどうしようかというのが深刻な悩み。４文字熟語を言うかどうかも迷っている」と苦笑。

　昇進伝達式は２５日午前に行われる。「（口上は）親方が考えるのかと思っていた。あんまり格好つけすぎてもいけないし…」と思案を重ねている様子。

　この日訪れた母校の細川小には、同級生の子どもが在籍していて「年取ったなあと思った」と笑いを誘っていた。

参照元：スポーツ報知

ハリントン、プレーオフ制しメジャー初優勝…全英オープン最終日

◆男子ゴルフ今季メジャー第３戦　第１３６回全英オープン最終日（２２日・英国カーヌスティ・リンクス、パー７１）　通算７アンダーとしたパドレイグ・ハリントン（３５）＝アイルランド＝が、セルヒオ・ガルシア（２７）＝スペイン＝との４ホールストロークプレーによるプレーオフを制し、メジャー初優勝を果たした。アイルランド選手としては６０年ぶり２人目の全英制覇で、１９９９年の全英を制したポール・ローリー（英国）以来となる欧州からのメジャー大会優勝者となった。大会３連覇を狙ったタイガー・ウッズ（３１）＝米国＝は２アンダー１２位。日本勢でただ一人予選を突破した谷口徹（３９）＝フリー＝は、１２オーバー６０位に終わった。

　プレーオフ最終ホールの１８番。ハリントンがウイニングパットを決めると、地鳴りのような大歓声がわき起こった。隣国・アイルランドのヒーローは、息子のパトリック君、妻のキャロラインさんと熱い抱擁を交わすと、国旗を振って何度も歓声に応えた。

　銀製の優勝トロフィーは、壊れないかどうかを確かめてから、大事に大事に掲げた。「とても長くて厳しい戦いだった。もう勝てないかもしれないと思ったよ。でも、最後まで自分を信じたんだ」。涙で声を詰まらせたスピーチを終えると、バンザイしながらグリーンの周囲を回った。

　「バンデベルデの悲劇」を再現しかけた。１打差の単独首位で迎えた最終ラウンドの１８番。ドライバーで放った１打目は、右へ曲がって名物クリーク「バリーバーン」へ。ピンまで残り約２１５ヤードの３打目も、グリーン手前を横切る小川へ消えた。しかし、５打目をピン奥約１メートルに寄せると、これをねじこんでダブルボギー。ガルシアが１８番をボギーとしたため、なんとか生き残った。

　１８番の大叩きで首位から陥落し、プレーオフに突入したところまではバンデベルデと同じ。だが、昨年の欧州ツアーで賞金王に輝いた世界ランク１０位の実力者は、ここからが違った。１ホール目の１番でバーディーを奪い、ボギーとしたガルシアに２打差をつけると、この日２度目の１８番は、クリークを慎重に避け、手堅く刻んでボギー。追いすがるガルシアを振り切った。

　「もしあのまま負けたら、ゴルフを続けられたか分からない」。１３６回目となった全英オープン。歴史と伝統のつまった今大会で、アイルランド人が勝ったのは、４７年大会のフレッド・デーリー以来、実に６０年ぶり２人目のこと。昨年のダンロップフェニックスでウッズを倒してアイルランドの英雄となった３５歳が、ついに世界の頂点をつかんだ。

　◆パドレイグ・ハリントン　１９７１年８月３１日、アイルランド・ダブリン生まれ。３５歳。コースを設計する仕事をしていた父の影響で４歳からゴルフを始める。９５年にプロ入り。翌年から欧州ツアーに参戦し、昨年までに通算１１勝。０５年には米ツアーでも２勝。昨年は日本ツアーのダンロップフェニックスで、プレーオフでタイガー・ウッズを破って優勝したほか、欧州ツアーでも賞金王。世界各地での通算勝利数はこれで２０。家族は妻と１男。１８５センチ、８３キロ。

　◆ガルシア失速初Ｖならず…　３日目まで首位の座を守っていた「神の子」ガルシアの念願のメジャー初Ｖはならなかった。最終ラウンドの１８番を迎えた時点では首位。だが、２打目をバンカーに入れると、約２メートルのパーパットを決められず、痛恨のボギー。プレーオフ１ホール目の１番でもバンカーに入れた末にボギーを叩くなど、肝心なところでショットが乱れた。「大きな失敗はしていない。仕方のない結果だ」と強がる姿が痛々しかった。
  今大会の開幕直前に、同じスペイン出身で、「理想の存在」だというセベ・バレステロス（５０）が現役引退を表明した。スペインの後継者として、期待を一身に集めただけに、なんとしても勝ちたかった。１８番のハリントンの悲劇で、勝利は目の前まで転がり込んでいたように思えたが、悲劇はガルシアにも待っていた。

参照元：スポーツ報知

藍大泣き準Ｖ「悔しいなあ」…ＨＳＢＣ世界マッチプレー選手権最終日

◆米女子プロゴルフツアー　ＨＳＢＣ世界マッチプレー選手権最終日（２２日・米ニューヨーク州ワイカギルＣＣ）　宮里藍（２２）＝サントリー＝は涙の準優勝に終わった。準決勝でマリア・ヨース（３３）＝スウェーデン＝を下して決勝（ともに１８ホール）に進んだが、李宣和（２１）＝韓国＝に２アンド１で敗れた。米初Ｖは逃したが、自己最高の２位で賞金３０万ドル（約３６００万円）を獲得し、米ツアー参戦後、日本人最速＆最年少で通算獲得賞金１００万ドルを突破。次戦のエビアン・マスターズ（２６～２９日・フランス）、そして今季のメジャー最終戦、全英女子オープン（８月２～５日、英国）に弾みをつけた。

　悔しかった。あと一歩だった。世界一を目指し戦い抜いた４日間６試合９８ホール。「すごくいいトーナメントでした。次に向けて大きな収穫になりました」気丈に答えていた藍だが、直後に涙がこらえられなくなった。「これで終わることはないですから」涙をぬぐうと、すぐに前を向いた。

　気力だけで戦っていた。最初の４ホールで３ボギーを叩き、今大会で初めて２ダウンのリードを奪われた。６、９番でバーディーを奪っても、李もバーディーで差は縮まらない。１７番ではともにティーショットを２メートルにつけたが、李のバーディーパットが決まり勝負あった。同学年で昨年ともに米ツアーデビュー。最後まで新人王を争った末に敗れた“宿敵”に、またも敗れてしまった。

　メジャーではないが、優勝賞金５０万ドルは今季３番目の高額賞金大会。前週のコーニングクラシックを欠場し、拠点のロサンゼルスで２週間のスイング調整を行い、今大会に照準を合わせていた。その映像を日本で見た父・優さん（６１）も「修正点はほとんどない」と自信を持っていた。

　敗れはしたが、２位は米国開催の米ツアーでの自己ベスト。３０万ドルの賞金は日米通じての最高額となった。賞金ランクなどを参考に２０人しか招待されず、日ごろから「絶対に出たい」と話している１０月のサムソン世界選手権出場にも大きく近づいた。

　「今週は優勝を近くに感じながら、すごく落ち着いていました。本当に（優勝は）すぐそこなんですけどね」休む間もなくフランスへ飛び、全英女子オープンまでの欧州２連戦に挑む。悔いも自信も経験も、すべてが２２歳の糧となる。

　◆飛距離アップ大成功　父・優さんも手応え　日本でテレビ観戦した優さんは「惜しかったけど、いい勉強になった。マッチプレーは普通の試合よりプレッシャーが１０倍ぐらいかかるから、メンタル面が鍛えられましたね」と収穫を口にした。
  ６月中旬の米ツアー、ウェグマンズで３か月ぶりに渡米し、藍のドライバーの飛距離アップに取り組んだ。「ヘッドが地面をはうようなバックスイング」にすれば約１５ヤードは伸びると計算。翌週の全米女子オープン後から前週までの２週間で習得した娘に「２０ヤードは伸びてますね」と目を細めた。
  全英女子オープンで再び合流するが「ショットがまとまり、パッティングもずいぶん戻ってきました」と大きな修正点はないと断言。初めてプレーする聖地・セントアンドリュースでの活躍を予感していた。

参照元：スポーツ報知

末続らが合宿で走り込み…世界陸上まであと１か月

　陸上の世界選手権は８月２５日に大阪市長居陸上競技場で開幕する。１か月後に迫った本番に向け、期待の男子短距離、障害陣が２０日から富士山を望む山梨県富士吉田市で合宿に入り、意欲的に走り込んでいる。

　２４日はエース、末続慎吾（ミズノ）が１５０メートルの坂道ダッシュを計８本こなし、二百メートルで銅メダルを獲得した２００３年パリ大会前の練習に次いで「史上２番目にきつい」と息切れするまで追い込んだ。四百メートル障害の為末大（ＡＰＦ）は、ベテラン朝原宣治（大阪ガス）らとダッシュなどを繰り返した。

参照元：スポーツ報知

由伸復活！右足首痛も後半初戦スタメンに意欲

右足首を痛め戦列を離れていた巨人・高橋由伸外野手（３２）が２２日、東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場で行われた全体練習に参加、フリーやシート打撃で快音を響かせた。原監督は「いい形で入っていけるでしょう」と後半戦からの復活に太鼓判を押した。

　体勢は崩されても、体の軸はブレなかった。高橋由が門倉のフォークを右前に運んだ。巧みなバットコントロールを見せつけた１か所打撃でのワンシーンだった。その前のフリー打撃では、広角に打ち分けて、２５スイングで３連発を含む７本のサク越え。うまさと力強さを兼ね備えたヨシノブが帰ってきた。

　球宴から一夜明けたこの日、全体練習に参加した。アップからシート打撃まで、通常メニューをこなした。オフに手術した右足首痛が再発し、１３日の広島戦から１８日まで、前半戦最後の６試合を欠場した。代打での出場だったオールスターの試合前フリー打撃でも、感触を確かめるように左へ流し打つだけだった。力感のあるスイングは、今季初めて４番に座った１２日以来。１０日ぶりだったが、内容は充実していた。

　「好感触だった？」という報道陣の質問に、本人は苦笑いした。「う～ん、自分の中ではまだ何というか、スイングにキレがないんですよ。休んだ時よりはいいと思いますが、出場していた時と比べたらどうかな。強く打ったのは久しぶりでしたけどね」常に高いレベルを求めているからこそ、簡単に満足できるはずはない。

　原監督は「戦列を離れる前よりはよくなっている。いい形で入っていけるでしょう」と後半戦開幕からの復帰に太鼓判を押した。ヨシノブも「出場しながら治していくしかない。これ以上、休んでいるわけにはいきませんから」と２４日からのスタメン復帰に意欲的だった。

　李、高橋由が欠けた１３日からの６試合は、２勝４敗で、平均２・３点と得点力不足が目立った。今季はトップバッターでチームを引っ張ってきた。李はまだ未定だが、ヨシノブの戦列復帰のメドが立ったことは大きい。打率４位（３割２分５厘）、得点圏打率リーグトップ（４割１分４厘）の選手会長が、巻き返しへの原動力となる。

　◆前半戦の高橋由　横浜との開幕戦（３月３０日・横浜）から、プロ入り後初めて「１番・右翼」として固定。チーム８６試合のうち７８試合に出場し、打率３割２分５厘、２０本塁打、５１打点と自己最高の成績を残し、６月には月間ＭＶＰを受賞。初球を打った開幕戦を含む７本の初回先頭打者本塁打は、０４年の仁志（現横浜）と並ぶ球団記録で、プロ野球記録にも王手をかけている。しかし、古傷の右足首痛を悪化させ、７月１３日の広島戦（東京ドーム）から６試合連続で欠場した。

参照元：スポーツ報知

イチロー２試合連続無安打、城島１安打

　◆ブルージェイズ８―０マリナーズ（２２日・トロント）　マリナーズのイチローは「１番・中堅」で４打数無安打だった。打率は３割４分６厘。城島健司は「７番・捕手」で３打数１安打。打率は２割８分。

　マリナーズは２試合連続の零敗。イチローも６月２、３日のレンジャーズ戦以来の２試合連続無安打で、試合後は会見しなかった。

　マリナーズ・城島「（微妙な判定から崩れたヘルナンデスに）審判がボールと言えばボール。確かにタフな判定だったが、あそこで我慢しないと何の得にもならない」

　◆イチローの打席別結果
  第１打席　１回　二ゴロ
  第２打席　３回　二ゴロ
  第３打席　６回　遊ゴロ
  第４打席　９回　二ゴロ

　◆城島の打席別結果
  第１打席　２回　三ゴロ
  第２打席　５回　三振
  第３打席　８回　左中間二塁打

参照元：スポーツ報知

岡島、満塁で三振斬り！

　◆レッドソックス８―５ホワイトソックス（２２日・ボストン）　レッドソックスの岡島秀樹投手は８―５の７回途中から３番手で投げ、１回１／３を無安打無失点だった。勝敗、セーブは付かなかった。ホワイトソックスの井口資仁は出場しなかった。

　岡島が試合の流れを引き戻す好救援を見せた。７回、８―１から４点を奪われて楽勝ムードが一変。なおも２死満塁のピンチでマウンドに登った岡島は、５番・ピアジンスキーをフルカウントから速球で空振り三振に仕留めた。

　レッドソックス・岡島「（７回２死満塁で三振を奪い）しびれるところで投げさせてもらい、気持ちを込めて１球１球投げた」

　◆岡島の投球内容
  回数　１回１／３
  打者　４
  球数　１７
  被安打　０
  奪三振　２
  与四死球　０
  失点　０
  自責点　０

参照元：スポーツ報知

松井秀３年ぶり３戦連続本塁打！止まらない５安打も！

　◆ヤンキース２１―４デビルレイズ（２２日・ニューヨーク）　ヤンキースの松井秀喜は「５番・左翼」で３試合連続本塁打を含む６打数５安打２打点の活躍だった。打率は２割９分１厘。デビルレイズの岩村明憲は「１番・三塁」で４打数１安打。打率は２割８分。

　１点を追う２回、松井秀の一振りで試合を振り出しに戻した。２００４年９月３０日以来となる３試合連続本塁打となった１７号は、７月１７試合で９本目。松井のバットは止まらない。４回に中前に適時打すると、５回は再び中前へ。６回は速球を右前にライナーで打ち返し、８回はスライダーを難なく右前打した。５安打は０４年のリーグ優勝シリーズ第３戦以来で、レギュラーシーズンでは初の記録となった。

　ヤンキース・松井秀「同点ホームランだったので良かった。２打席目以外はいいスイングで対応できていた」

　デビルレイズ・岩村「（１７点差の大敗に）何も言うことはないです」

　◆松井秀の打席別結果
  第１打席　２回　右本塁打　打点１
  第２打席　３回　三ゴロ
  第３打席　４回　中安打　打点１
  第４打席　５回　中安打
  第５打席　６回　右安打
  第６打席　８回　右安打

　◆岩村の打席別結果
  第１打席　１回　三振
  第２打席　３回　三振
  第３打席　４回　一ゴロ
  第４打席　６回　四球
  第５打席　８回　遊撃内野安打

参照元：スポーツ報知

「キングカズ」ＥＡＳＴ最多得票…ＪＯＭＯオールスター

　Ｊリーグは２３日、ＪＯＭＯオールスター（８月４日・静岡スタジアム）の出場選手を発表し、開催地の人気選手で西軍のＭＦ藤本（清水）が３５万８６５９票で最多得票選手として選出された。Ｊ１の日本人最年長得点記録を更新した４０歳のＦＷ三浦（横浜ＦＣ）が東軍の最多得票で選ばれ、西軍のＧＫ川口（磐田）とともに大会最多に並ぶ９度目の出場となった。

　出場選手は東西各１６人（サポーター投票１１人、リーグ推薦５人）。ＭＦ中村（川崎）ら１２人は初出場となった。東軍は関塚（川崎）西軍が長谷川（清水）両監督がそれぞれ率いる。

　この日選ばれたＭＦ水野（千葉）らＵ―２２（２２歳以下）日本代表組は、同時期に中国で行われる４か国大会には出場しない見通し。

参照元：スポーツ報知

朝青龍泣いた！白鵬２秒殺で３場所ぶり復活Ｖ…大相撲名古屋場所千秋楽

　◆大相撲名古屋場所千秋楽　○朝青龍（寄り切り）白鵬●（２２日、愛知県体育館）　横綱・朝青龍（２６）＝高砂＝が復活Ｖを決めた。大関昇進を決めていた関脇・琴光喜（３１）＝佐渡ケ嶽＝が敗れて３５場所ぶりのＶを逃し、５年ぶりに実現した白鵬（２２）＝宮城野＝との千秋楽での横綱同士の一番で、朝青龍はわずか２秒９の速攻で寄り切り、３場所ぶり２１度目の優勝を達成した。秋場所は０３年九州場所以来となる２横綱４大関の戦国時代に突入するが、最強横綱は主役の座を譲らない。

　復活優勝の花道で、朝青龍が両手を広げた。まるでＶの字を描くようなパフォーマンスは最強横綱がよみがえった瞬間だった。「みなさんの応援のおかげで勝てました」優勝インタビューで絶叫した。これで名古屋は４連覇。よほど感激したのか、支度部屋では目に涙を浮かべ「うれしい」を４度も繰り返した。

　５年ぶりに実現した千秋楽の横綱対決。０３年春に昇進した朝青龍にとって「夢だった」瞬間がやってきた。琴光喜が敗れ、勝てば３場所ぶりの優勝が決まる。息詰まる立ち合い。心に浮かんだ思いは一つだった。「オレが横綱だ」新横綱を気迫でのみ込んだ。一瞬で右を差し左上手を引きつけるとアッという間に白鵬の体を寄り切った。わずか２秒９。電光石火のスピードは２場所連続でＶ逸した屈辱を一気に晴らすド迫力だった。師匠の高砂親方（元大関・朝潮）は「まだまだ本当の横綱は朝青龍だと示した」と絶賛した。

　復活をかけた名古屋へ神様は非情だった。場所前のけいこで古傷の左ひじを負傷。じん帯が腫れ満足に曲げられない状態に医師からは、「野球の投手だったら手術が必要です」と宣告されたほど。追い打ちをかけるように腰痛に見舞われた。７日目の夜には３８度の高熱に侵され、注射、点滴、薬を服用し自室に加湿器を３台入れ回復を待った。かつてない危機に「負けたらオレらしくない」。強じんな精神力だけで１日１番に集中した。

　来場所は琴光喜が大関に昇進。さらに優勝争いは激しくなる。「光喜にはおめでとうと言いたい」憎らしいほどの余裕。賜杯はもう誰にも渡さない。

参照元：スポーツ報知

浅田真は順調な回復ぶり…イタリアで強化合宿

　イタリアで合宿中のフィギュアスケート強化選手が２２日、イタリア・クールマイヨールでの練習を公開し、６月に左ひざを負傷した浅田真央（愛知・中京大中京高）は３回転ジャンプの反復練習をするなどして「もう大丈夫」と順調な回復ぶりをアピールした。

　昨季の世界選手権女子で銀メダルの浅田真は、新たなショートプログラム（ＳＰ）に取り組んでいる。「曲名は秘密だけど、今までとは雰囲気が違う。気に入っています」と話した。１５００人の観客を集めて行われたエキシビションでは、しっとりとした音楽に合わせて上々の演技を披露した。

　世界選手権男子２位の高橋大輔（関大）は「ジャンプ合宿みたいにずっとジャンプばかり練習した」と集中できた様子。織田信成（関大）も「とてもいい合宿だった」と充実の表情で話した。（共同）

参照元：スポーツ報知

ウッズ３連覇ならず、谷口は通算１２オーバー…全英オープン最終日

　◆第１３６回全英オープン最終日（２２日・英国カーヌスティ・リンクス、パー７１）　タイガー・ウッズ（米国）は７０と伸びず、通算２アンダーの２８２に終わり、５１年ぶりとなる大会３連覇はならなかった。

　前日６２位の谷口徹は７６と崩れ、通算１２オーバーの２９６で終了。６４の好スコアで回ったリチャード・グリーン（オーストラリア）が通算５アンダー、２７９とした。

　メジャー初制覇へ通算９アンダーからスタートした首位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）は、前半で１バーディー、３ボギーとスコアを落として通算７アンダーの２７７で１８番を終え、追い上げたパドレイグ・ハリントン（アイルランド）とスコアが並び、プレーオフに持ち込まれた。

　タイガー・ウッズ「粘り強くプレーしたが、メジャーで勝てるだけのシャープさに欠けていた。パットは悪くなかったが、もう少しピンに絡んでこないと決められない」

　谷口徹「もう少しグリーンでチャンスをものにできないと、いいスコアにはならない。つくづく入らないと思った。内容的には悪いゴルフではなかった。ショットは成長したと思う」

参照元：スポーツ報知

遼１０月の日本オープンへパット改造

　米サンディエゴで行われたゴルフの世界ジュニア選手権に出場した石川遼（１５）＝杉並学院高１年＝ら日本代表が２２日、成田空港に帰国。石川は日本オープン（１０月１１～１４日、神奈川・相模原ＧＣ）までに、本格的にパッティング改造に乗り出すことを明らかにした。

　今大会はこれまでのＬ字型ではなく、ピン型を導入。実は新パターを試すのは今年に入って３本目で、米国に出発する１週間前から父・勝美さん（５０）と集中練習した。「いいストロークが出来ていた」と勝美さんは合格点。「違うタイプをあと２本試して、日本オープンまでにしっかりしたものを作りたい」と明かした。

　初出場で２３位に終わった石川は「アイアンの距離感、リカバリーショットが上位の選手と差がある」と厳しく自己採点。それでも「英語が聞き取れるようになった」と将来の海外進出に向けた“収穫”も。「この大会を通じてマネジメントの成長を感じた。これからの試合が楽しみ」夏休みの宿題を片づけながら、王子の戦いは続く。

参照元：スポーツ報知

張さくらとのＰＯ制した…フィランソロピーＬＰＧＡ選手権最終日

　◆女子プロゴルフツアー　クラシエ・フィランソロピーＬＰＧＡ選手権最終日（２２日、千葉・習志野ＣＣキング・クイーンＣ　パー７３）　“中国の藍ちゃん”張娜（２５）＝イオンスポーツ＝が、横峯さくら（２１）＝エプソン＝とのプレーオフを制し、６月のサントリーレディスに続くツアー２勝目を挙げた。張は７５と崩れ通算６アンダーでさくらと並んだが、プレーオフの１ホール目でバーディーを決め振り切った。１打差の３位には全美貞（２４）＝韓国＝と有村智恵（１９）＝フリー＝が入った。

　苦しんだ末につかんだ２勝目に、張は「ドキドキした。まだ緊張しています」と振り返った。２位に５打差をつけスタートしたが、１５番パー４で「凍ったみたいに手が動かなくなった」。５メートルのパーパットを外すと、カップの周囲を行ったり来たり。４パットのトリプルボギーで、まさかのプレーオフにもつれ込んでしまった。

　だがプレーオフでは開き直った。「さくらちゃんは強い。自分の力を出さないと勝てない」と攻めに転じ、１ホール目で４メートルのバーディーパットを沈め大喜び。賞金で計画している母国でのゴルフスクール開設へ、また一歩前進した。

　６月には中国人初の日本ツアーＶ。北京でゴルフを始めた１８歳のころは練習場もなく、土の庭に段ボールを敷いて素振りを繰り返した。母国メディアが日本での活躍を詳細に報じている“中国の藍ちゃん”は、目標の「年間３勝」へ早くも王手をかけた。

　◆張娜（チャン・ナ）１９８１年１２月４日、北京生まれ。２５歳。１８歳でゴルフを始める前は陸上選手で、砲丸投げとやり投げで北京市の大会で優勝経験がある。０４年にプロ転向、０５年は中国で５戦３勝。昨年、予選会を突破して今季から日本ツアーに参戦している。家族は両親と弟。１６７センチ、５６キロ。

参照元：スポーツ報知

宮里藍、米ツアー初Ｖ成らず…ＨＳＢＣ女子世界マッチプレー選手権

　◆米女子ゴルフツアー　ＨＳＢＣ女子世界マッチプレー選手権最終日（２２日・米ニューヨーク州ワイカギルＣＣ）　準決勝、決勝（各１８ホール）を行い、ツアー本格参戦２年目の宮里藍は決勝で李宣和（韓国）に敗れ、同ツアー初優勝は成らなかった。２アンド１で宮里を下した李は、今季ツアー初勝利で通算２勝目。

　宮里は準決勝でマリア・ヨース（スウェーデン）を３アンド２で退けたが、引き続き行われた決勝は苦戦。序盤でボギーが続き、昨季のツアー最優秀新人に輝いた李に先行を許し、１ホールを残して逃げ切られた。

　宮里は、米ツアーのストロークプレーの大会で昨年１度、ことし２度、３位になったのが最高。

　３位決定戦は金美賢（韓国）がマリア・ヨース（スウェーデン）に勝った。

　宮里藍「ちょっと悔しいけど、すごく頑張った。気持ちにいろんなものが入り交じっている。また優勝のチャンスはある。この経験を生かすかどうかは自分次第。次に向けて大きな収穫だった」

参照元：スポーツ報知