Ｋ―１と旧ＰＲＩＤＥが大連立！

　総合格闘技界で大連立が成立した。１０月に消滅したＰＲＩＤＥの追悼イベントだった「やれんのか！」（１２月３１日、さいたまスーパーアリーナ）が、Ｋ―１やＨＥＲＯ’Ｓを主催するＦＥＧなど、４団体の共催となることが２８日、発表された。ＦＥＧは、同日に「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！」を大阪で開催するが、格闘技界の発展のため、過去のＰＲＩＤＥとの因縁を水に流して手を結んだ。ＦＥＧの谷川貞治代表（４６）は、来年に新イベントに発展させる意向だ。

　かつてのＰＲＩＤＥの象徴で、「やれんのか！」の高田延彦統括本部長（４５）と谷川氏が、約４年ぶりに顔を合わせてがっちり握手。政界を尻目に、大連立が成立した。

　「やれんのか！」は当初、海外資本から手を引かれた旧ＰＲＩＤＥのスタッフが一夜限りの開催を計画し、Ｍ―１グローバルがサポートする体制だった。国内外への協力呼び掛けに応え、ＦＥＧとＤＥＥＰが“参戦”。４つの団体が主催することになった。

　同日に「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！」を開催するＦＥＧは、まさに英断。その裏には、谷川氏の格闘技界への危機感があった。「すばらしいコンテンツが分裂し、小さくなっていく。歴史を繰り返さないために、格闘技界は大連立をする必要がある。選手もたくさんいますので、調整してやっていきたい」と熱弁。出し惜しみせず、超大物選手を「やれんのか！」に投入することまで明かした。逆にＰＲＩＤＥ系選手の「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！」出撃の可能性も十分。東西のビッグイベントを成功させる。

　歴史的な和解だ。ＦＥＧとＰＲＩＤＥは、選手の引き抜き合戦などで犬猿の仲だった。谷川氏は「一致団結してやっていかなくてはならない」と話し、高田氏も「背を向け合ってやっている場合じゃないという思いはありました」と一致団結する姿勢を示した。

　大連立体制は来年以降も続く。谷川氏は「ＰＲＩＤＥを復活させる訳ではない。新しいものを作り出すことができれば」と新イベント構想を披露。Ｍ―１グローバルも協力する意向だ。格闘技界に大きな地殻変動が起きた。

参照元：スポーツ報知

福留、阪神撤退に困惑「何の連絡も入ってない」

　長野県内の昼神温泉で選手会納会に出席した中日の福留孝介外野手（３０）は、阪神が自身の争奪戦から撤退したことに「僕のほうに何の連絡も入ってないので。『（阪神から）決断は１１月の最後までに』という話もあって、こっちからは『待ってくれ』としか言えなかった」と戸惑いの表情を見せた。また、今季は選手会副会長を務めたが、来季は選手会の役員から退任することも決まった。

参照元：スポーツ報知

黒田、マリナーズ秒読み！…他球団圧倒！条件提示１０億円前後

米大リーグ移籍を視野に広島からＦＡ宣言した黒田博樹投手（３２）のマリナーズ入りが決定的になった。渦中の右腕は２８日に米大手エージェント「オクタゴン社」のジョー・アーボン氏ら代理人と広島市内で会談するが、マ軍の筆頭オーナーである米国任天堂の山内溥前社長（８０）が黒田獲得の大号令を発していたことが分かった。他球団をしのぐ好条件を用意、マ軍関係者も好感触を得ており、黒田のマ軍入りは秒読みになった。

　注目のＸデーは目前だ。「マリナーズ・黒田」誕生が決定的になった。メジャー２０球団以上が熱視線を送った右腕は、２８日に広島市内でジョー・アーボン氏ら敏腕代理人と会談。これまでの交渉の経緯などの説明を受ける予定だが、その席で、マ軍が用意した他球団をしのぐ好条件などを知ることになる。

　マ軍に「黒田獲得」の大号令が発せられていた。筆頭オーナー、米国任天堂の山内前社長が、イチロー獲得の際と同じように広島のエース右腕獲得を厳命。先週、ビル・バベシＧＭだけでなくジョン・マクラーレン監督までもが極秘来日して黒田と接触し、直接交渉を行った。前代未聞の「黒田詣で」は、チームとしての誠意を示すのと同時に、山内前社長の意向が反映されていたようだ。

　マ軍関係者によると、山内前社長の長年の夢は、センターラインを超一流の日本人プレーヤーで固めることだという。中堅にイチロー、捕手に城島を補強。残った投手には昨季、井川を狙ったが、ヤンキースに奪われた。それだけに今回の黒田獲りは、戦力的な補強はもちろん、失敗の許されない重要事項になった。

　メジャーの監督が来日して直接ラブコールを送り、条件面でも他球団をしのぐものをすでに提示している模様だ。１０３勝８９敗という実績が評価され、今オフのメジャーＦＡ市場の目玉になっている黒田の評価は、平均年俸７００～９００万ドル（約８～１０億円）にまで跳ね上がるという米紙報道もあっただけに、それに近い条件が予想される。

　黒田自身も移籍先は米西海岸を希望している。マ軍関係者によれば、これまでの交渉で好感触を得ているという。イチロー、城島らもプレーしているだけに、すんなり環境にも入っていける。決断の日は近い。

参照元：スポーツ報知

就任前向き！岡田ジャパン１２・１８始動も

岡田ジャパンが誕生する。日本サッカー協会は２７日、脳梗塞（こうそく）で入院中の日本代表イビチャ・オシム監督（６６）の後任として、本紙既報通り、元日本代表監督の岡田武史氏（５１）に就任を打診し、前向きな回答を得ていることを発表した。日本協会・小野剛技術委員長（４５）は緊急事態を打開するため、岡田氏のカリスマ性を高く評価したことを明かした。来月３日の常務理事会、７日の理事会を経て正式決定する。第２次岡田ジャパンは、早ければ年内に静岡県内で候補合宿を行い、スタートを切る。

　日本サッカー界の大ピンチに、岡田氏が再び立ち上がる。

　１６日未明にオシム監督が倒れてから１２日目。日本協会・小野技術委員長は、次期日本代表監督として岡田氏を擁立するまでの内幕を明かした。

　「オシム監督の早い回復を祈るしかありません。ただし、回復したとしても心身に大きなプレッシャーがかかるＷ杯予選、本戦に送り出すことは難しい。つらい仕事だが、後任監督のことを考えなければなりませんでした。第一に考えるのは岡田さんしかいません。２０日に最初の打診を行い、前向きな感触を得ました」

　名将オシム監督が倒れるという緊急事態。「このような時は強烈なリーダーシップが必要。強い求心力、カリスマ性です」小野委員長は岡田氏に白羽の矢を立てた理由を明確に説明した。

　「考えて走る」オシム・サッカーを岡田氏はどのように引き継ぐのか。「前任者のサッカーで後任者をしばることは意味がない。オシム監督の土台を大切にしてもらい、その上に（岡田氏の）個性を付け加えてほしい。土台とは日本人の良さを引き出すことです」小野委員長は、岡田氏の手腕に大きな期待を寄せた。

　今、歴史は繰り返された。９７年１０月、フランスＷ杯アジア最終予選カザフスタン戦で日本は後半ロスタイムに同点にされた。直後、加茂周監督が更迭され、岡田コーチが監督に緊急昇格。それから１０年…。大ピンチの日本代表を岡田氏が再び救うことになった。当時、代表チームの偵察担当で岡田氏の監督昇格とともにコーチに就任したのが小野委員長。「不思議なものを感じる。ここで日本サッカーを何とかしなければならない。それを岡田さんにも訴えました」と小野委員長は話した。

　第１次岡田ジャパンは、絶体絶命のピンチを脱出。アジア予選プレーオフのイラン戦でＶゴール勝利。いわゆる“ジョホールバルの歓喜”で初のＷ杯切符を手にした。

　第２次岡田ジャパンにかかる期待は、より大きい。Ｗ杯アジア予選突破はもちろんこと、第１次体制では３戦全敗に終わったＷ杯本戦での上位進出が使命となる。日本中のサポーター、そして、オシム監督が岡田氏を見守っている。

参照元：スポーツ報知

オシム監督意識戻った…緊急入院１１日目

日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事（５０）は２７日、脳梗塞（こうそく）のため、千葉・浦安市の順天堂浦安病院に入院中の日本代表イビチャ・オシム監督（６６）が意識を回復しつつあることを発表した。１６日未明に倒れてから意識がなかったオシム監督が２６日夜、アシマ夫人（６４）ら家族の呼びかけに初めて反応を示したという。

　家族の祈りと、世界中のサッカーファンの願いが通じた。緊急入院から１１日目となった２６日夜、集中治療室でオシム監督は、アシマ夫人、長男の千葉・アマル監督（４０）、長女イルマさん（３７）と対面。「ご家族の話によると、呼びかけに応じてコミュニケーションが取れたと聞きました。具体的な言葉、話などは分かりませんが。いくつかあるヤマのうち、ひとつを越えたのかもしれません」と田嶋専務理事もホッとした表情で話した。

　倒れた直後は命の危険さえあった。その３日後の１９日。ちょうどアシマ夫人と４３回目の結婚記念日に、日本協会は「第１のヤマを乗り越えた」という医師団の所見を発表していた。

　オシム監督の意識が回復しつつあるとの情報は出身地であるボスニア・ヘルツェゴビナや、自宅のあるオーストリアの親せき、友人らにも伝えられたそうで、家族は喜びを分かち合ったという。オシム監督の回復は日本中、いや世界中のサッカーファンの望みだ。

参照元：スポーツ報知

バルサ１６強進出、インテルも…欧州ＣＬ

◆欧州チャンピオンズリーグ（２７日）　１次リーグＥ―Ｈ組の８試合を行い、ＦＣバルセロナ（スペイン）、ＡＳローマ、インテル（ともにイタリア）、セビリア（スペイン）が新たに決勝トーナメント進出を決めた。

　Ｅ組のバルセロナはリヨン（フランス）と２―２で引き分け、Ｆ組のローマはディナモ・キエフ（ウクライナ）に４―１で大勝。Ｇ組のインテルはジーコ前日本代表監督が率いるフェネルバフチェ（トルコ）を３―０で下した。フェネルバフチェは同組２位で、ＣＳＫＡモスクワ（ロシア）との最終戦で１６強入りを狙う。セビリアは既に１次リーグ突破を決めているアーセナル（イングランド）を３―１で破り、Ｈ組首位に立った。

参照元：スポーツ報知

１０年バンクーバー冬季五輪のマスコット３体発表

２０１０年バンクーバー冬季五輪の組織委員会は２７日、カナダ西部の神話や伝説に基づいた大会のマスコット３体を発表した。「クワッチー」は茶色のあごひげを持つ人間に似た動物、「ミガ」はクマとシャチの合いの子、「スミ」は雷神鳥の羽を持つ鳥となっている。

　マスコットとは別に、その相棒という小リス「ムクムク」も発表した。（ＡＰ＝共同）

参照元：スポーツ報知

男子バレー北京お預け ５敗目喫し今大会３位以内消滅…バレーボールＷ杯男子大会

◆バレーボールＷ杯男子大会第８戦　スペイン３―１日本（２７日、マリンメッセ福岡ほか）　日本はスペインに１―３で敗れて通算３勝５敗となり、今大会で北京五輪出場権を獲得する３位以内に入る可能性が消えた。日本は来年５、６月の世界最終予選兼アジア予選で北京出場を狙う。第１セットを先取した日本の勢いは続かなかった。何度も選手を入れ替えて打開を図ったが実らず、欧州選手権を制したスペインの強打に押し切られた。２大会ぶりの優勝を狙うロシアが負けなしの８連勝で首位をキープ。アテネ五輪覇者のブラジルが７勝目（１敗）を挙げ、ブルガリアと米国が６勝２敗で続く。

　日本は来年５月３１日開幕の世界最終予選で４大会ぶりの五輪出場に挑む。日本が出場する東京大会はアジア予選を兼ねて８チームが争い、全体の１位と、そのチームを除くアジア勢の最上位が五輪切符を獲得する。アジア勢はオーストラリアと韓国、イランの出場が見込まれる。その他の大陸から参加する４チームに強豪が含まれる可能性はある。日本はアジア勢の最上位を狙いたいが、今大会でオーストラリアに完敗した。

参照元：スポーツ報知

琴光喜 胆のう摘出手術…冬巡業は回避

九州場所前に胆石が発覚した大関・琴光喜（３１）＝佐渡ケ嶽＝が２７日、福岡市内の病院で、腹くう鏡による胆のう摘出手術を受けた。

　手術は、全身麻酔で行われ、体が大きいため腹部に開けた穴は、一般人より大きく、時間も通常より長めの約１時間半。胆のうの中からは、２つ合わせて４・５センチの胆石が見つかった。胆のうは、消化に必要な胆汁の貯蔵庫で、胆汁自体は肝臓で作られるため、摘出しても日常生活には支障がない。

　退院は１２月１日の予定。同２日に大分・豊後大野市から始まる冬巡業について、部屋関係者は「師匠（佐渡ケ嶽親方）と本人が相談して決めると思います」と話した。だが、退院後も抜糸のために通院が必要で、巡業参加は難しい状況だ。

参照元：スポーツ報知

ＴＶが朝青龍来日阻止！？直行便ビジネス買い占め本人予約できず

３０日に再来日する横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が、テレビ局の“妨害”で、モンゴルからの直行便での帰国が不可能になったことが２７日、分かった。ウランバートルから成田空港への直行便のビジネスクラス全１２席が、機内撮影を狙う日本の各テレビ局で満席となり、肝心の朝青龍自身が予約できなくなる事態が発生した。急きょ、関係者は韓国・ソウル経由の便を確保し３０日の来日は実現するが、一歩間違えればテレビ局が朝青龍の来日を阻止するところだった。

　まさに本末転倒だ。朝青龍が予定していた直行便での来日を、日本のテレビ局が中止に追い込む事態が発生した。

　関係者によると、先週中に３０日午後２時５５分に成田空港に到着するモンゴル航空の直行便を予約しようとしたところ、ビジネスクラス全１２席が満席との答えが返ってきたという。調べてみると朝青龍と同乗取材を狙う日本のテレビ局のスタッフが、すべての席を抑えてしまったという。

　取材目的での予約で、肝心の朝青龍が搭乗できないという、笑えない状況に陥った。３０日の直行便は１便のみ。朝青龍の体ではエコノミークラスは当然、無理だ。しかも記者会見は直行便の到着時間を想定し、午後５時に設定されている。その後には横綱審議委員会への謝罪も決まっている。会見の予定をずらせば、また批判されることは目に見えている。

　困った関係者は急きょ、ウランバートルから韓国ソウルを経由し、直行便と同じ時間帯に到着する便を確保。何とか予定通りの日付と時間で、来日する見通しは立った。ソウル経由の便が取れなければ、３０日の来日は最悪延期、最低でも会見と横審への謝罪の時間が変更になる大問題に発展するところだった。

　テレビ各局は現在、来日に合わせスタッフをウランバートルに派遣。８月２９日の帰国時と同様に、機内での朝青龍の姿を撮影しようと、取材合戦はヒートアップしている。こうした姿勢が結果的に朝青龍が直行便で来日できなくなるという本末転倒の異常事態となった。いずれにしても波乱含みの来日になりそうだ。

参照元：スポーツ報知

遼、ホールインワン宣言…日本シリーズ２９日開幕

遼が日本人初の１８番エースに挑戦だ。男子プロゴルフツアーの今季最終戦、日本シリーズＪＴカップ（報知新聞社主催）は２９日から４日間、東京よみうりＣＣ（７０１６ヤード、パー７０）で開催される。アマチュアで初出場する石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝は２７日、同コースで練習ラウンドを行い、名物ホールの１８番パー３で、シリーズ史上１度しか達成されていないホールインワンに意欲を見せた。

　石川の目が輝いた。グリーンの傾斜がきつく、難易度の高い１８番パー３（２２７ヤード）。過去に日本シリーズでは２１３２人がティーショットに挑み、エースを達成したのは９８年の第３日のＥ・エレラ（コロンビア）だけ。日本人初となれば「出たら、スペシャルにさらにスペシャルがついちゃう感じ。一生ホールインワンが出来なくてもいい」と目尻を下げた。

　ゴルフ歴９年でエースはなし。しかもこの日は１８番で３度ティーショットを打ち、３番ウッドではグリーンを捕らえたが、２番アイアンの２発は１オンに失敗した。それでも、１５番パー３（１９４ヤード）では１メートル以内に寄せるスーパーショットを見せ「狙って入れるプロはいないけど可能性はある」と自信をちらつかせた。

　不安だったショットも自信を取り戻した。朝の練習で、ボールを等間隔に５球置いて、５番アイアンを使って一本足打法で連打。「ヘッドが止まらないので、手で操作したりできない。体重も乗るし、体を回すしかない」スムーズにスイングできるようになって「昨日とは別人」と笑った。

　ただ油断はしていない。「打ち上げのホールは苦手」と落としどころが見えない１４番パー４（３６４ヤード）を警戒。「目線が高くなってしまう。土手に当てるくらいのイメージで打ちたい」と帯同キャディーにチェックしてもらいながら４度ティーショットを打った。１度は見事に土手に命中してしまったが、残り３発は３００ヤードを超える会心の当たりをみせた。

　「ワクワクしている。これが今季最終戦なのは寂しい気がするけど、成長した姿を見せたい」ギャラリーの注目を最も浴びる名物ホールで快挙を達成し、最高の１年を締めくくる。

　◆１８番の難しさ　過去１０年間の平均ストロークは３・２９２で難易度はＮＯ１。グリーンは奥から手前に急傾斜しており、奥からは軽く打っただけでグリーンからこぼれる場合もある。打ち下ろしのように見えるが、バックティーとグリーンの高低差はわずか１ヤードしかない。また、ホールインワンの出る確率はプロで３７００ラウンドに１回、アマチュアを含めると３万３０００ラウンドに１回と言われている。

参照元：スポーツ報知

松井秀が右ひざの抜糸

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手が２６日、ニューヨークの病院で、１４日に手術した右ひざの抜糸をした。近く帰国し、日本でリハビリテーションを続ける。

　抜糸したのは内視鏡と手術具を入れた３か所の計６針。「抜糸自体はすぐに終わった。これでドクターの診察は終わりました」と説明した。

参照元：スポーツ報知

俊輔は抽選結果を歓迎…対戦国チェックも万全

【グラスゴー（英国）２６日】２０１０年南アフリカＷ杯のアジア３次予選抽選結果を受け、セルティックのＭＦ中村俊輔（２９）は「１度対戦した相手だから、アウェーのイメージもできる」と抽選結果を歓迎した。「（バーレーンは）調子落としてるみたい」と対戦国のチェックも万全。「前回予選はオウンゴールやロスタイムの得点で勝った試合もある。内容より勝利。忍耐強く突破したい」と必勝を誓った。

参照元：スポーツ報知

オシム監督、意識回復へ

日本サッカー協会は２７日、脳梗塞（こうそく）で入院している日本代表のオシム監督の意識が２６日夜から回復しつつあるとの連絡が家族から入ったと発表した。

参照元：スポーツ報知

タバコの煙、一切禁止…北京五輪期間中

北京五輪組織委員会と北京市は、競技場や選手村、指定ホテルやレストランを五輪期間中は禁煙区域とし、タバコの煙を一切なくす「無煙計画」草案をまとめた。信息時報（電子版）が報じた。

　草案によると、禁煙区域ではタバコ販売を禁じ、喫煙スペースも設置しない。北京では市内飲食店の全面禁煙を求める声もあり、草案は禁煙区域の一層の拡大を求めているが、厳しすぎるとして一部の市民から反発の声も出ている。（共同）

参照元：スポーツ報知

亀田兄弟３０日にも協栄トレ…金平会長と三者面談へ

プロボクシング世界戦での悪質反則行為で長期出場停止処分を受けている亀田兄弟の長男・興毅（２１）と二男・大毅（１８）が、早ければ３０日にも東京・大久保の協栄ジムで同時に再始動する可能性があることが２６日、分かった。今週中に兄弟との三者面談に臨む協栄・金平桂一郎会長（４２）が示唆。「２人と会って、今後の方針を決める。練習再開の時期は未定だが、できるだけ早い方がいい」と話した。 　すでに興毅は一足先にメキシコで再始動し、１７日間の練習を終えて１９日に帰国。一方の大毅は、１０月１７日の謝罪会見以降、公の場に姿を見せていない。大毅は１年間の出場停止処分を受けた精神的ショックから一時、心療内科の診察も受けていたが、練習を再開できるまで回復した様子。今月には後援会関係者などへのあいさつ回りも行ったという。興毅も「練習を始める時はいっしょの方がええな」としており、練習再開は兄弟同時となりそうだ。 　ただ、大毅は練習再開時の謝罪会見が義務づけられており、金平会長も「ケジメはしっかりつけさせる」と断言。一方で「大毅の１年は長いと思う。処分は甘んじて受けるが、今後はＪＢＣ（日本ボクシングコミッション）に対し、期間短縮のお願いも考えていきたい」とした。世間を巻き込んだ大騒動に決着をつけ、亀田兄弟がリング活動を再開させる。 参照元：スポーツ報知

「朝青が横審にも謝罪したい」高砂親方が虚偽報告…とっさに思いつき暴露

大相撲の横綱審議委員会が２６日、両国国技館で行われ、横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が再来日する３０日に臨時の会合を開くことを決定。会合では朝青龍本人を呼んで仮病疑惑に端を発した一連の騒動への事情説明と謝罪を求める。ただ、臨時会合が決まった経緯は師匠の高砂親方（元大関・朝潮）のフライング発言が発端。果たして朝青龍が横審に謝罪するのか。会見をするしないで二転三転したこの夏の迷走劇の第２幕にならなければいいが…。

　委員会後の会見だった。横審の海老沢勝二委員長が「高砂親方から、朝青龍本人が横審にも謝罪したいという気持ちを持っているということを聞きました」と発表。これを受けて石橋義夫委員は「一日も早く謝罪してほしい。本人が来るなら臨時の会合を開きます」と断言した。そして朝青龍が再来日する３０日に謝罪会見を終えた直後、横審が臨時の会合を開き、朝青龍を呼んで謝罪と説明を求めることがトントン拍子に決まった。

　すべては朝青龍自身の申し出から始まったと思われた。ところが高砂親方は、「私が、横審に謝った方がいいと思って言った」と告白。謝罪申し入れは朝青龍の考えではなく、親方のとっさの思いつきだったことを暴露した。肝心の朝青龍には「これから本人に言う」としたが、本人があずかり知らぬ所で話が勝手に決まってしまった。

　角界では、師匠の命令は弟子にとって絶対。高砂親方が朝青龍に「横審に出て謝れ」と命じれば、従うのが当たり前だ。しかし、この師弟は今年の夏に会見を開く開かないで二転三転した前科がある。しかも結果的に、朝青龍は高砂親方が命じた会見を行わずにモンゴルに帰国した。

　今回は師匠のフライング発言によって、横審が臨時の会合を決定するまでに事態が発展。内館牧子委員が「朝青龍には自ら辞めてほしい」と改めて引退を勧告するなど、あの夏のような迷走は許されない状況に入っている。「委員のみなさんは直接、朝青龍から話を聞きたがっています」と海老沢委員長。朝青龍が「聞いてない」と突っぱねたらどうなるのか。嵐の３０日になりそうだ。

　◆海老沢委員長ノルマ「１３勝」　海老沢委員長は、朝青龍に初場所でのノルマを掲げた。「やはり横綱ですから、優勝争いをしてもらわなければ困ります。優勝と言えば最低でも１３勝です」と具体的数字を突き付けた。２場所の出場停止明けですぐに１３勝はかなり高いハードル。一方で石橋委員は「２場所も休んでいた朝青龍が優勝したら相撲の人気はもっと落ちてしまう」と他の力士の奮起も促していた。

　◆高砂親方の迷走劇場
  ▽説得失敗（８月１０日）　心の病で帰国を求める朝青龍に会見するよう説得に出向くが失敗。一度協会に戻り、再び出向くドタバタぶり。
  ▽同行帰国（８月２９日）　朝青龍の帰国に同行も、モンゴル滞在はわずか３５時間。９月１日の帰国会見では「ダブルアーチの虹を見た」。「お湯がツルツル」などお気楽発言を連発。
  ▽ＴＢＳ問題（１０月２２日）　朝青龍の撮影を求めたＴＢＳの番組に関し、謹慎中にもかかわらず広報部長として一度は許可。すぐに取り消したが「すべてはオレの責任」と謝罪。

参照元：スポーツ報知