朝青、白鵬が同便で帰国…元旭鷲山まで同乗

大相撲の横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が２８日、同・白鵬（２３）＝宮城野＝と成田空港から同じ航空機でモンゴルへ一時帰国した。名古屋場所で途中休場したのに対し、ライバルは全勝優勝。搭乗手続きでも出遅れ、相手を避けるため車の中に引きこもらざるを得なかった。さらに“天敵”で元旭鷲山のダヴァー・バドバヤル氏（３５）まで同乗する羽目に陥った。

　成田空港に着いて車からチェックインカウンターに向かおうとした朝青龍は、取材に応じていた白鵬とバドバヤル氏の姿を目にした。後から来たせいで、２人が消えるまでの約１５分を車に戻って過ごすしかなかった。

　搭乗手続きを終えた白鵬とバドバヤル氏がその場を離れると、やっと入れ替わるようにカウンターへ。「（休場の原因となった左ひじを）治さないと。（夏）巡業までに戻るよ」夏場所千秋楽のにらみ合いから始まった因縁。途中休場した名古屋場所でライバルが全勝優勝し、北の湖理事長が“白鵬時代”の到来を宣言するなど、立場は完全に逆転。不機嫌そうに出国ゲートに消えていった。

　一般の人と同じ搭乗待合室で「胸を張って帰りたい。草原に行きたいね」と話しながら記念撮影に応じる白鵬に対し、肩身の狭さからかラウンジに身を潜めた。今度は１分先に搭乗ゲートをくぐると、待っていたのは信じられない座席配置だった。３列目のＣ。白鵬が２Ｄ、バドバヤル氏は１Ｄのため、ウランバートルまでの約５時間、通路を隔てて左後ろから、最も見たくない男たちの頭が視野に入り続けた。

　２日にモンゴル五輪代表選手の結団式に出席。日本には３日に戻ってくる。この日は接触せずに終わった両横綱は、５日に北海道・苫小牧市から始まる夏巡業で“激突”する。

参照元：スポーツ報知

アテネ五輪個人総合王者のＰ・ハムけがで北京断念

米国体操協会は２８日、２００４年アテネ五輪男子個人総合覇者で、北京五輪で２連覇を目指した同国代表のポール・ハムが右手甲の骨折からの回復が長引いたために五輪出場を断念したと発表した。個人総合は世界選手権で０５年優勝の冨田洋之（セントラルスポーツ）と０６年、０７年と連覇した楊威（中国）との一騎打ちになりそうだ。

　５月の全米選手権で手を痛めたＰ・ハムは、過去の実績などで双子のモーガンとともに代表入りした。１９日の試技会で９割の回復を示したばかりだが、平行棒の演技で痛みがあったという。

　Ｐ・ハムは「十分な準備が積めない。メダルを狙うチームに貢献できない」とコメントした。（共同）

参照元：スポーツ報知

福留、１安打も好機に凡退悔やむ

◆カブス９―６マーリンズ（２７日・シカゴ）　カブスの福留孝介外野手は「７番・右翼」で出場し、４打数１安打だった。打率は２割７分７厘。

　福留は４打数１安打。２回に右腕投手の内角直球を中前に運んだ。打撃の調子が上向く中で安打は出たが、この後は外角低めの際どい球で見逃し三振を喫し、内角球に詰まって二ゴロと一飛。７回の一飛は同点として、なお１死一、二塁と勝ち越しの場面だっただけに「明らかなミスショット。そこをミスするようではまだまだ」と悔しそうだった。

　福留孝介外野手「（９得点での勝利に）これまで野手が点を取らない試合が多かったのでよかった。（打撃の調子は）下がっていることはないけど、打ち損じが多い」

◆中沢トレーナーがバットボーイ
  ○…カブスの中沢好宏トレーナーが、マーリンズ戦でバットボーイを務めた。

　カブスでは通常、若手クラブハウス職員が務めているが、昨季はチームの不振時に古参職員が代わって務めたところ５連勝したという。

　その再現とばかりに、エースのザンブラーノからユニホームを手渡された中沢トレーナーは「本当にやるの？」と困惑していたが、効果が出てかチームは快勝。試合後は「みんなにずっとやれって言われちゃったよ」と苦笑いだった。

参照元：スポーツ報知

イチロー２安打で３０００本にあと２

　◆ブルージェイズ１―５マリナーズ（２７日・トロント）　マリナーズのイチロー外野手は「１番・右翼」で出場、４打数２安打だった。日米通算３０００安打まであと２。打率は２割９分７厘。

　城島健司は「７番・捕手」で４打数１安打２打点。打率は２割８厘。

　イチローが「もう近い」と言い切った。２打席目の右前打、５打席目の右翼線三塁打は明快な口調と同様の鋭いライナーだ。日米通算３０００安打まであと２本。大台到達はすぐそこに見えてきた。

　数々の記録や節目を超えてきた。だが、いつ目標を超えるかの予感を覚えたことはない。それは今回も変わらないという。

　城島は６回、逆転した後の追加点となる２点二塁打を放った。

　１、２打席目は右飛に倒れ、２死一、三塁で迎えた第３打席。右中間方向へはじき返した打球を見ながら「めったに祈ったりしないんだけど、きょうは必死に抜けてくれと祈った」という。

　イチロー外野手「（日米通算３０００安打にあと２本）もう近いよ。そりゃそうでしょう」

参照元：スポーツ報知

ｔｏｔｏビッグ １等６億円が１口…第３５０回

サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは２７日、第３５０回のビッグで６億円の１等当せんが１口出たと発表した。６億円の当せんは合計３７口となった。次回への繰越金は６４億２０３７万２２４０円。

参照元：スポーツ報知

長谷川米進出へフェザー転向も

ＷＢＣ世界バンタム級王者・長谷川穂積（２７）＝真正＝が２７日、２階級上のフェザー級転向プランを披露した。都内でコット対マルガリート戦のゲスト解説を務め「米国でやるならビッグマッチ。フェザー級まで上げられます」と話した。

　本場・米国進出の際は「やるかやられるかの勝負をしたい」と、階級を上げてでもスター選手との対戦を熱望。６月のＶ６達成後、メキシコの２階級制覇王者ホルヘ・アルセにもオファーを出したが合意には至らず、次戦は国内でのＶ７戦が決定的となった。

参照元：スポーツ報知

朝青回復順調…高砂部屋打ち上げ出席

左ひじ内側側副じん帯損傷で６日目から休場した横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が２７日、海部郡蟹江町の尾張温泉東海センターで高砂部屋の千秋楽打ち上げに出席した。約４０分顔を出し引き揚げたが、三角きんではつっていなかった左ひじについて「だいぶ良くなっている」と話し、モンゴル巡業については「楽しみにしてます」と言っただけ。既に海外渡航届を協会に提出しており、２８日にはモンゴルに帰国する。

参照元：スポーツ報知

白鵬全勝Ｖ…名古屋場所千秋楽

◆大相撲名古屋場所千秋楽　○白鵬（上手投げ）琴欧洲●（２７日・愛知県体育館）　白鵬は琴欧洲を豪快な左上手投げで転がし、大関時代の昨年夏場所以来２度目の全勝優勝。「横綱は時間がたつほど責任感や品格が大切だと思う」綱昇進からちょうど１年。朝青龍不在の中で責任を果たし、晴れやかな笑みを浮かべた。

　支度部屋では紗代子夫人（２４）、長女・愛美羽ちゃん（１つ）と万歳。まな娘は最近「パパ」と言うようになり「よいしょ」と、シコのまねもする。８月末には第２子が誕生予定。「（優勝は）子供がパワーを与えてくれた。一姫二太郎ならいいんですけど」と男児を期待した。

　北の湖理事長は「来場所は朝青龍が挑戦者。時代は変わっていく」と“白鵬時代”を宣言したが「結果は後からついてくる。悔いのない相撲人生を送りたい」。記録や評価、朝青龍の存在は気にしない。自らをライバルに、白鵬が時代をつくる。

参照元：スポーツ報知

桃子３アンダー巻き返せず２９位…エビアン・マスターズ最終日

◆米女子プロゴルフツアー　エビアン・マスターズ最終日（２７日、フランス南東部エビアン、エビアン・マスターズＧＣ＝パー７２）　上田桃子（２２）＝ソニー＝は２バーディー、２ボギーの７２で通算３アンダー２９位に終わった。宮里藍（２３）＝サントリー＝は７４で２オーバー５２位。６７をマークしたヘレン・アルフレッドソン（４３）＝スウェーデン＝が１５アンダーで並んだ崔羅蓮（２０）＝韓国＝、アンジェラ・パク（１９）＝ブラジル＝とのプレーオフを３ホール目で制し、５年ぶりの６勝目を挙げた。

　◆スコア伸ばせず上田　○…ボギーが先行する苦しい展開。１６番で１メートル半を沈め、１８番はグリーン左のカラーから２パットでバーディーと、なんとかスコアを戻すのが精いっぱい。「かみ合わずに終わってしまった。もう少し上を目指したかった」と唇をかんだ。次週の全英女子オープン後は日本ツアーに参戦予定。「帰ってこられるなら帰ってきたい」と米ツアーに未練も残している様子だった。

　◆後半で４ボギー宮里　○…１８番はバーディーで締めたが、後半に４ボギー。ついに１度も上位争いに絡めなかったが「パットは４日間で一番良かったし、ショットも引き続きいい」と前向きだった。次週は０４年にメジャー初出場したサニングデールＧＣで行われる全英女子オープン。「４年分の経験を積んで同じコースに行くのは楽しみ」成長した姿を見せる。

参照元：スポーツ報知

遼、史上最年少賞金シード確実…長嶋茂雄招待セガサミーカップ最終日

◆男子プロゴルフツアー　長嶋茂雄招待セガサミーカップ最終日（２７日、北海道・ザ・ノースカントリーＧＣ、パー７２）　石川遼（１６）＝パナソニック＝が今季最高の３位に食い込み、来季の史上最年少賞金シード獲得が見えてきた。２３位から６バーディー、１ボギーの６７をマークして通算９アンダー。長嶋茂雄大会名誉会長（７２）＝巨人軍終身名誉監督＝とも感動の初対面を果たした。優勝はジーブ・ミルカ・シン（３６）＝インド＝で、４位から７バーディー、１ボギーの６６で１３アンダーとし、２位のすし石垣（３４）＝ゴルフパートナー＝を２打かわし２年ぶりの勝利を挙げた。

　地鳴りのような歓声を受けて石川が跳んだ。１８番パー５、残り２６５ヤードで３ウッドを振り抜くと、ボールは向かい風を切り裂き２オンに成功。「本当にうれしかった。自分でも鳥肌が立った」。目いっぱいのジャンプを２度繰り返し、右拳を振り下ろして喜びを表した。

　１番パー４でドライバーショットを大きく右のブッシュへ曲げた。だが幸運にもライが良く、残り１２０ヤードをピンそば１５センチにつけてバーディー。その後もリーダーズボードを駆け上がり、５つ目のバーディーを奪った１０番では首位に２打差の２位に迫った。「ドライバーが良かったおかげ。最終日に一番いい成績が出たのは自信になる」。

　優勝した昨年のマンシングウェアＫＳＢカップ最終日と同じ白いシャツに赤いパンツのコーディネートを初見参の北海道で披露した。奇跡の再現はならなかったが、開幕戦の東建ホームメイトカップ５位を上回り、「マンシング―」以後で最高の３位。初日の６３位から毎日順位を上げたのは「マンシング―」以来で、通算ストローク２７９も今季最少だった。

　プレー後は１８番脇の観覧席に招かれ、白いスーツ姿の長嶋大会名誉会長と初対面。手をさしのべられ握手を交わすと、隣の席に座るよう促されたが、どんな状況でも物おじしない１６歳が、何度も頭を下げ激しく恐縮した。「オーラがありました。あの目立つ服が違和感なく似合っていた。自分も将来、５０歳近く年が離れていても子供があこがれるような人間になりたい」と声を震わせた。

　３１日からは同じ北海道でサン・クロレラクラシック（小樽ＣＣ）に臨む。確かな実績を残した石川が、北の大地で再び舞う。

　長嶋茂雄大会名誉会長「石川遼選手も１６歳という年齢ながら、多くのギャラリーを引き連れてもプレッシャーに負けることなく、アグレッシブですがすがしいプレーを北海道のギャラリーに見せてくれました」

　◆ジーブ・ミルカ・シン　１９７１年１２月１５日、インド生まれ。３６歳。陸上短距離の五輪選手だった父の影響で１１歳の時にゴルフを始める。高校卒業後、米国へゴルフ留学。９３年世界アマ代表。欧州ツアーを主戦場とするが、２００６年カシオワールドで日本ツアー初優勝。昨年はインド人として初めてマスターズに出場し３７位に。得意クラブはドライバー。１８０センチ、７７キロ。

参照元：スポーツ報知

室伏「生涯最高」五輪連覇へ「動きは非常にいい」

陸上男子ハンマー投げのアテネ五輪金メダリスト室伏広治（３３）＝ミズノ＝が２７日、北京五輪前最後の実戦となる「第２回ハンマー投げチャレンジカップ」（愛知・中京大陸上競技場）に出場し、８０メートル３４で優勝した。練習の疲れから８０メートル超えは１本だけだったが、五輪に向け“生涯最高”の状態で臨める予感があることを宣言。試合後の同大主催の壮行会でも好結果を約束した。

　ベスト宣言だ。室伏は「今までの大きな大会の中で、一番いいところ（状態）まで持っていける可能性があると思います」と力強く予告。シドニー、アテネに続く３度目の五輪を、過去最高のコンディションで迎えられるとの予感を示した。

　五輪前最後の実戦。２投目で８０メートル３４を記録したが、残り５投はすべて８０メートルに届かなかった。だが、これは練習疲れの影響。コーチの父・重信氏によると、２１日に同じ場所で行われた大会の翌２２日午後に加え、２３日も午前午後と投げた。試合後に２日続けて投てき練習をするのは異例中の異例。「動きは非常にいいと言っていいと思います」中５日で、追い込み練習の疲れが残る中での８０メートル超えは、逆に自信につながった。

ベストの予感は、本人の手応えだけでなく、数字も示す。五輪前最後の実戦を終えた段階でのシーズン世界ランクは、シドニー前が９位、アテネ前は５位。今回は初めてメダル圏内の３位につけた。世界との事前力関係でも過去最高だ。

　「順調にきてます」と笑顔の息子・広治に、父も「残り期間でレベルアップしていけば、一番上のメダルも狙える」と連覇に太鼓判を押した。予選は８月１５日。室伏は最高に仕上がった状態で北京のサークルに入る。

　◆中京大の学生がユニークな応援　○…試合後に競技場で行われた壮行会には、中京大の学生ら約３００人が参加。室伏の“場外ホームラン級”の投てきを願い、学生の音頭により「かっせ、かっせ、かっとばせー！　室伏！」と球児を送り出すようなユニークなエールが送られた。学生のサイン攻めにあった室伏は「いい報告を持って帰ります」と約束していた。

参照元：スポーツ報知

北島に北京の洗礼！プールの外で“教訓”

　【北京２７日】北京五輪の競泳男子平泳ぎで２大会連続２冠を狙う北島康介（２５）＝日本コカ・コーラ＝ら競泳代表が２７日、日本選手団の先陣を切って北京入り。この日オープンした選手村への入村後、会場の国家水泳センターで初練習を行い水の感触、飛び込み台を確かめた。空港で一部選手がスロープの事故に遭い、さらに移動のバスが道に迷うなど数々のアクシデントも発生。いきなりアウェーの洗礼を受けた。

　何が起こるか分からない。まさに「チャイナリスク」。競泳チームがいきなり数々のアクシデントに巻き込まれた。シドニー、アテネ大会に続いて日本選手団の一番乗り。だが、北島らを待ち受けていたのは、喜べない“歓迎”だった。

　北京空港到着直後、２０代の男性が突然、北島の行く手を遮り、中国語を叫びながら色紙を差し出してサインを強要した。６月に二百メートルの世界新を出したことは中国でも大きく報じられており、日本選手の中で「ベイダオ・カンジェ」（中国語名で北島康介）は卓球の福原愛（ＡＮＡ）に次ぐ知名度。とはいえ、その唐突な出迎えと血走った目は、エースを凍り付かせた。

　バス乗り場へ移動する際には、あわやの事故が発生した。下りの電動スロープで女子自由形の上田春佳（東京ＳＣ）の荷物がカートから崩れ落ち、降り口付近で立ち往生。後続選手の重さ約３０キロ以上もあるスーツケースが“雪崩”のように押し寄せた。悲鳴が上がる中、女子平泳ぎの種田恵（ＪＳＳ長岡）らは手すりを跳び越え間一髪セーフ。一歩間違えれば惨事となっていた。

　それだけではない。日本チームを先導する女性ボランティアが掲げていたのは、なぜか「韓国選手団」のプラカード。ようやくバスに乗った後も、今度は運転手の不手際で道に迷い、大渋滞にも巻き込まれて選手村到着が１時間以上も遅れた。

参照元：スポーツ報知

佑ちゃん完投で韓国に快勝、決勝は米国と…世界大学野球選手権

◆世界大学野球選手権第９日（２６日、チェコ・ブルノ）　準決勝２試合を行い、初優勝を目指す日本は斎藤佑（早大）が完投して韓国に６―１で快勝し、２大会ぶりに決勝へ進出した。２７日の決勝は、台湾を３―０で下した３連覇を狙う米国と対戦する。

　斎藤佑は球威十分で変化球もさえ、８奪三振の好投。９回２死から失点したが後続を抑えた。打線は一回に荒木（近大）の適時打などで２点を先制し、４―０の８回には十九浦（東洋大）の２点適時打で加点した。（共同）

参照元：スポーツ報知

ヤンキース、井川に事実上の戦力外通告…４０人枠から外す

ヤンキースは２６日、井川慶投手（２９）をメジャー昇格の前提となる４０人の登録選手枠から外すこと決めた。事実上の戦力外通告とみられる。ブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー（ＧＭ）が同日、明らかにした。

　阪神からポスティング制度でヤンキースに入団した井川は、５年契約の２年目。昨季は１４試合登板、２勝３敗、防御率６・２５だった。

　２試合の登板にとどまっている井川は今季０勝１敗、防御率１３・５０。現在は傘下３Ａスクラントンに所属。この日はロチェスター戦に先発し、６回２失点で１０勝目（５敗）を挙げた。

　ヤンキース・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー（ＧＭ）「決断が必要だった。故障者リストから上がってくる選手もいるし、戦力を考え、井川の契約も考慮して判断した」

参照元：スポーツ報知

横浜Ｍ、連敗は６で止まったが１０戦白星無し…Ｊ１第１９節

◆Ｊ１第１９節　Ｆ東京１―１横浜Ｍ（２６日・味の素スタジアム）　横浜ＭのＭＦロペス（２９）が１０日間で２度の道路交通法違反（スピード違反）を犯し、チーム側はこの日のＦ東京戦の出場停止と月俸の１０％の罰金の処分を決めた。６連敗だったチームはこの日後半はボールを支配し１―１のドロー。勝ち点１をもぎ取ったが上昇ムードにブラジル人助っ人が水を差す形になった。

　ロペスは今月３日と１２日に横浜Ｍの社用車で都内を運転中、首都高速道路上の自動速度違反取締装置（オービス）でスピード違反を認識された。２度とも同じ個所のオービスで撮影され、横浜Ｍ側に警察側から問い合わせがあり、本人に確認したところ認めた。違反時刻は３日は午前２時、１２日は午前４時といずれも夜中。「チームがこういう状況の時に規律を乱した」（斉藤正治社長）ことも処分を決める要因になった。Ｊリーグには報告済み。

　試合は木村浩吉監督就任後３試合目にして初の勝ち点。「勝ちたい気持ちが強かった。プラスに考えたい」とＤＦ河合は語ったが、選手は帰りのバスでロペスの不祥事について説明を受けた。連敗を６でなんとか止めたが、１０試合勝ちなしで１６位のまま。名門の厳しい戦いは続く。

　◆ＦＣ東京公式戦８戦勝てず　○…鳴り響く罵声（ばせい）が痛かった。「シュート打て！」１―１ドロー後、サポーター２万８９８６人にブーイングされた。運動量の減ったカボレ、エメルソンが後半１４分に同時交代後、好機を生かせずにシュートは２本止まりで公式戦８戦白星なし。「攻撃に怖さがなかった」とＤＦ藤山は反省した。

参照元：スポーツ報知

日本、オランダに４―０…ソフトボール五輪壮行試合

◆ソフトボール　北京五輪壮行試合第１日（２６日・仙台市民球場）　北京で金メダルを狙う日本代表がオランダ代表を４―０で下した。

　序盤に攻めあぐねた日本は５回１死一、三塁から狩野（豊田自動織機）の中犠飛、西山（日立ソフトウェア）の右越え二塁打で２点を先制。６回にも加点して突き放した。投手陣は坂井（太陽誘電）―江本（豊田自動織機）―染谷（デンソー）の継投で危なげなくオランダ打線を封じた。

　最終日の２７日は日本はカナダ代表と対戦する。３か国とも北京五輪出場チーム。

参照元：スポーツ報知

ビーチバレー佐伯、五輪ピンチ！？腰に違和感…全日本女子選手権準決勝棄権

佐伯、五輪に不安―。ビーチバレーの全日本女子選手権第３日が２６日、大阪・せんなん里海公園で行われ、女子北京五輪代表の佐伯美香（３６）＝ダイキ＝が腰に違和感を訴え、２７日の準決勝を棄権することになった。

　五輪出場決定から９日で日本ＮＯ１ペアがピンチに立たされた。佐伯、楠原千秋（３２）＝湘南ベルマーレ＝組は順当に準決勝進出。楠原とのペアで大会初Ｖを飾り、本番に向けて弾みをつけたいところだったが、アクシデントが起きていた。

　愛息・健太くん（６）が見守る中で、２試合を戦った佐伯は、以前から痛めていた腰に違和感を感じた。試合後、徳野コーチが「五輪に備えて、治療に専念したい」と主催者側に申し入れた。

　佐伯は「たまたま痛みが出ただけ。大丈夫」と大事を取ったことを強調したが、本番まで２週間を切り、調整が狂うことには違いない。２大会ぶりの五輪でメダル獲得を目指すママさん選手は不安を払いのけられるか。

◆浅尾、西堀組初Ｖ見えた　○…浅尾美和（２２）、西堀健実（２６）＝エスワン＝組は、準決勝で佐伯、楠原組と対戦する予定だったが、棄権に伴い不戦勝となる。過去の国内大会の最高成績は、４月に行われた霧島酒造オープンの２位だが、初優勝も見えてきた。「自分たちのプレーをしっかりやりたい」北京五輪出場が消滅してから初めての大会で、“ビーチの妖精”が初タイトルをつかむ。

参照元：スポーツ報知