ビーチバレー佐伯、五輪ピンチ！？腰に違和感…全日本女子選手権準決勝棄権

佐伯、五輪に不安―。ビーチバレーの全日本女子選手権第３日が２６日、大阪・せんなん里海公園で行われ、女子北京五輪代表の佐伯美香（３６）＝ダイキ＝が腰に違和感を訴え、２７日の準決勝を棄権することになった。

　五輪出場決定から９日で日本ＮＯ１ペアがピンチに立たされた。佐伯、楠原千秋（３２）＝湘南ベルマーレ＝組は順当に準決勝進出。楠原とのペアで大会初Ｖを飾り、本番に向けて弾みをつけたいところだったが、アクシデントが起きていた。

　愛息・健太くん（６）が見守る中で、２試合を戦った佐伯は、以前から痛めていた腰に違和感を感じた。試合後、徳野コーチが「五輪に備えて、治療に専念したい」と主催者側に申し入れた。

　佐伯は「たまたま痛みが出ただけ。大丈夫」と大事を取ったことを強調したが、本番まで２週間を切り、調整が狂うことには違いない。２大会ぶりの五輪でメダル獲得を目指すママさん選手は不安を払いのけられるか。

◆浅尾、西堀組初Ｖ見えた　○…浅尾美和（２２）、西堀健実（２６）＝エスワン＝組は、準決勝で佐伯、楠原組と対戦する予定だったが、棄権に伴い不戦勝となる。過去の国内大会の最高成績は、４月に行われた霧島酒造オープンの２位だが、初優勝も見えてきた。「自分たちのプレーをしっかりやりたい」北京五輪出場が消滅してから初めての大会で、“ビーチの妖精”が初タイトルをつかむ。

参照元：スポーツ報知