岡部１４位、ロイツル初優勝…ノルディック世界選手権

◆ノルディックスキー世界選手権第４日（２１日、チェコ・リベレツ）　ジャンプ男子ノーマルヒル（ＨＳ１００メートル、Ｋ点９０メートル）は１９９５年大会を制した３８歳の岡部孝信（雪印）が９８メートル、９２メートルの２５１・０点で１４位となった。

　年末年始のジャンプ週間で総合優勝したウォルフガング・ロイツル（オーストリア）が１０３・５メートル、９９メートルの２８２・０点で初制覇した。Ｗ杯総合首位のグレゴア・シュリーレンツァウアー（オーストリア）が２位。

　伊東大貴（サッポロスキッド）は２２位、葛西紀明（土屋ホーム）は３０位。湯本史寿（東京美装）は２回目進出を逃した。

　岡部孝信「悔しい。残念な結果。ただ、いいジャンプが出るようになったので、ラージヒルで頑張りたい」

　葛西紀明「ジャンプはあまりよくなかった。予選で消極的になって思い切りのいいジャンプができず、それを本戦に引きずってしまった」

　伊東大貴「このジャンプ台に対応しきれないまま試合が終わった。大きな台は得意なので、きっぱり忘れて次に向かいたい」

　湯本史寿「自分の力が足りない。予選は緊張したが、本戦はそんなに硬くはなっていなかった。もっとパワーをつけないと通用しない」

　ユリアンティラ・ヘッドコーチ「条件は関係なく強い選手が勝った。Ｗ杯総合上位の３人が表彰台。日本選手の順位もＷ杯と同じぐらいだった」

参照元：スポーツ報知

遼 世界で戦う秘訣を生ウッズに学ぶ…米ツアーデビュー予選落ち

【パシフィックパリセーズ（米カリフォルニア州）２０日】米男子ツアーデビュー戦のノーザントラストオープンで予選落ちした石川遼（１７）＝パナソニック＝がタイガー・ウッズ（３３）＝米国＝と初対面する可能性が出てきた。次週の世界選手権シリーズ、アクセンチュア・マッチプレー（２５日～３月１日、アリゾナ州ザ・リッツカールトンＧＣ）の出場者が２０日、確定し、石川は補欠３番手となったが、現地に向かうことが決定した。繰り上げ出場を待ちつつ、コースで練習する間に、あこがれの人と遭遇するかもしれない。

　米ツアー・デビュー戦は予選落ちとなった石川が、すぐに次の戦いへの準備を始めた。当初はすぐに帰国する考えも持っていたが、試合後にコーチで父の勝美さん（５２）らと話し合いを行い、アリゾナ行きが決定した。２１日は当地で終日オフを取り、２２日に車で約９時間かけて現地に向かう予定だ。

　「アクセンチュア―」は補欠１０番手までの選手はコースでの練習とラウンドが可能。出場選手も６４人と通常の半分以下のため混雑とも無縁だ。さらに、気温も連日２５～３０度と暖かいことから「とにかく練習をさせたい」と話していた勝美さんの希望に最適といえる。

　そしてなんといっても注目は、昨年６月の全米オープン後に左ひざを手術したウッズが復帰すること。コースや練習場に一日中いれば、偶然ウッズに会う可能性もある。会話はできなくても、間近であこがれの人のプレーを見て、技術を盗むことができる。石川の海外におけるマネジメントはウッズと同じＩＭＧが担当しているだけに、タイミングを見計らって対面がセッティングされる可能性もゼロではない。

　「タイガーは僕のことなんて知らないでしょう」と話していた石川だが、０７年の全米オープン開幕前には日本のテレビ局がウッズに石川の映像を見せている。同大会の公式会見では、リップサービスとはいえ「すごいパワーを持っている。１５歳で勝つなんてスター性も十分だ」と評価した。試合での対決が実現する可能性はほとんどないが、会うだけでも石川のモチベーションが上がることは間違いない。

　◆石川とウッズ　初優勝した０７年のマンシングウェアＫＳＢカップ後に「タイガーの記録を目標にしたい」と、ウッズが２１歳３か月で樹立したマスターズ最年少優勝の更新を宣言。１月のマスターズ出場決定後には「会えたら日本語であいさつしちゃうかも」と対面を楽しみにしていた。最近では「今は“会う”だけ。そこから“戦う”ことができるように頑張りたい」という目標がある。

　◆アクセンチュア・マッチプレー　９９年から開催されるツアー唯一のマッチプレー。前週（１７日発表）の世界ランク６４位までに出場権が与えられる。６７位の石川は補欠選手となり、今後欠場者が３人以上出た場合、順次繰り上がって出場できる。ウッズは昨年を含め最多の３回優勝。

◆マスターズ勝負シャツは白　○…ヨネックス社は石川がマスターズで着用するウエアを２１日、「第４３回ジャパンゴルフフェア２００９」で発表した。パンツは「アメカジ、トラッドを意識した」という上品なチェックで、ブルー、ピンク、グリーンに勝負カラーの赤の４色を用意。ポロシャツは「真っ白な気持ちで挑む」という意味合いを込めて、４日間とも白を着用する。石川も気に入っているそうで、一般発売は来月を予定している。

参照元：スポーツ報知

ＨＩＲＯＹＡがジム設立予定

２３日のＫ―１ワールドＭＡＸ（国立代々木競技場第一体育館）でワンマッチに出場する昨年のＫ―１甲子園覇者ＨＩＲＯＹＡ（１７）＝フリー＝が来秋にも、練習拠点のジム設立を予定していることが２１日、分かった。

　１５歳でデビューしたＨＩＲＯＹＡは中学卒業後、タイ・バンコクのジムに住み込み、現地の国際高校に留学中。来年９月の卒業後は、日本の大学に入学するつもりだが、会社経営者の父・河部儀信さん（４３）によると、「日本では自宅の近くに練習環境がないので、新しくジムを作る計画です」という。

参照元：スポーツ報知

栂野高速シュートで侍斬りだ…日本代表戦で先発サバイバルに勝

◆巨人・宮崎キャンプ（２０日）　巨人の栂野雅史投手（２４）が２０日、休日返上でトレーニングを行い、２１日に登板予定のＷＢＣ日本代表戦に向けて最終調整した。宮崎県総合運動公園内でキャッチボールやランニングで汗を流し、準備は万全。先発ローテーション争いに生き残るため、侍ジャパン相手に結果を残す。

　遠慮はしない。今キャンプ中、習得に励んだ「高速シュート」で右打者の内角をえぐるくらいの覚悟がないと、アピールにはならないと考えている。「まだ、そんなにいいシュートとは言えないですけど、当てない程度に内角は突きたいと思っています」直球とほぼ同じ球速で鋭く変化する新球。通用するかを試すには願ってもない相手だ。

　試合当日は、サンマリンスタジアムが超満員になることは必至だが、そんな重圧に負けていられない。

　「（大観衆は）シーズン開幕の予行演習にもなりますしね。誰とというより、日本を代表する打者ばかりなので、全員と対戦したいです。今までやってきたことを全部出せるように頑張りたい」激しい先発サバイバルに勝ち残るため、おそれを知らない若武者は、前だけを見て突き進む。

参照元：スポーツ報知

田沢、フリー初登板でマイナー選手を圧倒

レッドソックスの田沢純一投手（２２）は２０日、フロリダ州フォートマイヤーズで初めてフリー打撃に登板し、マイナー選手を相手に４３球を投げて５度の空振りを奪うなど安定した内容だった。

　４３球を投げ、安打性はわずか２本。デニー友利巡回コーチは「あれだけストライクを取れて、彼の未来は明るい。変化球（の切れに）は打者だけでなく、ネット裏で見た球団の首脳がびっくりしていた」と絶賛。それでも本人は「ボールが高くてバッターに迷惑をかけた。変化球は良くなっているけど、真っすぐはばらつきが多かったので次回修正したい」と課題を挙げていた。

参照元：スポーツ報知

カズゴ～ル！もうすぐ４２歳まだまだキング！…横浜Ｃ

◆練習試合　Ｇ大阪１―１横浜Ｃ（２０日、宮崎・綾町）　２６日に４２歳になる元日本代表ＦＷ三浦知良（４１）＝横浜Ｃ＝が２０日、Ｇ大阪との練習試合で、２００９年初ゴールを決めた。後半１４分から途中出場すると、同４２分に左足で技ありゴール。昨季のアジア王者と引き分けに持ち込む値千金の同点ゴール。Ｇ大阪の西野朗監督（５３）も脱帽の一撃で、２４年目のシーズンも「キング・カズ」健在をアピールした。

　「キング」は今年も健在だ。カズが、技ありの０９年初ゴールを決めた。途中出場でピッチに入った瞬間からエンジン全開。

　１点を追う後半４２分、右サイドからのクロスを胸トラップで落とすと、右足で華麗な切り返し。シュートフェイントを挟み、現役の韓国代表ＤＦパクをかわし、左足を一閃（いっせん）。ゴール左上に豪快に突き刺した。昨季のアジア王者とドローに持ち込む値千金の同点弾だ。

　「慌てずに、ボールが高かったから、ボレーでは難しいと思った。イメージ通り。胸トラップして、キックフェイントをすれば、引っかかるんじゃないかと思った」頭で描いた通りの一発に、カズは表情を緩めた。

　２６日に４２歳のバースデーを迎える大ベテランに、名将も脱帽するしかなかった。Ｇ大阪の西野監督は、試合前に「今年はすごい体が絞れているな」と２４年目のシーズンを迎えるカズのコンディションを称賛。試合後には「見せつけられたよ」と、変わらぬ勝負強さに感服。背番号１１も「アジアＮＯ１の監督の前で、いいプレーができて良かったです」と応えた。

　試合後、集まった報道陣に「ウチじゃなくて、ガンバを見に来たんでしょ？」と突っ込み、笑いを取ったカズ。プレーだけでなく、しゃべりでも、絶好調を見せつけた。今季は、ラモス瑠偉（当時Ｖ川崎）の持つＪ最年長出場記録（４１歳９か月５日）の更新は決定的。自身の持つＪ最年長得点記録（４１歳７か月２９日）の更新と、１７年連続ゴールの大記録も視界に入れている。４２歳で戦う０９年も、「カズ劇場」から目が離せない。

参照元：スポーツ報知

興毅 熱血トレーナー！女子世界挑戦の天海に左対策伝授

２階級制覇を狙うプロボクシング元ＷＢＡ世界ライトフライ級王者・亀田興毅（２２）＝亀田＝が２０日、都内の所属ジムで臨時トレーナーを務めた。２６日に後楽園ホールでＷＢＡ女子世界スーパーフライ級王者・張喜燕（２８）＝中国＝に挑む同級１位・天海ツナミ（２４）＝山木＝にミット打ちなどを行い指導。王者が自身と同じサウスポーということもあり“熱血トレーナー”ぶりを発揮していた。

　王者がサウスポーと聞いて、興毅が“教え魔”に変身した。ミットを手にし、ストレート、フックと一通りのパンチを受け力量を確かめると、対サウスポーの足の運び方、フックの打ち方など熱血指導を開始。１時間程度の臨時トレーナーだったが、天海は「すごく分かりやすかった」と感激。興毅も「いいフックやわ。右ストレートもいい。当たったら（王者は）倒れるよ」と天海の王座奪取に太鼓判を押した。

現役選手のためミットを持つことはほとんどない。だが、指導に先立って行われた女子選手同士のスパーリングを見ているうちに「ウズウズするわ」といつの間にか熱血トレーナーに大変身。練習終了後には「最後は気持ち。がむしゃらにベルトを取りにいくことが大事」とサウスポー対策に加え、心構えも伝授。「現役やから、うまく教えられへんな」と興毅は謙そんしたが、天海は「リアル感があったし、試合でも使えたらいい」とうなずいた。

　自らも奮い立った。３月４日のノンタイトル戦（さいたまスーパーアリーナ）後には、王者デンカオセーン（タイ）への挑戦を見据える。分裂状態にある王者陣営の２人のマネジャー同士の話し合いはまだ続いている最中だが「（天海に）世界王者になってほしいし、おれもならなアカンな」と世界挑戦実現を心待ちにしていた。

参照元：スポーツ報知

関脇・把瑠都が結婚「彼女のために大関を目指す」

大相撲のエストニア出身の関脇・把瑠都（２４）＝尾上＝が２０日、ロシア・ウラジオストク出身のエレナ・トレクボワさん（２６）と結婚した。この日、東京・大田区役所に婚姻届を提出した。

　エレナさんの母・ラリサさんが、把瑠都が０６年名古屋場所まで所属していた東京・墨田区の三保ケ関部屋近くでロシア料理店を開いていた縁で、０５年の夏から交際をスタート。昨年の秋場所後にプロポーズした。

　把瑠都は「優しくて自分のことを大切にしてくれるところが好き。子供は５人ぐらい欲しい。彼女のために大関を目指して頑張ります」と、大関昇進を誓った。すでに東京・大田区の尾上部屋近くで一緒に暮らしており、エレナさんは日本語学校に通っている。披露宴は未定としている。

　◆把瑠都　凱斗（ばると・かいと）本名カイド・ホーヴェルソン。１９８４年１１月５日、エストニア共和国ラクヴェレ県生まれ。２４歳。母国では柔道１００キロ超級のジュニア王者に輝いた。２００４年夏、初土俵。０５年秋、新十両。０６年夏、新入幕。昨年九州で新関脇に昇進した。１９８センチ、１７９キロ。得意は右四つ、寄り。

参照元：スポーツ報知

ウッズ、２５日アクセンチュア復帰…遼ピンチ！出場へ逆風

左ひざの手術を受け、ツアーを長期離脱していた男子プロゴルフのタイガー・ウッズ（３３）＝米国＝が１９日、次週のアクセンチュア・マッチプレー（２５日～３月１日、アリゾナ州ザ・リッツカールトンＧＣ）で、２５４日ぶりに復帰することを自身のホームページで発表した。

　米ツアーのフィンチェム・コミッショナーは「彼の復帰を喜ぶとともに、彼のプレーを楽しみにしている」と表明。世界的な景気後退の中、スーパースターの欠場に悩んでいた米ツアーもカムバックに沸いている。

　昨年６月の全米オープンでロッコ・ミーディエート（米国）との１９ホールに及ぶ歴史に残るプレーオフを制し、メジャー１４勝目を挙げた。しかしその代償は大きく、直後に左ひざを手術。長いリハビリを経て、１月にフルショットでの練習を再開した。

　当初は世界選手権シリーズのＣＡ選手権（３月１２～１５日、フロリダ州ドラルＧリゾート）か、アーノルド・パーマー招待（３月２６～２９日、フロリダ州ベイヒルＧＣ）での復帰が有力視されていた。が、昨年を含め０３、０４年と過去３度の優勝を誇る相性がいいこと。さらにアクセンチュアが自身のスポンサーであること。さらに、８日の長男・チャーリー・アクセルくんの誕生を契機に出場を決意した。

　世界ランク１位のウッズは、欠場者が出なければ同６４位のブレンダン・ジョーンズ（オーストラリア）との対戦となる。「準備が整った」とコメントしたウッズ。コーチのハンク・ヘイニー氏は「ただ出場するだけが目的ではない」と語っており、復帰初戦Ｖに自信をのぞかせている。

　◆辞退者３人出ないと　○…ウッズの復帰は皮肉にも石川のアクセンチュア出場に逆風となった。欠場候補だったウッズが出ることによって、３人の辞退者が出ない限り出場権は回ってこない。「タイガーは出ないと思ったんですけどね。僕が出場する可能性も低くなったし…」と石川。最終的な出場選手は現地時間２０日午後２時（日本時間２１日午前７時）に発表される。

参照元：スポーツ報知

遼、出場権獲得できず…世界マッチプレー選手権

米男子ゴルフツアーのアクセンチュア世界マッチプレー選手権（２５日開幕・米アリゾナ州）のエントリーが２０日に締め切られ、石川遼（１７）＝パナソニック＝はこの時点で出場資格を獲得できなかった。石川は補欠の３番目にランクされており、開幕前に出場を辞退する選手が３人以上出れば繰り上げ出場が可能になる。

　同大会は世界ランキング６４位までが出場権を自動的に獲得できるが、石川は同６７位で欠場者待ちの状況だった。

　同大会には昨年６月の全米オープン後に左ひざを手術したタイガー・ウッズ（米国）が約８か月ぶりに出場。１回戦では同６４位のブレンダン・ジョーンズ（オーストラリア）と対戦する。

　日本勢は同４０位の片山晋呉（３６）＝神奈川クリニック＝が出場し、１回戦では昨年のマスターズ・トーナメント覇者、トレバー・イメルマン（南アフリカ）と対戦する。

参照元：スポーツ報知

岡部、葛西、伊東、湯本が予選出場…ノルディックスキー世界選手権

ノルディックスキーの世界選手権で、２１日に行われるジャンプ男子のノーマルヒル予選（ＨＳ１００メートル、Ｋ点９０メートル）に、岡部孝信（雪印）葛西紀明（土屋ホーム）湯本史寿（東京美装）伊東大貴（サッポロスキッド）の４人をエントリーすることが２０日、決まった。不調の栃本翔平（雪印）が外れた。

参照元：スポーツ報知

遼、前半１つスコア落とす…米男子ゴルフ

◆米男子プロゴルフツアー　ノーザントラスト・オープン第１日（１９日、米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ・リビエラＣＣ＝７２９８ヤード、パー７１）　前日から持ち越された第１ラウンドの残りと第２ラウンドを行い、２オーバー、７３の１１３位と出遅れた石川遼（１７）＝パナソニック＝は予選通過を目指し、１０番から第２ラウンドをスタート。前半を終えて１つスコアを落とし、通算３オーバーで予選通過は厳しい状況になった。

　今田竜二（３２）＝フリー＝は前日から２つスコアを落とし、通算２アンダーの１４０でホールアウト。丸山茂樹（３９）＝フリー＝は７４で回り、通算２オーバーの１４４で予選落ちが確実となった。

参照元：スポーツ報知

俊輔、横浜Ｍ復帰に迷い！？…ＦＩＦＡ公式サイト

国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の公式ウェブサイトは１９日、日本代表ＭＦ中村俊輔（３０）＝セルティック＝について、確実視されている古巣のＪ１横浜Ｍへの復帰を本人が迷っているとの記事を掲載した。

　ＦＩＦＡは、中村が最近のインタビューで「日本に戻るのは可能性の一つだが、決断を下す前にリーグ優勝に集中したい」と話したことを取り上げ、残留の可能性を示唆したとの見方をしている。

参照元：スポーツ報知

侍ジャパン！巨人！長嶋さん！野球ヒーロー大集結…宮崎渋滞地獄回避せよ

◆ＷＢＣ日本代表・宮崎合宿（１９日）　侍ＪＡＰＡＮフィーバーが、ついに自治体をも動かした。ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表の合宿地・宮崎県は１９日、日本代表対巨人の練習試合が開催される２１、２２日に限り、サンマリンスタジアムがある宮崎県総合運動公園の一般駐車場封鎖を決めた。この試合を巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（７３）＝報知新聞社客員＝も視察予定で、さらなるパニックは必至。県は宮崎港と宮崎市役所下河川敷に臨時駐車場を設置し、シャトルバスで観客をピストン輸送することになった。

　過熱する一方の侍ジャパン人気が、自治体を動かした。宮崎県が２１、２２日、サンマリンスタジアムのある県総合運動公園周辺の渋滞緩和のため、緊急対策実施に乗り出した。

　１６日の合宿初日、イチローや松坂らスター選手をひと目見ようと、平日にもかかわらず、４万人の観衆が集まった。公園内の駐車場には徹夜組が現れ、福岡や大分、鹿児島ナンバーなど、九州全県からファンが集結した。球場を目指す車の渋滞の列はおよそ７キロに。駐車場からあふれ、近くの空き地に駐車する車も続出した。

　その後、１７日は４万３０００人、１８日には４万４０００人と観客数は増える一方だ。１６、１７日にはチームのバスも渋滞に巻き込まれ、練習開始が１５分遅れた。初の週末となる２１、２２日には巨人との練習試合が予定されており、２０日に７３歳の誕生日を迎えるミスターも視察予定。さらなる混乱は必至で、事態を重く見た宮崎県が動いた。

　県は所轄の宮崎南署に対して、チームバスの先導を依頼したが「要人や皇室関係者ではないので、交通規制できない」と断られた。そのため、県、日本プロ野球組織（ＮＰＢ）などの代表者が１９日昼過ぎから同球場に集合。数時間にわたり、対策会議を開き、公園内にある一般駐車場を封鎖。代わりに市内の２か所（宮崎港、宮崎市役所下河川敷）に臨時駐車場を設置し、観客をシャトルバスでピストン輸送することを決定した。この措置は、同球場でプロ野球オールスター第２戦が開催された０６年７月２３日以来となる。

　宮崎市には連日、代表合宿の日程などの問い合わせが殺到している。市内から運動公園に向かう国道２２０号線、周辺の生活道路をも巻き込む渋滞は、深刻な問題になっていた。県は１７日、ＪＲ青島駅など青島地区から公園を往復する無料シャトルバスの運行を開始したが、それだけでは足りない、と判断した。「週末は想像を絶するお客さんが来るはず。シャトルバスをありったけ集める予定だが、来場は公共交通機関を利用して」と関係者は呼びかけている。

　また、当日は球場への入場は整理券が必要で、宮崎港、下河川敷の臨時駐車場とサンマリンで配布される。収容人員は３万人で、予定枚数に達した場合は入ることができないが、球場周辺がファンであふれかえる可能性が高い。

　今年、宮崎では巨人をはじめプロ野球４球団、サッカーではＪ１、Ｊ２を合わせて１８チームがキャンプを行っている。どのチームよりも、注目、熱気を集めている侍ジャパン。すべては世界連覇への期待の表れだ。

参照元：スポーツ報知

上原、球団の規律に「厳しい」

オリオールズの上原浩治投手（３３）は１９日、この日キャンプインした野手組とともに全体ミーティングに臨み、「身だしなみのこととか、ひげは駄目とか。当たり前のことだったけど、厳しいなと思いました」と、球団の規律に関する説明を聞いてメジャー球団の厳しさに驚いていた。

　その後の練習では野手の身体検査で開始が正午からだったこともあり、全体練習がわずか１時間で終了。キャッチボールとノックを受けた程度で引きあげてきた上原は「もうちょっとトレーニングする」と、一人でウエートトレーニングに励んだ。

参照元：スポーツ報知

オグシオ最後の“お宝ＤＶＤ”４月発売

バドミントン女子ダブルスで昨年ペアを解消した「オグシオ」の“お宝ＤＶＤ”が発売されることが１９日、分かった。タイトルは「オグシオ・ファイナル」。日本協会によると、文字通りオグシオではこれが最後の刊行物となる。

　ＤＶＤは、小椋久美子・潮田玲子（ともに２５、三洋電機）が全日本総合でＶ５を達成するまでの道のりを記録した映像集で、２人のコメントがたっぷり盛り込まれている。オールカラー写真集のほか、初回限定でサイン＆直筆コメント付きポストカードの特典も。

　４月８日発売で、税別３５００円。発行はＮＨＫエンタープライズ、販売はＴＣエンタテインメントから。

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長谷川Ｖ８戦に３００人超応援団…Ｊ１神戸サポーターら集結

ＷＢＣ世界バンタム級王者・長谷川穂積（２８）＝真正＝のＶ８戦にＪリーグ神戸の３００人のサポーターら“神戸応援団”が詰めかけることが１９日、分かった。長谷川はこの日、神戸の練習を訪問。３月８日にリーグ開幕の京都戦（西京極）を迎える元日本代表ＤＦ宮本恒靖（３２）らとエール交換した。

　３年ぶりの凱旋試合が地元色に染まる。神戸関係者によると、１６日から初の試みでファンクラブに長谷川の世界戦自由席の優待チケットを告知したところ、３００枚に約４００口の応募が殺到したという。さらには初の女子高生プロ野球選手、吉田えり投手（１７）が所属する関西独立リーグ・神戸９クルーズの選手ら５０人の観戦も決定。当日は競技の枠を超えて会場をひとつにする。

　気合が入らないわけがない。神戸の選手はホーム開幕戦の直前のため生観戦はできないが、宮本はテレビでの応援を約束。世界戦４日前のＪ開幕戦で景気づけの勝利を宣言され、「力になる。神戸の白星を受けていい勝ち方をしたい」と王者。１８日からは三宮駅前のビジョンで防衛戦ＣＭの放映もスタート。神戸の街が一体となってＶ８を後押しする。

参照元：スポーツ報知