Ｖ５王者の長谷川がビラ配り…練習生募集

　１０日のプロボクシング世界バンタム級タイトルマッチ（大阪府立体育会館）で日本人としては同級最多となる５度目の防衛を果たしたＷＢＣ世界バンタム級王者・長谷川穂積（２７）＝真正＝が１１日、神戸市内で一夜明け会見を行った。練習生の募集活動で王者自らビラ配りを行うプランが浮上した。

　昨年１０月のジム設立以来、世界戦に集中してきた山下正人会長（４５）は「やっと勧誘活動に励めるね」と安堵（あんど）の表情。現在は刑事、銀行員などサラリーマンを含めて練習生は４５人。まずは４倍の２００人を目指し、神戸・ポートアイランド周辺の企業巡りを計画中だ。

　１５針縫った右まぶた上が痛々しい長谷川だが、ビラ配りには「面白そうですね。やりますよ」と乗り気。前夜は勝利後のインタビューで「ぜひジムを見学に来てください！」と絶叫。生中継でカットされたことを知ると「あらら」と苦笑いした。

　ジムの発展のためにもさらにネームバリューを高める。Ｖ５戦は「昔の方が余裕があった」と反省の弁。「防衛を伸ばすことも大事。１０回すれば、上の階級も受けてくれるかもしれない」あえてバンタム級を極める方針を示唆し、スターぞろいのスーパーバンタム級転向をいったんは封印する。４月以降を目標にしている次戦は国内で戦うことが濃厚。Ｖ１０を果たして米国進出をかなえるつもりだ。

参照元：スポーツ報知