２０日挙式前に魔裟斗の顔がつぶされる！？…Ｋ―１

Ｋ―１　ＷＯＲＬＤ　ＭＡＸ（９日・広島グリーンアリーナ）の出場選手別会見が７日、広島市内で行われた。５年ぶりの王座奪回を狙う魔裟斗（２９）＝シルバーウルフ＝は、搭乗便が濃霧で広島空港に着陸できなかったため、３時間遅れて到着。対戦するヴァージル・カラコダ（２８）＝南アフリカ＝からは自信満々の挑発を受けた
が、リング上の視界は良好か、それとも―？

　日本のカリスマファイターも、天候には勝てなかった。この日、魔裟斗は東京から空路で広島入りしようとしたが、搭乗機が濃霧のため広島空港に到着できず、伊丹空港へ臨時着陸。タクシーと新幹線を乗り継いで広島入りしたのは、予定から３時間遅れの午後４時過ぎとなった。

　「初めての経験です。リミット（７０キロ）まであと１キロあるし、着いたら走ろうと思ったんだけど…」。最終調整の計画が微妙に狂い、苦笑するしかなかった。２０日にタレントの矢沢心夫人（２７）と都内で挙式するが、花を添えるためにも対日本人４戦４勝のカラコダをＫＯで沈めたいところ。「総合してすべて俺の方が上。いつもどおりやれば」と自信をみせた。

　魔裟斗に自慢のボクシング技術を「せいぜい日本王者レベル」と見下されたカラコダも黙っていない。挙式が控えていると聞くと「気の毒だけど顔がぐちゃぐちゃになるので、いい結婚式にはならないと思うよ」と不穏な予告。嵐を自力で乗り越えて、晴れ舞台に立つことはできるのか。

　◆決勝２試合不満　○…ＭＡＸ史上初の連覇を狙う昨年世界王者のアンディ・サワー（２５）＝オランダ＝は、今年からトーナメントの決勝大会が３試合から２試合へ減ったことに「魔裟斗を有利にするためだろうね」とチクリ。スロースターター型でワンデートーナメントが得意な自分とは対照的に、魔裟斗がワンマッチに強いことを見抜いての指摘とみられる。

参照元：スポーツ報知