谷亮子、脳内改革で眠る能力覚醒！パリへ個人合宿出発

北京五輪で３連覇に挑む柔道女子４８キロ級の谷亮子（３２）＝トヨタ自動車＝が４日、フランス・パリでの個人合宿へ向け中部国際空港から出発。合宿では練習のほか、脳のシステム改善による運動能力の向上を目的に「ニューロリンク」理論を学ぶことを明かした。

　谷は中学時代から同理論を勉強。今回は全日本を離れた個人合宿ということで日程に組み込んだ。専門家を招き、１日４時間の講習を３日間計１２時間というハードな内容。「ぜひやりたかった。今しかできないし、今回の一番の収穫にしたい」３２歳の体にいまだ眠る能力を呼び覚ます。

　９、１０日にはフランス国際大会を視察し、ライバルたちを分析する予定。「雰囲気とか自分の目で見てきたい」。夫の巨人・佳知外野手（３４）が宮崎キャンプ中ということもあり、両親に加えて長男・佳亮くん（２）も初めて海外に帯同。「北京に向けた予行演習ですかね」五輪への準備は着々と進んでいる。

　◆ニューロリンク　１９７０年代にニュージーランドで考案された治療法。頭蓋（ずがい）骨に直接刺激を与えるなどして脳に正しい情報を伝えることで、身体機能の回復や潜在的な運動能力の向上などの効果を生み出すことを目的とする。同国のほか米国、オーストラリア、英国などで支持されており、調整の一環として取り入れるアスリートも多いという。

参照元：スポーツ報知