藍、暫定３位！今季最高５アンダーに「８５点」…米女子ゴルフ

◆米女子ゴルフツアー　Ｐ＆Ｇアーカンソー選手権（４日、米アーカンソー州ロジャーズ　ピナクルＣＣ＝パー７２）　前日からの豪雨の影響で開始が遅れ、７２人が終了できなかった。宮里藍（２３）＝サントリー＝は３連続を含む６バーディー、１ボギーの６７でホールアウトし、プレー中の選手も含めて５アンダー暫定３位と好発進した。上田桃子（２２）＝ソニー＝は３バーディー、４ボギーの１オーバー７３で同８６位と出遅れた。８アンダー６４をマークした李宣和（韓国）が暫定首位。

　藍がスタートダッシュに成功した。プレー開始を５時間も待たされたが、１番で２メートルを沈めるバーディーを決めると、７番からはバーディーラッシュ。９番で下りの６メートルをねじ込んでガッツポーズを見せ、１１番からは圧巻の３連続バーディーを決めた。「本当にリズムの良いラウンドで楽しかった」と笑顔だった。

　ティーショットでフェアウエーを外したのはわずか１ホール。パットも安定し、２月のＨＳＢＣ選手権第１日に並ぶ今季最高の５アンダー６７をマークした。２７位に終わった前週の全米女子オープンの疲れも見せず、「きょうの満足度は８５点」と自らを高く評価した。

　好発進の要因のひとつは“新たな武器”にあった。今季最高の６位に食い込んだ２週前のウェグマンズの前から、アイアンショットでフェードボールをマスター。「フェードとドローが打てればすごく攻めやすくなる。自信を持って攻めることができる」。距離感のばらつきもなくなり、チャンスを量産。確かな手応えを感じている。

　今大会は３日間大会の短期決戦だけに、肝心の初日をうまく乗り切ったことは大きい。「ショットの距離感もいい。あしたからも目の前の自分のやることだけに集中してやりたい」。悲願のツアー初制覇へ、何をすべきかは知っている。

参照元：スポーツ報知