桃子、クリーマー参考に首位…マスターズＧＣレディース第１日

◆女子プロゴルフツアー　マスターズＧＣレディース第１日（１９日、兵庫・マスターズＧＣ、パー７２）　視界を遮るほどの豪雨の中、上田桃子（２１）＝加賀電子＝が４バーディー、ノーボギーの６８をマークし、好スタートを切った。課題だった雨天時のルーチンを、同組のポーラ・クリーマー（２１）＝米国＝から学び、クリーマーとともに首位に立った。２勝目を狙う佐伯三貴（２３）＝オフィス・ゲンキ＝は５バーディー、２ボギーの６９、通算３アンダーで３位につけた。

　ライバルからヒントをつかみ、上田が好スタートを切った。「雨の時のルーチンに悩んでいたけど、ポーラを見ると違和感があったらタオルで必ずふいたり、きっちりしていると思った。すごく勉強になった」打ち急いでスコアを崩していた悪天候のラウンドの課題を克服。同組・クリーマーから学んだいいリズムで回り、ノーボギーでの首位に笑顔が戻った。

　悪夢を断ち切った。前週の富士通レディース最終日、首位で迎えた１８番で８０センチのパーパットを外し、プレーオフで逆転負け。試合後はロッカールームで号泣し、前日までの練習ラウンドでも同じような距離が残った時や、ふとした瞬間に嫌なイメージがよみがえった。

　しかし、この日スタートの１番。「返しのパーパットが（先週の１８番と）同じくらいあったけど、自信を持って打とうと思った。あれを決められたのは結構大きかった」と吹っ切り自信を取り戻した。「見にきてくれる人も多いので、あす、あさってと頑張りたい」現在、練習の拠点としている“第２の地元”で、２週連続プレーオフ負けの悔しさを晴らす。

参照元：スポーツ報知