内藤に異例の制御「２４時間管理態勢」…２３日Ｖ４戦

２３日にＶ４防衛戦（両国国技館）を控えるプロボクシングＷＢＣ世界フライ級王者・内藤大助（３４）＝宮田＝に２日、異例の練習抑制指令が出された。清水智信（金子）を１０回ＫＯで下した７月のＶ３戦で序盤から中盤にかけ苦戦した原因を、オーバーワークによる体調不良と陣営が推察。野木丈司トレーナーが約２週間前からマンマークし、２４時間管理態勢が敷かれることになった。内藤はこの日、宮田ジムでスパーリングを公開した。

　同じ失敗は２度繰り返さない。７月のＶ３戦の直前３日前に軽めの練習を指示されていたにもかかわらず、２時間みっちり動いてしまうほど心配性の内藤は「やるなと言われてもやっちゃう」と苦笑いした。今回もオフに練習していたことがこの日までに発覚。野木トレーナーは「休むのもメニュー。ぼくが張り付いて監視しますよ」とメニュー外の練習を行わないよう、“監視態勢”を敷くことを明言した。

　生まじめな内藤らしい話ではあるが、本番で不調、では元も子もない。公開スパーでは鋭い左フック、ワンツーを披露。山口真吾（渡嘉敷）とのＶ４戦は、いかにこのコンディションを維持できるかが大きな鍵を握る。「言うことは聞かないとダメですね」頭をかきながら内藤はＶ４戦必勝を誓った。

参照元：スポーツ報知