上原、２回で３奪三振

◆マーリンズ３―２オリオールズ（２７日・フロリダ州ジュピター）　オリオールズの上原浩治投手は先発で２回を投げ、１安打無失点だった。３三振１四球で勝敗はつかなかった。

　初のオープン戦。投球のめどは２回、３０球だった。上原は投げる球種を速球と、決め球のフォークボールに絞った。

　安打、四球は１つずつ。しかし、速球で３三振を奪った。投げ終えると、感想を聞くトレンブリー監督に「すごく楽しかった」。笑みを浮かべ、さわやかに即答した。

　次の登板は３月４日。オーティズ（レッドソックス）、ロドリゲス（ヤンキース）らア・リーグ東地区のライバル球団の主軸打者を擁するワールド・ベースボール・クラシックに出場するドミニカ共和国代表との試合だ。

　◆上原に聞く

　―初戦のテーマは。
  「真っすぐとフォークボールの２種類でどこまでいけるか試した。気持ち良く投げられた」

　―初登板の感想は。
  「球場の雰囲気は（日本より）こっちの方が楽しいかな。生の声が聞こえる。（歓声は）うれしかった。緊張はまったくなかった」

　―課題は。
  「やっぱりコントロールがよくない。次回の課題にしたい。課題を見つけようという登板の意図もあったからよかったかなと」

　―３三振を奪った。
  「２個目は観客もウーンと言っていたけど、１個目は気持ち良かった」

　―変化球はフォークボールしか投げなかった。
  「フォークボールは生命線。腕を振って投げるというのを意識してやった。もっと精度を上げたい」

参照元：スポーツ報知