ウッズ２回戦で消える…米男子ゴルフ

◆米男子ゴルフツアー　アクセンチュア世界マッチプレー選手権第２日（２５日、米アリゾナ州マラナ、リッツ・カールトンＧＣ＝パー７２）　ウッズの復帰戦Ｖはならなかった。左ひざの手術から８か月ぶりにツアーに戻ったタイガー・ウッズ（３３）＝米国＝が、世界ランク３２位の伏兵ティム・クラーク（３３）＝南アフリカ＝に４アンド２で敗れ２回戦で早くも姿を消した。前日に比べてウッズはショットが乱調だった。日本勢で唯一出場の片山晋呉（３６）＝神奈川クリニック＝はジェフ・オギルビー（３１）＝オーストラリア＝に惜しくも１９ホールで敗れた。

　２００７年の２回戦で５アンド４で破ったクラーク相手に、ウッズがまさかの完敗だ。オールスクエアで突入した後半、相手に１１番から３連続バーディーと主導権を握られ「応戦することが出来なかった」と王者は振り返った。

　しかし１４番では、この日一番ギャラリーを沸かせるミラクルショットを披露する。ティーショットはフェアウエー右のバンカーへ。続く第２打もグリーン左のバンカーに入れてしまい、誰もが敗退を覚悟。しかしそこからチップインバーディーを決めると、右手人さし指でカップを指さすおなじみのポーズ。大歓声にグリーンが包まれた。これで２ダウンまで戻すも１５番でティーショットを右に曲げまさかのＯＢ。１６番パー３ではグリーンを捕らえ切れず終戦。タイガーチャージは不発に終わった。

　２連覇を逃すも「良いプレーをしても負けることがあるのがマッチプレー」と落胆した様子はない。「左ひざに痛みがなかったことが自信になった」と復帰戦の内容には満足げだ。「後は試合を重ねていくだけ」と、状態次第ではＣＡ選手権（３月１２～１５日、フロリダ州ドラルＧリゾート）への出場も視野に入れている。

参照元：スポーツ報知