クルーン、メジャーも！ロイヤルズ含む数球団名乗り

横浜のマーク・クルーン投手（３４）に米大リーグ・ロイヤルズなど複数球団が獲得に乗り出していることが２４日、分かった。２年契約が満了した右腕は現在、代理人を通じて横浜と残留交渉中。しかし、金銭面で約３億円近くの開きがあり、難航している。ロイヤルズの来季監督に就任した日本ハム・ヒルマン監督とは以前から親交があり、移籍の可能性が高まってきた。

　ついに守護神流出の危機を迎えた。メジャー関係者の話によると「複数の球団が興味を示している」そうで、その一つがロイヤルズだという。ア・リーグ中地区最下位球団は再建に向け、ヒルマン監督を招へい。広島に所属していた投手のベイルが昨年、ロイヤルズと２年４億５０００万円の契約を結んでおり、それ以上の契約金が用意されている模様だ。

　横浜はこれまで単年３億５０００万円、２年５億５０００万円（金額は推定）の２プランを提示した。クルーン側は３年契約を要求しており、亀井国際編成部長は「３年はあり得ない。あちらが折れない限り、こちらから譲歩することはない」と、残留にあきらめムードも漂っている。

　また、交渉期限を１１月中旬に設定、クルーン放出に備えての守護神補強に乗り出す方針も固めている。自身のブログ上では０９年シーズン限りで引退したい意向を表明している守護神。最後は母国でユニホームを脱ぐ可能性が高くなった。

参照元：スポーツ報知