遼、世界２０億人に“お披露目”…８日「ＣＮＮ」デビュー

男子プロゴルフの石川遼（１７）＝パナソニック＝の米国ニュース専門テレビ局「ＣＮＮ」デビューが、８日に決まった。ゴルフ専門番組「リビング・ゴルフ」内で「今年注目すべき選手たち」というコーナーで取り上げられ、２００以上の国と地域へ全世界同時放送。

　過去にはタイガー・ウッズ（米国）やアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）をはじめとした世界のトッププロが多数出演し、独占インタビューなどを放送してきた人気番組で、宮里藍（２３）も登場したことがある。タイでの決戦を前に、２０億人へ「ＲＹＯ　ＩＳＨＩＫＡＷＡ」の名前が届けられることになる。日本ではスカイパーフェクＴＶ！やケーブルテレビなどで午後１１時から「ＣＮＮｊ」を通じて放送される。

参照元：スポーツ報知
 

遼、浮島グリーンで沈まない！世界に２つ船で移動

【バンコク（タイ）７日】男子ゴルフの欧州対アジアの対抗戦、ザ・ロイヤルトロフィーは９日から３日間、当地のアマタスプリングＣＣで行われる。初出場の石川遼（１７）＝パナソニック＝は７日、コース入りし１８ホールの練習ラウンドを行った。湖に浮かぶ浮島グリーンの８番パー３は、世界でも珍しい小型船でグリーンへ移動する同コースの名物ホール。船移動で平衡感覚を失う場合もあり、初経験の珍ホールに警戒心を強めた。

　目の前に広がる光景に、興奮せずにはいられなかった。アマタスプリングＣＣの名物、８番パー３。ティーグラウンドからグリーンセンターまでは１４５ヤードと距離こそ短いが、湖にぽっかり浮かぶグリーン。「ああいう景色を見るのは初めて」と石川。第１打を放った後、船着き場から定員約１０人の小型船で風を切ってグリーンに向かう途中、思わず「気持ちいい！」と感嘆の声を上げた。

　コース関係者によれば、ティーグラウンドから橋でつながれている浮島グリーンは数あれど、船で移動するのは同コースを含めて世界にわずか２つしかないという。谷原秀人は「一番まずいのは船。乗っているときにフラフラするから、グリーンに上がったときに平衡感覚がおかしくなる。パーが取れればいい」と警戒。石川はこの日、８アイアンでピン右２メートルにつけるショットを見せたが「ショートアイアンで打つから、風の影響を受けやすい。いい勝負をしていたら、本当にプレッシャーがかかってくる」と勝負を左右するポイントと位置づけ、表情を引き締めた。

　約３万人の日本人が在住するバンコクでも“遼効果”は絶大だ。７日付の地元紙「バンコクポスト」ではスポーツ面のトップで石川を紹介。前回大会までのギャラリー数は一日約５０００人だったが、今大会は週末の１０、１１日は一日約２万人が来場するとコース側は想定。交通手段は自動車だけで、試合当日はコース周辺の大渋滞も警戒されている。

　公式会見では、外国人記者から抱負を問われ「あらためて、自分がここにいることに驚いています。とにかくチームのために努力したい」と意気込んだ。仰天ホールを攻略し“世界デビュー”を華々しく飾る。

参照元：スポーツ報知
 

竹内が２日連続の表彰台…スノボＷ杯

◆スノーボード　ワールドカップ（７日、オーストリア・クライシュベルク）　パラレル回転を行い、女子で竹内智香（ロイズ）が２位に入った。竹内は６日のパラレル大回転でも２位となっており、２日連続の表彰台となった。

　竹内は予選を２位で通過。１６人による決勝トーナメントに進み、決勝でアメリエ・コバー（ドイツ）に敗れた。

　家根谷依里（へそ曲がりク）は決勝トーナメント１回戦で敗れて１３位。

　男子は野藤優貴（ゲットアップ）は４９位で予選敗退、服部冬樹（白馬ク）は予選で失格となった。（共同）

　竹内智香「２日とも２位に入れて幸せ。でもきょうは勝ちたかった。決勝ではリスクを冒しすぎたからミスが出てしまった」

参照元：スポーツ報知
 

ベッカムが移籍後初の実戦…ＡＣミランが親善試合

サッカーのイタリア１部リーグ（セリエＡ）ＡＣミランは６日、合宿先のアラブ首長国連邦のドバイでドイツ１部リーグのハンブルガーＳＶと親善試合を行い、ＡＣミランに期限付き移籍しているイングランド代表ＭＦベッカムが実戦で初めてプレーした。

　ベッカムは右ＭＦで先発し、前半だけで退いた。目立った活躍はなかったが「満足している。ピッチでは居心地が良かった」と話し、セリエＡデビューの可能性があるローマ戦（１１日）へ「準備はできている。感慨深い試合になるだろう」と意欲を示した。

　試合は１―１からのＰＫ戦でＡＣミランが４―３で勝った。（共同）

参照元：スポーツ報知

錦織勝ち初め！右ひざ不安なし…テニスツアー ブリスベーン国際

◆テニスツアー　ブリスベーン国際　第３日（６日、オーストラリア・ブリスベーン）　日本男子テニス界期待のホープ、錦織圭（１９）＝ソニー＝が今季初戦を圧勝で飾った。世界ランク６１位の錦織はシングルス１回戦で同６８位のボビー・レイノルズ（２６）＝米国＝を６―３、６―２のストレートで下した。昨季終盤の右ひざ故障から復活した錦織は第１セットから動きがよく、相手のミスを誘う余裕の試合運びで完勝。２回戦は昨年のジャパン・オープン覇者で、世界２０位の第５シード、トマーシュ・ベルディハ（２３）＝チェコ＝に挑む。

　錦織がたくましさを増してコートに帰ってきた。４強入りした昨年１０月のストックホルム・オープン以来３か月ぶりの実戦。「緊張していたけど、うまくゲームに入れた」今季初戦の重圧をはねのけ、２週間後に迫った初出場の全豪オープンへ最高のスタートを切った。

　レイノルズにはツアー初優勝した昨年２月のデルレービーチ国際準々決勝で勝っているが、その２週後のツアー予選で発熱のため途中棄権した時の相手でもある。「（棄権で）負けた記憶しかなくて、苦手な意識があった」というが、徐々にリズムをつかみ、第１セットは３―３から３ゲーム連取で主導権を握った。

　第２セットに入ると、課題の第１サーブの確率が４７％に落ちた。それでも３―１で迎えた第５ゲームはリターンエースを２度決めてブレークするなど見せ場を作った。「一番の武器のフォアが打てていないので、５０点くらい」と自己採点したが、わずか５９分で圧倒。「痛みはないが、違和感がある」という右ひざの不安も感じさせなかった。

　昨年はストックホルム・オープンで右ひざ痛を発症し、残り試合を欠場してシーズンを早く終えた。過密日程のツアーを戦い抜く体を作るため、オフの３か月は週２回のジム通いでベンチプレスやスクワットなど様々なトレーニングに挑戦。毎日３０分の走り込みも行い、徹底的に肉体改造した。

　昨年１１月には卓球の福原愛（２０）＝ＡＮＡ＝との初の交際報道もあったが、練習拠点の米フロリダで雑音を封印し、練習に打ち込んだ。注目選手としてプロテニス協会（ＡＴＰ）の公式サイトに取り上げられたインタビューでは「早くトップ５０になって、４大大会で良い結果を出したい」と０９年の抱負を語った。

　２回戦は７日夜に世界２０位で格上のベルディハと初対戦する。「すごくトップの選手なので、勝ち負けを気にせず楽しんでやれたらいい」と錦織。数々の記録を塗り替えてきたミラクルボーイから今年も目が離せない。

　◆錦織の今後の試合予定　今大会終了後はニュージーランドのオークランドへ移動し、１２日開幕のハイネケン・オープンに主催者推薦で出場。その後はオーストラリアへ戻り、メルボルンで１９日から始まる今季４大大会初戦の全豪オープン本戦に初出場。全豪後は米国に戻ってＳＡＰオープン（サンノゼ）に出場予定。３月６～８日に大阪なみはやドームで行われる男子国・地域別対抗戦、デ杯の対中国戦の日本代表候補にも選出されている。

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浅尾美和、お尻アゲアゲ！…ロンドンへ極秘改造

ビーチバレーの“妖精ペア”こと浅尾美和（２２）、西堀健実（２７）＝ともにエスワン＝組が６日、練習拠点の神奈川・湘南海岸で始動した。期待された新年の初水着姿は披露しなかったが、昨夏の北京ではかなわなかった五輪初出場を、２０１２年ロンドンで実現させるために肉体改造に着手したことを明かした。水着ＮＧを出した浅尾は「お見せできる時はお尻がキュッと上がってます」と４月上旬の今季初戦までに理想型の“美尻ボディー”に変身することを約束した。

　「すみません、今日は脱ぎません」水着姿を期待したカメラマンに、浅尾がいたずらっぽく舌をペロっと出して謝った。突き刺すような日差しにきらめく砂浜。１月とはいえ、汗ばむ陽気の海岸で、妖精ペアは長袖、ロングスパッツ姿で約２時間、練習をした。

　出し惜しみする理由は肉体改造の途中だからだ。「実は私たち、体が変わってきてるんです」と浅尾は明かした。北京五輪出場を逃した後、西堀とロンドンに向けて再スタートを約束した際に練習方法を変更。新しい専属トレーナーに「無駄な筋肉が多すぎる」と指摘された。ともに身長が約１７０センチと国内では小ぶり。他ペアより秀でるために、これまではジャンプ力ばかりを鍛えてきたが「硬い筋肉ばかりと言われた。軟らかい上質な筋肉作りを目指してる」と相棒の西堀。約１８％の体脂肪率を１０％まで落とす予定で、浅尾は「もうお尻の高さが違ってる。お見せできる時はお尻がキレるように、キュッと上がってますよぉ」と美尻宣言した。

　予定の今季初戦は、４月１４日開幕のワールドツアー・ブラジル大会。国内初戦は４月開催予定の愛知・新舞子大会に登場する方向で、戦術面のレベルアップも披露する。美尻ボディーで心機一転を目指す浅尾は「（策略で相手を）ハメることが大事」と言い切った。

　ロンドンまでの長い道のりで、ひたすら女を磨く。今月２７日にはフランス・パリの「パリ・コレクション」にデザイナー・桂由美さんのゲストモデルにも挑戦。さらに２２歳まで封印していた恋愛を２月２日の２３歳の誕生日に解禁すると宣言した。「余裕ができたらですね。気になる人？　秘密で～す」とはにかんだ浅尾。公私ともに尻上がりの年にする。

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長谷川が２年ぶりＭＶＰ…ボクシング年間優秀選手

　ボクシングの２００８年のプロ、アマチュア年間優秀選手選考会が６日、東京都内で行われ、プロ最優秀選手にＷＢＣ世界バンタム級王者で昨年だけで３度の防衛に成功した長谷川穂積（真正）が選ばれた。長谷川は２年ぶり３度目の受賞で、ＫＯ賞も獲得した。

　技能賞はＷＢＣフェザー級王座を返上してＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者になったベネズエラ人のホルヘ・リナレス（帝拳）、殊勲賞はライト級で日本人３人目の世界王者となった前ＷＢＡ王者の小堀佑介（角海老宝石）、敢闘賞はＷＢＣフライ級王者の内藤大助（宮田）が選出された。

　アマ最優秀選手は北京五輪に出場した川内将嗣（自衛隊）が２年連続で受賞した。

　表彰式は２３日に行われる。

　ボクシング表彰選手は次の通り。

　【プロ】
  ▽最優秀選手賞　長谷川穂積
  ▽技能賞　ホルヘ・リナレス
  ▽殊勲賞　小堀佑介
  ▽敢闘賞　内藤大助
  ▽努力賞　西岡利晃（帝拳）
  ▽ＫＯ賞　長谷川穂積
  ▽新鋭賞　佐藤幸治（帝拳）
  ▽年間最高試合賞　ホセ・アルファロ（ニカラグア）―小堀佑介
  ▽特別賞　故関光徳氏（横浜光ジム会長）故丹羽春夫氏（元日本ボクシングコミッション・コミッショナー）新井田豊（横浜光＝引退）イーグル・デーン・ジュンラパン（角海老宝石＝引退）川嶋勝重（大橋＝引退）本田明彦氏（帝拳ジム会長）
  ▽女子最優秀選手賞　富樫直美（ワタナベ）

　【アマチュア】
  ▽最優秀選手賞　川内将嗣
  ▽優秀選手賞　清水聡（駒大）
  ▽技能賞　三須寛幸（拓大）
  ▽努力賞　石山俊朗（新潟綜合警備保障）
  ▽敢闘賞　林田太郎（駒大）戸田健樹（新潟・巻総合高）

　長谷川穂積「（最優秀選手賞は）たくさんの世界チャンピオンがいる中での受賞なので価値がある。まさかＫＯ賞をもらえるなんて、自分は一番遠い存在だと思っていたのでうれしい。今後もこの結果に恥じないよう頑張る」

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早大・直江ら１３人が受検…初場所新弟子検査

大相撲初場所（１１日初日・両国国技館）の新弟子検査が６日、東京・両国国技館で行われ、早大から７０年ぶりの力士を目指す直江俊司（東京都出身、尾車部屋）ら受検した１３人全員が体格基準（１７３センチ、７５キロ以上）を満たした。

　近大相撲部の青木誠（奈良県出身、木瀬部屋）と杉山大輔（青森県出身、伊勢ケ浜部屋）、茨城・東洋大牛久高相撲部で昨夏のインターハイ団体を制し、貴乃花部屋へ入門した双子の小笠原将匡、将吏兄弟（埼玉県出身）らも受検。合格者は内臓検査の結果を待って初場所初日に発表される。

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朝青龍 内館委員病欠に“しょぼ～ん”…７日 横審けいこ総見

　横綱・朝青龍（２８）＝高砂＝の進退がかかる初場所（１１日初日・両国国技館）を前に、７日に横綱審議委員会のけいこ総見が行われるが、内館牧子委員（６０）＝脚本家＝が体調不良で欠席することが６日までに分かった。事務所によると昨年１２月から体調を崩して入院し、初場所の観戦も未定だという。朝青龍はこれまで内館委員の“愛のムチ”を励みに土俵を務めてきただけに、同委員の不在は本場所の土俵にも微妙な影響を及ぼしそうだ。

　朝青龍の進退がかかる場所に内館委員が休場することになった。内館委員は昨年１２月に体調を崩し入院。詳細は明らかではないが７日のけいこ総見だけでなく、初場所の観戦も難しいという。

　内館委員の休場は朝青龍にとっても不安材料になる。同委員は０３年初場所後の横綱昇進以降、常に厳しい言葉で朝青龍を叱咤（しった）。周囲からは “天敵”と呼ばれてきた。しかし、朝青龍は昨年、内館委員について「厳しい事を言われると燃える」と、同委員の愛のムチで気迫を奮い立たせてきたことを明かしていた。しかも今場所は進退がかかる重要な場所。その大切な時に肝心の同委員が休場では、持ち前の気迫がしぼんでしまう可能性もある。

　この日は、東京・墨田区の出羽海部屋へ出げいこを行い、４日連続で土俵で汗を流した。ただ、幕内・普天王（２８）＝出羽海＝らと１８番の申し合いでは動きは今ひとつ。終了後には、視察したＮＨＫ解説者の舞の海秀平さんから「引退しないでください」と言われると、角界の先輩に対し、分不相応だという意味の「顔じゃない」と暴言。進まない調整に悪態でうっぷんを晴らした。

　５日にライバルの横綱・白鵬から総見で「対戦したい」と挑戦状を送られたが「やりたいヤツとやればいい」と無視。かと思えば、午後からの明治神宮での奉納土俵入り後には「やるよ」と急変するなど支離滅裂だ。初日まで残り５日でこの迷走ぶり。奮い立つには内館委員のカツが不可欠。朝青龍のためにも早期の回復を祈るばかりだ。

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志願出げいこ！白鵬 横綱対決へ万全

初場所で１０回目の優勝と初の４連覇を狙う横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝は６日、東京・江東区の伊勢ケ浜部屋へ志願の出げいこ。ライバル・朝青龍ら上位陣との対決を希望している７日の横審けいこ総見へ向け、万全の準備を整えた。

　５日に新大関・日馬富士（２４）＝伊勢ケ浜＝と連続４２番の猛げいこを敢行。この日は疲れを抜くため東京・墨田区の宮城野部屋での調整を予定していたが、「休むのはもったいないから」と急きょ方向転換した。

　午後に明治神宮での奉納土俵入りがあったため２０番で切り上げたが、日馬富士、関脇・安美錦に１４勝６敗。「内容がよかった。息も上がらなくていいけいこだった」わざと受けてから相撲を取るなど攻め方を工夫。表情に自信をみなぎらせた。

　明治神宮では、朝青龍と新年のあいさつを交わした。総見でのけいこについては「流れでやれれば」と、トップに君臨する東の横綱として受けて立つ構え。協会幹部、横審が熱視線を送る土俵で、ライバルとの実力差を見せつける。

参照元：スポーツ報知

遼を“見タイ”！遠くバンコクでもフィーバー…９日から欧州アジア対抗戦

　【バンコク（タイ）６日】男子ゴルフの欧州対アジアの対抗戦、ザ・ロイヤルトロフィーは９日から３日間、当地のアマタスプリングＣＣで行われる。史上最年少代表の石川遼（１７）＝パナソニック＝は同日、成田空港発の全日空機で当地に到着した。大会最終日の１１日には、所属契約を結ぶパナソニックの現地法人関係者など約１６０人の大応援団が、そろいの青いＴシャツを着て駆けつけることが分かった。

　石川フィーバーはタイでも続く。タイ全土にグループ２０社、約１万６０００人の従業員を抱えるパナソニックでは、石川がアジア代表に選ばれた昨年１２月から応援の準備を開始。仕事が休みとなる最終日には、現地に約２００人駐在している日本人従業員の８割となる約１６０人の有志がコースへ駆けつけることになった。

　しかも、応援団は同社のコーポレートカラーである青色のＴシャツをおそろいで着用予定。日本から５日、当地に到着した同社の担当者は「みんな石川選手が来るのを楽しみにしています。アジア代表の中にはタイの選手（マークセン、ジェイディ）もいますし、こちらは盛り上がっていますよ」と話した。

　同社は世界４６か国に約３３万人のグループ従業員がいる世界的大企業。前出の担当者は「世界のどこに行っても、石川選手の心の支えになれればと思っています」と続けた。海外での大会期間中には所属選手と幹部クラスとの食事会などを催す企業もあるが、同社は未成年の石川を誠心誠意バックアップするという理念から拘束は一切せず、ロープ外から応援だけを行う“太っ腹”ぶりだ。

　過去２回行われた同大会に同行経験のある日本ゴルフツアー機構の田中謙治広報によると、例年のギャラリーは最終日でも５０００人程度しか集まらない。そのほとんどが地元のタイ人で、残りは欧米からの観光客。日本人は数えるほどの寂しさだという。

０７年マンシングウェアＫＳＢカップでの初優勝以来、常に注目されてきた石川は、まばらな観客の中でのプレー経験がほとんどない。昨年のトーナメントではギャラリーの多い９番や１８番で劇的なプレーを見せることが多く、視線や歓声の多さが成績に比例するともいえる。遠く離れたタイで聞く日本語は、最高のアシストになるはずだ。

　◆過去の日本人出場者と成績　第１回の０６年は倉本昌弘主将の下、日本勢は深堀圭一郎と今野康晴が出場。０７年は尾崎直道が主将を務め、谷口徹と平塚哲二が参加。０８年は谷口と谷原秀人が出場予定だったが、タイ国王の姉の死去で中止となった。開催された２回は、ともに欧州が勝利。

　◆埼玉県が功労賞　○…埼玉県が石川に対し、県にゆかりのある選手を表彰する「彩の国スポーツ功労賞」を贈ると発表した。石川は埼玉・松伏町在住で、上田清司知事は「史上最年少で年間賞金１億円を突破するなど活躍し、日本のヒーローとして夢と希望を与えた」と説明した。県のマスコット「コバトン」の形をしたドライバー用のヘッドカバーも製作中。功労賞の贈呈式で石川に贈る予定で、上田知事は「ヘッドカバーで、さりげなく埼玉を宣伝してほしい」と話した。

参照元：スポーツ報知

古閑、合宿中取材お断り…連続女王へ“超本気モード”

　女子プロゴルフ昨年の賞金女王、古閑美保（２６）＝キリンビバレッジ＝が６日、米国キャンプを報道陣完全シャットアウトで行うことを明かした。古閑は１１日から山坂美穂トレーナーを伴い、米ロサンゼルスで約３週間の合宿を予定。“超本気モード”で女王連覇に向かう。

　普段は練習中でも気さくに取材に応じる古閑だが、今季にかける意気込みはハンパじゃなかった。すでに２日から故郷・熊本で練習を開始。米国合宿中にも日本のテレビ局や新聞、雑誌などが取材のオファーを出したが「全部お断りしました。一人で集中したいし、たくさん練習したいから」と表情を引き締めた。

　米国合宿では主に体作りが中心となり「ラウンドは２～３回くらい」だという。昨年も当地で行った合宿で体幹を鍛えたことによって、飛距離が１０ヤード近くも伸びただけに「朝は５時半起きでやるつもり」と気合を入れた。師匠で前日本女子プロゴルフ協会会長の清元登子プロから「賞金女王は１回じゃダメ。２回取りなさい」と厳命されている。年末年始のテレビ番組で見せた笑顔とは一転、今年も勝負の鬼となる。

　◆判決任せて！？　○…古閑はこの日、熊本市内のデパートで行われた裁判員制度告知のトークショーに出演。５月２１日から始まる同制度のレクチャーを受け「私も選ばれるかもしれないから勉強になりました」と話した。「裁判員になって判決を下すのと賞金女王ではどっちが難しい？」という質問も飛び「女王かな…」と照れ笑いしていた。

参照元：スポーツ報知

日本ジャンプ陣、世界選手権には５人派遣

　全日本スキー連盟ジャンプのユリアンティラ・ヘッドコーチは６日、チェコのリベレツで２―３月に行われる世界選手権に５人を代表として送ると明かした。

　昨年１２月にワールドカップ（Ｗ杯）初優勝した湯本史寿（東京美装）は既に代表入りが決定。残り４人は１月２４、２５日のカナダでのＷ杯で表彰台に立った選手と２５日時点でＷ杯総合１５位以上の選手を自動的に選考。この条件で埋まらない場合は、Ｗ杯得点や国内大会の成績などを参考にして１月末までに決める。

　Ｗ杯転戦組は８日に帰国し、Ｗ杯４試合を欠場して１月中旬は札幌での試合に出場する予定。岡部孝信（雪印）ら国内組にとっては、代表入りをアピールする機会となる。（共同）

参照元：スポーツ報知

岩隈、ダルに勝つ！４・３開幕・日本ハム戦名乗り…楽天

　昨年のパ・リーグＭＶＰで沢村賞を受賞した楽天・岩隈久志投手（２７）が５日、仙台市のＫスタ宮城で自主トレを公開。ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）を意識して、メジャー使用球で約４０メートルのキャッチボールを行った２１番は、３年連続５度目の開幕投手に意欲を示し、春先のハードな日程を乗り切ることを宣言した。

　冷たい空気を切り裂くように、右腕を振り下ろした。「ちょっと滑るかな。若干違う感じですね」メジャー球の指先の感触を確かめながら、４０球の初投げ。昨年の始動は２社２人のみだった報道陣は１９社３９人も集結、その一挙手一投足を見守った。日本のエースとして、パの主役として、強い期待の表れだった。

　ペナント開幕の前にＷＢＣが控える過酷な日程。ともに妥協するつもりはない。ＷＢＣでは山田久志投手コーチ（６０）から松坂、ダルビッシュとともに先発３本柱に指名された。「責任を持ってやっていきたい」キャンプ初日の２月１日にブルペン入りすることを目標に掲げ「早く体を仕上げて、いつでも投げられる状態にしていきたい」と万全の状態で臨む決意だ。

　楽天の開幕は４月３日の日本ハム戦（札幌Ｄ）。梨田監督はすでにダルビッシュを先発に指名している。開幕投手の大役にも「大事な試合だと思うので、監督の信頼を得られるようにアピールしていきたい」と名乗りを上げた。ＷＢＣで重責を全うした上で、勢いを持ち帰ることが使命だ。

　１０年目の今季は選手会長も務める。「シーズンを通してローテを守り、チームを引っ張りたい。最低でもＣＳに出場できるよう、全員で協力したい」大きな夢を背中に乗せ、エースの０９年が始まった。

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鹿児島城西・大迫勇、史上初４試合連続マルチゴール！…全国高校サッカー

◆第８７回全国高校選手権第５日　▽準々決勝　鹿児島城西６―２滝川二（５日・ニッパ球）　鹿島に入団が内定しているＦＷ大迫勇也（１８）＝鹿児島城西＝が、滝川二（兵庫）戦で２得点を挙げ、史上初の４試合連続マルチ（複数）ゴールを達成した。前半１３、２４分の連続ゴールで６―２の勝利に貢献し、チームを初の４強に導いた。大会通算８得点で得点王争い首位の大迫勇は、１大会の最多得点記録「９得点」にあと１点と迫った。準決勝は鹿児島城西―前橋育英、広島皆実―鹿島学園で１０日（埼玉）に行われる。

　圧巻のゴールショーだ。鹿児島城西が１点をリードして迎えた前半１３分。ＦＷ大迫勇が縦パスに反応した。パスカットに来た相手ＤＦを背中でブロック。そのまま体を入れ替え、突破した。「相手ＤＦの寄せが甘かった」と追いすがるＤＦを切り返しでかわし、右足を一閃（せん）。２０メートル先のネットに突き刺した。同２４分には「ＧＫが前に出ている」と右足ループ弾。２回戦の青森山田（青森）戦から４試合連続の２ゴール。４戦連続のマルチゴール（２得点以上）は史上初の快挙だ。

　通算８得点で得点王レースを独走するが「勝つためにゴールしたいと思っている。自分は、そのためにしっかり点を取ること」。金字塔にも笑みすら浮かべず「ゴールは役目」と冷静さを失わない。

　鉄の意志で成長してきた。１２歳の中学進学前に「サッカーで勝負したい」と、母・美津代さん（４６）に直訴。鹿児島県内のサッカー有力中学のパンフレットを集めた。指導者から練習環境まで自分でくまなくチェックし、鹿児島城西高の提携校・育英館中に決めた。現在、チームの指揮を執る小久保悟監督がいたのが理由だった。

自宅がある南さつま市から、バスで１時間。夜、練習でバスがなくなると両親や祖父母が車で迎えに出た。はっきり「優勝したい」と口にする裏には家族への恩返しの気持ちが詰まっている。

　チームの今大会総得点は歴代３位の２２得点。このうち２１得点に絡む大迫勇の活躍に、入団が決まっている鹿島の椎本スカウト部長は「柳沢（敦）以来の衝撃。今、プロに入ってもできる」と大絶賛した。大会記録の個人９得点にリーチをかけたが、「今のところ、良いリズムでやれている。周りの声は気にせず、やっていきたい」。ゴール職人は、これからも役割を全うし、全国の頂点を目指す。

　◆大迫　勇也（おおさこ・ゆうや）１９９０年５月８日、鹿児島県南さつま市生まれ。１８歳。３歳でサッカーを始め、小学時代は２列目でプレー。中学でＦＷに転向。Ｊ１の６クラブからオファーを受け、鹿島内定。Ｕ―２０日本代表候補。１８２センチ、６８キロ。

参照元：スポーツ報知

東洋大・柏原 １８日「全国都道府県対抗駅伝」出る！

第８５回箱根駅伝（２、３日）５区で１時間１７分１８秒の驚異的な区間新記録をたたき出し、ＭＶＰにあたる金栗四三杯を獲得した東洋大の柏原竜二（１年）が全国都道府県対抗駅伝（１８日、広島）の福島県代表としてエントリーすることが５日、分かった。同大学の佐藤尚監督代行（５５）が、総合初優勝に貢献したスーパールーキーを「送り出します」と明言した。この日はメンバーとともに日テレ系の「ズームイン！　ＳＵＰＥＲ」「スッキリ！」の２番組に出演。ギャグを披露するなど、ひょうきんな一面も見せていた。

　新・山の神が“鉄人”になる。佐藤監督代行は「疲れが残っている状態。出られるかは分からない」としながらも、全国都道府県対抗駅伝に「送り出します」と柏原が福島県代表としてエントリーすることを明言。箱根駅伝５区での激走からわずか半月で迎える大会で、同３区３位の大西智也（岐阜）や同７区区間賞の飛坂篤恭（福井＝ともに４年）ら優勝メンバーと、ライバルとして対戦する。

　同大会は、いわき総合高３年だった昨年も１区で出場し、区間賞を獲得。その時に“元祖・山の神”の今井正人（２４）＝トヨタ自動車九州＝から「５区はやりがいのある区間だよ」と言われ、箱根路への思いを強くした縁のある大会だ。今回、今井は欠場が濃厚で２年連続の“共演”とはならなさそうだが、福島県からは北京五輪マラソン代表で、元日の全日本実業団駅伝３区５位と好走した佐藤敦之（３０）＝中国電力＝らもエントリーするもようだ。

　この日は、佐藤監督代行や優勝メンバーとともに、日テレ系の朝の情報番組「ズームイン！　ＳＵＰＥＲ」と「スッキリ！」に出演。監督代行の指示に反して序盤から猛スピードで追いかけたことに「シカトしました」と発言したり、エンディングで人気お笑いコンビ「ザブングル」のギャグ「カッチカチやぞ！」をするなど、面白い一面も披露した。テレビ出演はこれでひと区切り。自身の両脚で再び感動を呼び込む。

　◆柏原の箱根駅伝　首位・早大と４分５８秒差の９位で小田原中継所でタスキを受けると、序盤から猛烈なスピードで追い上げを開始。前を行くランナーを次々とかわし、１９．３キロで早大・三輪をとらえ、首位に立った。一度、かわされたが２１．６キロで再び突き放し、２２秒の差を付けてゴール。タイムも今井正人（順大）の持つ１時間１８分５秒を大幅に更新する１時間１７分１８秒。東洋大に初の往路優勝をもたらした。

参照元：スポーツ報知

長谷川始動 「ＣＨＡＮＧＥ」でＶ１０

　ＷＢＣ世界バンタム級王者の長谷川穂積（２８）＝真正＝が５日、神戸市内の真正ジムで始動。「今年は調整法などを変える」と、今年のテーマに「ＣＨＡＮＧＥ」を掲げた。

　３月の同級１位のブシ・マリンガ（南ア）との８度目の防衛戦を控え、今月８日からハワイで初の海外キャンプを行うのもテーマの一環だが、これまでは１週間だったキャンプ日程を１０日に延長。練習方法もスパーリングを減らし、ダッシュ系の練習を１日５本から１２本に増やすなど“ＣＨＡＮＧＥ”する。「同じ練習をしていると飽きるしマンネリ化する。だから変えて新しい発見につながれば」と理由を明かした。

　「このまま防衛していれば具志堅さん以来の２ケタ防衛になるし、チャンスがあれば２階級制覇にも挑戦したい」と気合の入る１年。長谷川がさらなる進化を遂げる。

参照元：スポーツ報知