亀田大毅の内藤への挑戦、金平会長がオファー

ボクシングの協栄ジムの金平桂一郎会長は８日、亀田３兄弟の二男、亀田大毅がＷＢＣ世界フライ級チャンピオンの内藤大助（宮田）に挑戦するためのオファーを宮田ジムに出したことを明らかにした。

　内藤の防衛戦２試合の興行権は前王者側にあり、亀田大戦を実現させるには興行権を買い取る必要がある。宮田ジムの宮田博行会長はオファーを受けたことを認めつつも「条件提示が一方的で、今後も話し合う」と話すにとどまった。

　亀田大は井岡弘樹が持つ１８歳９か月の日本人最年少世界王者の記録更新を狙うため、１０月中旬までに世界挑戦を行いたい意向を持っている。

参照元：スポーツ報知

遼は３ＯＢ！団体戦６打差７位…全国高校選手権

◆ゴルフ全国高校選手権・団体の部最終日（７日、高知・土佐ＣＣ）　団体戦で逆転を狙った石川遼（１５）＝杉並学院高１年＝が、５バーディーを奪ったものの、自身初の１ラウンド３ＯＢを叩いて１オーバーの７３。大黒柱の薗田峻輔（１７）＝同３年＝が連日の６６をマークしたが、２日間の合計４２７となり、同校初の団体戦は、首位と６打差の７位に終わった。優勝は４２１、１１アンダーの水城（茨城）が７年ぶり６度目。女子は東北（宮城）が５連覇を達成した。石川は９日からの個人戦で雪辱を期す。

　１２番ホールで、石川が突然、恐怖感に襲われた。「フェアウエーが狭い。なんであんな所にＯＢ杭（くい）があるんだろう」。左は林、右はバンカー。「前に木があって（２打目が）狙いづらい」練習ラウンドや初日で感じなかった恐怖が、スイングを変えてしまった。

　不安なまま打ったドライバー。右バンカーへ入れると、木越えでグリーンを狙った２打目がトップして、グリーン奥にオーバー。この日２つ目のＯＢとなった。

　得意のドライバーが不調だった。１番で右がけに落としてＯＢとすると、「絶対バーディーを取る」と、意気込んだ１８番パー４でも、力みから左林へＯＢ。終わってみれば首位と６打差。３発のＯＢがなければ首位の可能性もあっただけに「スイングが振り切れていなかった。ＯＢのホールだけダボになってしまった」痛恨の３打を悔やんだ。

　しかし、成長もあった。こだわり続けたドライバーも、グリーン手前に池が突き出している９番では「狭いフェアウエーを狙うのは無謀」と２日間封印。初日は３Ｗだったが、この日は２打目の残り距離を考慮して３番アイアンを選択するなど、マネジメントを優先する“大人の遼くん”の片りんをのぞかせた。

　持ち味も失っていない。２９６ヤードの１１番パー４。「初日に左バンカーに届いたから、グリーンに届くと思った」と、ドライバーでピン左下１５メートルへ１オン。「イメージ通りの弾道だった。すごいうれしかった」と日本アマでは成功できなかったパー４での１オン成功に、目じりを下げた。

　９日からは個人戦が始まる。エース・薗田も今度はライバルになるが「恐怖心を持たないで、自信を持って挑んでいきたい。薗田先輩が１２アンダーだったので、それ以上を目指していきたい」。一回り成長した姿を見せるつもりだ。

参照元：スポーツ報知

フィギュア・織田に罰金１０万円

酒を飲んでミニバイクを運転したとして大阪府警高槻署に摘発された男子フィギュアスケートの織田信成選手（２０）＝関西大＝について、大阪区検は９日までに、道路交通法違反（酒気帯び運転）の罪で略式起訴。大阪簡裁は罰金１０万円の略式命令を出した。関西大によると、既に納付したという。

　高槻署の調べでは、織田選手は７月２６日午後８時から大阪市北区のサウナでビールをジョッキ２杯と焼酎の水割り１杯を飲んだ。

　高槻市の自宅にミニバイクで帰る途中の翌日午前零時４５分ごろ、ＪＲ高槻駅近くで飲酒検問を受け、呼気一リットル中０・３ミリグラムのアルコールが検出され、交通切符（赤切符）を交付された。

　日本スケート連盟は、国際競技会は１２月末まで、国内競技会は１０月末まで出場停止とする処分を決定している。

参照元：スポーツ報知

魔裟斗、酷暑を走る走る！１０月決勝Ｔ初戦にブアカーオ指名

　Ｋ―１ワールドＭＡＸ世界一決勝トーナメント（１０月３日・日本武道館）で４年ぶりの世界王者返り咲きを狙う魔裟斗（２８）＝シルバーウルフ＝が８日、静岡・伊東市で合宿を公開した。標的を昨年王者・ブアカーオ・ポー・プラムック（２５）＝タイ＝に絞ったことを明かし「１回戦でやりたい。（他の選手は）全然頭に浮かばない」と要望。ベスト８で争うトーナメントの初戦を事実上の決勝戦とするつもりだ。

　意欲は合宿の中身に表れていた。約１０キロの山道をランニングした後、３０メートルなどの短距離ダッシュをひたすら繰り返し、決勝の試合に似た疲労感を感じるまで走り続ける。１年計画で指導する土居進トレーナーは「（酸素摂取量などの）数値は個人情報になるので言えませんが、負荷を上げても耐えられる力はついて来ている」と証言した。

　指名挑戦の要望は谷川貞治イベントプロデューサー（４５）にすでに伝えた。「優勝以外は全部負けと同じだから。１回戦でブアカーオに勝って、決勝で（アンディ・）サワーに勝てば格好いいでしょ」。絵はきっちり描けている。

参照元：スポーツ報知

ウオッカ秋華賞目標に調整…凱旋門賞断念

 

右後肢の蹄球炎を発症して、凱旋門賞（１０月７日、仏ロンシャン競馬場）への出走が危惧（ぐ）されていた今年のダービー馬、ウオッカ（牝３歳、栗東・角居厩舎）は８日、正式に断念が発表された。患部はほぼ完治しており、秋華賞（１０月１４日、京都）を目標に調整を進めることになった。

　７日に蹄球炎発症を発表した同日夕、角居調教師は間髪を入れずに遠征中止を決めた。「撤退する勇気も必要。このまま向こう（フランス）に行けば、状態が悪くても使ってしまうことになりかねないですから」

　前日（７日）から引き運動を開始。凱旋門賞出走を前提とするなら、８日から乗り運動を行う必要があった。また、それが可能なほど患部はほぼ完治しているが、未練を断ち切った。

　谷水雄三オーナーは「非常に残念。来年の凱旋門賞でリベンジ？　正直、白紙です。実際に今回、検疫や向こうの受け入れ厩舎など想像以上に欧州への遠征が大変であることも分かった。今後のウオッカの競走成績にもよってくるとは思いますが、今は何も考えていません」と話した。

　トレーナーの視線は早くも新たな戦いに向けられていた。「桜花賞（２着）で負けたダイワスカーレットともう一度やってほしいと思われているんじゃないですか。秋華賞？　そうですね」とうなずいた。６４年ぶりに誕生した牝馬のダービー馬が秋競馬を盛り上げる。

参照元：スポーツ報知

 

阿部、逆転２５号３ラン！２冠見えた！

◆巨人３―２阪神（７日・東京ドーム）　分厚い胸が誇らしげだった。「ちょっと詰まったけど、すごいうまく打てた」感触はいまひとつでも、打球はＧ党で埋めつくされた右翼席に飛び込んだ。恐るべきパワー。阿部は「どうだ」と言わんばかりの表情で、ダイヤモンドを一周した。

　先発・門倉をバットで助けた。１点を追う４回１死一、二塁。下柳の内角高めのシュートを振り切った。「ひじがたためている感じがあった」自画自賛の一撃は３試合ぶりの２５号３ラン。ひと振りでチームに勝利を呼び込み、原監督も「効果的な３点だった」とたたえた。

　７３打点となり、広島・新井を抜いてリーグトップに躍り出た。２５本塁打も小笠原と並びチームトップ・タイ。首位の中日・ウッズ（２７本）を猛追している。８月３日のヤクルト戦（神宮）で１試合２発を放って以来、２試合連続無安打だった。好不調の波を気にしないために、あえて新聞の打撃成績は見ないように心掛けた。「その場面に集中するだけです」邪念を捨て、無欲でバットを振った。

　先日、ヤンキース・松井からスーツが２着届いた。「もらっちゃいましたよ」関係者を通じてプレゼントされたのは、高級ブランド・アルマーニのスーツ。胸囲が同じサイズのため、ウエストや袖の長さを調整するだけで着られるのだ。阿部は今オフから本格的に取り組んだウエートトレの効果で、松井と並ぶ１２０センチの驚異的な胸囲を手に入れた。

　オフには必ず食事をするなど、２人の親交は深い。松井は今オフの阿部の結婚式にも出席した。大リーグ入りする前から「慎之助は将来、巨人のリーダーになれる存在だ」と言い続けてきた。期待に応える一発は、日本人初のメジャー１００号を放った先輩への祝砲にもなった。

　６連勝にも決して気を緩めなかった。「おごることなく１週間、頑張りたい」Ｖ戦線を占う大事な阪神、中日との６連戦。胸を張って松井にＶ奪回を報告するためにも、負けられない。

参照元：スポーツ報知

俊輔セルティック、欧州ＣＬ第１戦は15日

サッカーの欧州チャンピオンズリーグ最終予選でＭＦ中村俊輔が所属するセルティック（スコットランド）と対戦するスパルタク・モスクワ（ロシア）は７日、公式ホームページでモスクワで行う第１戦のキックオフ日時が１５日の午後８時（日本時間１６日午前１時）に決まったと発表した。

参照元：nikkansports.com

松中、プロ１１年目初の屈辱１試合４三振

◆西武５―３ソフトバンク（７日・グッドウィルドーム）　ソフトバンク・松中が、プロ１１年目で初の屈辱となる１試合４三振。「４番を打っているんだから…。自分が打てずに負けたのが（敗戦の）責任。申し訳ない」とチームの敗戦を一身に受け止めた。そんな主砲に、王監督も「ボールが見えてない。あれだけ実績あるバッターなんだから堂々と立てばいいのに」と厳しい言葉。上位陣総崩れでかろうじて首位はキープしたが、８月はこれで１勝４敗と真夏の試練が続く。

参照元：スポーツ報知

大家を解雇…マリナーズ傘下３Ａタコマ

　マリナーズのティム・へブリー広報部長は７日、米大リーグ昇格を目指す大家友和投手が、マリナーズ傘下の３Ａタコマを解雇されたことを明らかにした。

　大家は４月に大リーグ通算５０勝を達成したが、６月にブルージェイズから戦力外通告を受け、その後マイナーチームと契約した。今月１日のメンフィス戦で５回１／３を８失点と乱調に終わり、ヘブリー広報部長によると４日に解雇を通告されていた。

参照元：スポーツ報知

イチロー、３打席連続安打！

　◆オリオールズ３―１０マリナーズ（７日、ボルティモア）　マリナーズのイチロー外野手は「１番・中堅」で出場し、第１打席から３打席連続の安打を放ち５打数３安打だった。打率は３割４分６厘。城島健司捕手は「７番・捕手」で先発し、５打数２安打。打率は２割７分９厘。

　５日のレッドソックス戦まで、２年ぶりの２試合連続５打数無安打で快音が聞かれなかったイチローだが、この日は心配無用の打撃内容だった。

　マリナーズ・イチロー「時差の方がきつい。これで眠れなかったらきつい。暑いといっても、３日やれば終わりなんだし」

　◆イチローの打席別結果
  第１打席　１回　中安打
  第２打席　３回　左安打
  第３打席　５回　中安打
  第４打席　６回　投ゴロ
  第５打席　８回　遊ゴロ
  第６打席　９回　死球

　◆城島の打席別結果
  第１打席　２回　遊ゴロ
  第２打席　４回　遊ゴロ
  第３打席　６回　左翼線二塁打
  第４打席　７回　左安打
  第５打席　８回　三ゴロ失

参照元：スポーツ報知

ボンズ７５６号！ハンク・アーロン超え

ジャイアンツのバリー・ボンズ外野手（４３）が７日、サンフランシスコのＡＴ＆Ｔパークで行われたナショナルズ戦で、今季２２号となる通算７５６本目の本塁打を放ち、ハンク・アーロンが持つ７５５本の大リーグ最多本塁打記録を更新した。

　４日のパドレス戦でアーロンの記録に並んでいたボンズは、５回一死走者なしの場面で、マイク・バクシック投手の７球目を右中間席に打ち込んだ。本塁に戻るとバットボーイを務める長男やチームメートに迎えられながら、両手の人さし指で天を指さした。

　満員の観衆が総立ちで迎える中、三塁のファウルゾーンで名付け親のウィリー・メイズと抱き合うと、スクリーンにはハンク・アーロンからの祝福のメッセージが流された。

　マイクを手にしたボンズは「ファンやチームメート、支えてくれたみんなに感謝したい。ありがとう」と話し、感極まって言葉を詰まらせた。

　日本のプロ野球では王貞治（元巨人、現ソフトバンク監督）の８６８本が最多記録。

　バリー・ボンズ「まだ実感はないが、本当にうれしい。支えてくれたチームメート、ファンそして家族に感謝したい。アーロンからのメッセージには感銘を受けた。次の目標は、ワールドシリーズのリングを手にすることだ」

　ハンク・アーロン「通算本塁打でトップに立ったことに対し、バリー・ボンズを祝福したい。技術と長年にわたる活躍、それに決意が求められる偉業だ。過去１００年間、本塁打は野球の中で特別な位置を占めてきた。歴史的な快挙達成で、ボンズと家族に祝福を送りたい」

　王貞治ソフトバンク監督「ホームランに対する執念、野球への情熱を持ち続けることで試練を克服し、偉大なる数字に到達したことは素晴らしい。これからは次の節目となる８００号を目指して、新たな気持ちで挑戦してください」

　◆バリー・ボンズ　リーグＭＶＰに史上最多７度輝いた左の強打者。８５年ドラフト１位でパイレーツに入団。９３年にジャイアンツに移籍し、９６年に史上２人目（当時）のシーズン「４０本塁打、４０盗塁」を記録。０１年にマグワイア（７０本）を抜く７３本のシーズン最多本塁打記録を樹立。首位打者２度、本塁打王２度、打点王１度。父ボビーも元ジャイアンツの名外野手。１８８センチ、１０８キロ。左投げ左打ち。米カリフォルニア州生まれ、４３歳。

参照元：スポーツ報知

高原、右ひざをねんざ 開幕戦欠場か

　日本代表ＦＷ高原直泰が所属するドイツ１部リーグのフランクフルトは７日、ケルスターバッハでアマチュアチームのケルスターバッハと練習試合を行い、６―１で快勝した。しかし高原は右ひざを負傷。チームドクターによるとねんざで、１１日のリーグ開幕戦の出場は難しい見通し。

　先発出場した高原は、前半２０分すぎに倒された際に負傷した模様。その後もプレーを続行したが、同４１分に自ら交代を申し出て退き、すぐに病院で診察を受けた。

参照元：スポーツ報知

「大毅ｖｓ内藤」８日以降決定へ…亀父がメキシコで障害解決

世界初挑戦を掲げるプロボクシング亀田３兄弟の二男・大毅（１８）＝協栄＝と“アンチ亀田王者”ことＷＢＣ世界フライ級王者の内藤大助（３２）＝宮田＝の対決が、早ければ今週中にも決定することが７日、分かった。

　三男・和毅（１６）のアマデビュー先のメキシコからこの日、帰国した父・史郎トレーナー（４２）が「内藤でいく。この数日間で早いうちに決める」と明言。８日に協栄ジムの金平桂一郎会長（４１）と会談し、大毅の国内最年少世界奪取記録更新のリミットとなる１０月１５日までに、試合の日時と激突リングを決める意向を明らかにした。

　史郎さんによれば、メキシコでＷＢＣのスライマン事務局長から大毅のフライ級世界ランク１５位以内入りが確定したことを明かされたという。世界挑戦権のあるランクを獲得できることで、ＷＢＡ王者・坂田健史（２７）との同門対決を白紙に戻し、内藤戦を選んだ。実現には内藤が前王者陣営に握られている対戦相手指名権をクリアしなければならないが、これは買い取ることで決着する見通しだ。

　和毅のアマデビューがきっかけでＷＢＣとのパイプを作り、全面支援も得た。史郎さんは１７日から大毅、興毅（２０）を引き連れ、和毅の待つメキシコで約１０日間、強化合宿を行う予定。「メキシコに行く前に、世界戦を決めるで」と意気込んだ。

参照元：スポーツ報知

朝青龍、帰国一転入院…急性ストレス障害

２場所連続出場停止などの厳罰で抑うつ状態などと診断された横綱・朝青龍（２６）＝高砂＝の、モンゴルでの治療帰国が７日、暗礁に乗り上げた。６日夜に自宅で緊急診察した相撲診療所の吉田博之所長が、帰国治療の有効性を認めつつも、国内での入院の必要性を明言。帰国には理事会での承認が必要だが、大多数の理事が帰国を認めない姿勢を打ち出していることも判明した。

　朝青龍の治療帰国への道が一転、険しくなった。６日夜に自宅で精神科の専門医を伴って緊急診察した吉田所長は「治療のためにモンゴルへ帰ることは、ひとつの手」と帰国が有効と認めながらも「まずは国内で入院する方法がいい」と帰国の前に国内での入院を優先させる考えを明かした。

　吉田所長の緊急診察は、朝青龍にとって第三者の医師による診察が必要との高砂親方（元大関・朝潮）の意向を受けて行われた。吉田所長の知人の医師が、精神科医で大泉メンタルクリニックの今坂康志所長を紹介。診察は吉田所長が朝青龍へ質問する様子を、今坂所長が観察しながら判断する方法が取られた。吉田所長によると朝青龍は音の出ないテレビを無表情で見つめ、質問には一切、無反応だったという。約３０分の診察で出された診断結果は「急性ストレス障害」。「診断した限り詐病ではないし、スネている状態ではない。治療療養の必要性を感じた」と吉田所長は明かした。

　一夜明けたこの日、吉田所長は診断書を高砂親方に提出。５日の本田昌毅医師の往診では「神経衰弱及び抑うつ状態」と診断されたが、今回、提出された診断書の病名は「急性ストレス障害」で、どちらが軽いとは一般的には言えないが、高砂親方は「若干、軽い感じでホッとしている。もう２、３日、落ち着かせて様子を見たい。入院もひとつの手だ」と吉田所長と同じように、帰国よりも入院を優先させたい考えを明かした。

　北の湖理事長が８日まで休暇のため、診断書は高砂親方が預かる形になっている。同親方は９日に出勤する理事長を待って診断書を提出する考え。これを受けて、理事長は朝青龍の帰国を認めるか否かを含めた緊急理事会を招集する方向だ。北の湖理事長は一貫して「医師の判断は優先しなければならない」と帰国に関して柔軟な姿勢を見せている。ただ、理事の大多数は「帰国は認めない」方針。理事会で治療帰国の動議が出た場合、否決される可能性が高い。こうした周囲の状況からも、まずは入院して治療した上で、帰国へ向かう方向性が強い。

　ただ、朝青龍の周辺は「このままの状態を続ければいつ気持ちがキレてしまうか分からない」と不安を吐露する。帰国にしろ入院にしろ、素早い判断が重要になってきている。

　◆神経衰弱及び抑うつ状態（５日に診断）と急性ストレス障害（６日に診断）　神経衰弱は、精神的な努力の後に疲労が高まり、身体的な衰弱、消耗などを持続的に訴えること。症状には、めまい、睡眠障害などがある。抑うつ状態は、気持ちがふさいで晴れ晴れしない状態が長く続くこと。症状は食欲減退、睡眠障害などがある。急性ストレス障害は、心的外傷（トラウマ）により悪夢を見たり、トラウマを避けるため神経が高ぶる状態が続くこと。症状は不眠、不安が続く状態となって表れる。

参照元：スポーツ報知

遼は３ＯＢ！団体戦６打差７位…全国高校選手権

◆ゴルフ全国高校選手権・団体の部最終日（７日、高知・土佐ＣＣ）　団体戦で逆転を狙った石川遼（１５）＝杉並学院高１年＝が、５バーディーを奪ったものの、自身初の１ラウンド３ＯＢを叩いて１オーバーの７３。大黒柱の薗田峻輔（１７）＝同３年＝が連日の６６をマークしたが、２日間の合計４２７となり、同校初の団体戦は、首位と６打差の７位に終わった。優勝は４２１、１１アンダーの水城（茨城）が７年ぶり６度目。女子は東北（宮城）が５連覇を達成した。石川は９日からの個人戦で雪辱を期す。

　１２番ホールで、石川が突然、恐怖感に襲われた。「フェアウエーが狭い。なんであんな所にＯＢ杭（くい）があるんだろう」。左は林、右はバンカー。「前に木があって（２打目が）狙いづらい」練習ラウンドや初日で感じなかった恐怖が、スイングを変えてしまった。

　不安なまま打ったドライバー。右バンカーへ入れると、木越えでグリーンを狙った２打目がトップして、グリーン奥にオーバー。この日２つ目のＯＢとなった。

　得意のドライバーが不調だった。１番で右がけに落としてＯＢとすると、「絶対バーディーを取る」と、意気込んだ１８番パー４でも、力みから左林へＯＢ。終わってみれば首位と６打差。３発のＯＢがなければ首位の可能性もあっただけに「スイングが振り切れていなかった。ＯＢのホールだけダボになってしまった」痛恨の３打を悔やんだ。

　しかし、成長もあった。こだわり続けたドライバーも、グリーン手前に池が突き出している９番では「狭いフェアウエーを狙うのは無謀」と２日間封印。初日は３Ｗだったが、この日は２打目の残り距離を考慮して３番アイアンを選択するなど、マネジメントを優先する“大人の遼くん”の片りんをのぞかせた。

　持ち味も失っていない。２９６ヤードの１１番パー４。「初日に左バンカーに届いたから、グリーンに届くと思った」と、ドライバーでピン左下１５メートルへ１オン。「イメージ通りの弾道だった。すごいうれしかった」と日本アマでは成功できなかったパー４での１オン成功に、目じりを下げた。

　９日からは個人戦が始まる。エース・薗田も今度はライバルになるが「恐怖心を持たないで、自信を持って挑んでいきたい。薗田先輩が１２アンダーだったので、それ以上を目指していきたい」。一回り成長した姿を見せるつもりだ。

参照元：スポーツ報知

高砂親方「もう一回会う」…９日に理事長に現状報告

　２場所出場停止と謹慎などの処分を受け「急性ストレス障害」などと診断された横綱・朝青龍（２６）＝高砂＝について、師匠の高砂親方（元大関・朝潮）は８日、今週中にも再度、朝青龍と話し合い、今後の対応を考えていく意向を明らかにした。９日には休暇明けの北の湖理事長（元横綱北の湖）に現状を報告する。

　高砂親方は６日に朝青龍の自宅を訪れているが「家にいても治らない。入院するにしても、何をするにしても、もう一回会って話をしてみるしかない」と語った。

　朝青龍を診察した医師からは、故郷のモンゴルへの帰国を勧める意見もある。これに対し、高砂親方は「とにかく本人に会って、状況を見極めるしかない」と繰り返した。

参照元：スポーツ報知

マー君、来季年俸５０００万円！？

　楽天・田中将大投手（１８）が今オフに初めて行う契約更改交渉で、「人気査定」が組み込まれることが６日、分かった。球団は観客動員や膨大なメディア露出などを評価。すでに９勝の成績も含め、今季１５００万円から３倍の４５００万円以上への大幅昇給がほぼ確実だ。

　今季田中が登板した主催試合の平均観客動員は１万６５７５人で、その他試合の１万４４７９人を大きく上回っている。しかも、土、日曜日の登板がなかっただけに“マー君効果”は絶大だ。スポーツ紙の一面を何度もさらい、各種メディアからも引っ張りだこ。仙台の若い球団を全国区へ引き上げた立役者に、ある球団首脳は「彼は成績だけでなく、さまざまな面から評価する必要がある。３倍？　考えないといけないでしょう」と早くも出血の覚悟を固めた。

　楽天ではサインやブログなどファンサービスが査定項目に入っているが、純粋に個人の人気が考慮されるのは初。高卒新人では９９年オフに西武・松坂（現Ｒソックス）が１３００万円から５７００万円増の７０００万円で契約した。今後、球団初の２ケタ勝利、新人王とクリアすれば、大リーガーとなった先輩に近づけそうだ

参照元：スポーツ報知