カカが最優秀選手…国際プロサッカー選手協会

国際プロサッカー選手協会は５日、２００６―０７年シーズンの表彰選手を発表し、イタリア１部リーグ（セリエＡ）のＡＣミランに所属するブラジル代表ＭＦカカが最優秀選手に選ばれた。

　世界各国の５万７７００人に及ぶプロサッカー選手の投票で決まった。このほかＦＷメッシ（アルゼンチン）、ＭＦジェラード（イングランド）、ＤＦネスタ（イタリア）らがベストイレブンに選出された。（ＡＰ＝共同）

参照元：スポーツ報知

ハミルトン史上初の新人王者へ向けＰＰ…Ｆ１第１６戦中国ＧＰ

◆Ｆ１第１６戦中国ＧＰ公式予選（６日、上海インターナショナル・サーキット＝１周５．４５１キロ）　勝てば“史上初”のルーキーチャンピオンとなるマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン（英国）が２戦連続６度目のポールポジション（ＰＰ）を獲得した。

　２位で追うマクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソ（スペイン）は４位。２、３位にはフェラーリ勢が入った。

　スーパーアグリ・ホンダは佐藤琢磨が２０位、アンソニー・デビッドソン（英国）は第２セッションに残り１５位。スパイカー・フェラーリの山本左近は６戦連続最下位の２２位に終わった。

　トヨタはラルフ・シューマッハ（ドイツ）が６位に食い込んだ。ホンダはジェンソン・バトン（英国）が１０位。

　ハミルトンは最終セッション終了間際にタイヤを履き替えてアタックラップに出て逆転トップ。「この位置が必要だった。決勝も勝利を狙う。世界一になるのは、きっと素晴らしいことだろうね」と笑顔だった。

　◇中国ＧＰでのハミルトンの王座獲得の条件　〈１〉優勝〈２〉アロンソに先着し２位か３位〈３〉アロンソが６位以下。ライコネンにも王座の可能性はあるが、中国でハミルトンが５位以内に入れば消滅する。

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時津海が９日引退、襲名へ

日本相撲協会から５日に解雇された前時津風親方（元小結・双津竜）の後継者として決定的になっている幕内の時津海（３３）引退と「時津風」襲名は、相撲協会が期限として定めた９日になることが６日、分かった。

　時津風一門の伊勢ノ海理事（元関脇・藤ノ川）は「９日まで動きはない。特例として猶予を与えているんだから、十分に検討して動くのだろう」と話した。

　豊ノ島は「自分が入ってすぐに先代から代わった師匠なので寂しい。基本は相撲だけど、こっち（の問題）に頭がいっちゃって、なかなか身が入らない」とつぶやいた。

　モンゴル出身の時天空は「最近のおれは日本語を忘れたんだよ」と多くを語らなかった。

参照元：スポーツ報知

宮里藍、２週連続予選落ち…米女子ゴルフ第２日

◆米女子プロゴルフツアー　ロングズ・ドラッグズ・チャレンジ（５日、米カリフォルニア州ダンビル　ブラックホークＣＣ＝パー７２）　第２ラウンドを行い、８４位で出た宮里藍は３バーディー、２ボギー、３ダブルボギーで７７とスコアを崩し、通算１０オーバー、１５４の９０位で２週連続の予選落ちとなった。

　昨年優勝のカリー・ウェブ（オーストラリア）と、ローリー・ケーン（カナダ）が通算６アンダーで首位に並び、１打差の３位にロレーナ・オチョア（メキシコ）。

参照元：スポーツ報知

プロレスラー・安田忠夫さん自殺図る…自宅に練炭、大量睡眠薬 借金苦か

プロレスラーで、大相撲の元小結・孝乃富士としても活躍した安田忠夫さん（４３）＝フリー＝が５日午前１時ごろ、都内の自宅で倒れ、病院に緊急搬送されていることが５日、分かった。集中治療室におり、重体だという。

　関係者によると、安田さんは自宅で練炭を使い、睡眠薬を大量に服用しており、自殺を図ったとみられる。所轄の警察署によると、５日午前２時６分に知人から１１９番通報があった。

　安田さんは最近では、アントニオ猪木氏が旗揚げした「ＩＧＦ」に出場するぐらいだったが、かつては総合格闘技の主役の一人として活躍。しかし、ギャンブル好きとして有名で、常に金銭トラブルを抱えていた。知人や関係者には、自殺を示唆するメールを送信していたという。別の関係者によると、ギャンブルで作った借金は数百万円を超えていた。レスラー仲間にも借金がかさんでいるという。

　最近は都内の自宅で一人暮らしをしていたという。一人娘でレースクイーンとして活躍するＡＹＡＭＩさん（２０）とは仲が良く、６月に行われたＩＧＦでは、自身のセコンドにもつけていた。ＡＹＡＭＩさんは５日付の自身のブログで「緊急事態だったので事務所に連絡を入れて（展示会の）シーテックお休みになりました。まだどうなるかわからないので明日のシーテックもお休みする事になりました」などとつづっている。

　◆安田　忠夫（やすだ・ただお）１９６３年１０月９日、東京・大田区生まれ。４３歳。中学卒業後に大相撲の九重部屋入門。孝乃富士のしこ名で９０年名古屋場所で小結昇進。９２年夏場所引退。９３年６月に新日本プロレス入りし、９４年２月の馳浩戦でデビュー。２００１年１月、猪木に弟子入り。同年１２月３１日の猪木祭では“借金王キャラ”でＫ―１ファイター、ジェロム・レ・バンナに勝って話題となった。０５年に新日本プロレス退団後、ゼロワンＭＡＸ、ハッスル、ＩＧＦなどで戦う。１９３センチ、１２０キロ

参照元：スポーツ報知

松井秀、４打数無安打 ヤンキース大敗

◆ディビジョンシリーズ（５回戦制）第１戦　インディアンス１２―３ヤンキース（４日・クリーブランド）　地区シリーズ（５回戦制）３試合が行われ、ア・リーグのインディアンス（中地区１位）―ヤンキース（ＷＣ）第１戦でヤンキースは３―１２で大敗した。右ひざを痛めているヤンキース・松井秀喜外野手は「６番・指名打者」で先発し、４打数無安打だった。

　ヤンキースは５回の攻撃が勝負の分かれ目だった。５回１死満塁、ポサダはカウント０―３から打って出るが、ファウル。結局フルカウントから空振り三振に倒れた。続く松井秀は２ボールから高めの１５０キロを狙ったが遊飛に倒れ、打線がつながらなかった。

　ヤンキース・松井秀「今日は一方的にやられた感じ。５回のチャンスで何とかしたかった。あそこで出ていれば、展開も違ったかもしれない」

　◆松井秀の打席別結果
  第１打席　１回　二ゴロ
  第２打席　４回　三振
  第３打席　５回　遊飛
  第４打席　８回　三振

参照元：スポーツ報知

稼頭央、逆転満塁弾放つ！ ロッキーズ連勝

　◆ディビジョンシリーズ（５回戦制）第２戦　フィリーズ５―１０ロッキーズ（４日・フィラデルフィア）　プレーオフは、地区シリーズ（５回戦制）３試合が行われ、ナ・リーグのフィリーズ（東地区１位）―ロッキーズ（ワイルドカード＝ＷＣ＝最高勝率の２位球団）第２戦は、ロッキーズが松井稼頭央内野手の逆転満塁本塁打などで勝ち２連勝、リーグ優勝決定シリーズ進出にあと１勝とした。日本選手のポストシーズンでの満塁本塁打は初めて。

　松井稼は「１番・二塁」で先発し、５打数３安打５打点。日本選手の１試合５打点は、ヤンキースの松井秀喜外野手が２００４年リーグ優勝決定シリーズで記録している。フィリーズの井口資仁内野手は８回に代打で四球。

　試合はロッキーズが２―３の４回に松井稼の満塁本塁打で逆転。６回にも４点を加えて打ち勝った。

　ロッキーズが１点を追う４回２死満塁。松井稼は代わったばかりの２番手ローシュの４球目、内角直球を鋭くとらえた。打球は右翼席へ。「自分でもびっくりした」と言う日本選手ポストシーズン初の満塁本塁打となった。

　２打席目の二塁打から、本塁打、三塁打と３安打。サイクル安打を逃しても「それまでがよかったから」と気にしていない。リーグ優勝決定シリーズまであと１勝となった。

　ロッキーズ・松井稼「（満塁本塁打は）自分でもびっくりしている。きのうはチャンスで凡退していたので安打だけを考えていた」

　フィリーズ・井口「（満塁の場面で）稼頭央君は打つだろうなと思った。きょうは彼にやられた」

　◆松井稼の打席別結果
  第１打席　１回　二ゴロ
  第２打席　３回　中越え二塁打
  第３打席　４回　右本塁打　打点４
  第４打席　６回　右中間三塁打　打点１
  第４打席　８回　中飛

　◆井口の打席別結果
  第１打席　８回　四球

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俊輔ミラン撃破！残り５分の魔術…欧州ＣＬ１次Ｌ第２節

◆欧州ＣＬ１次リーグ第２節　▽Ｄ組　セルティック２―１ＡＣミラン（３日、英国・グラスゴー）　Ａ～Ｄ組の８試合を行い、Ｄ組のセルティック（スコットランド）の日本代表ＭＦ中村俊輔（２９）は左ひざ痛をおして、ホームでの昨季王者・ＡＣミラン（イタリア）戦後半３９分から出場。同４４分、ＦＷマクドナルド（２４）の決勝点を呼び込む起点となった。セルティックは２―１でチーム史上初のミラン戦勝利を挙げ、２位に浮上した。Ｂ組のチェルシー（イングランド）は敵地でバレンシア（スペイン）に２―１で逆転勝ち。グラント新監督（５１）体制でＣＬ初勝利となった。

　大粒の雨が降りしきる後半３９分、１―１の場面で俊輔が１５日ぶりのピッチに登場。その５分後だ。俊輔の右ＣＫから波状攻撃がスタート。ペナルティーエリア右外で再びボールを受けた背番号２５は、またぎフェイントで昨季王者のＤＦ陣をほんろう。クロスに備えてファーサイドに残った相手ＤＦを見て取ると、フリーになったＭＦブラウンへパス。後方でつないだＤＦコルドウェルのシュートを相手ＧＫジダがはじき、こぼれ球をＦＷマクドナルドが右足で押し込んだ。

　「試合途中から入って、がむしゃらにいくタイプもいるけど、おれは状況判断して冷静に行こうと思った。また道が開けてきた」瞬時の判断で堅い守備網に穴を開け、口元が自然とゆるんだ。１９６８～６９年シーズンの初対戦から７戦目にしてミラン戦初勝利。昨季は決勝トーナメント１回戦ではね返されたが「去年のミランの勢いはない。メンバーは一緒だけど動きが去年ほどじゃない」と勝機を感じ取っていた。

　ショックな敗戦を喫した初戦のシャフタル・ドネツク戦（９月１８日）で左ひざを痛め、公式戦３試合を欠場。試合前夜、ストラカン監督（５０）と話し合い「試合の頭からよりも途中からの方が、というニュアンスで伝えた」と俊輔。指揮官は「ひざは自分も痛めたことがある。大事だから次のリーグ戦（７日・グレトナ戦）も休んで２週間を使って治してほしい」と最大限の配慮。国内リーグとＣＬでは０６年４月２３日のレンジャーズ戦以来の途中出場となった。

　起死回生の金星だが、試合終了間際にファン１人がピッチ内へ乱入し、相手ＧＫジダと接触する事件が起きた。ＵＥＦＡは５日に主審が提出するリポートを待って、調査するかを決めるが、数試合のホーム試合無観客開催となる可能性が高い。「ホーム試合が閉鎖になったら大きいよね」と俊輔。それでも「次はフィジカルもひざもいけると思う」と明るい手応えをつかんだ。

参照元：スポーツ報知

オシム監督、浦和勢のエジプト戦招集なし…アジアＶ全面支援

日本代表イビチャ・オシム監督（６６）が４日、アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）優勝を狙う浦和に対し、全面バックアップを約束した。この日、休養していたオーストリアから約１か月ぶりに日本に戻ったオシム監督は、ＡＣＬで過密日程が続く浦和勢の体調を考慮し、エジプト戦（１７日、大阪・長居）の招集を見送る考えを示した。これまでＪクラブ側に無理難題を押しつけてきた指揮官の方向転換を浦和は大歓迎した。

　老将はご機嫌だった。自宅のあるオーストリアで行われた３大陸トーナメント（９月７、１１日）で優勝。“故郷”に錦を飾った後、約３週間の休養をとった。「自分で車を運転して知人、親類を訪問した。もちろん、サッカーも見た。（ＵＥＦＡ杯）サラエボ―バーゼル戦では中田浩二（バーゼル）をチェックした」オシム監督は満足そうに欧州の日々を振り返った。

　リフレッシュした指揮官は冷静沈着だった。エジプト戦に向けて約１０日の長期合宿を予定しているが、ＡＣＬで奮闘する浦和勢の招集見送りを示唆した。「浦和がアジア王者になるチャンスが出てきた。これは日本サッカー界全体の名誉にかかわっている。こちらも手を貸したい。エジプト戦に浦和勢を呼ばないというサポートも考えられないことはない」笑みを交えて滑らかに話した。

　これまでオシム監督はＪクラブに対し無理難題を吹っ掛けてきた。４、５、６月には年間予定になかった代表候補合宿を敢行。特に浦和とは因縁がある。４月の合宿で右太ももを痛め、別メニュー調整したＤＦ闘莉王に激怒し「常に代表に入るわけではない」と言い放った。浦和が日本協会に抗議する“事件”に発展。それが一転、全面バックアップを約束した。

　エジプト戦では欧州組の招集見送りをすでに決定。代表の主力以外の選手を見極める場と考えている。

　「世界のサッカーのトレンドは代表よりクラブ。その波が日本にも来たということです」今後、クラブの事情を尊重する考えを示した。３大陸トーナメント優勝でオシム監督が“余裕”を持ったことは、日本代表にとって大きなプラスだ。

参照元：スポーツ報知

亀父激怒！パパラッチ車接触？「常識ない。どういう神経しとるんや」

　◆プロボクシングＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ（１１日・有明コロシアム）　世界初挑戦を目前に控えた亀田３兄弟の二男、大毅（１８）が４日、トラブルに巻き込まれた。東京・葛飾区の自宅前で、写真週刊誌「フラッシュ」の男性カメラマン（４７）の運転する車が強引な追跡取材を敢行。制止に入った男性警備員（６０）が車と接触したと訴え病院に運ばれた。警備員は左肩と首に全治１週間以上の打撲を負い、亀田側は「あまりにも常識がなさすぎる」と大激怒するが、フラッシュ側は接触を否定している。

　トラブルが起きたのは、４日の午後１時２５分ごろ。現場検証した葛飾署によると、亀田家の自宅兼ジムから５０メートルも離れていない駐車場でのこと。都内での予備検診に出席するため、亀田史郎トレーナー（４２）と大毅が車に乗って出発。車が動き出したところへ、フラッシュの記者（２７）とカメラマンが２人に近づいた。記者が名刺をかざしたが、亀田家の車は止まらず、国道へ。２人は国道でも近づくが振り切られ、駐車場内に止めておいた四輪駆動車に乗り込み追跡しようとした。そこに男性警備員が制止に入った。

　警備員は車と接触したと訴えてその場に倒れ、救急車で病院に運ばれた。警備会社によると、フラッシュの車は急発進を何度か繰り返し、警備員を威嚇。自宅に設置してある防犯ビデオでも確認したという。だが警察の事情聴取に運転していたカメラマンは「当てていない。相手が勝手に転んでけがした」と主張。警備員への謝罪はなく、治療費も「払わない」としている。

　亀田家は０５年３月に東京に進出。葛飾区内の自宅兼ジムで生活しているが、過去に何度も盗撮被害に遭っている。そのため警備員を２４時間態勢で配備。３日夜には警備会社でも不審車両を確認し、葛飾署に通報していた。世界戦を直前に控え、思わぬトラブルに巻き込まれた史郎氏は「常識がなさすぎる。私有地の駐車場に無断で車を止めて悪質な取材をして、けが人まで出して謝罪もない。どういう神経しとるんや」と激怒した。

　今後はフラッシュ側と警備会社間の問題になるが、警備会社では「世界戦を控えているため事を荒立てたくない」とし、フラッシュ側の誠意ある対応を求めている。

参照元：スポーツ報知

白鵬、記念碑に名刻んだ…横綱力士碑刻名式

横綱・白鵬（２２）＝宮城野＝が４日、東京・江東区の富岡八幡宮で行われた「横綱力士碑刻名式」に出席し、「第６９代横綱・白鵬」のしこ名を碑に刻んだ。不知火型の土俵入りも披露し「歴代の横綱の名前と並んだことは、本当にうれしいですね」と満面の笑みを浮かべた。この日から九州場所（１１月１１日初日・福岡国際センター）に向けてのけいこを開始。「プレッシャーはありますけど頑張ります。（優勝争いを）引っ張っていきたいね」と５度目のＶを誓った。

参照元：スポーツ報知

谷川Ｐが否定「魔裟斗出る」…トーナメント回避発言

Ｋ―１の谷川貞治プロデューサー（４６）は４日、魔裟斗（２８）＝シルバーウルフ＝が、来年もワールドＭＡＸ世界一決定トーナメントに出ることを確約した。魔裟斗は、３日の決勝戦でアンディ・サワー（２４）に敗れ「もうトーナメントには出ない」と発言していた。谷川氏は「必ず出しますから、大丈夫です。体がボロボロの状態で言っただけで、来年も出ます」と断言した。

参照元：スポーツ報知

大場、米山、有村が首位、さくら８２位…ＳＡＮＫＹＯレディース

◆女子プロゴルフツアー　ＳＡＮＫＹＯレディース第１日（５日・群馬県赤城ＣＣ、パー７２）　好天、微風の好条件下で大場美智恵、米山みどり、有村智恵の３人が４アンダーの６８で首位に並んだ。

　１打差の４位が大山志保ら３人で、さらに１打差の７位で飯島茜ら５人が続いた。

　上田桃子は７１の１２位。前年覇者で、前週の日本女子オープン選手権を制した諸見里しのぶが７４の４４位、横峯さくらは７７の８２位。

参照元：スポーツ報知

ＰＲＩＤＥ完全消滅

総合格闘技イベント「ＰＲＩＤＥ」が消滅することが４日、分かった。関係者によると、３月に同イベントを買収した米総合格闘技団体「ＵＦＣ」幹部が、この日までに「ＰＲＩＤＥ　ワールド　ワイド　ＦＣ」の社員に対し、解雇を通告した。社員の契約は来年５月までだったが、それまでの給料は支払われる。また、東京・北青山の事務所も閉鎖となり、選手契約も白紙になった。他団体へ移籍となる見通し。

　ＵＦＣ関係者らの話を総合すると、３月にＰＲＩＤＥを買収したＵＦＣは、新体制での興行開催を目指し、テレビ局と交渉を行ってきたが、不調に終わったという。ＰＲＩＤＥを単独開催する意向がなくなったため、今後は来年５月をメドにＵＦＣ単体で日本での興行開催を目指すという。

参照元：スポーツ報知

ＨＩＲＯＹＡ大みそか「確」…Ｕ―１８最強決定戦が浮上

大みそかの「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！」で、Ｕ―１８（１８歳以下）最強決定戦の開催計画が４日、浮上した。天才少年ファイター、ＨＩＲＯＹＡ（１５）＝フリー＝が日本代表として出場することが確実となった。

　ＨＩＲＯＹＡは、３日のＫ―１ワールドＭＡＸで、韓国格闘技連盟ライト級王者のクォン・オルチャン（１８）に快勝。２月のＫ―１デビューから、タイでの試合を含め、５連勝とした。Ｋ―１の谷川貞治プロデューサー（４６）は「大みそかの出場は当確。世界最強の高校生を決める試合をしたい」との新プランを披露。昨年は、観戦していたというＨＩＲＯＹＡは「５年後ぐらいに出られたらと思っていた。こんなに早く出られるとは思わなかった」と喜んだ。

　最強決定戦は、１８歳以下の強い選手を世界中から募集し、ワンマッチか、４人が参加するトーナメントになる見込みだ。谷川氏は「１０月の末までには決めたい。オランダやロシア、タイには強い選手がいる。日本から世界一の高校生を出したい」と期待した。ＨＩＲＯＹＡは「一番になれるように頑張りたい」と意気込んでいた。

参照元：スポーツ報知

マー君新人王当確！１３Ｋで１１勝！

◆楽天５―１日本ハム（３日、フルキャスト宮城）　楽天・田中が今季最終登板をリベンジで飾った。最近２試合連続で敗れていた日本ハムを相手に５安打１失点で完投勝ち。両リーグの新人で単独トップとなる１１勝目を挙げ、新人王のタイトルを確実にした。自己最多タイの１３Ｋで今季合計１９６奪三振。高卒新人では１９６２年の東映・尾崎行雄に並ぶ４位タイに浮上。チームの単独４位も確定し、最高の形でプロ１年目を締めくくった。パ・リーグは全球団の順位が確定した。

　轟音（ごうおん）となって響く「田中コール」に驚いた。白い風船がスタンドを埋め尽くす幻想的な風景に、「終わりが近づいてるんだな…」さまざまな思いが胸をよぎった。最後は坪井をフォークで空振り三振。今年最後のガッツポーズは控えめに決めた。「３つ連続で日本ハムさんと当たって、その前の２つは悔しい負け方をしていた。何としても勝ちたい気持ちで投げた」

　丁寧に低めを突く投球で３者凡退のイニングを５度作り、リズムを作った。６回１死からの５者連続を含む１３奪三振。９月２６日の前回登板でサヨナラ打を許した坪井は４打席４三振に封じた。「（やり返したいという思いは）多少なりともありました」繊細さと迫力を見せて、９回を投げきった。

　１年間ローテーションを守り、１８６回１／３の投球回は、あの松坂（現Ｒソックス）の１年目を超えた。名実ともに球史に残るルーキーだった。それでも「肉体的には５、６月。精神的には最近、勝ち星から遠ざかって苦しかった」と打ち明けた。山積する課題から逃げず、試行錯誤を繰り返して乗り越えた。「いろんな面で成長できた」と充実感を漂わせた。

　１０勝で並んでいた西武・岸を突き放し、新人王に大きく近づいた。「一生で１回なので、取れることを願っています」内容ある有終ピッチは、タイトルへ大きなインパクトとなったはずだ。

　２８試合の集大成を見せた投球に、野村監督も「神の子もついに自立しましたな。文句なく投手部門のＭＶＰでしょう。間違いなく来年のエースになれる」と成長を認め、ねぎらった。

　「来年はこの経験を生かして、スタートからつまずかないようにしっかりやっていきたい」ドラフトで仙台育英・佐藤は逃したが、田中がいる。怪物に、そう思わせる貫録が備わった。

参照元：スポーツ報知

金刃ＣＳ第４の男に浮上

◆巨人１―３横浜（３日、東京ドーム）　巨人はペナントレース最終戦の横浜戦に逆転負け。８０勝６３敗１分けでレギュラーシーズンを終えた。５年ぶりの優勝から一夜明け、長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督が東京ドームの監督室を訪れ、原監督を祝福。勝って有終を飾ることはできなかったが、先発・金刃が７回無失点と好投。日本シリーズ出場をかけたクライマックスシリーズに向けて、貴重な戦力となりそうだ。

　ポーカーフェースは崩さない。金刃は心を乱さなかった。５回２死。仁志に対するカウント２―１からの５球目、一塁走者・石井の二盗は微妙なタイミングだった。しかし、セーフの判定。球場もざわめいたが、直後、緩い１１６キロのスライダーで仁志を空振り三振に仕留めた。涼しい顔でベンチへ引き揚げるその表情が、完全復活を告げていた。

　自信を取り戻した。先発は８月２５日、対広島戦以来。両サイド低めに直球を散らし、緩いスライダーを交えて的を絞らせない。７回を４安打無失点。久保が逆転を許して８勝目は消えたが消化試合を感じさせない力投だった。「最後の最後でいい投球ができました」と笑顔を見せた。

　９月中旬、背筋痛から復帰するとフォームの微調整に苦しんだ。右足を上げた時、体が反り、右肩が入り過ぎることを防ぐため、ノーワインドアップから振りかぶる投球に変更。３０日の紅白戦で２回１安打無失点の結果に「この１週間はいいフォームで投げられた」と手応えを感じていた。

　原監督にとっても待ち望んだ快投だった。クライマックスシリーズ（ＣＳ）第２ステージは５連戦で行われるため、先発を最低４人そろえる必要がある。２ケタ勝利を挙げた高橋尚、内海、木佐貫は決定的だが、それに次ぐ“第４の男”の出現がカギとなっていた。それだけに「心配していたが、きょうは非常に良かった。４番目の先発候補？　当然、そうでしょう」と指揮官は高く評価。シーズン終盤、好投を続けた野間口とその座を巡って争う権利を得た。

　ルーキーイヤーの今季、登板するたびにノートに気づいた点を書いた。内容は調子や投球フォームのことだけでなく、各審判のストライクゾーンのクセにまで及んだ。「もっと細かく、球数とかも付けていきたい」と精神的成長を見せた。

　新人王は記者投票で選ばれるが、ライバルの阪神・上園がこの日、ヤクルト戦で８勝目を挙げ、勝ち星は上回られた。だが、開幕から先発ローテを守り、快進撃に貢献。印象度では劣っていない。「１年間、コンディションを保つことが、いかに難しいかを実感しました」こう振り返った。ＣＳ、そして日本シリーズの活躍で星の差を埋める。

　巨人・原監督「金刃は心配していたところがあったが、きょうはよかったね。欲をいえば勝ち星をつけてあげたかった。（クライマックスシリーズの先発候補？）当然、そうなるでしょう。（今後は）いいコンディションでクライマックスシリーズを迎えられるようにしたい。その一点です」

参照元：スポーツ報知