亀父激怒！パパラッチ車接触？「常識ない。どういう神経しとるんや」

　◆プロボクシングＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ（１１日・有明コロシアム）　世界初挑戦を目前に控えた亀田３兄弟の二男、大毅（１８）が４日、トラブルに巻き込まれた。東京・葛飾区の自宅前で、写真週刊誌「フラッシュ」の男性カメラマン（４７）の運転する車が強引な追跡取材を敢行。制止に入った男性警備員（６０）が車と接触したと訴え病院に運ばれた。警備員は左肩と首に全治１週間以上の打撲を負い、亀田側は「あまりにも常識がなさすぎる」と大激怒するが、フラッシュ側は接触を否定している。

　トラブルが起きたのは、４日の午後１時２５分ごろ。現場検証した葛飾署によると、亀田家の自宅兼ジムから５０メートルも離れていない駐車場でのこと。都内での予備検診に出席するため、亀田史郎トレーナー（４２）と大毅が車に乗って出発。車が動き出したところへ、フラッシュの記者（２７）とカメラマンが２人に近づいた。記者が名刺をかざしたが、亀田家の車は止まらず、国道へ。２人は国道でも近づくが振り切られ、駐車場内に止めておいた四輪駆動車に乗り込み追跡しようとした。そこに男性警備員が制止に入った。

　警備員は車と接触したと訴えてその場に倒れ、救急車で病院に運ばれた。警備会社によると、フラッシュの車は急発進を何度か繰り返し、警備員を威嚇。自宅に設置してある防犯ビデオでも確認したという。だが警察の事情聴取に運転していたカメラマンは「当てていない。相手が勝手に転んでけがした」と主張。警備員への謝罪はなく、治療費も「払わない」としている。

　亀田家は０５年３月に東京に進出。葛飾区内の自宅兼ジムで生活しているが、過去に何度も盗撮被害に遭っている。そのため警備員を２４時間態勢で配備。３日夜には警備会社でも不審車両を確認し、葛飾署に通報していた。世界戦を直前に控え、思わぬトラブルに巻き込まれた史郎氏は「常識がなさすぎる。私有地の駐車場に無断で車を止めて悪質な取材をして、けが人まで出して謝罪もない。どういう神経しとるんや」と激怒した。

　今後はフラッシュ側と警備会社間の問題になるが、警備会社では「世界戦を控えているため事を荒立てたくない」とし、フラッシュ側の誠意ある対応を求めている。

参照元：スポーツ報知