イチローから笑顔が消えた！ワースト２６打席無安打

　◆ロッキーズ４―１マリナーズ（１１日・アリゾナ州トゥーソン）　マリナーズのイチロー外野手（３４）が不名誉な自己記録をつくった。ロッキーズ戦に「１番・中堅」で先発出場。４打数無安打に終わり、オープン戦で２６打席連続無安打となった。公式戦では、２００５年に２４打席連続無安打を経験しているが、自己ワーストを更新した。天才の不振をシアトルの米メディアも無視できない状況。さすがのイチローも「結果を求めています」と笑みを消した。

　いつになったら、ヒットが出るのだろう。「結果はいつも求めていますよ」イチローから笑みが消えた。この日も快音は響かず、ついに２６打席無安打。２３打数無安打と併せて、公式戦の０５年７月３０日から８月５日まで続いた自己ワーストの２４打席、２２打数を超えた。オープン戦とはいえ、これほどヒットが出なかったことはない。

　史上２人目の８年連続２００安打と日米通算３０００本安打に挑む天才の沈黙に、静観を続けていたシアトルのメディアも無視できない。囲まれたイチローは「自己ワースト？　それは良かった。（過去の記録を）超えておいた方がいいね。悪いことは（本番前に）つくっておかないといけないですから」と受け流したが、もちろん本音はヒットがほしいはずだ。

　昨年ナ・リーグで優勝したロッキーズの左腕エース、フランシスに２打席打ち取られ、自己ワーストタイ。２番手のハージェスで２２打数無安打にも並び、５番手ボウイも打てず、不名誉な記録を塗り替えた。

　不調の一因なのかどうか。例年に比べて体形がやや細いと指摘するのは、複数のカメラマン。特に腰回りが細いという。マ軍の森本貴義トレーナーは「体重が例年の同時期より４ポンド（約２キロ）くらい軽いのが心配。意識と体の動きに、まだほんの少しだけ誤差がある。その誤差が合い始めたらヒットは出る」と読んでいる。

　１本打って、周囲を黙らせたいところ。「（その騒ぎに）なんでマイナスになるのかが、よく分からない。むしろいいんじゃないの」イチローはそっけないが、メジャー７シーズン、公式戦、オープン戦を問わず、打率３割を切ったことはない。

参照元：スポーツ報知

俊輔、フル出場もスコアレスドロー

◆スコットランド・プレミアリーグ　　セルティック０－０ダンディー・ユナイテッド（１２日・グラスゴー）セルティックの中村俊輔はフル出場したが、チームは０―０で引き分けた。

　セルティックは何度も決定機をつくった。中村も「きょうはチームがみんなどこか不満というか…」と消化不良の様子だった。リーグ戦の連勝が９で止まった。

　試合後の記者会見で、ストラカン監督は「中村は素晴らしい」と評価した。

　中村は「誰もフォローに入らないし、ＣＫでも（監督から）ニアサイドに打てと言われてるけど、みんな（相手ＤＦと）競って負けるのが嫌だから、ファーサイドにいる」。不満が次々と口をついて出た。

参照元：スポーツ報知

岡田日本ＶＳドログバ…５月コートジボワール戦決定

岡田ジャパンが６月のＷ杯アジア３次予選の最重要４連戦の前哨戦として、アフリカの雄コートジボワール代表と激突することが１２日に分かった。５月末のキリン杯での対戦となり、チェルシーＦＷデディエ・ドログバ（３０）ら最強メンバーが来日する予定。セルティックＭＦ中村俊輔（２９）も欧州ＣＬ決勝トーナメント１回戦・ＦＣバルセロナ戦で激突したＭＦヤヤ・トゥーレ（２４）と因縁の再戦となる。

　南アフリカ大会アジア３次予選の最重要局面となる６月の４連戦の前哨戦に、岡田監督はあえて最強の“刺客”を選んだ。

　５月末に行われる３か国対抗の親善試合キリン杯。すでにパラグアイ代表の参加は内定しているが、日本サッカー協会関係者によると、今年のアフリカ選手権４位で「ザ・エレファンツ（象）」の異名をとるコートジボワールが新たに参戦することが明らかになった。

　すでに日本サッカー協会はコートジボワール側との交渉を完了させており、５月下旬に舞台は愛知・豊田スタジアムとなる。来月上旬に正式発表する予定だ。

　岡田ジャパン史上最強の敵は、契約上でベストメンバーの招集が確約されているという。最大の目玉はチェルシーＦＷドログバだ。身長１８９センチで想像を絶するパワーを誇る世界屈指のストライカーは０６～０７年プレミアリーグの得点王で０６年アフリカ最優秀選手でもある。リーグ戦はすでに終了しており、来日に何の障害もなく、横浜Ｍ中沢佑二、浦和の田中マルクス闘莉王という日本のストッパーコンビにとっては、サッカー人生最大級の試練となる。スターはドログバだけではない。アーセナルの主力ＤＦコロ・トゥーレら、先発全員が欧州のトップクラブに所属している。

　一方、セルティックの俊輔にとっても、因縁の再戦となる。欧州ＣＬ・バルセロナ戦（２戦合計２―４負け）では現在欧州最高ボランチ、コロの実弟ヤヤと激突。特にトップ下で先発した３月４日の敵地決戦ではストラカン監督からトゥーレ封じを厳命された。

　「攻撃の起点にならないようにマークした。彼は大きくて、速くてうまい。最低限の仕事はしたけど、すごい選手」と俊輔も絶賛している。後半ロスタイムに意地のミドル弾を放つにとどまった俊輔も最高のリベンジの機会となる。岡田ジャパンがアフリカの雄を倒して勢いに乗り、３次予選の茨（いばら）の道を突き進む。

　◆豊田スタジアム　２００１年７月オープン以来、日本代表の試合開催は初。国際親善試合としては、０４年７月にアテネ五輪代表がチュニジア五輪代表と戦い、０―１で敗れている。０５年からトヨタ・クラブＷ杯（旧世界クラブ選手権）の会場の一つとなった。名古屋圏での日本代表戦は１９９４年７月８日、瑞穂陸上競技場で行われた親善試合（アシックス杯）ガーナ戦以来約１４年ぶり。ちなみに、当時はファルカン監督が指揮し、カズ（２得点）、名塚のゴールで３―２で快勝した。

　◆コートジボワール代表の戦力　エースＦＷドログバを筆頭に、特に攻撃陣のタレントが充実している。ドログバの相棒ディンダンはもちろん、攻撃的ＭＦのカルー、ケイタも所属クラブではＦＷとして活躍しており、その破壊力は世界屈指。守備陣も強豪クラブでレギュラーを務めている選手がほとんどで、特に兄コロ（センターバック）、弟ヤヤ（ボランチ）のトゥーレ兄弟が縦に並ぶセンターラインを突破するのは極めて困難だ。

　◆コートジボワール　最新の国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランクは２３位（日本は３６位）。０６年ドイツ大会でＷ杯初出場を果たす（本大会では１次リーグ敗退）。スピード、パワーは世界トップクラス。１０年南アＷ杯アフリカ１次予選ではモザンビーク、ボツワナ、マダガスカルと同組。５月３０日にモザンビークをホームに迎え、第１戦を行う。日本との対戦は１度。１９９３年１０月に来日し、延長戦の末、三浦知のゴールで０―１で敗れている。

参照元：スポーツ報知

室伏のマネジメントをＩＭＧに変更

北京五輪陸上男子ハンマー投げで２連覇を目指す室伏広治（ミズノ）のマネジメント業務を１２日からＩＭＧが担当することになった。同日、ミズノが発表した。

　これまでミズノは室伏の広報やイベント出演の交渉窓口などを、元女子マラソンの有森裕子さんが取締役を務める「ライツ」に業務委託していた。合宿などで今後、海外滞在の機会が増えることから、国際的な業務に実績のあるＩＭＧに変更した。

参照元：スポーツ報知

野口、湿疹再検査も異常なし

　女子マラソンのアテネ五輪金メダリストで、北京五輪代表に決定した野口みずき（２９）＝シスメックス＝が１３日から、予定通り鹿児島・奄美大島合宿に入ることが決まった。

　野口は、２月２１日からの中国・昆明合宿中に体や顔に原因不明の湿疹（しっしん）を発症。合宿を中断し、６日に緊急帰国していた。７日に京都市内の病院で血液検査を受けたが、異常はなく、１２日にも“半日人間ドック”に入り、内臓の機能などをチェックしたが、この日判明した分では異状はなかった。

　シスメックスの藤田信之監督（６７）は「湿疹が新たに増えてもいないし、合宿に入って（様子を）見てみる」という。試合復帰は５月１１日の仙台国際ハーフマラソンになる見込み。

参照元：スポーツ報知

粟生２冠へ１２Ｒスパー

プロボクシング日本フェザー級王者・粟生隆寛（２３）＝帝拳＝が１２日、東京・神楽坂の帝拳ジムで自身初の１２回フルラウンドスパーを行い、３人のパートナーを相手に切れのある動きを披露。「ダイナミックグローブ」（４月５日、報知新聞社後援＝ＪＣＢホール）での東洋太平洋同級王者・榎洋之（２８）＝角海老宝石＝戦勝利へ自信を見せた。

　“未体験ゾーン”に突入した１１回。粟生は日本ランカーのパートナーを右フックでぐらつかせた。２冠へ手応えを得た瞬間だった。「まだこれから体力も上がる。（疲れている）今の段階ではまあまあですかね」舌も滑らかに振り返った。

　プロ無敗のエリートが迎える試練の大一番まで約３週間。息を止めたままダッシュをするなど、スタミナ強化の成果も如実に出た。「勝ちますよ。ＫＯできれば一番いい」すでにチケットは完売。世界戦と並ぶ注目度を誇る一戦でフェザー級日本人最強を証明する。

参照元：スポーツ報知

遼の国内プロデビュー戦テレ東が放映

男子ゴルフの石川遼（１６）＝パナソニック＝の国内プロデビュー戦となるＧ―ＯＮＥオープン（２９～３０日、茨城・チャーミングリゾートワイルドダックＣＣ）が、テレビ中継されることが１２日、分かった。ツアー競技でない試合にテレビ中継がつくことは極めて異例。

　試合は４月１２日午後１２時半から１時５５分まで、テレビ東京系の関東ローカルで２日間のダイジェストが録画放送される。昨年まではテレビ放送はもちろんなかったが、石川の国内プロデビュー戦という付加価値で注目度がアップ。同局関係者は「石川選手の出場だけが放送の理由ではないですが、うまくスポンサーもついてくれましたので」と話した。

　放送日はマスターズウイークと重なり、日本ツアー開幕戦の東建ホームメイトカップ（４月１７～２０日、三重・東建多度ＣＣ名古屋Ｃ）を翌週に控える時期。石川を始め、出場予定の片山晋呉、谷原秀人らの開幕へ向けた仕上がり具合をお茶の間でチェックできる。

　◇Ｇ―ＯＮＥオープン　２００５年から開催されている男子ミニツアーの一つで、アマチュアも参加する２日間大会。初日を終了し、原則６０位までが最終日に進む。優勝賞金は１０００万円と高額。今大会は１６８人が出場予定。

参照元：スポーツ報知

白鵬０．６秒で１敗…大相撲春場所４日日

◆大相撲春場所４日日　○安美錦（突き落とし）白鵬●（１２日・大阪府立体育会館）　４連覇を狙う横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝が珍事に足をすくわれた。東前頭２枚目の安美錦（２９）＝伊勢ケ浜＝に立ち合いで突き落とされ、痛恨の１敗。実は東の花道を歩いていた時に、２番前の琴欧洲―鶴竜戦がわずか２度の仕切りで始まるハプニングが起こっていた。横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝は雅山（３０）＝武蔵川＝を押し出し４連勝。ライバルが全勝を守っただけに、なんとも恨めしい出来事となった。

　わずか０．６秒。白鵬が、土俵に両手をつき四つんばいになる屈辱を味わった。「まさか」あっけにとられる館内の中心で、奥歯をかみ締め苦々しい表情を浮かべた。

　まわしを取りに前に出たが、安美錦はいなかった。左に変化した相手の突き落としにばったり。過去８勝１敗と相性の良かった相手に、昨年秋場所の豊ノ島戦以来、２個目の金星配給。支度部屋ではしばらく無言で、「はまったかな」と口を開くと「物足りない。何しに来たのか。恥ずかしい。（お客さんに）申し訳ない」と、自らの失態を責め続けた。

　思わぬハプニングが起きた。集中力を高め、入場してきた花道。だが、普段なら控えに座ってから行われる２番前の取組が突然、始まってしまったのだ。２回目の仕切りで軍配が返った琴欧洲―鶴竜戦。テレビのアナウンサーも「時間前の立ち合いですね」と間違えるほどのドタバタ劇でペースが乱れた面もあった。

　持病の腰痛も深刻。この日も電気と針治療を受けて会場入りした。場所が始まってから、わずか１日しかけいこ場に下りられない状況だ。泣きっ面にハチで、取組後の食事会出席のため羽織ろうとした着物を付け人が間違って車に運んでしまうアクシデントも発生した。慌てふためく付け人衆。それでも「まだ時間があるならゆっくりでいいよ」と、憤ることはなかった。

　過去、朝青龍と争って優勝した４回は、すべて先に相手に土が付く展開。朝青龍が４連勝した今場所は、データ上は厳しくなった。「切り替え？　大丈夫でしょ」逆転での４連覇へ。強い気持ちで不安材料を吹き飛ばす。

◆安美錦が通算５個目金星　○…白鵬から初の金星を挙げた。「当たっていくつもりだったからビックリした」これで金星は昨年夏場所の朝青龍戦以来、通算５個目。昨年は２場所連続で勝つなど朝青龍キラーとして名をはせていたが、今度は白鵬も餌食にした。横綱土俵入りで白鵬の太刀持ちを務めるだけに「どうしよう、明日から太刀持ちできるよな」と、得意のジョークで喜びを味わっていた。

参照元：スポーツ報知

錦織が本戦出場…パシフィックライフ・オープンテニス

◆パシフィックライフ・オープンテニス（１２日、米カリフォルニア州インディアンウェルズ）　予選が行われ、男子シングルス２回戦で錦織圭（ＩＭＧ）がフレッド・ニーマイアー（カナダ）に５―７、７―５、６―４で勝ち、１３日からの本戦出場を決めた。（共同）

参照元：スポーツ報知

ダル「弱音吐くな」一喝に中田「みなぎってきたッス！」

◆ロッテ４―３日本ハム（１１日・千葉マリン）　怪物が再びやる気を取り戻した。日本ハムの大物ルーキー・中田翔内野手（１８）＝大阪桐蔭＝が１１日、ロッテとのオープン戦（千葉マリン）に途中出場。二ゴロと死球で連続打席無安打は「１３」に伸びたが、首脳陣は中田の「姿勢」を評価。一時は「１軍レベルにない」と絶望感を漂わせていた中田も、ダルビッシュの猛ゲキやプロ初の死球を受けたことで「みなぎってきったッス」と覚醒（かくせい）。１２日のヤクルト戦、１３日のイースタン教育リーグ・湘南戦で開幕１軍をかける。

　結果を残せず、ボールも当てられた。それでも、中田に悲壮感はなかった。「みなぎってきました」この日は、途中出場で２打席無安打。にもかかわらず、怪物は試合後、声援に手を上げて応える余裕すら見せた。

　９日の巨人戦後、１８歳ルーキーは「開幕１軍と言えるレベルではないです」と話すほど落胆していた。それが、この日の試合前に三塁ベンチ内で“特効薬”が注入された。ダルビッシュに一喝されたのだ。「めっちゃ怒られました。『弱音を吐くな！　２軍にいても上がれないやつもいるんだ。そういうこと（泣き言）は言うなよ』と」エースは１０日に、報道陣の前で「あいつは１軍にいなきゃいけない選手」と訴えたばかり。不振から覇気を失った怪物を蘇生（そせい）させようと、猛ゲキを飛ばした。

　一時はファーム降格を志願するとも取れる発言をしていた中田も、これで目を覚ました。「ゲキ？　変わった部分はありました」７回１死三塁からの代打の場面では、中郷の外角直球に食らいつき二ゴロ。オープン戦初打席初本塁打を放った１日の横浜戦（名護）以来、１０日ぶりの打点を記録した。さらに、９回の２打席目には伊藤のシュートが右手を直撃。プロ初の死球に「燃えてきた？　みなぎってきたッス、みなぎってきたッス」と繰り返した。

連続打席無安打は「１３」に伸びたが、平野打撃コーチは「がむしゃらに球に食らいつく姿勢が出てきたし、その意味じゃ期待が持てる」と評価した。また、福良ヘッドコーチは「（中田は）ボーダーライン」とした上で「１軍に残すかどうかは他との比較になる。金子洋、高口、陽とか」と明言。３選手はこの日、１軍昇格されたが、いずれも無安打。まだ中田にチャンスは残されている。

　今後について山田ＧＭは「２軍に落とすとしたら、早い方が良い」と言及。１３日の教育リーグ・湘南戦（鎌ケ谷）までの結果を見て、方向性を決めることを示唆した。残り２試合。デッドゾーンと向き合う怪物の底力が試される。

参照元：スポーツ報知

イチローまだ安打出ず ２６打席連続無安打

◆ロッキーズ４―１マリナーズ（１１日・アリゾナ州トゥーソン）　マリナーズのイチロー外野手は「１番・中堅」で先発出場し、４打数無安打だった。オープン戦で２６打席連続無安打。城島健司捕手は欠場した。

　イチローはヒット性の当たりを好守に阻まれ、ついに公式戦ワーストにあたる、２００５年の２４打席連続無安打を超えた。「まあ（自己ワーストは）超えておいたほうがいいね。悪いことは（本番前の準備で）つくっておかないといけないから」と話し「とってもいいことじゃないの」と小声で話した。

参照元：スポーツ報知

大久保２６日バーレーン戦出る

神戸の日本代表ＦＷ大久保嘉人（２５）が、復活ゴールで代表復帰をアピールする。右ひざ半月板損傷手術後初めて全体合流した１０日に続き、１１日も午前、午後と行われた２部練習でフルメニューを消化。「もう、ひざは問題ない。監督が決めることやけど、自分では出られると思ってる。ゴール、決めたい」。復帰が濃厚な１５日の川崎戦（ホムスタ）での今季第１号を誓った。

　南アＷ杯アジア３次予選バーレーン戦（２６日）の日本代表は１４日に発表予定。だが、大久保に関しては復帰戦後に招集となる可能性もあり「テストという意味合いもあると思う」と意気込む。開幕第２戦は０３年の清水戦、０４年の浦和戦でそれぞれ２得点を挙げ、本拠地ホムスタも昨季の１４点中１０点を叩き出すなど好相性。一時は絶望的だったバーレーン戦出場へ、満点回答を書き上げる。

参照元：スポーツ報知

ジュニーニョ代理人「本人本気度１２０％」…帰化申請表明

ジュニーニョの代理人を務めるコンスタンチン・テオ氏は１１日、帰化に関する動きを認めた。昨秋、本人から日本国籍取得の希望を聞いていたことを明かし、「最初は冗談だと思ったけど、本気でやってくれと言われた」と振り返る。現在の本人の気持ちに関して「１００％。いや１２０％くらい」と代弁した。

　長らく日本サッカー界に携わってきたブラジル人のテオ代理人にとっても、同選手の日本代表入りは大きな希望だ。過去、ＦＷエメルソン（元浦和）、ＦＷワシントン（元浦和）らと契約し、現在もＭＦポンテ（浦和）、ＦＷフッキ（川崎）、ＦＷフランサ（柏）ら大物をサポート。契約選手がＪリーグで数々のタイトルを獲得しており、「私が日本に連れてきた選手の中から、１人は日本代表でプレーしてほしいという夢を持っている」と話した。

　ジュニーニョも「テオはただの代理人ではない。父親のような存在で、家族の１人。今回も国籍取得のデメリットとメリットをゆっくり説明してくれた。今後も一緒にやっていきたいと思う」と強く信頼。今後も二人三脚で夢を実現する。

参照元：スポーツ報知

両横綱、譲らず３連勝！琴光喜は３連敗…大相撲春場所

◆大相撲春場所３日日（１１日・大阪府立体育会館）　両横綱が初日から３連勝とした。４連覇を狙う白鵬は鶴竜を切り返し、復帰２場所目で２２度目の優勝を目指す朝青龍は安美錦を寄り倒した。横綱２人が初日から３連勝したのは２００１年初場所以来。

　大関陣は、魁皇が小結・豪風を、琴欧洲が雅山をともにはたき込んで２勝１敗としたが、かど番の千代大海が小結・稀勢の里に押し倒されて初黒星を喫した。琴光喜は朝赤龍の上手投げにあっけなく屈して初日から３連敗となった。

　三役以上の勝ちっ放しは両横綱だけ。平幕では高見盛ら７人が３連勝。

参照元：スポーツ報知

白鵬、誕生日３連勝も腰痛悪化…大相撲春場所３日目

◆大相撲春場所３日目　○白鵬（切り返し）鶴竜●（１１日・大阪府立体育会館）　横綱・白鵬が２３歳の誕生日を白星で飾った。同じモンゴル出身の鶴竜（２２）＝井筒＝を切り返しで破り３連勝。記念日を快勝で決めたが「１８歳で関取になってここまであっという間。いろいろなメールは来ましたが場所中なんで誕生日の気分にはならない」と気を引き締めた。

　打ち出し後は大阪入りしている紗代子夫人らと食事を共にし、誕生日を祝った。４連覇へ向け３連勝と表向きは最高のスタートを切ったが、裏側では暗雲が垂れ込めている。慢性的な腰痛が痛みを増しこの日は急きょ、場所入り前に整体専門の医院で治療を行った。

　育ての親の熊ケ谷親方（元幕内・竹葉山）は「座り続けているとしびれが走るようだ。腰の軟骨がかけているかもしれない」と表情を曇らせる。場所前には香川県に住むかかりつけの整体師を大阪まで２度呼んだが、熊ケ谷親方は「近日中に来てもらうように頼みます」と場所中にも治療してもらう方針を示した。ライバルの朝青龍が万全の内容で３連勝と好スタートを切った一方で白鵬が抱えた爆弾。腰痛と闘いながら４連覇へ挑む。

参照元：スポーツ報知

貴乃花部屋３年ぶり新弟子・貴天秀デビューも黒星

春場所の前相撲が１１日行われ、貴乃花部屋としては０５年夏場所以来、約３年ぶりの新弟子・松原哉太（１５）は、貴天秀（たかてんしゅう）のしこ名でデビューしたが、黒星を喫した。

　高校相撲経験者の三木（１８）＝境川＝と対戦。立ち合いから攻め込まれ、２秒９で押し出された。「緊張しました。悔しいです」と唇をかんだ。相撲経験なく角界入り。初めてまわしをつけてから１週間もたたず、３日前にぶつかりげいこを始めたばかり。「けいこはきついけど強くなりたいので頑張ります」と力を込めた。

　しこ名はおかみさんが複数の候補を挙げた中から、親方が選んだという。１８４センチ、１３７キロと体格もいい。電話で結果を聞いたという貴乃花親方（元横綱）は「最初から強い子とやった方がよかったのではないでしょうか。悔しいと言えることがひとつの成長」と、今後に期待していた。

参照元：スポーツ報知

興毅、ミット打ちからオヤジ離れ！新トレーナー決定

　“ポスト亀父”が決定！　亀田家長男・興毅（２１）が、新トレーナーにフィリピン人のスルピシオ・アノオスＪｒ．氏（３６）が決定したことを明かした。１１日は東京・大久保の協栄ジムで公開スパーリングを行い、上々の仕上がりを披露。二男・大毅（１９）の世界戦反則騒動でボクシング界を引退した父・史郎氏（４２）が初めてセコンドから外れる不安を一掃した。新相棒は近日中に来日する。

　また一つ、不安が消えた。約８か月のブランクと並び、懸案となっていた父・史郎氏の代役が決定。２階級制覇を目指す興毅は「ミット打ちもうまいしな。オヤジ以外では初めていいなと思った」とアノオスＪｒ．氏を指名した理由を明かした。

　全幅の信頼を寄せている。昨年４月の大毅の対戦相手のトレーナーを務めていた縁で知り合った。同氏からは同７月のセサール・ロペス（米国）戦前に約１か月間、指導を受けた。６階級制覇王者、デラホーヤ（米国）の指導経験もあるという腕に加え「気が合うからな。コミュニケーションは大事」と言葉の壁を越えた信頼関係を築いていることを強調。金平桂一郎会長は「興毅の強い希望があった」と、協栄ジム外からの臨時招へいを認めた経緯を明かした。

メリットは大きい。亀田家と以前から交流がある同氏がトレーナーを務めることで、初めてセコンドから外れる史郎氏の意向も反映されやすくなる。いわば史郎氏の“影武者”。興毅も、これまでに近い環境で試合に臨めることになる。

　公開スパーではフィリピン人パートナー相手に鋭い連打を浴びせた。８日にＷＢＣ王座を防衛した内藤大助（３３）＝宮田＝と直接対決の機運も高まるが「今はそんなことを気にしても仕方ないよ」。浪速の闘拳は周辺環境も整え、打倒・フローレスだけに集中する。

　◆新マウスピース上下の歯カバー　○…興毅が再起戦へ向けマウスピースを新調した。「闘拳」などと文字が入っており、これまでは上の歯だけを保護するものだったが、下の歯と両方をカバーするものに変更。かみ合わせを調整しなければならないなど作るのに手間とお金はかかるが「値が張るけどダメージも減るし、慣れれば結構いいもんやで」。“秘密兵器”を装着し、笑顔を見せた。

参照元：スポーツ報知