内館委員が白鵬を電撃視察！

　大相撲横綱審議委員の内館牧子さん（５９）、澤村田之助氏（７６）、守屋秀繁氏（６６）が１７日、横綱・白鵬（２３）が所属する東京・墨田区の宮城野部屋を電撃訪問し、けいこを視察。名古屋場所（７月１３初日・愛知県体育館）での白鵬の活躍に太鼓判を押した。

　３委員による異例の抜き打ちチェックは、「宮城野部屋は見たことなかったので昨日、お二人をお誘いした」と、内館委員の発案で実現した。白鵬は「けがはけいこで治す」と夏場所で痛めた左足首のサポーターも外し、十両・光龍、龍皇と２４番（２３勝１敗）。力強い攻めに、３委員とも「息が上がっていないし期待できる」と、口をそろえた。

内館委員は昨年１２月、高砂部屋を抜き打ち視察したが、横綱・朝青龍はけいこをサボり不在。その朝青龍は、９日に米・ロサンゼルス巡業を終えてから、ラスベガス経由でモンゴルに一時帰国中。内館委員は「やることはやらないといけない」と、切り捨てた。夏場所のにらみ合いで生まれた両横綱の遺恨については「あくまで土俵の中が中心ですが、それがプラスになれば」と、ライバル同士による熱い賜杯レースを期待した。

参照元：スポーツ報知

遼、ウッズから信じる強さ学んだ…睡眠３時間全米観戦

　男子プロゴルフの石川遼（１６）＝パナソニック＝が「自分を信じる」をテーマに掲げた。１７日、男子ツアーの「～全英への道～ミズノオープンよみうりクラシック」（１９～２２日）が行われる、兵庫・よみうりＧウエストＣで練習ラウンド。全米オープンで優勝したあこがれのタイガー・ウッズから学んだ強い精神力を生かし、５試合ぶりの予選突破を目指す。

　あこがれの人のすべての動きを注視した。石川は全米で劇的な優勝を飾ったウッズから技術面だけでなく、精神面でも学んだ。「あきらめなければ長いパーパットも入る。メジャーに対する気持ちが見えた」と自分を信じる大切さを確認した。

　全米オープンのプレーオフは１７日未明にテレビ中継されたが、開始前に３時間の睡眠を取って最後まで観戦。再び寝ることもなく、午前１０時５０分から練習ラウンドを開始した。それでも、疲れを見せずに１８ホールをラウンド。結果、コース攻略の糸口はウッズから学んだことだった。

　「昨日（１６日）、インを回ったときもセカンド位置からグリーン面が見えないと感じたけど、アウトのほうが多い」打ち上げでピンの根元が見えないホールが多い難コースだが、苦手意識は芽生えなかった。「（打ち上げのホールは）セカンド地点からピンを近くに見せたり遠くに見せたりうまく工夫してある。だから、自分のアイアンの距離感を信じたい」と言い切った。

　「信じられるのはドライバーの練習量。月、火とすごく良くなっている」と状態も上向き。「あしたも自分のゴルフに徹すれば初日が楽しみ。初日にいい結果が出れば、いい精神状態で２日目を迎えられると思う」ここ４試合連続で予選落ちと結果を出していないが、石川は自分を信じ道を切り開く。

参照元：スポーツ報知

ソフト悲願へ黄“金”バット…北京専用カッ飛び兵器

ノー・モア・スピード―　北京五輪ソフトボール日本代表は１７日、北海道倶知安町で行われている強化合宿を公開。選手はオフィシャル・サプライヤー「ミズノ」が１０日から支給した改良型新バットをテストした。海外勢が使用する米国製の“飛ぶバット”に対抗すべく、開発されたもので、強度を犠牲にして反発力を大幅にアップ。飛距離を伸ばすことに成功した。競泳では英「スピード」に惨敗した「ミズノ」だが、ソフトボールでは悲願の金メダルへ、最新バットがギリギリで間に合った。

　日本ソフトボールに“勝利のバット”がもたらされた。１０日からの合宿で選手たちは、ミズノの持ち込んだ新作バットを試し打ち。この日の打撃練習では、次々と快音を響かせた。

　新兵器は４層構造の「ＡＸ４」の改良型。国際ソフトボール連盟が定める反発係数の１・２０に「ギリギリまで迫った」（同社担当者）といい、飛距離を飛躍的に伸ばした。反発係数をあげるかわりに、耐久性や強度を犠牲にした。国内の規定には耐久性なども含まれているが、五輪の規制は反発係数だけだからだ。ミズノは北京五輪で勝つために、国内で売れないバットの開発に全力を注いだ。

　意地がある。バット開発の背景は競泳の「スピード水着問題」と似ている。最大のライバル・米国などが使用するルイスビル社、ウィルソン社製のものが反発力が高く“飛ぶバット”として知られている。日本選手も国内リーグでこれを使用する選手が多い。ただ代表ではミズノ社との契約があり使えず、アテネ五輪では金メダルを逃した一因となった。今回のバット改良は、現場サイドからの要望で実現。

　新バットの評判は上々で、山田恵里（２４）＝日立ソフトウェア＝は「これまで使ってたのと同じような感覚。いいと思う」と喜んだ。斎藤春香監督は「すべての選手が納得できるようにしたい」と新作のさらなるテストを行う意向。個人の要望を組み入れた改良も続けていくという。その上で「選手の質を上げていくことも大事」とバットに左右されない地力アップも課題に挙げた。１２年ロンドン五輪で正式種目ではなくなる。“最後の五輪”になるかもしれない北京での金メダルへ、「意地のバット」が火を噴く。

　◆ソフトボールのバットの規定　国際ソフトボール連盟により、長さ８６．４センチ以内、重さ１０７７グラム以内、材質は木、竹、カーボン、合金、セラミック等各種などと定められている。さらに２００２年に反発係数の上限が「１．２０」と基準が設けられた。反発に制限のなかった００年のシドニー五輪では、ミズノ社製のバットが“飛ぶバット”として注目されたが、その後規制の対象に。４年後のアテネ五輪では米国製のものが猛威を振るった。ミズノ社は０６年世界選手権前に新作バットを開発したものの、国際連盟のテストで認可されず。日本のバット開発は国際連盟の「壁」に阻まれ、おくれを取ってきた。

参照元：スポーツ報知

ダル中継ぎも！交流戦Ｖ２へ豪華リリーフ…日本ハム

豪華リリーフを得て、日本ハムが交流戦連覇を狙う。日本ハム・ダルビッシュ有投手（２１）が２１、２２日の阪神戦（甲子園）でブルペン待機する可能性が１６日、浮上した。１７日の広島戦（広島）での先発が有力なエースは、次回先発がリーグ戦が再開される２７日のオリックス戦（京セラＤ）以降となるため、日程的にも短いイニングの投球は可能だ。

　厚沢投手コーチは「阪神戦まで優勝の可能性があれば、総力戦もありえる」とエースのベンチ入りの可能性を示した。過去に１度だけ救援した０６年９月２７日のソフトバンク戦（札幌Ｄ）では、２回無失点３奪三振と圧巻の投球を披露している。

　「ウルトラＣ」の条件は、何より広島戦後のコンディションが優先され、梨田監督は「後半戦の準備もあるしね」と積極的ではない。だが、仮にベンチ入りメンバーに「ダルビッシュ」の名前があれば、阪神に重圧をかけられ、武田久、マイケルとのリレーが実現すれば、「ＪＦＫ」にも劣らない顔ぶれになる。

　１６日現在、交流戦の日本ハムはソフトバンクと１ゲーム差の２位タイ。逆転Ｖのためには、まず１７日の勝利が必要だ。初登板の広島市民球場は両翼９１・４メートル、中堅１１５・８メートルと狭く、ダルビッシュは「高めに投げないようにしたい」と警戒するが、打者としてはサク越えの色気十分。開幕から打撃練習を続け、１４日には札幌ドームの左翼席中段に運んだ。「初本塁打？　バッティングは上がってきてますし、真っすぐを投げてきてくれれば」と直球勝負を要求するほど手応えがある。先発、打撃、そしてリリーフ。Ｖ２への扉を開けるのはダルビッシュしかいない。

参照元：スポーツ報知

松坂、復帰へ腕試し

右肩痛で故障者リスト入りしている、レッドソックスの松坂大輔投手が１６日、復帰に備えてマイナー、３Ａの試合に先発登板する。

参照元：スポーツ報知

岡田ジャパンの秘密兵器は本田…魔法ＦＫで最終予選アピール

日本サッカー協会は１６日、バーレーン戦に向けた日本代表２５人を発表。岡田武史監督（５１）は、Ｕ―２３（２３歳以下）代表ＭＦ本田圭佑（２２）＝ＶＶＶ＝を１月の鹿児島・指宿合宿以来に招集した。本田はこの日、千葉県内のホテルでスポーツ報知の取材に、初のＷ杯予選に臨む気持ちを激白。９月からの最終予選メンバー入りへの強い決意を示した。ＦＷ佐藤寿人（２６）＝広島＝は岡田ジャパン初招集。ＤＦ安田理大（２０）＝Ｇ大阪＝は１か月ぶりに復帰した。

　初めてのＷ杯予選でも、突然の招集でも全く動じない。「非常にいい（Ｗ杯予選の）デビュー戦がみんなに見せられればいいと思う」そう語る本田の表情は自信に満ちあふれていた。

　オランダ・ＶＶＶ移籍直後のため結局は不参加となったが、１月の指宿合宿以来に呼び寄せた岡田監督は「真司（香川＝Ｃ大阪）も抜けて、俊輔のけがも気になる。（１５日にタイから帰国する）飛行機で（１２日のＵ―２３カメルーン戦の映像を）見て本田はパフォーマンスもいいし、ソリ（Ｕ―２３・反町監督）からも推薦を受けた」と理由を説明した。

　しかし、本田はそれに“反論”した。「カメルーン戦はアピールできなかったと自覚していたから、それだけで決まったわけじゃないと思う。（持ち味を）きっちり出せなかったんでね。非常に悔しい思いをしている。もっとビックリさせられれば…」と語り、バーレーン戦でのビッグパフォーマンスも約束した。

　先発の可能性もある。３月に完敗したバーレーンへの雪辱を誓い、ベストメンバーで挑むと明言した岡田監督だが、実際に中村俊は右足首を痛めており欠場の可能性も。香川も所属クラブに配慮し、招集を見送った。松井も警告１枚を受けており起用しない方向だ。「もちろん試合に出たい」と本田も先発へ意欲十分だ。

　もちろん遠慮などするタイプでもない。中村俊や遠藤ら並み居る名キッカーを前に、ＦＫのキッカーにも“立候補”した。「いいキッカーが多いけど、自分がチャンスだと判断して、自分が蹴りたいと思ったら主張したいと思う」。日本が得意とする得点源のセットプレー。自らのキックも最終予選へアピールになる。

　北京五輪後はＡ代表へ。「代表への思いは強くなってきている。自分をアピールして『俺はここにいるんだ』というところを見せられれば」“天才レフティー”の言葉はどこまでも力強かった。

参照元：スポーツ報知

ドイツが勝って８強入り…欧州選手権

◆欧州選手権（１６日、オーストリア）　１次リーグＢ組の２試合を行い、ウィーンで最多４度目の優勝を狙うドイツが地元オーストリアを１―０で下し、勝ち点６の同組２位で３大会ぶりに８強入りした。オーストリアは同組３位で敗退。クラーゲンフルトでは首位クロアチアがポーランドを１―０で退けて３戦全勝とした。

　ドイツは後半４分にＭＦバラックが間接ＦＫから右隅へけり込んだ。クロアチアは昨年に腎臓移植したＦＷクラスニッチが後半８分に決めた。

　共催のスイスも既に敗退しており、１９８０年大会で１次リーグを導入して以来、開催国がベスト８に残らないのは初めて。２０００年の共催大会はベルギーが１次リーグで敗退したが、オランダが準決勝まで進んだ。（共同）
参照元：スポーツ報知

添田が予選２回戦へ…ウィンブルドンテニス

テニスのウィンブルドン選手権の予選が１６日、英国のローハンプトンで行われ、男子シングルス１回戦で添田豪（ミキプルーン）がフランチェスコ・アルディ（イタリア）に６―４、６―４で勝ち、２回戦に進出した。（ＡＰ＝共同）

参照元：スポーツ報知

杉山は１回戦で敗退

テニスのオルディナ・オープンは１６日、オランダのセルトゲンボシュで行われ、女子シングルス１回戦で杉山愛（ワコール）は１―６、７―５、６―７でミハエラ・クライチェク（オランダ）に敗れた。（ＡＰ＝共同）

参照元：スポーツ報知

「佐藤ＶＳ江口」ミドル級最強決戦…東洋太平洋、日本のベルトかけ実現

　プロボクシング日本人ミドル級最強決戦が実現する。東洋太平洋同級王者・佐藤幸治（２７）＝帝拳＝と日本同級王者・江口啓二（２７）＝姫路木下＝が、９月６日の「ダイナミックグローブ」で２本のベルトをかけて対戦することが１６日、分かった。

　プロ無敗の佐藤は４月１９日にＶ３を達成。江口もわずか１敗のＶ５日本王者だ。どちらも“無敵”状態が続いており、将来の世界挑戦を見据える両陣営がダブル王座をかけた激突を決断した。元ＷＢＡ王者の竹原慎司氏に続き日本人２人目のミドル級世界王座獲得へ向けた、サバイバル戦となる。佐藤はこの日、決戦に備え、同僚らとともに成田キャンプへ出発した。

参照元：スポーツ報知

遼「タイガーに大興奮」…１９日からミズノオープンよみうりクラシック

男子プロゴルフツアーのミズノオープンよみうりクラシック（１９～２２日）に出場する石川遼（１６）＝パナソニック＝が１６日、会場の兵庫・よみうりＧウエストＣで練習ラウンドを行った。５試合ぶりの予選突破を目指す石川は、全米オープンのタイガー・ウッズのプレーをみて“開眼”。今大会上位４人に与えられる全英オープン（７月１７～２０日・英ロイヤルバークデールＧＣ）出場権獲得へ闘志を燃やした。

　あこがれのウッズと同じ舞台に立ちたい―。石川の顔に闘志が宿った。上位４人が手に出来る全英切符。「確率がどれくらいか分からないけど、あり得ることはあり得る」と控えめながら力を込めたのはウッズのせいだ。「今までで一番メジャーを意識している」と言い切った。

　最高の教材を目に焼きつけた。朝のラウンド前にホテルの部屋で全米オープンをテレビ観戦。ウッズが最終１８番でプレーオフに持ち込むバーディーパットを決めた瞬間は、「タイガーを見た中で一番興奮した」と部屋の中でジャンプして喜んだ。

　全米が開催されているトーリーパインズＧＣは、昨年７月に石川本人も世界ジュニアでラウンド。自身をウッズにだぶらせながら「いま取り組んでいる切り返しのタイミング」を参考にし、練習ラウンドは「左肩の使い方」をイメージしながら回った。「スイングが良くなってきた。久しぶりにゴルフに集中できそう」と前戦の三菱ダイヤモンドカップ後の２週間で４０００球打ち込んだドライバーに自信も回復。５試合ぶりの予選突破に手応えを感じている。

　「（ウッズの）あのギャラリーとの一体感はすごい。僕もああいうプレーがしたい」目を輝かせた石川が、派手なガッツポーズでギャラリーを沸かせる。

参照元：スポーツ報知

桃子、１４位に浮上…世界ランキング

女子ゴルフの最新世界ランキングが１７日発表され、日本ツアーのサントリー・レディースで今季初勝利を挙げた上田桃子は前週の１５位から１４位に順位を上げた。横峯さくらは１７位で変わらず、不動裕理は２３位、佐伯三貴は２９位、宮里藍は３５位とそれぞれ順位を下げた。

　上位に変動はなかった。

参照元：スポーツ報知

ウッズ、１９ホール目で決着…全米オープン

◆米男子ゴルフツアーメジャー第２戦　全米オープン（１６日、米カリフォルニア州トーリーパインズＧＣ＝パー７１）　首位に並んだタイガー・ウッズとロッコ・ミーディエート（ともに米国）によるプレーオフを行い、左ひざ手術からの復帰戦となったウッズが６年ぶり３度目の優勝でメジャー通算１４勝目を挙げた。

　ウッズは米ツアー今季４勝目で通算６５勝となり、ベン・ホーガン（米国）を抜いて歴代単独３位に浮上した。

　プレーオフはストロークプレーで争われた１８ホールで２人がイーブンパーで並び、サドンデス方式の１９ホール目（７番、パー４）に突入。このホールでウッズはパー、４５歳５か月で大会史上最年長優勝を狙ったミーディエートはパーパットを外し、優勝が決まった。

　◆タイガー・ウッズ（米国）アマチュア時代は全米ジュニア、全米アマでともに３連覇。９６年にプロ転向し、９７年にマスターズを史上最年少の２１歳で初制覇。００年に史上５人目の四大大会全制覇を達成。メジャー通算１４勝はジャック・ニクラウスに次ぐ歴代２位。米ツアーでは歴代３位の通算６５勝で賞金王８度。ことし４月に０２年以来となる左ひざの手術を受けた。エリン夫人との間に１女。カリフォルニア州出身。１８５センチ、８４キロ。３２歳。

　タイガー・ウッズ「最高の気分だ。やっと終わった。ひざが痛くて、これ以上はプレーできない。娘が生まれて初めて全米オープンで勝てて、今までで一番うれしい優勝だ」

　ロッコ・ミーディエート「正直勝ちたかった。でも世界最強の選手を相手に、ベストを尽くせた。４５歳でもまだまだやれることが分かったので、これからも戦い続ける」

参照元：スポーツ報知

トルコが逆転勝ちで８強…欧州選手権

◆欧州選手権第９日（１５日・スイス）　１次リーグＡ組最終戦の２試合を行い、ジュネーブでトルコが２位に並んでいたチェコに３―２で逆転勝ちし、準々決勝進出を決めた。既に８強入りしたポルトガルはバーゼルで地元スイスに０―２で敗れた。

　トルコは０―２の後半３０分にＭＦアルダが得点。ＦＷニハトが同４２分にＧＫの落とした球を押し込み、４４分にはスルーパスを右隅に決めた。スイスは前の試合から先発８人を代えたポルトガルからＭＦヤキンが２得点した。

参照元：スポーツ報知

錦織が本戦へ出場

男子テニスのノッティンガム・オープンは１５日、英国のノッティンガムで予選を行い、錦織圭（ソニー）は３回戦でダニエル・コックス（英国）を６―３、７―５で下して１６日からの本戦出場を決めた。（共同）

参照元：スポーツ報知

和賀が３度目の防衛に成功…東洋太平洋ミニマム級戦

◆ボクシング　東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ１２回戦　和賀寿和（判定　３―０）ファビオ・マルファ（１５日、名古屋国際会議場）　チャンピオンの和賀寿和（畑中）が、３度目の防衛に成功した。

　また日本バンタム級タイトルマッチ１０回戦は王者の大場浩平（大一スペースＫ）が挑戦者の児玉卓郎（岐阜ヨコゼキ）に３―０の判定で勝ち、初防衛を果たした。

　大場が、苦しみながら初防衛に成功した。児玉の強打を浴びる場面も目立った。「こんなに打たれたのは初めて。パワー負けしていた」と漏らした。「気持ちの強さは相手が上。油断は正直言ってあった」と話した。

参照元：スポーツ報知

初挑戦国重ＴＫＯ負け…ＷＢＣ世界ライトフライ級タイトルマッチ

◆プロボクシングＷＢＣ世界ライトフライ級タイトルマッチ（１４日、メキシコ市）　　世界初挑戦の国重隆（３２）＝大阪帝拳＝は王者エドガル・ソーサ（２８）＝メキシコ＝に８回１分３３秒、ＴＫＯで敗れた。序盤からパンチをもらうなど流れを引き寄せられず、８回に連打を浴びてレフェリーストップ。日本人選手の敵地での世界挑戦（暫定王者決定戦を含む）は２１連敗となった。国重の戦績は１８勝２ＫＯ３敗１分け。

　アウェーでも気力を振り絞った。日本から応援に駆けつけてくれた数人を除き、１万５０００人のほとんどがソーサを応援。「精いっぱいやりましたが、チャンピオンは強かった」倒れはしなかったが、動きを封じ込まれたまま、３２歳の世界初挑戦は終わった。

　出発前には、０２年に亡くなった父・彰さん、１２年前に１７歳で急逝した妹・和恵さんの仏前に勝利を約束。大阪市内で同居する母・礼子さんら支えてくれる家族のために戦った。５度目の防衛に成功した王者から「今までで一番強かった」と称され、「全力を尽くした」と振り返った。進退については明言を避けたが、現役を続行する方向だ。

参照元：スポーツ報知