遼、ウッズから信じる強さ学んだ…睡眠３時間全米観戦

　男子プロゴルフの石川遼（１６）＝パナソニック＝が「自分を信じる」をテーマに掲げた。１７日、男子ツアーの「～全英への道～ミズノオープンよみうりクラシック」（１９～２２日）が行われる、兵庫・よみうりＧウエストＣで練習ラウンド。全米オープンで優勝したあこがれのタイガー・ウッズから学んだ強い精神力を生かし、５試合ぶりの予選突破を目指す。

　あこがれの人のすべての動きを注視した。石川は全米で劇的な優勝を飾ったウッズから技術面だけでなく、精神面でも学んだ。「あきらめなければ長いパーパットも入る。メジャーに対する気持ちが見えた」と自分を信じる大切さを確認した。

　全米オープンのプレーオフは１７日未明にテレビ中継されたが、開始前に３時間の睡眠を取って最後まで観戦。再び寝ることもなく、午前１０時５０分から練習ラウンドを開始した。それでも、疲れを見せずに１８ホールをラウンド。結果、コース攻略の糸口はウッズから学んだことだった。

　「昨日（１６日）、インを回ったときもセカンド位置からグリーン面が見えないと感じたけど、アウトのほうが多い」打ち上げでピンの根元が見えないホールが多い難コースだが、苦手意識は芽生えなかった。「（打ち上げのホールは）セカンド地点からピンを近くに見せたり遠くに見せたりうまく工夫してある。だから、自分のアイアンの距離感を信じたい」と言い切った。

　「信じられるのはドライバーの練習量。月、火とすごく良くなっている」と状態も上向き。「あしたも自分のゴルフに徹すれば初日が楽しみ。初日にいい結果が出れば、いい精神状態で２日目を迎えられると思う」ここ４試合連続で予選落ちと結果を出していないが、石川は自分を信じ道を切り開く。

参照元：スポーツ報知