遼「タイガーに大興奮」…１９日からミズノオープンよみうりクラシック

男子プロゴルフツアーのミズノオープンよみうりクラシック（１９～２２日）に出場する石川遼（１６）＝パナソニック＝が１６日、会場の兵庫・よみうりＧウエストＣで練習ラウンドを行った。５試合ぶりの予選突破を目指す石川は、全米オープンのタイガー・ウッズのプレーをみて“開眼”。今大会上位４人に与えられる全英オープン（７月１７～２０日・英ロイヤルバークデールＧＣ）出場権獲得へ闘志を燃やした。

　あこがれのウッズと同じ舞台に立ちたい―。石川の顔に闘志が宿った。上位４人が手に出来る全英切符。「確率がどれくらいか分からないけど、あり得ることはあり得る」と控えめながら力を込めたのはウッズのせいだ。「今までで一番メジャーを意識している」と言い切った。

　最高の教材を目に焼きつけた。朝のラウンド前にホテルの部屋で全米オープンをテレビ観戦。ウッズが最終１８番でプレーオフに持ち込むバーディーパットを決めた瞬間は、「タイガーを見た中で一番興奮した」と部屋の中でジャンプして喜んだ。

　全米が開催されているトーリーパインズＧＣは、昨年７月に石川本人も世界ジュニアでラウンド。自身をウッズにだぶらせながら「いま取り組んでいる切り返しのタイミング」を参考にし、練習ラウンドは「左肩の使い方」をイメージしながら回った。「スイングが良くなってきた。久しぶりにゴルフに集中できそう」と前戦の三菱ダイヤモンドカップ後の２週間で４０００球打ち込んだドライバーに自信も回復。５試合ぶりの予選突破に手応えを感じている。

　「（ウッズの）あのギャラリーとの一体感はすごい。僕もああいうプレーがしたい」目を輝かせた石川が、派手なガッツポーズでギャラリーを沸かせる。

参照元：スポーツ報知