桃子、通算５アンダー…米女子ゴルフ

◆米女子ゴルフツアー開幕戦　ＳＢＳオープン（１３日、米ハワイ州カフク、タートルベイ・パーマー・コース＝パー７２）　第２ラウンドを行い、前日５位の上田桃子（２２）＝ソニー＝は２バーディー、１ボギーの７１で回り、通算５アンダーの１３９とした。

　上田は「この風の中でよく我慢できた」と納得の表情で話した。１番パー４でバーディーを奪い、好スタートを切った。しかし、その後はショット、パットともに好調ながらも強風に苦しめられ、チャンスにつけることができなかったが、「強風だと１打、２打の差はすごく大きいけれど、少なくとも最後まで誰が勝つか分からないところまでは粘りたい」と優勝争いに闘志を燃やした。

　前日３５位と出遅れた宮里藍（２３）＝サントリー＝が７０とスコアを伸ばして通算２アンダー。大山志保（３１）＝オンワード樫山＝は７９と崩れ、通算６オーバーの１５０となった。プロデビュー戦で初日２アンダーの宮里美香（１９）＝フリー＝は１０番からのスタート。

　競技を終えた選手では、前日２位のミシェル・ウィー（米国）が通算８アンダーで首位。

　宮里藍は出だしの１番パー４で、残り１６０ヤードを７番アイアンで打った第２打がカップに飛び込みイーグル。２、３番と連続バーディーを奪い勢いに乗り、最初の３ホールで４つスコアを伸ばした。９番パー５もバーディーで前半は３１とし、一気に上位に浮上した。

　しかし、インに入り１０番パー４で３パットのボギーとするとリズムが狂った。最大のミスは１７番パー４。風を警戒し３ウッドで打ったティーショットが右のバンカーに入った。そこからフェアウエーに出したが、第３打もグリーンをオーバーさせ痛恨のダブルボギーを叩いた。最終１８番パー５でバーディーを奪ったが、後半は３９と崩れ「１７番のティーショットはドライバーで打つべきだった」と、クラブの選択ミスを悔やんだ。

　大山志保「何が悪いということもなく、かみ合わなかった。パットの距離感も合わず、運もなかったけれど、いいショットもたくさんあった。まだゴルフが本調子じゃない」

　上田桃子「１番はバーディーでいい出だしだったのに、その後は風が強くてなかなかチャンスにつけることができなかった。パットの調子が良くて救われた」

　宮里藍「出だしの１番でイーグルを取っていいスタートだったのに、１７番（ダブルボギー）がもったいなかった。前半の３１のスコアは久しぶり。チャンスがあるので我慢を続けたい」

参照元：スポーツ報知