桃子“藍ちゃん方式”米ツアー参戦

女子プロゴルフの日米両ツアーが共催した前週のミズノクラシックで優勝した上田桃子（２１）＝加賀電子＝が７日、来季は米ツアーに参戦し、“藍スタイル”で日米を掛け持ちする可能性を明かした。

　桃子は同大会で日本人の米ツアー最年少優勝を果たし、米ツアーの来季のシード権を獲得した。この日は伊藤園レディス（９～１１日）会場の千葉・グレートアイランドＣで練習ラウンドを行い、「日本でもアメリカでも両方やりたい。半々というスタイルを取れればいいですね」と話した。昨年の宮里藍（サントリー）のように、前半戦にフル参戦して早めに翌シーズンのシード権を獲得、大きな試合の続く秋からは日本に凱旋するパターンが理想的だ。師匠の江連忠プロとの詳しい相談は今季終了後になるが「もっと日本ツアーを盛り上げたい」という思いから、米ツアー一辺倒という選択肢は消えた。

　今大会で優勝し、横峯さくら（２１）＝エプソン＝が６位以下に終われば、最年少での賞金女王が決定する。「ここからがラストスパート。残り３試合で２つ勝てるように頑張ります」と気合も十分。早めに女王を決めてしまえば、来季への準備期間はその分多く取れる。

　◆藍スタイル　米本格参戦初年度の０６年は開幕戦から米ツアーにフル参戦し、早くも５月に翌年のシード権を確定。９月の日本女子プロ選手権から日本ツアーに戻り、７試合で２勝し、すべてトップ１０入りと格の違いを見せつけた。

参照元：スポーツ報知