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【ケアリー(米ノースカロライナ州)9日】第36回日米大学野球選手権大会で初の敵地Vを果たした日本代表の早大・斎藤佑樹投手(1年)が「小さいころからずっとあこがれているメジャーへの思いが、さらに大きくなりました」と告白。海を渡る日に備え、ストレートをメジャー仕様に磨き上げることを誓った。

 全日程を終え、大会を振り返った斎藤は「一番、勉強になったのは真っすぐですね。アメリカと聞くと、動くボールでかわしているイメージがあったけど、そういう球を生かすにはもっと強い真っすぐを投げないとダメ」。メジャー予備軍が投げる力強いボールを目の当たりにして、ストレートの重要性を痛感した。

 先発した第3戦で6回1失点と好投し、チーム史上初の1年生勝利投手となったが、ツーシームなどの変化球を多投してかわすピッチングに終始した。リリーフ登板した第5戦では、課題の直球を多投。2/3回5失点(自責は0)で黒星を喫したが、球速は大学進学後、最速となる147キロをマーク。「真っすぐが良かったので、負けたけど、手応えを感じてスッキリしました」と笑顔をみせた。

 それでも「今の状況だと、メジャーなんて全然足元にも及ばない。松坂さん(レッドソックス)や野茂さんみたいにホップするストレートで空振りを取りたい」とレベルアップを目指す。

 不敗神話は崩壊したが、「今までは負けを意識して、勝たなくちゃいけない状況だった。これからは思い切り投げられます」肩の荷は下りた。負けない投手から、本格派ピッチャーへと進化を遂げる。

参照元:スポーツ報知

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