杉山王手！女子ダブルス４大大会全制覇だ！…全豪オープンテニス

◆テニス全豪オープン第１１日（２９日、メルボルンパーク・テニスセンター）　日本女子のエース・杉山愛（３３）＝ワコール＝が、ダブルスの４大大会全制覇に王手をかけた。女子ダブルス準決勝で、第９シードの杉山、ダニエラ・ハンチュコバ（２５）＝スロバキア＝組は、ノーシードのナタリー・ドシー（２９）＝フランス＝、マラ・サンタンジェロ（２７）＝イタリア＝組に６―４、６―３で勝ち、初の決勝進出。決勝では第１０シードのビーナス・ウィリアムズ（２８）、セリーナ・ウィリアムズ（２７）姉妹ペア（米国）と対戦する。

　杉山組が猛暑を“味方”にした。オーストラリア南部を襲った記録的な熱波の影響で、午前中に気温が３８・８度まで上昇。猛暑に関する大会規則により、試合は屋外コートの予定が急きょ屋内コートに変更された。杉山とハンチュコバは、それをうまく生かした。

　作戦が的中した。屋内の利点を頭に入れ、２人は「角度のあるショットやロブでどんどん攻めていこう」と相談。相手はノーシードとはいえ、２人とも４大大会女子ダブルスで優勝経験がある実力者とあり、第１セットはサーブやリターン後に前に出て重圧をかけてきた。しかし、タイミングを計ってロブを交ぜる作戦で対抗した。

　相手がボールを見合う場面もあり、特にサンタンジェロはロブで何度もミスを犯した。５―４の第１０ゲーム、最後はハンチュコバのサービスエースで第１セットを先取した。第２セットも危なげなくものにすると、２人はがっちり握手。ハンチュコバが「いい集中で試合ができた」と言えば、杉山も「やるべきことをやってここまで来られた」と自信を込めた。

　杉山は初の全豪制覇、そして４大大会全制覇の「生涯グランドスラム」に王手。決勝の相手はビーナスとセリーナの“最強姉妹”コンビで、３０日のセンターコート第１試合に組まれた。北京五輪金メダルの強敵だが、約２年ぶりに復活した杉山組も一戦ごとにプレーの成熟度が増している。「全豪のタイトルは一番欲しいと言ってきたので、目の前のチャンスを生かしたい」と杉山。テニス人生の勲章を目指し、最後に大きな壁に立ち向かう。

　◆グランドスラム　杉山が今回優勝すれば、プロ選手の出場も可能になった１９６８年以降の女子ダブルスでは１４人目の快挙となる。これまでマルチナ・ナブラチロワ（米国）、マルチナ・ヒンギス（スイス）、ウィリアムズ姉妹（米国）らが達成。年間を通してすべての４大大会女子ダブルスで優勝した選手はヒンギスら４人。ペアで年間グランドスラムを達成したのは８４年のナブラチロワ・シュライバー組（米国）だけ。

参照元：スポーツ報知

日本相撲協会理事会が公益法人認定へ対策委設置

日本相撲協会は２９日、東京・両国国技館で定例理事会を開き、新しい公益法人制度での公益法人の認定を目指し「公益法人制度改革対策委員会」の設置を承認した。

　委員会のメンバーは武蔵川理事長（元横綱・三重ノ海）や伊勢ノ海事業部長（元関脇・藤ノ川）ら相撲協会の６理事のほか、元最高裁判事の深沢武久弁護士らによる８人に決定。また外部有識者として公認会計士らも加わり、公益認定を目指す。九重広報部長（元横綱・千代の富士）は「申請時期は熟慮していく」と話し、元警視総監で相撲協会の吉野準監事は「作業は進めていくが、申請は来年以降だろう」との見通し示した。

　また本場所の取組編成を担当する審判部からの申し入れにより、４親等以内の力士同士は対戦させないことを決めた。

参照元：スポーツ報知

遼マスターズに家族総出…家２軒借りる

　男子プロゴルフの石川遼（１７）＝パナソニック＝が初出場するマスターズ（４月９～１２日、米ジョージア州オーガスタナショナルＧＣ）に、家族全員が応援に駆けつけることが２９日、分かった。この日は本紙既報通り大手マネジメント会社のＩＭＧと海外におけるマネジメント契約も発表。オーガスタでは総勢１０人以上の「チーム遼」のために、一軒家を２軒借りることも明らかになった。

　コーチで父の勝美さん（５２）は「一生に一度のことかもしれないので、マスターズには家族全員で行きます」と話した。現地では母・由紀子さん（４１）の手料理が並び、ＩＭＧのスタッフも帯同。エースキャディーの加藤大幸さんがバッグをかつぐことも決まった。

　開幕前日にはパー３コースを使ったエキシビションの「パー３コンテスト」があり、子供でもキャディーを務められる。「妹（葉子さん＝１２）か弟（航くん＝８）がやるでしょう」と勝美さん。兄の緊張を和らげるには最高のパートナーだ。

　この日はＪＧＴＯの藤岡三樹臣ゴルフ規則顧問が「マスターズでは山中（博史）専務理事に４日間ついてもらって（ルール）違反のないよう頑張ってもらいたい」と、毎年４大メジャーを訪れ海外に精通している幹部のバックアップを約束した。２か月先の大舞台に向け、準備は着々と進んでいる。

　◆ネット申告体験　○…石川はこの日、埼玉・越谷税務署でインターネットによる確定申告の「ｅ―Ｔａｘ」を体験。昨年の獲得賞金１億円が収入、経費を除いた所得が８０００万円という仮定で体験申告を行い「初めての申告でも違和感なくできた。毎年納税をした後にマスターズに行けるよう頑張ります」と話した。仮定通りの金額だった場合、予想納税額は「２～３０００万円ぐらい」（関係者）だという。

　◆ゴルフ◇契約　石川遼の専属トレーナーを務める仲田健氏（３９）が、大手芸能事務所のホリプロとマネジメント契約を結ぶことが２９日、発表された。

参照元：スポーツ報知

愛子予選落ち、伊藤と附田が５位…Ｗ杯モーグル

◆フリースタイルスキーＷ杯男女モーグル第３戦（２９日、米ユタ州・ディアバレー）　女子は伊藤みき（中京大）が２０・２５点の５位となった。

　第２戦で今季初優勝した上村愛子（北野建設）は予選の第１エア後に大きく体勢を崩し、上位１６選手による決勝に進めず、昨年１月の第２戦以来の予選落ちとなった。村田愛里咲（北海道・北海道尚志学園高）も予選落ち。開幕戦を制したハナ・カーニー（米国）が２２・９１点で今季２勝目。

　男子は附田雄剛（リステル）が２３・１５点で５位に入った。西伸幸（白馬ク）、遠藤尚（福島・猪苗代高）、桑原竜司、上野修（以上リステル）はいずれも決勝に進めなかった。ギルボ・コラ（フランス）が２４・６２点で優勝した。

　上村愛子「あまり今日の失敗を引きずりたくない。カバーできないほどの（第１エアの着地の）ミスじゃない。いつも、絶対に自分はミスをカバーできるという自信を持って滑っているが、その気持ちが弱かったのかな」

　附田雄剛「難しいコースだったのが味方してくれた部分もある。実力があってもうまくいかない選手もいたから。予選はそんなに良くなかったが、決勝に関しては、持っているものをある程度出せたんじゃないかと思う」（共同）

参照元：スポーツ報知

ダル、赤土で今オフ最多６５球！…米国での第２ラウンド想定

ＷＢＣ日本代表候補の日本ハム・ダルビッシュ有投手（２２）が２８日、キャンプ地の沖縄・名護に入った。本隊より３日前の先乗りは、プロ５年目で自身最速。宿舎到着後、すぐに名護市営球場で自主トレを開始。ブルペンでは、大会の第２ラウンド以降の舞台となる米国と同じ赤土のマウンドを選び、今オフ最多の６５球を投げた。

　羽田―那覇間の３時間近い飛行機移動に「（気圧差で）耳が痛いです」と顔をしかめて沖縄入りしたダルビッシュだが、調整は本番さながらだった。Ｔシャツ、短パン姿でのランニングを終え、ブルペンでは練習用ユニホームにスイッチ。そして、端にある赤土のマウンドを選んだ。米国の主な屋外球場では、赤土が使用されている。

　昨年、球団が赤土のマウンドを作ったのは、ナゴヤドームなど交流戦対策としてだが、現在は土が減り傾斜が極端に低くなった。「あんなマウンドはないでしょ。低いというか真っすぐ」と苦笑い。球団関係者が施設管理スタッフに修正を要望し、すぐに立て直される予定だ。

　ファンのひとりが、カメラ付き携帯電話でダルビッシュのフォームを撮影。そのシャッター音に対して「撮るのやめて！　集中できないから」と注意したエースだが、６５球の内容には「いいんじゃないですか」と手応えを口にした。名護キャンプ中は赤土のマウンドを使用し続ける見込み。エースは３０日もブルペン入りを予定するなど、キャンプイン前から本番モードだ。

参照元：スポーツ報知

岡田日本０―１完敗 豪州戦へ不安…アジア杯予選

◆１１年アジア杯予選　▽Ａ組　バーレーン１―０日本（２８日、バーレーン・ナショナル・スタジアム）　日本代表はアジア杯予選第２戦でバーレーン代表とアウェーで戦い、０―１で敗れた。前半２４分、バーレーンのＦＫからＭＦサルマン・イサ（３１）にヘディングシュートを決められ、まさかの失点。日本は昨年３月にＷ杯アジア３次予選でバーレーンに同じ競技場で敗れており、悪夢が再現された。Ｗ杯アジア最終予選第４戦のオーストラリア戦（２月１１日・日産ス）、第５戦バーレーン戦（３月２８日、埼玉）へ不安を露呈した。

　呪術（じゅじゅつ）的な打楽器の調べに支配されたマナマ国立競技場で、岡田ジャパンが弱点をさらけ出した。２月１１日のＷ杯アジア最終予選オーストラリア戦に向けた重要な前哨戦。前半２４分、ＭＦサルミーンの放った直接ＦＫ。内田がＭＦイサにいとも簡単に競り負けた。ヘディング弾はＧＫ川島の跳躍も及ばず、ゴールに吸い込まれた。

　スカウトを送り込んだオーストラリア代表のピム監督がほくそ笑むようなセットプレーでの先制点。これはセルティック中村俊輔が指摘した懸念材料だった。「オーストラリア戦はサイドが問題になると思う。相手の１トップがサイドに流れて、内田と競る。そこでボールを落として、キューウェルが走り込んでクロスやシュートを狙ってくる。対策はあるけどね」最終予選で強敵の映像を分析した司令塔はこう指摘していた。

　オーストラリアは身長１９４センチのカールスルーエＦＷケネディ（２６）が体格で劣る内田やＤＦ長友のサイドに流れ、起点を作る。同じ体格のイサに競り負けた程度の守備力の内田が、大一番で標的にされる危険性は高い。

　一方、右ふくらはぎ肉離れで全治１か月の川口と左足首手術の楢崎という実力者の代わりに先発したＧＫ川島も不安を露呈。前半３３分には相手のクロスに飛び出し、連係ミスで味方と交錯。ＤＦ中沢が無人のゴールでクリアする危険な一幕もあった。右太もも痛の遠藤と中村俊を欠く中盤は著しく支配力を失い、緊急招集されたＶＶＶ本田も運動量の欠如が致命的で後半１８分、真っ先に交代。岡田監督は容赦なくダメを出した。

　「オーストラリア戦もあるので連係を確認したい。最善を尽くして勝ちたい」と語っていた指揮官だが、今月のガルフ杯１次敗退で追いつめられ、主力７人を欠いた相手に昨年３月のアジア杯３次予選以来、２度目の完敗。収穫は一切なし。噴出したのは暗雲と不安だけ。闘莉王、中村俊ら欧州組の実力者がマナマにはいなかった。この一点がふがいなきジャパンの救いだった。

参照元：スポーツ報知

伊達１３年ぶり代表復帰ならず…フェド杯落選

日本テニス協会は２８日、女子国別対抗戦・フェド杯ワールドグループ（ＷＧ）２部１回戦の対セルビア戦（２月７、８日・ベオグラード）の代表を発表。３８歳のクルム伊達公子（エステティックＴＢＣ）は落選し、１３年ぶりの代表復帰はならなかった。世界ランク２６位の杉山愛（３３）＝ワコール＝、同７７位の森田あゆみ（１８）＝キヤノン＝、同１４０位の中村藍子（２５）＝ニッケ＝、同１４８位の藤原里華（２７）＝北日本物産＝が選ばれた。

　セルビアは世界１位のエレナ・ヤンコビッチや同５位のアナ・イバノビッチらを擁する強豪国。日本は全豪でヤンコビッチを相手に善戦した杉山と森田を中心に戦う方針。昨年の全日本選手権覇者の伊達は代表候補に入っていたが、「単複のリザーブ（控え）として中村、藤原の方が対応がスムーズ」と植田実監督は説明。伊達には電話で落選を伝えたという。代表は２６日から東京・北区のナショナルトレーニングセンターで合宿中。伊達は２月９日からのＷＴＡツアー、パタヤ女子オープン（タイ）に主催者推薦で出場を予定している。

参照元：スポーツ報知

粟生必勝グラブチケット！！

プロボクシングＷＢＣ世界フェザー級３位・粟生隆寛が世界タイトルに再挑戦する報知新聞社後援「ワールドプレミアムボクシング」（３月１２日、後楽園ホール）で“必勝チケット”が使用されることが２８日までに決まった。珍しいグラブ形のチケットで、粟生のサインなどが入っている特注品。元ＷＢＣ世界スーパーライト級王者・浜田剛史・帝拳ジム代表が８６年１２月に勝利した初防衛戦でも使われた縁起物を味方に、悲願の世界王座獲得を狙う。

　王者ラリオスへのリベンジに燃える粟生は、心地よい緊張感に包まれた。帝拳ジムが、浜田代表の初防衛戦で使った縁起物チケットを発行することが決定。「本当にありがたい話。ジムがそれだけ期待してくれているということですからね」若手相手に軽めのスパーリングで目慣らしをした２４歳は笑顔で話した。

　通常のチケットは長方形で、カードや席種、値段などが表示されているだけだが、“必勝チケット”はボクシング界の歴史でも珍しいグラブ形。表には粟生のサイン、そして今年のテーマでもある「頂」の文字、裏には写真つきのカードなどが表示されており全席種に使用される。

　浜田代表が初防衛を果たした縁起のいいものであることはもちろん、帝拳ジムは「ファンが喜んでもらえたら」と説明した。最近ではチケット購入者に特典がついていることも珍しくないが、チケット自体が特典、という形はスポーツ界全体でも異例といえる。

　いよいよ負けられなくなった。２月には外国人パートナーを相手にした本格スパーリングも開始する粟生は「試合を見に来てくれた人の記念になるようにしたい」ときっぱりとした口調で語った。粟生の言う記念とはもちろんリベンジ達成。期待を胸に後楽園ホールに訪れるファンが手にした必勝チケットに、世界王座獲得という極上の価値を加える。

　◆粟生戦チケット　２月１１日から発売。現在、先行予約を受付中。問い合わせは帝拳プロモーション（ＴＥＬ０３・３２６９局６６６７）、または帝拳ジム公式ＨＰ（http://www.teiken.com/）で。席種はリングサイド席３万円▽指定Ａ席２万円▽同Ｂ席１万５０００円▽同Ｃ席１万円▽自由席５０００円。

参照元：スポーツ報知

白鵬雪辱誓った…切手発売セレモニー

初場所で朝青龍に優勝をさらわれた横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝が２８日、東京・霞が関のＪＰ日本郵政グループ本社で行われた「平成２０年大相撲優勝力士フレーム切手」の発売記念セレモニーに出席した。昨年夏に優勝した大関・琴欧洲（２５）＝佐渡ケ嶽＝も出席し、昨年の優勝力士で姿を見せなかったのは朝青龍だけだった。白鵬は「来場所は悔しさをぶつけたい」と帰国したライバルへの雪辱を期していた。

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ヤンコビッチら強豪選出…テニス・フェド杯

　国際テニス連盟（ＩＴＦ）は２８日、女子の国別対抗戦、フェド杯ワールドグループ１部と２部の１回戦（２月７、８日）出場選手を発表し、２部１回戦で日本と対戦するセルビア代表に世界ランキング１位のエレナ・ヤンコビッチ、同５位のアナ・イバノビッチと強豪が入った。

　日本代表は杉山愛（ワコール）森田あゆみ（キヤノン）中村藍子（ニッケ）藤原里華（北日本物産）で、ベオグラードで行われる。（共同）

参照元：スポーツ報知

石川遼が埼玉の広報大使に

男子プロゴルフの石川遼（１７）＝パナソニック＝が地元埼玉の“広報大使”に任命された。埼玉県は２８日までに県内出身の著名人をメンバーとする「埼玉応援団」を結成。松伏町出身の石川、落語家の林家たい平、タレントの土田晃之、吉澤ひとみ、堀尾正明・元ＮＨＫアナウンサーが選ばれた。

　５人には県から県内の情報を提供し「本来のお仕事に支障がない範囲で」（県広聴広報課）自由に公の場で埼玉をアピールしてもらう。メディア対応の場や、各人のブログなどがＰＲの場となりそうだ。

　また、県は石川に「彩の国スポーツ功労賞」を授与することを決定。シラコバトをモチーフにした県のマスコットである「コバトン」のヘッドカバーを既に作製しており、プレゼントする。関係者は「マスターズで使っていただけたら最高です」と話した。

　◆ヨネックス新製品受注会遼効果前年比１４５％　○…石川が用具使用の総合契約を結ぶヨネックスが２８日、都内で新製品発表受注会を開催。前年比１０８％となる約３００店の担当者が来場し、受注額は前年比１４５％（金額は非公表）に達した。一番人気は新ドライバー「ナノブイ・ネクステージ」で、ウエア関係も「伸び率はものすごい」（同社関係者）。男性ファッション雑誌「ゲイナー」も取材に訪れるなど、石川効果は天井知らずだ。

参照元：スポーツ報知

ゴージャス！浅尾 パリコレデビュー

“ビーチの妖精”浅尾美和（２２）＝エスワン＝が、パリコレの妖精に変身した。「２００９　春夏パリ・オートクチュール・コレクション」が２７日、パリのフォーシーズンズ・ジョルジュサンクホテルで行われ、世界的デザイナー・桂由美さんのゲストモデルに起用された浅尾が本格モデルデビューを果たした。

　満員御礼４５０席の客席からは「オー！　ゴージャス！」と感嘆の声が上がった。２点で総額１０００万円の新作ドレスを身にまとい、スーパーモデルばりにかっぽ。桂さんが「オスカー・ナイト」と銘打ったコレクションで、浅尾は名女優ライザ・ミネリ、ミネリの母で往年の大女優ジュディ・ガーランドを演じた。パリコレ初体験の浅尾は「ビーチバレーだけしていたら経験できなかった、とても貴重な体験ができた。度胸もついたし、この経験をビーチバレーに生かしたい」と笑顔をみせた。

参照元：スポーツ報知

杉山組、決勝進出！四大大会全制覇へあと１勝…全豪オープンテニス

　◆テニス全豪オープン第１１日（２９日、メルボルン・パーク）　女子ダブルス準決勝で第９シードの杉山愛（ワコール）ダニエラ・ハンチュコバ（スロバキア）組が、ノーシードのナタリー・ドシー（フランス）マラ・サンタンジェロ（イタリア）組に６―４、６―３で勝ち、初の決勝進出を決めた。

　第１セットはハンチュコバが得意のサーブやストロークで活躍し、杉山組が先取。第２セットも息の合ったプレーで出だしの３ゲームを連取し、ミスの目立ち始めた相手を寄せつけなかった。

　この日は午前中に気温が３８・８度に達したため、猛暑に関する大会規則を適用。杉山組の試合は屋外コートの予定を変更し、急きょ屋内コートで行うことになった。

　３３歳の杉山は全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンを１度ずつ勝っており、優勝すれば四大大会全制覇を達成する。

　３０日の決勝では北京五輪金メダルのビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹（米国）とケーシー・デラクア（オーストラリア）フランチェスカ・スキアボーネ（イタリア）組の勝者と対戦する。

参照元：スポーツ報知

フェザー級ＧＰサンドロら参戦…戦極３・２０開幕

総合格闘技大会の戦極は、３月２０日に開幕するフェザー級グランプリ（国立代々木競技場第２体育館）の一部出場選手を２８日、発表した。

　日沖発（はつ、２５）＝日本・ＡＬＩＶＥ＝、パンクラス王者のマルロン・サンドロ（３１）＝ブラジル＝ら５か国から５人が参戦。國保尊弘広報によると「最終的には７～８か国から１６人が参加する」という。同時期にライバル団体のＤＲＥＡＭもフェザー級ＧＰを開催するが、國保氏は「これでチャンピオンになった選手が世界一と言っておかしくない」と自信を見せた。

　中学で柔術を始め、すでにキャリア１０年という日沖は「ＭＭＡ（総合格闘技）にかける思いとかを見てほしい」と意気込んでいた。

参照元：スポーツ報知

ドラ１・木村“野茂超え”の素質…ロッテ

　ロッテの新人１０選手が２７日、千葉マリンで身体能力テストを受けた。２４日に新人合同自主トレを打ち上げたルーキーたちの中で、ドラフト１位の木村雄太投手（２３）＝東京ガス＝が下半身の筋力測定で「３２キロ」を記録。昨季途中で引退した元ロイヤルズの野茂英雄氏（４０）を近鉄時代に知る立花ヘッドコンディショニングコーチは、「野茂が入った時は２９キロ。今年の新人は意識も高いし動きもいい」と“野茂超え”の高い素質に太鼓判を押した。

　専用の器具によって、ひざを固定してふくらはぎの筋力を計測。可動域を６０度以内に抑えた状態で測ったもので、下半身の強さの目安になる数字といえる。球速や制球力は強い下半身によって生まれるだけに、同コーチは、「徹底した走り込みとウエートで、野茂は２年目の終わりには常時４０キロを超えるようになった」と、日米通算２０１勝した右腕を引き合いに重要性を訴えた。

　石垣島でのキャンプ１軍スタートが決まっている左腕に、即戦力の期待は膨らむばかりだ。木村も「スタミナは自信がある。野茂さんみたいな投手に少しでも近づけるように頑張りたい」と、徹底的に走り込む覚悟を披露した。

参照元：スポーツ報知

日本代表、非公開練習で最終調整…アジア杯バーレーン戦

◆アジア杯最終予選　バーレーン―日本　日本代表は２８日午後６時１５分（日本時間２９日午前０時１５分）から、マナマでバーレーン代表と対戦する。２７日は試合会場で大半を非公開として公式練習を行った。敵地に来てシュート練習など攻めに時間を割いてきただけに、攻撃陣の奮起が期待される。

　２６日は首痛のため別メニューで調整していたＦＷ玉田圭司（名古屋）は、この日は全体練習に加わり「首に違和感はなかった」と大丈夫な様子。２０日のイエメン戦は昨季の疲労を考慮されて招集されなかったが、代表戦は出場３試合連続ゴール中で「得点を狙う」と力強く誓った。

　イエメン戦で日本は２７本のシュートを放ちながら、わずか２得点と物足りなかった。ゴール前に人数を掛けて得点を奪う、国内合宿から重点を置いてきた攻撃の連係を次こそは十分に見せられるか。トップ下での起用が有力な田中達也（浦和）は「相手は個人がしっかりした守備をしてくるが、組織的に攻めれば崩せる」と自信をのぞかせている。

参照元：スポーツ報知

谷、世界柔道出場危機…右ひざじん帯、半月板損傷

全日本柔道連盟は２７日、五輪５大会連続でメダルを獲得している女子４８キロ級の谷亮子（３３）＝トヨタ自動車＝が、北京五輪後の復帰戦として出場を予定していたフランス国際（２月７―８日・パリ）を欠場すると発表した。１９日の練習中に負傷。「右ひざ内側の側副じん帯損傷、内側半月板損傷」と診断され、８月の世界選手権（オランダ）出場にも黄信号が点灯した。

　戦線復帰を目前にした谷が、思わぬけがに見舞われた。１９日の乱取り中に相手に乗られて右ひざを負傷。全日本女子の園田隆二監督（３５）は「強い痛みがあり、しばらく練習が困難。本人も欠場を選んだ」と説明した。谷は五輪３連覇を狙った北京で銅メダルにとどまったが、２０１２年ロンドン五輪への出場を目指して現役続行を決断。年明けの代表合宿には参加せず地元・福岡での調整を続けていた。

　国際柔道連盟は１月から五輪出場資格を懸けたランキング制を開始し得点の獲得できる大会を主に４段階に格付けした。フランス国際は得点配分の一番高いグランドスラムに位置づけられている。全柔連では１月から３月の欧州大会の成績を世界選手権（８月２６～３０日・ロッテルダム）の代表選考の材料として重視しており、過去７度の優勝経験を持つ谷の出場はさらに厳しくなった。

　世界選手権はグランドスラム大会よりも得点配分が高くロンドン五輪を目指す上でも重要だ。谷の代替出場となる福見友子（２３）＝了徳寺学園職＝や、フランスとグランプリ大会のドイツ国際（２月２１～２２日、ハンブルク）に出場する山岸絵美（２２）＝三井住友海上＝ら同階級選手に一歩後れをとることになる。

　ただ、これで終わったわけではない。全柔連の吉村和郎・強化委員長（５７）は、全日本選抜体重別選手権（４月４～５日・福岡国際センター）での優勝を最低条件にした。「福見と山岸の国際大会の結果もあるが、谷が福岡で優勝してロシア国際（５月２３～２４日）に出たいと言った場合は、ロシア国際が終わるまで世界選手権の代表選考はずれ込む」と話し、谷の回復をギリギリまで待つ意向を示した。

参照元：スポーツ報知