岡田監督、オシム流…ドバイ到着即練習でアウェーに順応

１０年南アフリカＷ杯アジア３次予選バーレーン戦（２６日・マナマ）に挑む日本代表が１７日、関西空港発の航空機で直前合宿を行うアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイへ向けて出発した。岡田武史監督（５１）はドバイ到着後の早朝から練習することを明かした。１２時間のフライト後だが、縮んだ筋肉をほぐし、時差ボケを解消するのが目的。勝ち点３獲得へ、妥協しない厳しい姿勢で臨む。

　ドバイの日の出を目にしながら、アウェーでのＷ杯予選へ初めて臨む日本代表が始動する。岡田監督は、日本出発直前、現地時間６時に到着してすぐ練習を行うことを明かした。「（練習を）やる予定です。ホテルにテニスコートがあるので、体は動かしてストレッチするつもりです」と１２時間のフライトで疲れもあるはずだが、明確な狙いがある。

　時差対策が何よりの狙いといえる。バーレーンは日本よりマイナス６時間、ＵＡＥも同５時間。機内で睡眠しても、完ぺきに時差を解消できるわけでもない。到着してすぐ体を動かすことによって、体内時計を現地時間にアジャストさせていく考えだ。

　到着直後に練習するのは、今後のスケジュールを円滑に進めるためでもある。岡田監督は２４日までのドバイ合宿中、２部練習をする計画を持っている。１２時間のフライトで縮んだ筋肉をほぐし、１８日の午後練習に万全のコンディションで入れる利点もある。

　日本代表のオシム前監督が中東遠征に臨んだ０６年８月３１日、サウジアラビアに到着してスタジアムに直行し、午前０時３０分から１時間３０分、練習をした。勝利のために、妥協を許さぬ姿勢は、岡田監督も同様だった。

　だからこそ、試合１週間前に中東入りした。バーレーン戦を行うマナマは最高気温３０度に達するが、ドバイもほぼ同じ気候。指揮官は「一番やりたいことは、練習では攻撃面も守備面もあるけど、早く入った目的は暑さに慣れること」と明かした。

　岡田ジャパン初招集となったフランクフルトＭＦ稲本潤一（２８）は２１日にも合流する見込みで、「フィジカル面でタフな選手なんでチームにプラスになるんじゃないかなと思う」と期待している。現時点での最善の対策を取った岡田監督。勝ち点３を目指し、中東へ乗り込む。

　◆俊輔追加招集には慎重姿勢崩さず　○…岡田監督はセルティックＭＦ中村俊輔の招集について、慎重な姿勢を示した。「全く状況は変わっていない。我々としてはいないものと考えて、それからプラスアルファ、と思っている。決定がいつになるとかも分からない。だから、今、決めることはない」と話した。２３日にリーグ戦で対戦する予定だったグレトナが経営破たんしたため試合開催は流動的。状況を見守るしかないようだ。

参照元：スポーツ報知

フィギュアで初の団体戦！来年４月に日本で初開催

国際スケート連盟（ＩＳＵ）が来季からフィギュアで初めて世界レベルの団体戦「世界チームトロフィー」（仮称）を創設し、来年４月に日本で開催することが１７日、分かった。日本スケート連盟関係者が明らかにした。

　フィギュアの人気拡大を目指すもので、男女各２人、ペアとアイスダンス各１組の４種目混合のチーム構成。世界ランキングのシーズンのポイント合計上位などの６か国・地域に出場枠を与えるという。

　団体の世界一を決める新たな公式戦で、地元日本は昨季の世界選手権女子で優勝した安藤美姫（トヨタ自動車）２位の浅田真央（愛知・中京大中京高）男子２位の高橋大輔（関大）ら豪華布陣で初代王者を狙うことになりそうだ。

参照元：スポーツ報知

公式練習で真央は絶好調、美姫はちょっと不安…世界フィギュア１８日開幕

日本勢に史上初の男女アベック優勝の期待が懸かるフィギュアスケートの世界選手権は１８日、イエーテボリ（スウェーデン）で開幕。第１日はアイスダンス規定とペアのショートプログラム（ＳＰ）を実施する。

　開幕前日の１７日は公式練習があり、女子で日本選手初の２連覇を目指す安藤美姫（トヨタ自動車）や、前日スウェーデン入りした浅田真央（愛知・中京大中京高）が１９日のＳＰ前で最後となる本番リンクでの練習に臨んだ。

　浅田真は３回転半や２連続３回転など高度なジャンプに目立ったミスはなく、時折笑みもこぼれるなど、順調な調整ぶりを印象づけた。コーチ不在で臨むが、練習拠点を地元愛知に戻し「気持ちの面でリラックスして集中した」と不安はない様子。

　前日好調だった安藤は、この日から２連続３回転ジャンプの調整に入ったが、二つ目のジャンプの回転が抜けるなど失敗が目立った。「自分の力を百パーセント出すことが優先」と４回転は回避するだけに、ＳＰ、フリーで大きな得点源となる連続ジャンプの修正が求められる。

　２１日にＳＰを行う男子の高橋大輔（関大）らも調整した。

参照元：スポーツ報知

琴欧洲、診断前に自ら休場

２勝６敗と不振を極めていた大関・琴欧洲（２５）＝佐渡ケ嶽＝が９日目から休場した。痛めた左腕を病院で左上腕二頭筋挫傷と診断される前に、師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇・琴ノ若）に自ら休場を申し入れる情けなさだった。

　白旗を掲げた琴欧洲に親方も「腕よりも心が痛いんでしょう」と精神面の弱さを嘆いた。これで夏場所（５月１１日初日・両国国技館）のカド番が決定。昨年九州場所から４場所連続でカド番大関が出ることになる。あまりのふがいなさに名横綱・千代の富士だった九重親方は「大関はもう１つ上がある。上を目指してけいこしないとダメだ」と苦言を呈した。

　厳しい指導で２２人の関取を育てた元横綱・琴桜で先代の親方が昨年８月急逝。琴欧洲は先代が亡くなった後の４場所で２場所も途中休場。先代の一番弟子だった元大関・琴風の尾車親方は言う。「先代は常に“自分しかないぞ”と言われていた。いいも悪いもすべて自分。怒られなくてダメになったと思われたらプロじゃない。先代なら明日からしこを踏めと言うはず」佐渡ケ嶽親方は「私も試練」と明かす。名門部屋が岐路に立っている。

　◆俺は休まない　琴光喜は立ち合いでさっと右を差し、最後は内無双で仕留めた。琴欧洲は休場したが「どこも痛いところがないし、大関としての責任もあるから」と出場続行。風呂から上がると、佐渡ケ嶽親方から携帯電話が入った。「とにかく思い切りいけとだけ言った。オレもホッとしたから電話した」と親方。本人は「大関として見苦しい相撲はもう見せられない」と誓った。

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愛子バンクーバーで金！スマイル帰国

フリースタイルスキー・モーグルのＷ杯で５連勝するなど日本人初の種目別優勝を決めた上村愛子（２８）＝北野建設＝が１７日に帰国し、都内で会見。「ようやく世界一を争う位置まで来た」と“愛子スマイル”を振りまいた。

　来季の世界選手権（猪苗代）だけでなく、２０１０年バンクーバー五輪の金メダルも視界にとらえ、全日本連盟も全面サポート。元世界王者でもあるヤンネ・ラハテラ全日本コーチとは１０月までの単年契約だが、林辰男フリースタイル部長は「当然、この流れでいくことになる」と五輪体制を固めた。

　卓越したターン技術とスピードで１０戦５勝の大爆発。その能力を引き出したフィンランド人コーチは、上村にとっても「技術面だけでなく精神面でも支え」。世界一を知る師弟の“チーム愛子”で、さらに大きな目標へ突き進む。

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朝青龍９連勝！１敗に４連覇狙う白鵬ら４人…大相撲春場所９日目

◆大相撲春場所９日目（１７日・大阪府立体育会館）　横綱・朝青龍は関脇・安馬を豪快に押し倒して初日から９連勝、単独トップを守った。４連覇がかかる横綱・白鵬も関脇・琴奨菊を危なげなく寄り切り、８勝１敗で勝ち越した。

　平幕の高見盛、栃煌山、豊真将の３人も勝ち越し、白鵬とともに１差で朝青龍を追う。大関陣は、魁皇が朝赤龍を力強く寄り倒して７勝２敗。かど番の千代大海は時天空に押し出され３敗目を喫した。琴光喜は雅山を内無双で下し、連敗を３で止め３勝目。琴欧洲は左上腕を痛めて休場した。

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ウッズ歴代３位タイ６４勝…５連勝で決めた

◆米男子プロゴルフツアー　アーノルド・パーマー招待最終日（１６日、米フロリダ州オーランド、ベイ・ヒルクラブ＝パー７０）　タイガー・ウッズ（３２）＝米国＝が出場試合５連勝を果たした。首位に５人が並ぶ混戦模様の中でスタートしたタイガーは６６をマークし、通算１０アンダー、２７０でこの大会５年ぶり５回目の優勝を飾った。

　偉業達成の幕切れはドラマチックだった。バート・ブライアント（４５）＝米国＝と通算９アンダーで並んで迎えた最終１８番パー４。約８メートルのバーディーパットとなったが、スライスラインを読み切り見事に沈めた。勝利の瞬間、黒いキャップを投げ捨て、ガッツポーズを繰り返した。

　ツアー通算６４勝目。通算勝利数で歴代３位のベン・ホーガンに並んだ。「こんなに早くホーガンの記録に並べるなんて、プロになったときには夢にも思わなかった。彼らの名前の仲間入りができたのは本当に素晴らしいことだ」と喜びをかみしめた。

　照準は４月１０日開幕のマスターズ（オーガスタナショナルＧＣ）での３年ぶり５度目の優勝。「ぼくも自分のスイングをより理解するようになってきた。オーガスタで自分のピークがくるように練習を続ける」。無類の強さを見せているタイガーの勢いは止まらない。

参照元：スポーツ報知

高見盛、優勝するッス！自己最速勝ち越しに興奮ッス！

◆大相撲春場所９日目　○高見盛（寄り切り）皇司●（１７日・大阪府立体育会館）西前頭１１枚目・高見盛（３１）＝東関＝が自己最速の勝ち越しだ。東前頭１６枚目の皇司（３７）＝入間川＝を寄り切って１敗キープ。幕内３９場所目で初めて９日目に勝ち越すと、勢いに乗ってＮＨＫのインタビューで全国に堂々と優勝宣言した。全勝の横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝を、横綱・白鵬（２３）＝宮城野＝ら３人とともに１差でピタリとマーク。荒れる春場所にロボコップ旋風が吹き荒れる。

　もはや“春の珍事”ではない。高見盛が強すぎる。自己最速９日目での勝ち越し。胸を張り花道を戻ると、興奮状態でインタビュールームへ。アナウンサーから「優勝を期待してますよ」と声をかけられると、なんと「う～頑張ります。一生懸命ぶつかります」。“優勝宣言”まで飛び出してしまった。

　日大の先輩・皇司との一番。立ち合いで突っ掛けられ顔を押されたが、「冷静になろう」と珍しく自制。仕切り直して立つと、右四つから力強く寄り切った。春分の日と重ならずに平日に行われた春場所９日目では７年ぶりの大入りとなった客席を拍手喝采させた。「こんだけ早く勝ち越して興奮した。自分も信じられない」目を丸くして快進撃を振り返った。

夢がかなう。６月に行われる米ロサンゼルス巡業。独特の気合パフォーマンスとぎこちない動きから“ロボコップ”とあだ名される高見盛は、同作品を生んだ映画の都・ハリウッド訪問を楽しみにしている。「ロボコップの映画は中学時代以来、何度も見ているッス。そりゃ行きたいよ。自分も映画には興味があるッスから」巡業への参加資格は、来場所、幕内にいること。快進撃の裏にはあこがれの地への熱い思いもあったのか。

　この日行われた懇談会で、北の湖理事長（元横綱）は「このまま頑張ってほしい」と高見盛の名を挙げて期待を寄せた。「あしたからも一番一番、気を引き締めて頑張るだけッス」本人は無欲だが周囲の期待は大。今場所から気合パフォーマンスに、土俵をけるしぐさを加えるなど、まだまだ“改良”を続けるロボコップ。予測不能―。まさかの男が“荒れる春場所”の主役に躍り出た。

　◆高見盛おもしろメモ
  ▼太刀が激突　０５年秋場所で初めて横綱・朝青龍の太刀持ちを務めたが、花道の奥で太刀を天井にぶつける。土俵入りでは朝青龍に近づきすぎて怒られた。
  ▼音痴　０５年秋巡業で相撲甚句に初挑戦も、あまりに音程を外して、マイクを奪い取られる。
  ▼懸賞金　近眼のため懸賞金をつかみそこねて落としてしまい、館内から爆笑。
  ▼顔面出血　緊張すると顔をかきむしる癖があるため、たびたび顔から出血。
  ▼対戦相手　「緊張する」との理由で対戦相手は当日、支度部屋に来てから知るのが基本。だが、０７年初場所９日目、前夜に師匠・東関親方（元関脇・高見山）から「あしたは琴欧洲」と聞かされパニック。支度部屋でパンチやキックの練習をするなど奇行を連発した。

参照元：スポーツ報知

初Ｖへ高橋が力強く抱負…フィギュア世界選手権

１８日にスウェーデン・イエーテボリで開幕するフィギュアスケートの世界選手権に出場する有力選手の記者会見が１７日に開かれ、男子の高橋大輔（関大）が「ここへ来てワクワクしている」と力強く語った。

　２月の四大陸選手権（高陽＝韓国）に世界歴代最高得点で優勝した高橋は、今大会の優勝候補の１人。男子で日本初のタイトルを目指すことについて「みんながそう言うけれど、プレッシャーはない。なぜなら誰よりも自分が世界チャンピオンになりたいからだ」と英語で答え、会場から拍手が起こった。

　女子は国別のバランスに配慮してか金ヨナ（韓国）が出席。地元開催の四大陸選手権欠場の原因となった腰痛は完治せず「去年ほどは自信がない。１００パーセントの状態ではないが、神経質にならず、良い演技を見せたい」と控えめに話した。（共同）

参照元：スポーツ報知

ＤＲＥＡＭ．１視聴率低迷平均８・９％

３月１５日にＴＢＳ系で午後７時から放送された総合格闘技の新イベント「ＤＲＥＡＭ．１」の平均視聴率は関東地区で８・９％だったことが１７日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高は、ミルコ・クロコップがＫＯ勝利した前後の１２・７％。昨年９月１７日に同局が放送したＨＥＲＯ’Ｓは山本“ＫＩＤ”徳郁、桜庭和志らが出場し、平均１２・５％、瞬間最高１９％だった。

参照元：スポーツ報知

浦和、オジェック監督解任…エンゲルス新監督で再建

開幕２連敗の浦和が１６日、ホルガー・オジェック監督（５９）を解雇し、後任にアシスタントコーチのゲルト・エンゲルス氏（５０）を昇格させる緊急事態に陥った。開幕後２試合での監督解任劇は、Ｊ１史上最速。人望ゼロだった前任者と対照的に、京都などＪ３チームで監督経験がある新指揮官は、対話路線を強調。３トップシステムの導入や、不振のＦＷ高原直泰（２８）の再生などのチーム革命で、全タイトル制覇を狙う。指揮は２０日のナビスコ杯、神戸戦（埼玉）が初陣となる。

　開幕２連続完封負けで、空中分解の危機に立たされた赤い悪魔が、いきなり禁じ手に出た。

　「今の状況を打開するには、指導者を代えるしかない」藤口光紀社長が１６日午後４時、会見を開いてオジェック監督の電撃解任とエンゲルスコーチの監督昇格を発表。０―２と惨敗した１５日の名古屋戦後の深夜、中村修三ＧＭと緊急会談を持ち、この日朝、２年前に自ら選んだ指揮官に契約解除を通告した。開幕２戦での更迭は、０４年Ｃ大阪ムズロビッチ監督の公式戦３試合を超える史上最速となった。

　当初は２０日のナビスコ杯、神戸戦の結果で判断するとされていたが、藤口社長は「雰囲気が重苦しい。一度壊れた選手との関係を修復するのは難しい」と説明。選手の自主性と攻撃性を、極端に制御するカリスマ性のない前任者と個性派軍団の間は完全に冷え切り「選手がピッチ上で躍らない」（藤口氏）状態だった。主力選手は昨季から、指揮官への不満を公言。造反したエースＦＷワシントンを、今オフに強制放出するなどで、不信感はさらに募っていた。

　そんな緊急事態で再建を託されたエンゲルス氏は、オジェック色一掃を打ち出した。「選手と仲良くするのは悪くない。今までと同じアプローチ」コーチとしての４年間は、友好関係を築いた選手と監督の調整役を務めてきた。日本語も堪能で、この日午前の初練習後も、早速、ＭＦ鈴木、阿部、高原と個別に青空会談。協調路線継続をアピールした。

　守備偏重の戦術面も一新する。０２年天皇杯を制した京都監督時代、現マンチェスターＵのＭＦ朴智星やルマンＭＦ松井大輔を擁して超攻撃的サッカーを披露しただけに「情熱的で攻撃的なサッカーを見せたい」と話し、３トップへの変更も提案。今季フランクフルトから移籍した高原の蘇生も明言した。「周囲との連係が足りない。だが、役割と行き方を与えれば大丈夫」２戦不発で定位置失墜危機のエース復活に全力を注ぎ込む。

　全タイトル奪取の目標は変わらない。新体制で常勝軍団が荒波を乗り切る。

　◆Ｊリーグ開幕からのスピード解任
  ▼Ｊ１　３試合＝Ｃ大阪・ムズロビッチ監督（ボスニア・ヘルツェゴビナ）　２００４年開幕戦で名古屋に１―２、第２節で浦和に２―４と連敗。ナビスコ杯の東京Ｖ戦で１―１で引き分け解任。アルベルト監督が引き継いだが、第１ステージ最下位。

　▼Ｊ２　１試合＝横浜Ｃ・足達勇輔監督　０６年開幕戦で愛媛に０―１で敗れ解任。後任の高木琢也監督が優勝に導き、Ｊ１昇格。

　◆ゲルト・エンゲルス　１９５７年４月２６日、ドイツ・デューレン市生まれ。５０歳。現役時代はＭＦとしてドイツ・ボルシアＭＧに所属。その後、アーヘン大などを指導し、９０年に来日。アセノＳＣ（現・Ｊ２水戸）、兵庫・滝川二高コーチを務め、９３年、横浜Ｆコーチに。９８年に監督に昇格し、天皇杯優勝。９９年第１ステージは市原（現・千葉）監督。２０００年に京都監督に就任し、０１年のＪ２優勝、０２年の天皇杯制覇を導いた。浦和では０４年からコーチ。

　◆イレブンは歓迎　○…イレブンは電撃交代劇を歓迎した。「ゲルトさんは俺らと監督の間で頑張っていた。今度は俺らがゲルトさんの花を咲かせたい」とベテランＦＷ岡野。人望厚いスーパーサブは、今季ベンチ外と前監督に冷遇されていた。ある主力も「状況が劇的に変わることはないと思うけど、間違いなく雰囲気は良くなる」と分析。選手との壁をつくった前任者と違うスタイルになることは、強豪復活の好材料だ。

参照元：スポーツ報知

中嶋一貴６位、出走２戦目でポイント獲得…Ｆ１豪州ＧＰ決勝

　Ｆ１シリーズ開幕戦、オーストラリア・グランプリ（ＧＰ）は１６日、メルボルンのアルバートパーク特設コースで５８周（１周５・３０３キロ）の決勝を行い、ポールポジション（ＰＰ）から出たマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン（英国）が１時間３４分５０秒６１６で優勝し、通算５勝目を挙げた。ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴は出走２戦目で６位に入賞し、初得点を挙げた。

　スーパーアグリ・ホンダは、佐藤琢磨ら２台とも途中棄権。フェラーリは、昨季の年間王者キミ・ライコネン（フィンランド）が８位となるなど振るわなかった。

　レースは事故や故障が相次ぎ、トヨタが２台ともリタイアするなど、完走扱いは２２台中８台にとどまった。

　ルイス・ハミルトン「今季のマシンは夢みたいだ。チームが綿密に準備してくれたおかげで、素晴らしいスタートが切れた」

　佐藤琢磨「難しいレースだった。１周目で前に出たし、序盤は戦える時間があった。トラブルが発生して棄権しなければならなくなったのは残念だった」

参照元：スポーツ報知

真央“孤軍奮闘”で初Ｖ目指す…１８日・世界フィギュア

フィギュアスケートの世界選手権（１８日開幕、スウェーデン・イエーテボリ）に向けて浅田真央（１７）＝愛知・中京大中京高＝が１６日、中部国際空港から出発。ロシア人のラファエル・アルトゥニアン・コーチとの師弟関係を解消した真央は、コーチ不在のまま“孤軍奮闘”で初優勝に挑む。

　真央は０６年夏から米カリフォルニア州でアルトゥニアン氏に師事してきたが、海外生活の心労などが原因で昨年末帰国。年明けから中京大リンクで日本連盟関係者と練習を積んできた。来季は拠点を地元・愛知に戻し、荒川静香らを育てたタチアナ・タラソワ氏ら世界の名コーチに指導を仰ぐ計画だ。

　今大会は小川れい子強化副部長が世話係となり、得点発表を待つキス・アンド・クライの席にも一緒に座る予定。世界大会でコーチが帯同しないのは異例だが「日本で気持ちの面でリラックスできた。金メダルを取りたいけど、まずは自分の演技に集中したい」と意気込んだ。

　今季ＧＰファイナルで敗れたライバル・金妍兒（韓国）との対決にも「お互い、いい演技ができれば」と静かに意欲。初出場でＳＰ５位と出遅れ、銀メダルに終わった昨年の雪辱を果たす。

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安藤美姫４回転回避、ＳＰ曲変更…世界フィギュア

１８日にスウェーデン・イエーテボリで開幕するフィギュアスケート世界選手権の女子で２連覇を目指す安藤美姫（トヨタ自動車）は１６日、ショートプログラム（ＳＰ）を昨季使用した交響組曲「シェエラザード」に変更して滑ることを明らかにした。シーズン終盤での曲目変更は異例。

　注目の４回転ジャンプもフリーで挑戦しない意向を示した。女子はＳＰが１９日、フリーが２０日に行われる。

　安藤は今季のＳＰに歌劇「サムソンとデリラ」を使用してきたが「表現しきれていない。（ジャンプなどの）タイミングも合っていなかった」として、２月の四大陸選手権（韓国）後にモロゾフ・コーチと相談して変更を決めた。アレンジを変えた新曲は数日前に届いたばかりだが、１６日の公式練習で披露した安藤は「不安はない。スムーズにタイミングよく滑れる」と前向きだった。

　４回転ジャンプの回避は「入れられる状態ではない」と説明した。四大陸選手権ではシニアの国際競技会で女子初の快挙となる成功を目指して挑んだが、失敗していた。（共同）

参照元：スポーツ報知

和毅、失神ＫＯ勝ち！再起戦控える興毅にエール

ボクシング亀田家三男・和毅（１６）が１５日、遠征先のメキシコで、１８歳のホセ・ラミレスに２回ＲＳＣ（レフェリーストップ・コンテスト）勝ち。右ストレートをさく裂させ相手を失神させた。２９日から始まるアマチュアトーナメント、ホセ・スライマン杯へ向け幸先のいい勝利。「トーナメントは当然、優勝するつもり。この勢いをお兄ちゃんにつなげられると思う」と、２２日に再起戦を控える長男・興毅（２１）＝協栄＝にエールを送った。

参照元：スポーツ報知

朝青、全勝ターン！Ｖへ一直線…大相撲春場所８日目

◆大相撲春場所８日目　○朝青龍（寄り切り）若ノ鵬●（１６日・大阪府立体育会館）　４場所ぶりの復活Ｖを狙う横綱・朝青龍（２７）＝高砂＝が全勝ターンに成功した。初顔合わせの東前頭４枚目・若ノ鵬（１９）＝間垣＝を寄り切って初日から８連勝。「気持ちいいね」と言葉を弾ませた。

　若ノ鵬を破り初顔との連勝を「２８」に伸ばした。「前に大嶽部屋に出げいこに行った時に入門前の若ノ鵬がジャージー姿でいたんだよ。今、こうして対戦しているんだから大したものだ」と目を細めた。横綱に初挑戦した若ノ鵬は「悔しい。横綱は強い」と唇をかんだ。

　平幕で全勝を守っていた栃煌山（２１）＝春日野＝と豊真将（２６）＝錣山＝に土がつき、中日を終えて全勝は朝青龍ただ一人。北の湖理事長は「朝青龍は負けないと思う」と太鼓判を押したが「気にしてない」と無心で２２回目の賜杯を奪うことを強調していた。

参照元：スポーツ報知

ウッズ、ホーガンに並ぶ通算６４勝目…米男子ゴルフ

◆米男子ゴルフツアー　アーノルド・パーマー招待（１６日、米フロリダ州オーランド、ベイヒル・クラブ＝パー７０）　最終ラウンドを行い、首位タイからスタートしたタイガー・ウッズ（米国）が６６をマークし、通算１０アンダー、２７０でこの大会５年ぶり５度目の優勝を果たした。ウッズは出場試合で昨秋から５連勝となり、ツアー通算６４勝目で歴代３位のベン・ホーガン（米国）に並んだ。

　首位に５人が並ぶ混戦の中、ウッズは２番（パー３）のバーディーで単独首位に立った。その後バート・ブライアント（米国）と通算９アンダーで並んだが、最終１８番（パー４）で約８メートルのバーディーパットを沈め、劇的な勝利を収めた。

　タイガー・ウッズ「この勝利は僕の中で忘れられないものの一つになる。こんなに早くホーガンの記録と並ぶことができるとは夢にも思わなかった」（共同）

参照元：スポーツ報知