Ｖ３へ弾み！「内藤大助物語」１３・６％織田裕二肉薄！

ＷＢＡ、ＷＢＣ世界フライ級ダブルタイトルマッチは３０日、ゴング。都内で２９日、計量が行われ４選手ともに、一発でパスした。ＷＢＣ王者・内藤大助は２８日にＴＢＳテレビ系で放送された「内藤大助物語」が平均１３・６％を記録。同時間帯に放送されたフジテレビ系の織田裕二の主演ドラマ「太陽と海の教室」の１４・４％に肉薄した勢いそのままにＶ３防衛を狙う。ＷＢＡ王者・坂田健史は、勝利で存在をアピールすることを誓った。（視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区）

　空腹がピークに達しているはずの計量直後にもかかわらず、内藤がニヤニヤ…。それもそのはず。自身の自叙伝をドラマ化した「内藤大助物語」が、フジテレビ系の“月９”に肉薄する視聴率をマークしたのだから笑いが止まらない。「大健闘でしょ？　うれしいなあ。リアルだったし、これで負けられなくなったね」と自らに重圧をかけた。

　最高の景気づけになった。「内藤―」は試合も放送するＴＢＳテレビ系で午後９時から２時間にわたり放送。強力な裏番組を相手にしての大健闘だった。フジテレビ系では午後９時からは織田裕二主演ドラマ、１０時からは１８・２％を記録した「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」といずれも人気番組が相手だった。

　いじめられっ子から、はい上がる内藤の生き様が予想外に支持された形となり「やればできるところを見せないとね。いじめられている子にいい影響を与えられるように、面白い試合をして勝ちたい」と意気込んだ。

　調整はこれまでにないほど順調だ。武器であるスピードはさらに増し、変則スタイルから繰り出す“見えないパンチ”にも磨きがかかった。正統派スタイルのイケメン挑戦者・清水を迎撃する準備は万全。「やってきたことを出すだけ。いじめられっ子に勇気を与えますよ」。ボクシング界きっての視聴率男が、新人王獲得で終わったドラマの続編をリングで披露する。

参照元：スポーツ報知