魁皇が１８度目の休場、史上ワーストタイ１２度目かど番

大相撲の西大関・魁皇（３６）＝本名古賀博之、福岡県出身、友綱部屋＝が九州場所４日目の１２日、「右下腿（かたい）三頭筋筋挫傷、左上腕三頭筋筋挫傷で約４週間の安静加療を要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。魁皇の休場は昨年秋場所以来、通算１８度目。４日目の対戦相手、琴奨菊は不戦勝。来年１月の初場所は千代大海と並ぶ史上最多の１２度目のかど番となる。

　魁皇は師匠の友綱親方（元関脇・魁輝）と進退問題について話し合ったが、現役続行に強い意思を示したという。同親方は「ここまで一生懸命やってきたんだから、彼の気持ちをくんでやるのも一つだ」と話し、来場所に力士生命をかけることになった。

　魁皇は３日目（１１日）の若の里戦で左上腕を負傷し、２敗目を喫した。場所前のけいこでは右ふくらはぎの肉離れを起こしたが、史上２位タイの大関在位５０場所目となった地元開催場所に強行出場していた。

　友綱親方（元関脇・魁輝）「進退のことも含めてどうだ？　と聞いたら、「このままじゃ納得できない。まだできます」と強い意思を示した。本人の熱意がまだあると判断した。来場所は厳しくなるが、今から治療していけば十分間に合う」

参照元：スポーツ報知