長谷川Ｖ８戦でラスベガス進出

　ラスベガス挑戦はＶ８戦―。５月にも６度目の防衛戦を控えるプロボクシングＷＢＣ世界バンタム級王者の長谷川穂積（２７）＝真正＝が、国内で２度タイトルを防衛した後、米進出の青写真を描いていることが６日、分かった。

　この日、愛媛・宇和島市内で合宿中の山下正人会長（４５）は「８度目はアメリカ。（相手の）名前もこだわって、できればタイトル戦にしたい」と明言。さらに同会長は「次の２試合は長谷川のボクシングを確立させたい」と話し、年内は国内に重点を置いて、約１年後に異国でのビッグマッチを目指す方針だ。

　３日からの合宿で、１日２０キロ以上の走り込みをしている。「年齢に合わせて無理をしない調整法を見つけたい」と今回のロードワークでは初めてＧＰＳ（全地球測位システム）で距離や速度が測れる時計を着用。今後も体調管理に役立てる。「やっぱりいい試合をしないと。次はＫＯを狙うくらいで、バンバン行きますよ」日本のエースは焦らず、爆発の瞬間を待っている。

参照元：スポーツ報知