遼ちゃん、松坂のスイングに触発された…プロ・アマチャリティーゴルフで競演

今年のスポーツ界で華々しい活躍を見せた２人が夢の競演を果たした。レッドソックスの松坂大輔投手（２７）と男子ゴルフの石川遼（１６）＝杉並学院高１年＝が１８日、千葉・東千葉カントリー倶楽部で行われた第９回ＧＭＡプロ・アマチャリティーゴルフに同組でプレーした。

　初めて目の当たりにした松坂の姿。石川は「あれだけのスイングスピードがあるのに（体の軸が）ぶれない。背筋が強いと思った」と、世界の舞台で戦う男の鍛え上げられた筋力のすごさを痛感させられた。

　将来海外で活躍することを目指し、今オフは体力アップが目標だ。それだけに松坂から学んだ３か条は大きな収穫で、父・勝美さん（５１）は「トップの筋力がこういうものと分かって刺激になったと思う」。これまでトレーニングの方向性が明確でない部分があったが、松坂の存在が後押しになりそうだ。

　初めて同組でプレーした大ベテランの尾崎将司からは「飛ばす能力がある。あと１０センチ身長を伸ばしてもらいたい」とオフの間に１８０センチ超えの“宿題”を出された。思わぬ難題に「ジャンボさんに引っ張って伸ばしてもらうしかないですね」と苦笑いだったが、２人のトッププロから得たノウハウは確実に１６歳の心に響いた。

　◆ジャンボ会心も…遼こすって同距離　遼のパワフルショットに尾崎将も驚きを隠せなかった。スタートの１番では、石川はともにフェアウエーをとらえた松坂をオーバードライブしてみせた。「（自分の）会心と（石川の）こすった当たりが同じくらいだった」と“元祖飛ばし屋”もティーショットでは石川にほとんどリードを許してお手上げ。それでも７３と同組の中でトップ。まだまだジャンボも健在だった。

参照元：スポーツ報知