藍＆桃子に「アニカの３か条」…女子ゴルフ

　今季限りでの引退を表明しているアニカ・ソレンスタム（３８）＝スウェーデン＝が２８日、「楽天スキンズゲーム」（兵庫・六甲国際ＧＣ）で“日本最終戦”に臨んだ。世界通算８８勝（うち米ツアー７２勝）を誇る女王は、同ゲームで対戦した宮里藍（２３）＝サントリー＝、上田桃子（２２）＝ソニー＝に“必勝３か条”を伝授した。

　ホールアウト後にポーラ・クリーマー（２２）＝米国＝も加えて出場４選手が出席した会見。「どうすればあなたのように勝てる選手になるのか」という報道陣の質問に、アニカは「我慢すること」「ゲームを楽しむこと」「モチベーションを維持すること」と説明した。

　「１つ１つのチャンスを大事にすれば結果はついてくる。８８勝は毎日一生懸命練習したからよ」極めて基本的なことだが、それこそが最も大事だと伝えたかった。日米両ツアーの共催で２週後に行われるミズノクラシックには出場しないため、ホールごとに賞金をかけて争うこの日が、日本での現役最終戦となった。

　尊敬する女王からの金言に藍は「影響を受けた選手だから、その存在は大きい。将来的には彼女のような立場になりたいです」とキッパリ。桃子も「すべてのショットが勉強になりました」と目を輝かせた。米ツアー優勝を目指す２人にとって、アニカの教えは最高の宝物になった。

参照元：スポーツ報知