桃子ルーキー１番人気！藍以来の公式会見

【カフク（米ハワイ州）１１日】米女子プロゴルフツアーは、１４日から当地のタートルベイ・リゾートで行われるＳＢＳオープンで０８年シーズンが開幕する。今季から本格参戦する上田桃子（２１）＝ソニー＝に、１２日に公式会見が設定された。

　日本からのテレビ２局を含む約２０人の報道陣が訪れる注目の中、１１日は初の練習ラウンド。その桃子に３０人のルーキーの中で“ＮＯ１”待遇が用意された。新人選手が開幕戦前に公式会見に呼ばれるのは、新人としては一昨年の宮里藍（２２）＝サントリー＝以来。今大会ただ一人だ。

　昨年１１月の日米共催のミズノクラシックで優勝し、米ツアーのシード権を獲得。実績を評価しての会見設定といえる。インの９ホールを回ったが、記念すべき第１打は１０番の右の池へ。「難しい～」と言いながらも、そのほかは無難にこなし、日本とは違うティフトン芝のラフを入念にチェック。ラウンド後は約１時間パット練習。近くにいたアンジェラ・パク（ブラジル）やパット・ハースト（米国）のストロークを観察した。

 
１７番、バンカー越えにグリーンを狙う上田　コース近くのコンドミニアムを借り、母・八重子さん（５８）やマネジメント担当者ら７人の「チーム桃子」が共同生活を送る。「料理もみんな交代でやりながら楽しくやってますよ」と関係者。６日のハワイ入り後数日は連日３～４時間しか眠れなかったが、前夜は８時間熟睡し体調も万全だ。「不安より楽しみの方が大きい。早く（試合で）コースを回りたいですね」当初の目標より１年早まった米ツアー参戦。日本ツアー最年少賞金女王の実力を開幕戦から見せる。

　◆藍は終日静養　○…米ツアー３年目を迎える宮里藍はコースに姿を見せず休養に努めた。この日朝、オーストラリアから成田経由でハワイに入ったが、大会出場の手続きを行っただけで練習は行わなかった。藍のマネジャーは「過去２年もプレーしているコースなので、今日は移動日ということで体を休めました」と説明した。

参照元：スポーツ報知