桃子ぶっつけ 練習ラウンド一切やらない…２１日からフィールズＯＰ

【カポレイ（米ハワイ州）１８日】上田桃子（２１）＝ソニー＝が１８日、練習ラウンドを一切行わずに米女子プロゴルフツアーの今季第２戦、フィールズ・オープン（２１～２３日、コオリナＧＣ）へ臨むことを決めた。２０日にもプロアマ戦があるためで、１９日は軽い練習だけの予定。前週予選落ちの宮里藍（２２）＝サントリー＝はコーチの父・優さん（６１）からパットを修正され、雪辱に手応えを得た。

　米ツアー本格参戦２戦目へ、桃子が異例の調整法で挑む。この日のプロアマ戦後、「明日は少し練習に来るだけです。メリハリをつけたいので、残りの時間はオフにします」と話した。今大会はプロアマ戦が２回あるため、公式練習日は１９日だけ。普段は大会直前に必ず１～２回ラウンドするが、キャンセルするのには理由があった。

　この日、竹野健太郎トレーナー（２３）が合流。今後すべての米ツアーに帯同するかは未定だが、２週後のＨＳＢＣ女子選手権（２８日～３月２日・シンガポール）までは体のケアを担当する。優勝争いを演じた前週のＳＢＳオープンでたまった疲れを取ることと、新たなパートナーとのコンビ熟成を優先させるのが目的だ。

　しかも今大会は０６、０７年に続く３度目の出場で、コースを熟知。「知っているのは有利。チャンスが来たら先週のリベンジが出来るようにしたいですね」２０日には２戦連続で公式会見が設定されるなど、早くも米ツアーの主力選手として認められた。この日も恒例の“ナイターパット練習”で終了。自己流調整でも、やるべきことはやっている。

　◆宮里　父と３時間パット修正　プロアマ戦には出場せず、父・優さんの見守る中、３時間の練習を行った。パッティングで右手に力が入りすぎてバックスイングでフェースが開いていた点などを修正した。ショットは好調なだけに「パッティング以外は何もありませんでした」とホッとした表情。優さんも「距離も出ているし、ショットはいい状態」と満足そうだった。

参照元：スポーツ報知