新井田“過去最小”挑戦者倒してＶ７だ…３・１ＷＢＡ世界ミニマム級王座戦

◆報知新聞社後援ダイナミックグローブ　ＷＢＡ世界ミニマム級（４７・６キロ以下）タイトルマッチ１２回戦　王者・新井田豊ＶＳ同級１３位ホセ・ルイス・バレラ（３月１日・後楽園ホール）　王者・新井田が世界戦では“過去最小”の挑戦者に、上から下から強烈パンチをたたき込む。予備検診が２７日、都内で行われ、挑戦者のバレラが１５４・７センチと自分より２・１センチも低いことが判明。王者は「普段、使わないパンチが有効になるかもしれませんね」と、打ち下ろすストレートと磨きをかけたアッパーで仕留めることを宣言した。

　相手の予想以上の身長の低さにも、新井田は冷静だった。「こんなに（相手が）小さいのは初めてかもしれませんね。でも関係ないですよ」と余裕。カギを握るのは打ち下ろす右と突き上げる右。自分より身長の低いメキシコ人のスパーリングパートナーを呼んでいたことで、対策も万全だ。「頭を低くしてくるだろうから、右ストレートが有効でしょうね」その姿は、すでにＫＯシーンを思い描いているかのようだった。

　Ｖ７戦へ向け、右アッパーに磨きをかけてきた。そのコンビネーションをさく裂させる。「コンパクトに攻めていきたいですね」上から下からジワジワと、挑戦者を窮地に追いやる。

参照元：スポーツ報知