愛ちゃん日本３連勝！オランダのエース粉砕…世界卓球

◆卓球　世界選手権団体戦第２日（２５日、中国・広州）　女子１次リーグＤ組で前回、銅メダルの日本はチェコを３―１、オランダを３―０で退け、３連勝。決勝トーナメント進出へ大きく前進した。エースで世界ランク９位の福原愛（１９）＝ＡＮＡ＝が１番手として相手エースを粉砕し、流れを呼び込んだ。２６日、同じく３勝の韓国と１位通過をかけた大一番を迎える。男子の１次リーグＣ組の日本は、フランスに３―１で勝ち、２連勝。全日本王者の水谷隼（１８）＝青森山田高＝ら３人が、いずれも接戦をしぶとくものにした。

　　徹底研究　中国、ロシアからの帰化選手計３人を擁するオランダを、３―０のストレートで退けた。勝ちへの流れを作ったのは、世界１４位の相手エース、リー・ジャオを３―１で下した福原だった。サービスエース、レシーブエースを連発。先手を取って攻め、圧倒した。

　研究の成果が生きている。福原は今月の都内の直前合宿で、対戦が予想されるリーら、相手エース格の選手を映像などで徹底研究。相手の球やプレーのクセなどをつかみ、チェコ戦でも相手の世界ランクトップ・８５位のシュトルビーコバーを、１５分足らずのストレートで下した。福原は「調子は悪くないと思う。思い切っていきました」と充実の笑みを浮かべた。

　２６日はチームランクが日本の１つ下、４位の強敵・韓国戦。エースの好調もあり、近藤欽司・女子監督（６５）は「良い雰囲気」と１次リーグ１位突破に自信を見せた。

参照元：スポーツ報知