坂本“マー君超え”！交流戦で小学校時代のバッテリー対決

　巨人の坂本勇人内野手（１９）が１２日、兵庫県伊丹市内にある昆陽里（こやのさと）小学校時代からのライバル、楽天・田中将大投手（１９）の攻略に意欲を見せ、最低１安打を自らのノルマと課した。

　６月１５日の交流戦、楽天・巨人戦（Ｋスタ）で先発することが有力視される田中とは、少年野球チーム「昆陽里タイガース」で坂本が投手でバッテリーも組んでいた。「向こうも結果を求めてくるだろうし、打ちたいです」とマー君討ちを宣言した。

　坂本はこの日、東京・大手町の球団事務所で、交流戦が始まる５月２０日から８月３１日まで着用する「サマービジターユニホーム」の発表会見にモデル役として登場。「背中がメッシュになっていて軽いし、すごく動きやすい」と絶賛した。体のキレを増してくれる期間限定の秘密兵器を身につけて、幼なじみに真剣勝負を挑むつもりだ。

　リベンジに燃えている。青森・光星学院高時、田中がいた駒大苫小牧（北海道）とは、練習試合で２度対戦。「４打数０安打の惨敗です。四球が１個あったかな」と悔しそうに振り返る若武者は、宝刀スライダーに苦しめられた思い出が鮮明に残っている。「今度は力で押してくるんじゃないですか」と、１５０キロを超える速球を打ち返すシーンを思い描きながら「（ヒットを）１本は打ちたい」と具体的な目標をかかげた。

　「昆陽里タイガース」では坂本がエースで、マー君は捕手だった。それが高校では２年夏に全国制覇した田中が大きな注目を集め、プロ１年目の昨季はパ・リーグの新人王を獲得。今年は「オロナミンＣ」のＣＭで女優・上戸彩との共演まで果たし、「いいなあ」と坂本はうらやましがった。自らのバットで剛球を粉砕し、人気面でも“マー君超え”を狙う。

参照元：スポーツ報知